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二章 能力専門学校
9話 花蓮目線
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花蓮、私は今迷宮都市の人間がメインに住む階層に住んでいる。
勿論、天音さんの部屋を掃除しているのだが、今は人間の通う学校に通っている。
理由としては、迷宮に馴染んでいる私が内部から迷宮都市の安全性を伝える役割があふから。
そして、本来の目的は別にある。
それが彼女、零さんである。私よりも年上だが、今は同じクラスだ。
この迷宮都市のルールやアビリティに付いては全年齢共有で、後は年齢ごとに分かれての授業だ。
幅広く仲良くなる為らしい。ここに来る人は千差万別。殆どの人が暗い過去や苦しい生活をしていた人達だ。
「花蓮ちゃん。今日デパート行こ」
「はい」
零さんに誘われ、私はそれに賛成する。
そこに二人の姉妹がやって来る。
妹さんの方は私と同年代で、お姉さんの方は零さんと同い年で私よりも年上だ。
妹さんは麻衣ちゃん。お姉さんは亜衣さんだ。
「私達も、一緒に行っていい、ですか?」
「勿論じゃない」
楽しい。年齢はバラバラだけど、こう言う友達っていいよね。
だけど、零ちゃんは政府側らしく、迷宮都市の悪い部分を見つけ出そうとしているらしい。こう見ると、普通に楽しんでいるように感じるけどね。
そして、本来の目的が零ちゃんの監視である。
「花蓮ちゃん、そろそろ私達は行くから、放課後ね」
「はい。亜衣さんもまた」
「うん。麻衣をよろしくね」
人間が通う学校ですが、ここにはモンスターも少し居ます。
子供のモンスター。
ダンジョンエナジーで創られたモンスターが交配し、子供が産まれた。
モンスターは成長が速く、都道府県迷宮の下の方はそのような子供から育ったモンスターが担当している。
◇
放課後になり、零さん達と合流する。
「麻衣、同年代の友達が出来て良かったね」
「お姉ちゃん。何回目なの? お姉ちゃんも零お姉ちゃんって友達居るじゃん」
「え! 私は麻衣ちゃんとも友達のつもりだよ~」
この三人を見ていると、心が暖かく成ってくる。
「花蓮ちゃん、行こ」
「行きましょう」
「行こー花蓮」
麻衣ちゃんだけは私の事を花蓮と呼ぶ。同年代の青春らしくて、結構嬉しい。
デパートに向かっている。
「そう言えば今日は土曜日だね」
「そうだね。あ、管理者さんが来る曜日か」
「そうそう」
「花蓮、なんで管理者は土日に迷宮都市に来るの?」
「なんでだろうね~分かんない!」
ごめんなさい。私は嘘つきである。
真意は分からないけど、迷宮都市の人達と友好的な関係が築きたいらしい。
私達が通っている学校は午前だけあり、火曜日から土曜日まである。
なんでこんな曜日に成ったのか、それは天音さんが月曜日が嫌いだからだ。
だから、曜日がズレている。
「な、なに!」
亜衣さんが叫ぶ。
地面が揺れ、激しい地響きが聞こえる。
影が出来、上を見ると一つ目の巨人が見下げていた。
「い、いや」
「麻衣ちゃん。落ち着いて。大きいだけで優しいお方だよ。サイク様、何用ですか?」
サイク、鍛治巨人族のサイク様は鍛治王の名を貰って、巨人ながら様々な物を作れる。
とても手先が器用で、私も良く見学しに行っている。見てて飽きないのだ。
「いやね。花蓮が私服を求めていると聞いたから、作ったんだ」
「え! サイク様が直々にお作りに成られなくても」
「いやいや。花蓮はむさ苦しい俺らの場所に来てくれる唯一の花だからな。いいんだ。受け取ってくれ」
サイク様は現在天音さんが着ている服や刀、紫蘭をお作りに成った方だ。
ドワーフ等の鍛冶師等、アイテムを作成する人達の頂点。
何が言いたいかと言うと、サイク様が作った物なんて家宝物で、私服と言われてもおいそれと着れる物じゃない。
私服だとしても、かなりの能力を秘めているに決まっている。
「ありがとうございます。大切にします」
「私服だし、きちんと着て欲しい。その服を着て、来てくれると嬉しいよ。作った物は使われている方が嬉しから」
「はい」
「花蓮のお友達さん。怖がらせてすみませんね。それでは」
転移してサイク様は住処に戻った。
身長40メートルはあるサイク様が消えて、光が戻って来た。
「「花蓮ちゃん」」
「花蓮」
「「「凄い」」」
「すぐ慣れますよ」
サイク様は大きいけど、とてもお優しい方です。サイク様よりも大きい方は他にも沢山居る。
一番大きい方は一層のボスである。
「デパート行きましょう」
「そうだね」
私は私服をアイテムポーチと言う有能魔道具にしまう。
デパートに行く道には、ママ友との飲み会を楽しんでいるドラゴンさん達や筋骨隆々のアドベンチャーラーの方とオーガの方が腕相撲している光景がある。
「ここは凄いわね。人間とモンスターがこんな風に共同生活するなんて、考えられないわよ」
「零さん」
「ママとここに来れたら、あのクソ親父の加齢臭も嗅がなくて済むのになぁ」
「零さん!」
何か清々しい顔で呟いている零さんに私は驚いた。
「お姉ちゃん、あの自販機でジュース欲しい!」
「はいはい」
働けない子供には月に二万ダンが支給される。食事等の方はマンションの食堂で無料で食べられる。お金を払うと他にも頼む事が出来る感じ。
かなり揃っているので、お金を払う人はあまり見ないけど。
デパートに着くと、老人さん達が仲良く買い物をしていた。
ご老人の方達は介護がされず、介護施設も一杯で拒否され、阻害されてここに捨てられた方達だ。
元々は車椅子だったご老人達だが、ここでの生活で凄い回復した。とあるおばあさんはご婦人ドラゴンさんとタイマンで卓球をしていた事もある。
「ほんと、色んな人を受け入れてますね」
「そうだね」
零さんの呟きに反応する。
秋様曰く、ここでやっている事はダンジョン的に見たら効率が悪いらしい。
ダンジョンエナジーの回収は負の感情の方が大きいらしく、ここで幸福の感情、そしていずれ慣れが来る。
ダンジョンエナジーの回収が悪く、生成との事を考えると人をダンジョンに住まわせるのは普通はやらないらしい。
だが、この迷宮都市の目的はダンジョンエナジーでは無く『人』らしい。
キュルルル、と可愛らしいお腹の音が麻衣ちゃんから鳴った。
「お恥ずかしいや」
「ふふ。まずはフードコートに行こうか」
私は今、青春を楽しんでいる。
捨てられ、拾われ、メイドとしての仕事を与えられ、今は学生をしている。
◇
デパートの雑貨屋に来ている。
ここでは私の目的がある。
「お、あったあった。夏様のアクリルスタンド!」
これ、今日から発売しているんだよ~。
「良かった。まだ全然残ってる。全部買い占めようかな」
「花蓮ちゃん大人買いは良くないよ!」
「花蓮ってメイドさんの事になると性格変わるよね」
「そうね。麻衣はああ成らないでね」
「成らないよ」
私は秋様、その右腕の春様と左腕の夏様のファンである。
敬愛しており、目標である。
「私は管理者さんの買おうかな」
零さんが手を伸ばしたのは、フードを深く被った天音さんのアクリルスタンドだった。
天音さんの顔などが写っているのはモンスター専用の階層にしか販売してない。
勿論、天音さんの部屋を掃除しているのだが、今は人間の通う学校に通っている。
理由としては、迷宮に馴染んでいる私が内部から迷宮都市の安全性を伝える役割があふから。
そして、本来の目的は別にある。
それが彼女、零さんである。私よりも年上だが、今は同じクラスだ。
この迷宮都市のルールやアビリティに付いては全年齢共有で、後は年齢ごとに分かれての授業だ。
幅広く仲良くなる為らしい。ここに来る人は千差万別。殆どの人が暗い過去や苦しい生活をしていた人達だ。
「花蓮ちゃん。今日デパート行こ」
「はい」
零さんに誘われ、私はそれに賛成する。
そこに二人の姉妹がやって来る。
妹さんの方は私と同年代で、お姉さんの方は零さんと同い年で私よりも年上だ。
妹さんは麻衣ちゃん。お姉さんは亜衣さんだ。
「私達も、一緒に行っていい、ですか?」
「勿論じゃない」
楽しい。年齢はバラバラだけど、こう言う友達っていいよね。
だけど、零ちゃんは政府側らしく、迷宮都市の悪い部分を見つけ出そうとしているらしい。こう見ると、普通に楽しんでいるように感じるけどね。
そして、本来の目的が零ちゃんの監視である。
「花蓮ちゃん、そろそろ私達は行くから、放課後ね」
「はい。亜衣さんもまた」
「うん。麻衣をよろしくね」
人間が通う学校ですが、ここにはモンスターも少し居ます。
子供のモンスター。
ダンジョンエナジーで創られたモンスターが交配し、子供が産まれた。
モンスターは成長が速く、都道府県迷宮の下の方はそのような子供から育ったモンスターが担当している。
◇
放課後になり、零さん達と合流する。
「麻衣、同年代の友達が出来て良かったね」
「お姉ちゃん。何回目なの? お姉ちゃんも零お姉ちゃんって友達居るじゃん」
「え! 私は麻衣ちゃんとも友達のつもりだよ~」
この三人を見ていると、心が暖かく成ってくる。
「花蓮ちゃん、行こ」
「行きましょう」
「行こー花蓮」
麻衣ちゃんだけは私の事を花蓮と呼ぶ。同年代の青春らしくて、結構嬉しい。
デパートに向かっている。
「そう言えば今日は土曜日だね」
「そうだね。あ、管理者さんが来る曜日か」
「そうそう」
「花蓮、なんで管理者は土日に迷宮都市に来るの?」
「なんでだろうね~分かんない!」
ごめんなさい。私は嘘つきである。
真意は分からないけど、迷宮都市の人達と友好的な関係が築きたいらしい。
私達が通っている学校は午前だけあり、火曜日から土曜日まである。
なんでこんな曜日に成ったのか、それは天音さんが月曜日が嫌いだからだ。
だから、曜日がズレている。
「な、なに!」
亜衣さんが叫ぶ。
地面が揺れ、激しい地響きが聞こえる。
影が出来、上を見ると一つ目の巨人が見下げていた。
「い、いや」
「麻衣ちゃん。落ち着いて。大きいだけで優しいお方だよ。サイク様、何用ですか?」
サイク、鍛治巨人族のサイク様は鍛治王の名を貰って、巨人ながら様々な物を作れる。
とても手先が器用で、私も良く見学しに行っている。見てて飽きないのだ。
「いやね。花蓮が私服を求めていると聞いたから、作ったんだ」
「え! サイク様が直々にお作りに成られなくても」
「いやいや。花蓮はむさ苦しい俺らの場所に来てくれる唯一の花だからな。いいんだ。受け取ってくれ」
サイク様は現在天音さんが着ている服や刀、紫蘭をお作りに成った方だ。
ドワーフ等の鍛冶師等、アイテムを作成する人達の頂点。
何が言いたいかと言うと、サイク様が作った物なんて家宝物で、私服と言われてもおいそれと着れる物じゃない。
私服だとしても、かなりの能力を秘めているに決まっている。
「ありがとうございます。大切にします」
「私服だし、きちんと着て欲しい。その服を着て、来てくれると嬉しいよ。作った物は使われている方が嬉しから」
「はい」
「花蓮のお友達さん。怖がらせてすみませんね。それでは」
転移してサイク様は住処に戻った。
身長40メートルはあるサイク様が消えて、光が戻って来た。
「「花蓮ちゃん」」
「花蓮」
「「「凄い」」」
「すぐ慣れますよ」
サイク様は大きいけど、とてもお優しい方です。サイク様よりも大きい方は他にも沢山居る。
一番大きい方は一層のボスである。
「デパート行きましょう」
「そうだね」
私は私服をアイテムポーチと言う有能魔道具にしまう。
デパートに行く道には、ママ友との飲み会を楽しんでいるドラゴンさん達や筋骨隆々のアドベンチャーラーの方とオーガの方が腕相撲している光景がある。
「ここは凄いわね。人間とモンスターがこんな風に共同生活するなんて、考えられないわよ」
「零さん」
「ママとここに来れたら、あのクソ親父の加齢臭も嗅がなくて済むのになぁ」
「零さん!」
何か清々しい顔で呟いている零さんに私は驚いた。
「お姉ちゃん、あの自販機でジュース欲しい!」
「はいはい」
働けない子供には月に二万ダンが支給される。食事等の方はマンションの食堂で無料で食べられる。お金を払うと他にも頼む事が出来る感じ。
かなり揃っているので、お金を払う人はあまり見ないけど。
デパートに着くと、老人さん達が仲良く買い物をしていた。
ご老人の方達は介護がされず、介護施設も一杯で拒否され、阻害されてここに捨てられた方達だ。
元々は車椅子だったご老人達だが、ここでの生活で凄い回復した。とあるおばあさんはご婦人ドラゴンさんとタイマンで卓球をしていた事もある。
「ほんと、色んな人を受け入れてますね」
「そうだね」
零さんの呟きに反応する。
秋様曰く、ここでやっている事はダンジョン的に見たら効率が悪いらしい。
ダンジョンエナジーの回収は負の感情の方が大きいらしく、ここで幸福の感情、そしていずれ慣れが来る。
ダンジョンエナジーの回収が悪く、生成との事を考えると人をダンジョンに住まわせるのは普通はやらないらしい。
だが、この迷宮都市の目的はダンジョンエナジーでは無く『人』らしい。
キュルルル、と可愛らしいお腹の音が麻衣ちゃんから鳴った。
「お恥ずかしいや」
「ふふ。まずはフードコートに行こうか」
私は今、青春を楽しんでいる。
捨てられ、拾われ、メイドとしての仕事を与えられ、今は学生をしている。
◇
デパートの雑貨屋に来ている。
ここでは私の目的がある。
「お、あったあった。夏様のアクリルスタンド!」
これ、今日から発売しているんだよ~。
「良かった。まだ全然残ってる。全部買い占めようかな」
「花蓮ちゃん大人買いは良くないよ!」
「花蓮ってメイドさんの事になると性格変わるよね」
「そうね。麻衣はああ成らないでね」
「成らないよ」
私は秋様、その右腕の春様と左腕の夏様のファンである。
敬愛しており、目標である。
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