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三角錐
92.寿命の近い君と永遠を生きる僕
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最愛がもう死んでしまう。僕も一緒に死んでしまいたい。でも死ねない。もう何度この気持ちを味わっただろう。数え切れない。
僕は永遠だ。腕を見てもらったら分かるように僕は機械だ。寿命なんてものは無い。壊れた時が寿命だろう。
「死なないでよ?貴女は。僕はもう・・・置いていかれるのは辛いんだ。」
「ダメよ。私には寿命がある。貴方には無い。それだけよ?貴方が看取った人をずっと、ずっと覚えてられるのは貴方だけなの。」
ハッとする。そうだ。看取った人や昔の人はいつか記憶から消え、覚えている人も居なくなる。そしてそれを覚えて居られるのは自分ただ一人なのだ。
「貴方の声は、貴方の歌は人を笑顔にする。でも貴方がそんな顔をしていては誰も幸せにはなれない。貴方は辛いだろうけど、キツイだろうけど、笑顔で歌って。」
そう・・・言われた。でも・・・・でも!
僕はみんなが消えていくのが辛い。
僕はみんなと話せないのは苦しい。
僕はみんなと逢えないのは悲しい。
あぁ・・・『哀しい』
笑顔で歌える気はしないけど、貴女の想いを無駄にはしたくない。だから僕は静かに悲しく笑うよ。
僕は三角錐ではもう無い。
僕は哀しい三角錐さ。
哀しい笑顔で歌うのさ。
僕の記憶に残る数多の人達のために。
僕は永遠だ。腕を見てもらったら分かるように僕は機械だ。寿命なんてものは無い。壊れた時が寿命だろう。
「死なないでよ?貴女は。僕はもう・・・置いていかれるのは辛いんだ。」
「ダメよ。私には寿命がある。貴方には無い。それだけよ?貴方が看取った人をずっと、ずっと覚えてられるのは貴方だけなの。」
ハッとする。そうだ。看取った人や昔の人はいつか記憶から消え、覚えている人も居なくなる。そしてそれを覚えて居られるのは自分ただ一人なのだ。
「貴方の声は、貴方の歌は人を笑顔にする。でも貴方がそんな顔をしていては誰も幸せにはなれない。貴方は辛いだろうけど、キツイだろうけど、笑顔で歌って。」
そう・・・言われた。でも・・・・でも!
僕はみんなが消えていくのが辛い。
僕はみんなと話せないのは苦しい。
僕はみんなと逢えないのは悲しい。
あぁ・・・『哀しい』
笑顔で歌える気はしないけど、貴女の想いを無駄にはしたくない。だから僕は静かに悲しく笑うよ。
僕は三角錐ではもう無い。
僕は哀しい三角錐さ。
哀しい笑顔で歌うのさ。
僕の記憶に残る数多の人達のために。
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