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領域
最終話、戻った明るき街
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「君も呼べよ!最高のSTAGEだぜ?楽しもうぜ!最高のLASTBOSSだぜ!?こんな時は一生来ないぜ!?今を楽しもうぜ!勇者さん達よぉ!」
「そうか、狂ってるんだな・・・。お前はもう既に・・・取り返しのつかねぇ事になってんだなぁ!壊れた機械は叩いて直さなきゃなぁ!覚悟しろよ、箱兄!」
体勢を低く両手を広げ相手の出方を疑うらい。それとは対象的に、刀を上段に構え、一瞬の隙もない構えを取るart.ぼっくす。風が吹く。その刹那、二人の刀が火花を散らす。
反動で二人が吹っ飛ばされた後、りくとねぐせが攻撃を仕掛ける。援護するように背中側から狐谷と小狼が攻める。そして本好が魔法で援護をする。しかしそれをものともせず、彼はらいへと走る。らいも他の人には目もくれずそこにいる敵に向かって走る。しかし依然、分があるのは自在に身体を操れるart.ぼっくすの方である。力負けしたらいは住宅に激突する。
「ごはぁっ・・・・」
血を吐く。身体が軋む。連戦ということもあり彼の身体はボロボロである。召喚する気力もない。たとえ召喚できたとしても一撃が限度である。一撃で勝てるとは思えない。あるとしたら「朱雀」と「信長」のどちらかだろう。しかし万全のラスボスに渾身の一撃を放ったところでダメージを与えるだけ、倒せる確証はない。だからこそ鍵は俺ではなく、母さん・・・!「描還ノ天」の能力と姉貴の「狂笑ノ狼」のバフを変えてもらえば・・・あとは自分が今、この瞬間で進化すればいい・・・!
「狐谷さん、小狼さん、さくまさん、本好さん、森兄、りく!一分時間をくれ!耐えてくれたら・・・一撃で仕留める!」
「「「「「「「了解!」」」」」」」
「魔王、ねぐ姉!力を貸してくれ!」
作戦はこうだ。art.ぼっくすを他のみんなが止めている間、ねぐせの能力「狂笑ノ狼」のバフ効果を魔王の「描還ノ天」で変質させらいのバフにする。するとらいの身体は止まることのない速さを手に入れる。そしてart.ぼっくす含む周りには『鈍足』のデバフがかかる。これで速さをギリギリまであげて、速度+信長+自分自身の能力で戦う。たったそれだけの事である。チャンスは一回きり。外したら終わり。それを分かっているからこそこの一撃にかけているのである。そして全ての準備が整った。
「全員離れろ!」
「!」
らいが叫ぶと共に、足止めをしていた狐谷達がいっせいに引いてくる。そしてらいが一人歩いて前に出る。そして彼はその能力を使う。
「狂笑ノ狼改め・・・嘲笑緑猫」
能力を解放したらいは走る動く跳ねる。彼の速度が毎秒事に目には追えないスピードになっていく。使って、体感したことのあるねぐせだけがそのスピードについていっていた。
「小賢しい・・・。」
art.ぼっくすは身体を元の170cmほどに戻すと身体を鉄のように硬く固めていく。それは遠目からでも分かるように彼の緑の服は灰色と黒に、変質していく。走ったところで鈍足の能力がかかっているため意味が無い。だからこそじっと待ち、来るところを狙ったのである。そしてらいの身体が耐えきれる最大の速度に達したらいが能力を使う。
「信長。今一度お前の力を俺に貸せ。全ての能力も技も感情もプライドも。この一撃に賭ける!」
「来い!その攻撃を打ち破り、BOSSが強いことを証明してやる!」
それは誰の声だっただろうか。呻き声とは違う、何かを我慢していた声が漏れる。その後、何かが壊れる音と共に、art.ぼっくすが膝を着いた。
「紫伝一刀流。終の太刀《風切之太刀》!」
鞘に刀をしまったあと、らいが倒れる。それと同時に、art.ぼっくすも倒れる。LASTBOSSが居なくなったためか、周りにあった邪気も、黒もその場から消失した。癒雨稚空とart.ぼっくすを拘束したシスターはライセとさくまと教会へと戻り、他のみんなも各々の家へと、愛する人の元へと走って行った。
それから数ヶ月経ってもらいが目を覚ますことはなかった。身体に負荷がかかり過ぎたのだろうとの事。らいが帰ってきた時のことを今か今かと考え、彼が帰ってきた時、この街を護って良かったと、自分はここに居て良いのだと思ってくれるように、沢山の人々が今日も街の復興に精を出す。魔王と街の同盟が正式に発表されたため、ライトの街は魔物も街を行き来している。家が、家族が、友達が、愛する人が無事で帰ってきたこの街の住民は皆笑顔だったという。
一人、誰にも気付かれずにベットから身体を起こした『らい』は窓から外を見たあと、こういった。
「EXTRASTAGEは無くても良いかな?」
今回の騒動全ての元凶はart.ぼっくすでは無い。彼はLASTBOSSだっただけである。一体ゲームマスターはどこに居るのだろうか・・・?
━━━━━━━END━━━━━━━
「そうか、狂ってるんだな・・・。お前はもう既に・・・取り返しのつかねぇ事になってんだなぁ!壊れた機械は叩いて直さなきゃなぁ!覚悟しろよ、箱兄!」
体勢を低く両手を広げ相手の出方を疑うらい。それとは対象的に、刀を上段に構え、一瞬の隙もない構えを取るart.ぼっくす。風が吹く。その刹那、二人の刀が火花を散らす。
反動で二人が吹っ飛ばされた後、りくとねぐせが攻撃を仕掛ける。援護するように背中側から狐谷と小狼が攻める。そして本好が魔法で援護をする。しかしそれをものともせず、彼はらいへと走る。らいも他の人には目もくれずそこにいる敵に向かって走る。しかし依然、分があるのは自在に身体を操れるart.ぼっくすの方である。力負けしたらいは住宅に激突する。
「ごはぁっ・・・・」
血を吐く。身体が軋む。連戦ということもあり彼の身体はボロボロである。召喚する気力もない。たとえ召喚できたとしても一撃が限度である。一撃で勝てるとは思えない。あるとしたら「朱雀」と「信長」のどちらかだろう。しかし万全のラスボスに渾身の一撃を放ったところでダメージを与えるだけ、倒せる確証はない。だからこそ鍵は俺ではなく、母さん・・・!「描還ノ天」の能力と姉貴の「狂笑ノ狼」のバフを変えてもらえば・・・あとは自分が今、この瞬間で進化すればいい・・・!
「狐谷さん、小狼さん、さくまさん、本好さん、森兄、りく!一分時間をくれ!耐えてくれたら・・・一撃で仕留める!」
「「「「「「「了解!」」」」」」」
「魔王、ねぐ姉!力を貸してくれ!」
作戦はこうだ。art.ぼっくすを他のみんなが止めている間、ねぐせの能力「狂笑ノ狼」のバフ効果を魔王の「描還ノ天」で変質させらいのバフにする。するとらいの身体は止まることのない速さを手に入れる。そしてart.ぼっくす含む周りには『鈍足』のデバフがかかる。これで速さをギリギリまであげて、速度+信長+自分自身の能力で戦う。たったそれだけの事である。チャンスは一回きり。外したら終わり。それを分かっているからこそこの一撃にかけているのである。そして全ての準備が整った。
「全員離れろ!」
「!」
らいが叫ぶと共に、足止めをしていた狐谷達がいっせいに引いてくる。そしてらいが一人歩いて前に出る。そして彼はその能力を使う。
「狂笑ノ狼改め・・・嘲笑緑猫」
能力を解放したらいは走る動く跳ねる。彼の速度が毎秒事に目には追えないスピードになっていく。使って、体感したことのあるねぐせだけがそのスピードについていっていた。
「小賢しい・・・。」
art.ぼっくすは身体を元の170cmほどに戻すと身体を鉄のように硬く固めていく。それは遠目からでも分かるように彼の緑の服は灰色と黒に、変質していく。走ったところで鈍足の能力がかかっているため意味が無い。だからこそじっと待ち、来るところを狙ったのである。そしてらいの身体が耐えきれる最大の速度に達したらいが能力を使う。
「信長。今一度お前の力を俺に貸せ。全ての能力も技も感情もプライドも。この一撃に賭ける!」
「来い!その攻撃を打ち破り、BOSSが強いことを証明してやる!」
それは誰の声だっただろうか。呻き声とは違う、何かを我慢していた声が漏れる。その後、何かが壊れる音と共に、art.ぼっくすが膝を着いた。
「紫伝一刀流。終の太刀《風切之太刀》!」
鞘に刀をしまったあと、らいが倒れる。それと同時に、art.ぼっくすも倒れる。LASTBOSSが居なくなったためか、周りにあった邪気も、黒もその場から消失した。癒雨稚空とart.ぼっくすを拘束したシスターはライセとさくまと教会へと戻り、他のみんなも各々の家へと、愛する人の元へと走って行った。
それから数ヶ月経ってもらいが目を覚ますことはなかった。身体に負荷がかかり過ぎたのだろうとの事。らいが帰ってきた時のことを今か今かと考え、彼が帰ってきた時、この街を護って良かったと、自分はここに居て良いのだと思ってくれるように、沢山の人々が今日も街の復興に精を出す。魔王と街の同盟が正式に発表されたため、ライトの街は魔物も街を行き来している。家が、家族が、友達が、愛する人が無事で帰ってきたこの街の住民は皆笑顔だったという。
一人、誰にも気付かれずにベットから身体を起こした『らい』は窓から外を見たあと、こういった。
「EXTRASTAGEは無くても良いかな?」
今回の騒動全ての元凶はart.ぼっくすでは無い。彼はLASTBOSSだっただけである。一体ゲームマスターはどこに居るのだろうか・・・?
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