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99999!
しおりを挟む店構えも並べられた商品も気品にあふれる大公殿下御用達に、さらさらの青磁の髪をひとつに結わえ、白い衣に身を包んだレォが、とてもよく似合う。
逢えた奇跡に、キーアはぴょこんと跳びあがる。
「はー♡ 尊い──!」
拝みました。
当然の行いです!
青磁の瞳を瞬いたレォが、ちいさく笑う。
「キーアも、買い物?」
名前を呼んでくれるとか、奇跡だよ!
顔も名前もないモブなのに!
「覚えててくれるなんて、うれしい。ありがとうございます、レォさま」
ふわふわ熱い頬で笑ったら、ふいとレォが顔を逸らした。
「……キーアも、俺のこと、覚えてて、くれた」
ちいさな、ちいさな囁きに、ぴょこんとキーアは跳びあがる。
「当たり前です!」
攻略対象だから、とか、かっこいーから、とか、長い髪がきれい、とか、ものすごくいー匂いがする! とか、ぜんぶレォにとっては、言われ慣れ過ぎてて(いや攻略対象は言われ慣れてないと思うけど)いやな気持ちになっちゃうかもしれないから。
「レォさまは、俺に勝ったんですから!」
笑ったら、振り向いたレォの青磁の瞳が、まるくなる。
ふわふわレォのまなじりが、朱く染まる。
「……うん」
長い指がのびて、ごつごつの手が、キーアの指をやさしく握った。
ぴょこんと跳びあがるキーアに、レォがちいさく笑う。
ぎゅ
手をにぎってくれるから
きゅ
にぎりかえしてしまう。
レォと手を繋ぐなんて、隣でさらさら青磁の髪が揺れるなんて、とろけそうにいい匂いにつつまれるなんて、つながる指があったかいなんて、至福すぎる──!
顔も名前もないモブなのに、ごめんなさい……!
あわあわ熱い頬でぱたぱたするキーアに、レォが微笑んで、ヨニとトマがわたわたしてる。
「……き、キーアお坊ちゃま……?」
『伴侶(予定)なネィトがいるから、やばくない……?』
目で合図を送ってくるヨニとトマの気もちは、わかる!
とってもよくわかるけど、レォの手を離すなんて、できないよ──!
あったかい。
やさしい。
いー匂いするー!
きゃ──!
もだもだするキーアに、店員さんは生あたたかい目で微笑んでくれた。
「お客様、本日は何をお求めでしょう?」
ぱちぱち瞬いたキーアは、来店の目的を思い出す。
そうでした。
レォさまのうるわしさを、ほめたたえ、いー匂いをふんふんする会に参加するために来たんじゃなかった。
ルゥイ殿下へのお礼を買いにきたのでした!
「あ、あの、大公殿下のご子息のルゥイ殿下が、おすきなもの、ご愛用のものがあれば、お贈りしたいのです」
告げたキーアの隣が、凍る。
「………………は………………?」
キュアァア──!
冷たい隙間風なんて絶対吹かないお店のなかで、長い青磁の髪が舞いあがる。
ぎゅうううう
握られる手が痛いです!
凍気があふれてるよ、レォ!
「……どういうこと?」
地を這う声に、あわあわしたキーアは、痛い右手とつながるレォの手を、左手でぽふぽふする。
「い、痛い、レォ」
「……あ……ごめ、ん」
さっと力を抜いてくれたレォが、キーアの手を引いた。
キーアのまだ成長途中の身体が、とさりとレォの胸に倒れこむ。
近づく身体にびっくりして、レォの胸に左手をつくキーアを、切れあがる青磁の瞳が見おろした。
「どういう、こと?」
低い声と、つつまれるレォのとろけそうな香りと、近すぎるぬくもりに、どきどきしながら、キーアは口を開く。
「魔法科の入学試験で、布を貸してくださったり、たすけてくださったりしたから、お礼に」
「……お礼……?」
レォの険が、ほどけた。
ちいさなかんばせが、キーアの顔を覗きこむ。
さらさらの青磁の髪が流れて、キーアの頬をくすぐった。
レォの香りが、キーアの胸に、満ちてゆく。
「……お礼、だけ? ……逢いたい、とか、かっこいー、とか……」
『レォさまも、涙がでるほどかっこいーですが!
ルゥイ殿下も、泣くほどかっこよかったです──!』
拳を握って力説してはいけない気がする。
攻略対象の前で、他の攻略対象の容姿とかを褒めるのって、ファンとしてはやったらだめなことな気がする……! たぶん!
「次期大公殿下としてふさわしい、おやさしい方でした」
ほんとのことを言ってみたよ。
微笑んで見あげたら、レォがちいさく笑う。
「よそゆきはね。そっか。お礼に? 今から行くの?」
完璧な微笑みは微塵も揺るがなかったけど、ものすんごい魔力で威圧してくださったけど──
そうか、あれも、よそゆきか!
納得した。
でもルゥイ殿下の、素の激おことかも見てみたいなー!
叱られると泣いちゃうけど!
「……キーア?」
レォの声が低くなって、あわあわキーアは意識を取り戻した。
そうでした、会話中でした!
しかもレォさまと!
「ええと、もし行けたら、ルゥイ殿下にお返しと御礼に行きたいなって。急に面会だなんて、お忙しいので無理だと思うのですが、ご都合のよいご予定を伺えたらと──」
もし今日逢ってくれたら返せるけど、無理だったらまた来るよ! な感じで行こうと思うのです。
謁見をお願いする手紙を出せよって話だと思うけど、いちおう上位貴族とはいえ、手紙で『大公殿下のご子息ルゥイ殿下にお逢いしたいです♡』とか書いて送ったら、検閲の人に、間違いなく握り潰される。
『お借りした布をお返ししたい』とちゃんと書いたとしても、そんなことをしたためて謁見を願う手紙が死ぬほど送られてきそうだからね!
だから直接行って『キーアですー、お返しに来ましたー、ご予定伺えますかー』のほうがいいと思うんだよ。
せめてホヌさんに取り次いでもらいたいよ!
「布を返して贈り物を届けるだけなら、ルゥイ殿下専属執事のホヌに渡せば大丈夫。逢わなくていい」
断定です。
切れあがる青磁の目が、こわいです。
凍気が滲んでるよ!
「……え、えと、あの……直接お返しするように、と言いつかっている、ので……」
ぽそぽそ告げたら、低い、低い声が応えた。
「……へぇえぇえ……」
青磁の髪が、舞いあがる。
凍気があふれてるよ、レォさま──!
つべたいです……!
寒い冬が、より寒く……!
「俺も行く」
断言だ。
「…………ほへ?」
変な声出た!
「ルゥイ殿下に逢いに行くんだろう? 俺も行く」
あふれる凍気と圧が、凄まじいです──!
めちゃくちゃおこっぽいのに、舞いあがる髪も、まるでレォを彩るように舞い散る氷の粒が虹にきらめくさまも、切れあがる青磁の瞳も、ぎゅっと引き結ばれた唇も、何もかもが輝かしいスチルだ──!
生スチル、尊すぎる──!
つめたいけど。
氷のつぶてが、びちびちだけど。
さすが攻略対象!
さすがレォさま!
拝みました。
お約束です。
レォさまが、キーアと一緒に、ルゥイ殿下に御礼に行ってくれることになりました!
なぜかは、わからない。
お暇なのかな?
キーアは首を傾げる。
手持ち無沙汰だったところに、ちょうどよい、顔も名前もないモブがいたみたいだよ。
いや、ルゥイ殿下にご用があるついでに、モブを連れて行ってくれるのかもしれない。
やさしい!
では贈り物を選びましょう!
どきどきしながら、気品あふれる店内を見回すキーアの隣で
「贈り物なんて、一番安いのでいいよ。これとかどう?」
レォが選んでくれたのは、つけペンのインクだ。
必要だしね。邪魔にはならない、かな?
でもこのみが、うるさそうなものでもある。
いやいやいや、次期大公殿下、最有力候補のルゥイ殿下に、一番安いのでいいって!
ぷるぷるしたキーアは、首を傾げる。
──ルゥイとレォ、仲がわるかった、かな……?
うーん?
家に帰ったら、記憶が復活したときにまとめた本があるのだけれど、紀太の記憶を掘り起こしてみた。
『悪役令息と決闘だ!』の目玉は、やさしくてかっこいー攻略対象たちと、悪役令息との決闘だ。
悪役令息をぽこぽこにするか、むかちゅく悪役令息にぽこぽこにされちゃうか、ハラハラドキドキ! が売りだった。メインが悪役令息との勝負だよ。
だから攻略対象は、とびきりやさしくて、とびきりあまくて、勝負に勝てたら主人公がふにゃふにゃなるまで甘やかしてくれる。
ごほうびの、とろけるように甘いボイスと、とろけるようにあまく輝くスチルがとても繊細にえがかれていて、きらきらしていて、大人気だった。
『攻略対象同士で、主人公を巡って争う』とか、そういう展開は、フルコンプしたけどなかったと、思う。
悪役令息と闘ってるのに、攻略対象同士が闘いだしたら、ややこしくなっちゃうし、悪役令息に勝つのが確定みたいになっちゃって、面白くないと思われて、作られなかったのかもしれない。
だから、攻略対象の関係とか、仲がよいとか、悪いとか、なかった。
BLゲームだと『レォとルゥイは仲良しだけど、レォとガダ先輩はあんまり仲良くない』という設定の場合、ガダ先輩と仲良くするとレォの親密度が下がる、ルゥイと仲良くするとレォの親密度も上がる、というややこしいパラメータの上下があって、レォを攻略してるつもりが、ルゥイのフラグが立って、知らない間にルゥイルートに進んでて『あるぇ!?』ってなったりするんだけど、『悪役令息と決闘だ!』は、純粋に悪役令息との勝負を楽しむゲームだったから、そういうことを言われなかった!
『『どーでもいーともだちと仲良くしたりデートしないと爆発して全員の親密度が爆下がり』とかがないって最高!』
踊った記憶が、紀太にはある。
現実だと、友達と仲良くしなくて、彼氏ばっかり追いかけまわしてたら引かれると思うけど、ゲームだよ!?
推しの攻略対象しか追いかけたくないよ──!
推しを追いかけたいのに、他の攻略対象のルートに知らない間に進んでるとか、いやだよ──!
そういうのも紀太が大すきになるゲームの大事なポイントだった!
だから、ルゥイとレォの仲はわるくない、はずなんだ、けど……?
レォ、ちょっと、おこだよね……?
ルゥイと仲良くなったから?
……うーん?
顔も名前もないモブのことなんて、攻略対象が気にする……?
あ! もしかしてもしかすると!
ルゥイとレォが、いい感じで! レォの知らない間に、ルゥイが顔も名前もないモブと親しくなって『直接返しにきて』とか言ったから、やきもち──!?
『ひどい、ルゥイ! 俺だけを見て──!』
『かわいい、レォ。ごめんね、やきもちをやくレォが見たくて、つい』
とかいう、よだれがあふれでる展開なの!?
え、それは是非是非! 是が非でも拝見したいですぅうう──!
最高の生スチルを──!
あふれおちそうなよだれに、そっと見守ってくれていたヨニが、さっとハンカチを渡してくれた。
さすがスーパー執事ヨニ。ありがとう!
ヨニとトマの目が、ちょっと遠くなってる気がするけど、ごめんよ!
レォ×ルゥイ、もしくはルゥイ×レォを拝まないではいられない──!
キーアがもだもだしている間に
「これでいいよね。これください」
一番安いのを、お会計しようとしてるレォを、あわあわ止める。
「まままま待って、レォさま!」
振り向いたレォの青磁の髪が、流れる。
「レォ」
「……え……?」
ほんのり赤いまなじりで、レォがささやく。
「……レォって呼んでくれたら、待つ」
なんですか、そのちょっと尖った唇は!
ほんのり潤んだ、上目遣いは!
か──わ──い──い──!
キーアは、レォの上目遣い、おねだり攻撃を受けた!
99999のダメージ!
キーアのHP0!
「……さま、つけない?」
ささやくキーアに、こくりと頷くレォの青磁の髪が、さらさら揺れる。
「……レォ」
そうっと呼んだら、とろけるように、笑ってくれた。
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