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「3メートル?」
「はい」
ピンッと来ないのか、次の言葉を待っているように感じた。
だから俺は魔法の説明をする。
「俺の魔法3mは、俺から3mの距離に空間的干渉が行える力です。簡単に言えば、射程距離が3m伸びます」
「それだけ?」
フィリアがフェルベルトよりも先に声を出す。
それだけ⋯⋯か。
懐かしい反応だ。
「そうそれだけ⋯⋯だと俺も思っていましたが、仲間達が使い方を考えてくれたんです」
俺はフェルベルトに魔法の発動許可を貰う。
実演した方がこの魔法は分かりやすいから。
「この魔法にはいくつか使い方があります。まず、範囲内ならいくらでも干渉が可能です。例えば同時攻撃など」
俺はその場で拳を握り、軽く手首を動かす。
「3m」
コンっと全方位から壁を叩く音が鳴る。
「これが俺の3mの基本的な使い方になります」
「成程。後ろにいる敵にも攻撃出来る。使い方次第では便利そうだね」
「はい。ですが真骨頂は他にあります。刃物と切れる物を用意して頂けませんか?」
「良いだろう。誰か、剣を渡してくれ。紙はここにある使い道の無くなったこれで」
なにかの依頼書だろう。
切って良いなら切る。
俺は剣を受け取り、斜め前にいるフィリアに紙を持って貰う。
「3m」
軽く剣を縦に振るうと、フィリアの持っている紙が斜めに切れる。
「嘘っ」
「この魔法は直線上じゃなくても干渉が可能です。肉弾戦なら回避しても相手に攻撃を与えられます」
「カグラはバッシュを魔法を使わず素手で捕縛しました。私の意見ですが、鬼に金棒、と言えると思います」
フィリアは俺が魔法を使わずにバッシュを捕まえた事を思い出したのか、付け足して言ってくれる。
俺の切り札は言わないが、もう1つ大切な事は伝えておこう。
「それと」
「待ってくれ」
俺が次に言おうとした事をフェルベルトが遮る。
「流石に言い過ぎじゃないか? あまり手札を曝け出すのは感心しない」
優しい人だな。
「恩師は言いました。信じて欲しいならまずは自分が信じろと。貴方達は俺の敵ではありません。なので問題無いです」
それに切り札は言わないつもりだしな。
俺は片手を前に出して説明する。
「この力の最も危険な使い方があります」
「最も?」
「はい。この空間的干渉は相手の体の中に直接干渉出来る、と言う点です」
ピンと来てない人もいるが、フェルベルトは息を飲んだ。彼は気づいたらしい。
「分かりやすく言います。⋯⋯俺はこの魔法で相手の心臓などを直接握り潰せます」
ザワっと広がる緊張感。
警戒心が高まる中、フェルベルトが片手を上げると皆が落ち着く。
それだけで彼に向けられる仲間の信頼度が分かる。
「ただ、魔法抵抗力が高いと出来ません。フィリアには全く通じないと思います」
「その技は実用的じゃないって事かな?」
「仰る通り。さらに戦闘中は通じるとしても中々使えません。この魔法は扱いが難しいのです。正確に干渉するイメージ、座標、さらに干渉してる範囲は全て感覚があるので入って来る情報力が多い。それらの処理能力も求められます」
例えば握り潰す動作で干渉したいなら、その場所を正確に意識してどのように干渉しているのかのイメージをする必要がある。この2つは戦闘中で行うのはかなり難しい。
しかも、魔法を使った瞬間範囲内の触る感覚情報が入って来る。
魔法を使っている間、これら全てが常に脳内に入って来るため、処理能力が低いと情報量の多さに脳が焼ける。
だから、もしも3mの魔法石を用意して欲しいと言われても断る。
下手に扱われると使用者や周りに多大な迷惑を及ぼす。
さて、フェルベルトはどう出るか。
「なるほど。魔法の力は分かった。だけど、それが一体どれ程の強さかは分からない。どうだろう。ここは一度、誰かを攻撃してみてくれないか? もちろん、怪我させない範囲でね」
「マスター!?」
フィリアが声を荒らげる。
この人はとことん俺の力を知りたいようだな。
言葉だけの情報では足りない⋯⋯と言う事か。
「もちろん、抵抗は許可させて貰うよ」
「理解しました。それでギルドに入れて貰えるのなら」
フィリアを除いた周囲の人全員が臨戦態勢になる。
「それでは、スタート!」
俺は2歩進みながら片手を前に強く押し出す。
フェルベルトは俺の力を知りたい。なら、俺はそれに全力で答える。
だから狙うは⋯⋯。
「3m!」
天井、両サイドの壁、さっきまで立っていたとこの床から1人づつ悲鳴をあげながら飛び出て来る。
これにより、俺に攻撃の姿勢を見せていた他のメンバーが止まる。
「これで良いですか?」
「⋯⋯合格だよ」
フィリアの横に立っていたら、床の奴は背後から攻撃が出来ていただろう。
だから俺はファリアの横に立たなかった。
この部屋を見た瞬間から違和感は感じており、3mを発動させてから完璧に把握していた。
フェルベルトはこの結果を望んでいたはずだ。
「もしもどこかのスパイか悪意を持って近づいて来る者ならば容赦はしなかった。しかし、君は敵意も無く全く嘘はつかず答えてくれた」
フェルベルトは嬉しそうに書類に筆を走らせる。
「A級のフィリアからの推薦、バッシュ逮捕の功績。伏兵を見抜く力から考えて⋯⋯」
フェルベルトはバッと俺の前に紙を突き出す。
「特例でC級からのスタートとして我がギルド、フィストリアに迎え入れる。どうかな?」
「信じられる人と仕事が出来るならありがたい限りです。これからよろしくお願いします」
俺はその紙を受け取り、自分の名前を書いた。
こうして俺は追放されたその日に新たな居場所を手に入れた。
「フィリア」
「何?」
「C級ってどんくらいなんだ? A級はエリートなんだろ?」
「そうね⋯⋯ある程度使える人ってところだね」
「そうか」
追放された身分を考えれば十分高評価だな。
「それじゃフィリアくん、しばらくカグラくんと行動して色々と教えてあげてね」
「連れて来たのは私ですからね。お任せ下さい。⋯⋯と、言う事で教育係の私がしばらく面倒を見てあげる。敬意を持ってね」
「理解した」
「⋯⋯納得はしないの?」
俺は今居るギルドメンバー全員に紹介された。
「それじゃ、賞金の受け取りに行こっか」
「ああ」
ブーゲンビリアの事は忘れられない。
あそこは俺の人生そのものだった。一生そこに居るのだろうと思っていた。
ブーゲンビリアに対する裏切り⋯⋯そう考えずにはいられなかった。
賞金を受け取り、その八割である80万ルークを俺が受け取った。
俺は金袋を取り出して、そこにしまう⋯⋯はずだった。
「⋯⋯あんた、お金も置いて来たの?」
「俺は思っていた以上にショックを受けていたようだな」
「こんな大金一度に運びたくない⋯⋯身分証があるなら商業ギルドで預かって貰おうか。一部は手持ちにしてさ」
「そうする」
「フフ。手のかかる後輩が出来たものね」
そう言いながらもちゃんと面倒を見てくれた。
俺は6万ルークを手持ちにして、残りは預ける事にした。
3ヶ月ギルドに所属しないと寮は使えないらしいので、しばらくは宿暮らしだ。
「必要な物とかも今のうちに買っておこうか」
「ああ。そうする」
「それが終わったらどうする? この国をあんまり知らないなら案内するよ」
「いや。早く今の職場に馴染みたい。だから仕事したい」
「了解。傭兵に依頼って中々来ないけど⋯⋯ちょっとギルドに寄って探して見ようか」
今はまだ目標も何も無い俺。
だからまずは今の仕事を真面目にやろうと思う。
金も無く放浪者だった俺を拾ってくれたフィリアの恩に感謝して。
受けた恩は数倍で返せ⋯⋯恩師からの言葉。
さて、俺はどれくらい頑張ればフィリアへ恩返しが出来るだろうか。
ギルドの掲示板を眺めていたフィリアが1枚の紙を取る。
「依頼者の要求階級がB、私がいれば問題ないしこれにしよっか」
「俺は元傭兵じゃない。素人だ。大丈夫か?」
「大丈夫よ。何かあっても私がカバーしてあげるから」
「理解した」
「頼りにしてね」
「理解した」
「納得はしないのね」
こうして俺は教育係であるフィリアと共に初仕事へ出掛けた。
「はい」
ピンッと来ないのか、次の言葉を待っているように感じた。
だから俺は魔法の説明をする。
「俺の魔法3mは、俺から3mの距離に空間的干渉が行える力です。簡単に言えば、射程距離が3m伸びます」
「それだけ?」
フィリアがフェルベルトよりも先に声を出す。
それだけ⋯⋯か。
懐かしい反応だ。
「そうそれだけ⋯⋯だと俺も思っていましたが、仲間達が使い方を考えてくれたんです」
俺はフェルベルトに魔法の発動許可を貰う。
実演した方がこの魔法は分かりやすいから。
「この魔法にはいくつか使い方があります。まず、範囲内ならいくらでも干渉が可能です。例えば同時攻撃など」
俺はその場で拳を握り、軽く手首を動かす。
「3m」
コンっと全方位から壁を叩く音が鳴る。
「これが俺の3mの基本的な使い方になります」
「成程。後ろにいる敵にも攻撃出来る。使い方次第では便利そうだね」
「はい。ですが真骨頂は他にあります。刃物と切れる物を用意して頂けませんか?」
「良いだろう。誰か、剣を渡してくれ。紙はここにある使い道の無くなったこれで」
なにかの依頼書だろう。
切って良いなら切る。
俺は剣を受け取り、斜め前にいるフィリアに紙を持って貰う。
「3m」
軽く剣を縦に振るうと、フィリアの持っている紙が斜めに切れる。
「嘘っ」
「この魔法は直線上じゃなくても干渉が可能です。肉弾戦なら回避しても相手に攻撃を与えられます」
「カグラはバッシュを魔法を使わず素手で捕縛しました。私の意見ですが、鬼に金棒、と言えると思います」
フィリアは俺が魔法を使わずにバッシュを捕まえた事を思い出したのか、付け足して言ってくれる。
俺の切り札は言わないが、もう1つ大切な事は伝えておこう。
「それと」
「待ってくれ」
俺が次に言おうとした事をフェルベルトが遮る。
「流石に言い過ぎじゃないか? あまり手札を曝け出すのは感心しない」
優しい人だな。
「恩師は言いました。信じて欲しいならまずは自分が信じろと。貴方達は俺の敵ではありません。なので問題無いです」
それに切り札は言わないつもりだしな。
俺は片手を前に出して説明する。
「この力の最も危険な使い方があります」
「最も?」
「はい。この空間的干渉は相手の体の中に直接干渉出来る、と言う点です」
ピンと来てない人もいるが、フェルベルトは息を飲んだ。彼は気づいたらしい。
「分かりやすく言います。⋯⋯俺はこの魔法で相手の心臓などを直接握り潰せます」
ザワっと広がる緊張感。
警戒心が高まる中、フェルベルトが片手を上げると皆が落ち着く。
それだけで彼に向けられる仲間の信頼度が分かる。
「ただ、魔法抵抗力が高いと出来ません。フィリアには全く通じないと思います」
「その技は実用的じゃないって事かな?」
「仰る通り。さらに戦闘中は通じるとしても中々使えません。この魔法は扱いが難しいのです。正確に干渉するイメージ、座標、さらに干渉してる範囲は全て感覚があるので入って来る情報力が多い。それらの処理能力も求められます」
例えば握り潰す動作で干渉したいなら、その場所を正確に意識してどのように干渉しているのかのイメージをする必要がある。この2つは戦闘中で行うのはかなり難しい。
しかも、魔法を使った瞬間範囲内の触る感覚情報が入って来る。
魔法を使っている間、これら全てが常に脳内に入って来るため、処理能力が低いと情報量の多さに脳が焼ける。
だから、もしも3mの魔法石を用意して欲しいと言われても断る。
下手に扱われると使用者や周りに多大な迷惑を及ぼす。
さて、フェルベルトはどう出るか。
「なるほど。魔法の力は分かった。だけど、それが一体どれ程の強さかは分からない。どうだろう。ここは一度、誰かを攻撃してみてくれないか? もちろん、怪我させない範囲でね」
「マスター!?」
フィリアが声を荒らげる。
この人はとことん俺の力を知りたいようだな。
言葉だけの情報では足りない⋯⋯と言う事か。
「もちろん、抵抗は許可させて貰うよ」
「理解しました。それでギルドに入れて貰えるのなら」
フィリアを除いた周囲の人全員が臨戦態勢になる。
「それでは、スタート!」
俺は2歩進みながら片手を前に強く押し出す。
フェルベルトは俺の力を知りたい。なら、俺はそれに全力で答える。
だから狙うは⋯⋯。
「3m!」
天井、両サイドの壁、さっきまで立っていたとこの床から1人づつ悲鳴をあげながら飛び出て来る。
これにより、俺に攻撃の姿勢を見せていた他のメンバーが止まる。
「これで良いですか?」
「⋯⋯合格だよ」
フィリアの横に立っていたら、床の奴は背後から攻撃が出来ていただろう。
だから俺はファリアの横に立たなかった。
この部屋を見た瞬間から違和感は感じており、3mを発動させてから完璧に把握していた。
フェルベルトはこの結果を望んでいたはずだ。
「もしもどこかのスパイか悪意を持って近づいて来る者ならば容赦はしなかった。しかし、君は敵意も無く全く嘘はつかず答えてくれた」
フェルベルトは嬉しそうに書類に筆を走らせる。
「A級のフィリアからの推薦、バッシュ逮捕の功績。伏兵を見抜く力から考えて⋯⋯」
フェルベルトはバッと俺の前に紙を突き出す。
「特例でC級からのスタートとして我がギルド、フィストリアに迎え入れる。どうかな?」
「信じられる人と仕事が出来るならありがたい限りです。これからよろしくお願いします」
俺はその紙を受け取り、自分の名前を書いた。
こうして俺は追放されたその日に新たな居場所を手に入れた。
「フィリア」
「何?」
「C級ってどんくらいなんだ? A級はエリートなんだろ?」
「そうね⋯⋯ある程度使える人ってところだね」
「そうか」
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「連れて来たのは私ですからね。お任せ下さい。⋯⋯と、言う事で教育係の私がしばらく面倒を見てあげる。敬意を持ってね」
「理解した」
「⋯⋯納得はしないの?」
俺は今居るギルドメンバー全員に紹介された。
「それじゃ、賞金の受け取りに行こっか」
「ああ」
ブーゲンビリアの事は忘れられない。
あそこは俺の人生そのものだった。一生そこに居るのだろうと思っていた。
ブーゲンビリアに対する裏切り⋯⋯そう考えずにはいられなかった。
賞金を受け取り、その八割である80万ルークを俺が受け取った。
俺は金袋を取り出して、そこにしまう⋯⋯はずだった。
「⋯⋯あんた、お金も置いて来たの?」
「俺は思っていた以上にショックを受けていたようだな」
「こんな大金一度に運びたくない⋯⋯身分証があるなら商業ギルドで預かって貰おうか。一部は手持ちにしてさ」
「そうする」
「フフ。手のかかる後輩が出来たものね」
そう言いながらもちゃんと面倒を見てくれた。
俺は6万ルークを手持ちにして、残りは預ける事にした。
3ヶ月ギルドに所属しないと寮は使えないらしいので、しばらくは宿暮らしだ。
「必要な物とかも今のうちに買っておこうか」
「ああ。そうする」
「それが終わったらどうする? この国をあんまり知らないなら案内するよ」
「いや。早く今の職場に馴染みたい。だから仕事したい」
「了解。傭兵に依頼って中々来ないけど⋯⋯ちょっとギルドに寄って探して見ようか」
今はまだ目標も何も無い俺。
だからまずは今の仕事を真面目にやろうと思う。
金も無く放浪者だった俺を拾ってくれたフィリアの恩に感謝して。
受けた恩は数倍で返せ⋯⋯恩師からの言葉。
さて、俺はどれくらい頑張ればフィリアへ恩返しが出来るだろうか。
ギルドの掲示板を眺めていたフィリアが1枚の紙を取る。
「依頼者の要求階級がB、私がいれば問題ないしこれにしよっか」
「俺は元傭兵じゃない。素人だ。大丈夫か?」
「大丈夫よ。何かあっても私がカバーしてあげるから」
「理解した」
「頼りにしてね」
「理解した」
「納得はしないのね」
こうして俺は教育係であるフィリアと共に初仕事へ出掛けた。
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