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物理系魔法少女、指名依頼を受ける
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「少し寄って行かない?」
紗奈ちゃんがそう言い指先を向けるのはアクセサリーショップだった。
この後はただ家に帰るだけなので、問題なく寄る。
煌びやかなか空間に息が詰まりそうになる。
「どらもかわいい~」
俺には分からない感性だ。
高額なモノなら、ヘタな能力の付いたアクセサリーよりも高い。
恐るべし、宝石の力。
ダンジョンができても、貴重な鉱石は貴重なんだな。
「あ、ピアス」
「あれ? 星夜さん。ピアスに興味あるっけ?」
「いーや、無いね。ただ、昔の紗奈ちゃんはピアス着けてたじゃん? 今はその穴も塞がってるけど」
似合ってなぁ。かっこ良かったなぁ。
「あーそれね。『自己修繕』のスキルで小さな傷はすぐに治る。微かな穴でも攻撃だと認定されて、自分の意思だろうが関係なく、自動防衛機能が発動して防ぐ⋯⋯だからイヤリングはできるけど、ピアスはもうできないんだよね」
「そうなんだ。スキルって凄いけど、不便な時もあるんだな」
「そう。⋯⋯でも、星夜さんが選んでくれるなら、着けちゃうよ? なんでもね。なんでも、ね?」
なぜ強調するように二度も言う。
紗奈ちゃんならどんなアクセサリーでも似合うと思う。
今の母性溢れる保育園の先生みたいな紗奈ちゃんはピアスよりもネックレスとかそっち系の方が似合う気がする。
アクセサリーか。
これまでもお世話になってるし、これからもお世話になる予定がある。
プレゼントして何かをあげたい気持ちは十二分にある。
「じゃあ、何か一つ選ぼうかな」
「え、十割冗談で言ったのに⋯⋯」
「紗奈ちゃんは俺にどんなイメージがあるのさ⋯⋯いや、一概に否定もできんな」
「振り返りが早いな⋯⋯」
50万円か⋯⋯貯金の八割を使う事になるな。
それでもピンッと来たのが一つだけあり、目が釘付けになった。
タンザナイトを使用したネックレスだ。
「これにしようかな」
「⋯⋯指輪じゃないの?」
「それはまた次の機会に⋯⋯と言うか、もっと金がある時に」
「そうだね。選んだ理由を聞いても?」
「大前提として紗奈ちゃんに似合う物、それと石言葉だっけ? 希望ってのがあるんだよ」
「私は星夜さんにとっての希望だと?」
「それ以上の存在だけどね」
希望と言う一言では紗奈ちゃんを言い表す事は、俺にはできない。
かと言って言葉や文章にできるほど、俺の語彙力は高くない。
「夕暮れから夜に変わる夜空の色合いに似ていたことから、タンザニアの夜を意味するタンザナイト⋯⋯ね」
紗奈ちゃんがスマホで調べたようだ。タンザニアは採れる場所かな?
「⋯⋯ふふ。買ってくれるの?」
「もちろん」
クレジットで購入した。
店員のニコニコ笑顔が凄く気になったけど、再会した当初の紗奈ちゃんもこんな感じだ。
あの時は気づかなかった。だから名前の欄が既に記載済みな事に恐怖したなぁ。
近場のベンチに座る。
「星夜さん。着けて」
髪を上げて、首を見せて来る。
紗奈ちゃんにあげる、形に残るプレゼント⋯⋯もしかして初めてか?
そんな事無いと過去の自分に問いただしたいな。
着ける。振り返る紗奈ちゃん。
「ありがと。どう、似合ってる?」
「あぁ、すごくね」
グイッと距離を詰めて来る。目がとても近い。
すっげー綺麗。
「どうしたの?」
「いえ。⋯⋯嬉しいけど凄い出費だよ。明日からもガンガンやろうね」
「ああ、もちろん」
「それとさ」
「ん?」
さっき購入したネックレスをいじりながら、改まった様子でこちらを見て来る。
なんだろうか?
「星夜さんって、照れてる?」
「はい?」
「膝枕した時も普通だったし、さっき、き、き、キスしようとした時も平然だったじゃん」
「おい待て後者は全く気づいてないぞ」
「にぶちん。⋯⋯私はめっちゃ恥ずかしくて結局できんかったけどさ。って話逸れた。で、どうなの?」
あ、昔らしさが少しだけ出て来た。
マジで後者の事はされそうな事に気づかなかったけど、未遂なので忘れよう。
本題の話だが、⋯⋯めっちゃ照れてるよ?
「普通に照れるし恥ずかしいし緊張するけど、どうして?」
「いや。頬とか赤くなってないなーって。私と触れても、何とも思わないのかな~って」
「そんな事無いぞ。⋯⋯俺自身は気づいてなかったけど、表情に出にくいのかもしれんな」
「じゃあ、普段きちんと照れてる?」
「それどころか可愛いって連呼してる。動作一つ一つに実況を入れてるよ」
満足したのか、「そっか」と言って切り上げた。
紗奈ちゃんの可愛いが増えた、そう思った。
翌日、今日も待っているとロリ職員が俺の隣に現れている。
ただ、何も言わずに座っている。気まづい。
アオイさん達の方からは連絡は何も来ていない。少しだけ心配だ。
「あ、居なくなってる」
その代わり紗奈ちゃんが受付に⋯⋯なんかめっちゃ不機嫌!
他の受付の人達は避難したかのように一人しか残ってない。むしろ一人残って苦笑いしてる。
恐る恐る受付に行く。
「短時間の間に何があったのさ?」
「⋯⋯私は反対です!」
昨日購入したネックレスをしっかりと装備している紗奈ちゃんの顔は全力で不機嫌だ。
少し拗ねなり怒っているだけなら、頬を膨らませてプイッと顔を背ける可愛いモノなのだが⋯⋯今回は殺意を纏っている。
目がギランとして、鷹のようだ。
とにかく、不機嫌な理由が分からない。
「マジでどうしたの?」
「そもそもおかしいでしょ。適正レベルが違う」
「お、落ち着いて」
ギルド内が凍りつき始めた。
まだ早朝の時間帯だから、人は来てないから良いけど、俺がキツい。
紗奈ちゃんが強く拳を握ると、机が凍る。
本当にやばい。落ち着きがないんだけど。
そんなガチギレしている紗奈ちゃんも可愛いな~とか呑気に考えている暇はマジで無い。
「何があったのか言って。本当に。解決に繋がらないからさ」
「⋯⋯星夜さんに、指名依頼です」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯え?」
紗奈ちゃんがそう言い指先を向けるのはアクセサリーショップだった。
この後はただ家に帰るだけなので、問題なく寄る。
煌びやかなか空間に息が詰まりそうになる。
「どらもかわいい~」
俺には分からない感性だ。
高額なモノなら、ヘタな能力の付いたアクセサリーよりも高い。
恐るべし、宝石の力。
ダンジョンができても、貴重な鉱石は貴重なんだな。
「あ、ピアス」
「あれ? 星夜さん。ピアスに興味あるっけ?」
「いーや、無いね。ただ、昔の紗奈ちゃんはピアス着けてたじゃん? 今はその穴も塞がってるけど」
似合ってなぁ。かっこ良かったなぁ。
「あーそれね。『自己修繕』のスキルで小さな傷はすぐに治る。微かな穴でも攻撃だと認定されて、自分の意思だろうが関係なく、自動防衛機能が発動して防ぐ⋯⋯だからイヤリングはできるけど、ピアスはもうできないんだよね」
「そうなんだ。スキルって凄いけど、不便な時もあるんだな」
「そう。⋯⋯でも、星夜さんが選んでくれるなら、着けちゃうよ? なんでもね。なんでも、ね?」
なぜ強調するように二度も言う。
紗奈ちゃんならどんなアクセサリーでも似合うと思う。
今の母性溢れる保育園の先生みたいな紗奈ちゃんはピアスよりもネックレスとかそっち系の方が似合う気がする。
アクセサリーか。
これまでもお世話になってるし、これからもお世話になる予定がある。
プレゼントして何かをあげたい気持ちは十二分にある。
「じゃあ、何か一つ選ぼうかな」
「え、十割冗談で言ったのに⋯⋯」
「紗奈ちゃんは俺にどんなイメージがあるのさ⋯⋯いや、一概に否定もできんな」
「振り返りが早いな⋯⋯」
50万円か⋯⋯貯金の八割を使う事になるな。
それでもピンッと来たのが一つだけあり、目が釘付けになった。
タンザナイトを使用したネックレスだ。
「これにしようかな」
「⋯⋯指輪じゃないの?」
「それはまた次の機会に⋯⋯と言うか、もっと金がある時に」
「そうだね。選んだ理由を聞いても?」
「大前提として紗奈ちゃんに似合う物、それと石言葉だっけ? 希望ってのがあるんだよ」
「私は星夜さんにとっての希望だと?」
「それ以上の存在だけどね」
希望と言う一言では紗奈ちゃんを言い表す事は、俺にはできない。
かと言って言葉や文章にできるほど、俺の語彙力は高くない。
「夕暮れから夜に変わる夜空の色合いに似ていたことから、タンザニアの夜を意味するタンザナイト⋯⋯ね」
紗奈ちゃんがスマホで調べたようだ。タンザニアは採れる場所かな?
「⋯⋯ふふ。買ってくれるの?」
「もちろん」
クレジットで購入した。
店員のニコニコ笑顔が凄く気になったけど、再会した当初の紗奈ちゃんもこんな感じだ。
あの時は気づかなかった。だから名前の欄が既に記載済みな事に恐怖したなぁ。
近場のベンチに座る。
「星夜さん。着けて」
髪を上げて、首を見せて来る。
紗奈ちゃんにあげる、形に残るプレゼント⋯⋯もしかして初めてか?
そんな事無いと過去の自分に問いただしたいな。
着ける。振り返る紗奈ちゃん。
「ありがと。どう、似合ってる?」
「あぁ、すごくね」
グイッと距離を詰めて来る。目がとても近い。
すっげー綺麗。
「どうしたの?」
「いえ。⋯⋯嬉しいけど凄い出費だよ。明日からもガンガンやろうね」
「ああ、もちろん」
「それとさ」
「ん?」
さっき購入したネックレスをいじりながら、改まった様子でこちらを見て来る。
なんだろうか?
「星夜さんって、照れてる?」
「はい?」
「膝枕した時も普通だったし、さっき、き、き、キスしようとした時も平然だったじゃん」
「おい待て後者は全く気づいてないぞ」
「にぶちん。⋯⋯私はめっちゃ恥ずかしくて結局できんかったけどさ。って話逸れた。で、どうなの?」
あ、昔らしさが少しだけ出て来た。
マジで後者の事はされそうな事に気づかなかったけど、未遂なので忘れよう。
本題の話だが、⋯⋯めっちゃ照れてるよ?
「普通に照れるし恥ずかしいし緊張するけど、どうして?」
「いや。頬とか赤くなってないなーって。私と触れても、何とも思わないのかな~って」
「そんな事無いぞ。⋯⋯俺自身は気づいてなかったけど、表情に出にくいのかもしれんな」
「じゃあ、普段きちんと照れてる?」
「それどころか可愛いって連呼してる。動作一つ一つに実況を入れてるよ」
満足したのか、「そっか」と言って切り上げた。
紗奈ちゃんの可愛いが増えた、そう思った。
翌日、今日も待っているとロリ職員が俺の隣に現れている。
ただ、何も言わずに座っている。気まづい。
アオイさん達の方からは連絡は何も来ていない。少しだけ心配だ。
「あ、居なくなってる」
その代わり紗奈ちゃんが受付に⋯⋯なんかめっちゃ不機嫌!
他の受付の人達は避難したかのように一人しか残ってない。むしろ一人残って苦笑いしてる。
恐る恐る受付に行く。
「短時間の間に何があったのさ?」
「⋯⋯私は反対です!」
昨日購入したネックレスをしっかりと装備している紗奈ちゃんの顔は全力で不機嫌だ。
少し拗ねなり怒っているだけなら、頬を膨らませてプイッと顔を背ける可愛いモノなのだが⋯⋯今回は殺意を纏っている。
目がギランとして、鷹のようだ。
とにかく、不機嫌な理由が分からない。
「マジでどうしたの?」
「そもそもおかしいでしょ。適正レベルが違う」
「お、落ち着いて」
ギルド内が凍りつき始めた。
まだ早朝の時間帯だから、人は来てないから良いけど、俺がキツい。
紗奈ちゃんが強く拳を握ると、机が凍る。
本当にやばい。落ち着きがないんだけど。
そんなガチギレしている紗奈ちゃんも可愛いな~とか呑気に考えている暇はマジで無い。
「何があったのか言って。本当に。解決に繋がらないからさ」
「⋯⋯星夜さんに、指名依頼です」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯え?」
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