悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ

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帰る場所

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 僕は、カイとセゥスを見あげる。

 この隠された宮にいたら、狙われる心配はないのかもしれない。

 うれしくお菓子を食べていても、いいのかもしれない。

 ──……カイに大公を、セゥスに執務を押しつけて、僕はお菓子を。


 まちがいなく、それはよわよわだ。
 何にもがんばらずに守ってもらって、お菓子を食べて笑っているだなんて、絶対いやだ。

 そんなの、めちゃくちゃ悪役令息だよ!


「カイとセゥスにお仕事をさせて、守られるなんて、僕は、やだ」

 ちっちゃな拳をにぎる。


「狙われるかもしれない、危険な目に遭うかもしれない、ここにいたほうが心配なく暮らせるのかもしれない。
 でも僕は、僕のために、カイとセゥスに、やなことをさせたくないの。
 カイもセゥスも、自分が思うとおりに生きてほしい」

 僕はザイお兄ちゃんを見あげる。


「だから僕は、ここには住みません」

 言い切った僕に、セゥスとカイが顔を見あわせて、カェザイは吐息した。


「ユィリ、気にしなくていいんだよ。ちょっとふくれちゃったのは、ほら、いつもの習慣というか──」

 あわてたようにセゥスが僕の頭をなでなでしてくれる。
 カイも、ふうわり微笑んでくれた。

「大公という地位も、喜ばしいものだと思います」

 セゥスの目を、カイの目を、まっすぐ見あげる。

「セゥスはほんとうに、カェザ大公国の執務をしたい?
 カイはほんとうに、カェザ大公国の大公になりたい?」

 ふたりの瞳が、さまよった。


「僕のために、したくないこと、させたくないの」

 カイを、セゥスを、抱きしめる。


「……ふたりを危険な目に遭わせちゃうかもしれないけど……」

 消えてしまう言葉をさらうように、セゥスが抱きしめてくれる。

「わかっていて、ついてきたんだよ、ユィリ」

「ゆりさまのために闘えるのは、しあわせです」

 僕の頭をなでて、カイが笑ってくれる。


「僕は、セゥスとカイと一緒にいられたら、どこでもいい」

 ふたりの手をにぎる。


「カイとセゥスがいる場所が、僕の帰る場所だよ」

 ささやいたら、とろけるように、ふたりが笑ってくれる。



 ふたりを抱っこした僕は、見まもってくれていたザイお兄ちゃんを見あげた。

「そういうわけなので、ごめんなさい、ザイお兄ちゃん。
 僕に秘密の宮を貸そうとしてくれたこと、ありがとう」

 カェザイは僕と目をあわせるように、かがんでくれた。


「断れると思うか」

 しずかな声に、僕は笑った。


「だいじょうぶ。カイもセゥスさまも、最強だから」

 声をたててカェザイが笑う。


「ちがいない」

 みんなで、ちいさく笑ったときだった。


「ゆり──!?」

 悲鳴のような呼び声に、あわあわ僕は手をあげる。


「はい!」

「無事か、ゆり──! 気配が消えたから、何かあったのかと……!」

 駆けこんできてくれた海に、カェザイも、カイも、セゥスもあんぐりしてる。


「……気配完全隠蔽じゃなかったの……?」

 セゥスのつっこみに、カェザイが引きつってる。












────────────────


 ずっと読んでくださって、ありがとうございます!
 お気に入りや、いいねや、エールやご感想に、いつもとても励まされています。ほんとうに、ありがとうございます!

 ザイお兄ちゃんのお話も、そろそろ終わりに近づいてきました。

 だいふくユィリのお話、完結しちゃうか、1週間に1回でもいいから、のんびり更新を続けるか、ご意見をお聞かせくださったら、とてもうれしいです!

 毎日ユィリを書くのはとても楽しいのですが、まんねりっぽくなっちゃう?(笑)たぶん読んでくださる皆さまも、ちょっとつまらなく……(笑)
 ちょうどザイお兄ちゃんのお話も終わる感じで、ここで完結でも、すっきりっぽいのです!

 完結した後、おまけのお話を更新とかはたぶんすると思うのですが(笑)完結の、終わった、すっきり感はあると思うのです!

 連載 → 何かお話がつづいてゆく(笑)
 完結 → おまけのお話 単発な感じ? ちょこっと連載もあるかも?

 今、読んでくださっている、あなたさまのご意見で、完結するか、連載を続けるか、決めようと思います!


 あんまり、まんねりっぽくならないように頑張りたいのですが(笑)ユィリとセゥスが、いちゃいちゃしちゃう!(笑)感じでもよかったら、ぽちぽち連載を続けられます!

 どっちがよろしいですかー?
 ご意見うかがえたら、とてもうれしいです!

 インスタでも、動画のついた投票を受けつけているので、もしよかったらプロフのwebサイトからどうぞです!
 Youtubeは失敗したみたいで、投票がうまくできないみたいなのです……なぜ……(涙)
 高評価してくださった方、ごめんなさい! 
 秒数が少なくてうまくいかなかった? みたいなので、延長したのをあげてみました! できなかったらごめんなさい……

 というわけで、皆さまに決めていただきたく、いいねも参考にさせていただくことにしました!


『完結して!』と思う方は、完結して! のところにいいねを!

『のんびり連載!』 と思う方は、のんびり連載! のところにいいねを、ぽちぽちしてくださったら、とてもうれしいです!

 いいねは1から10まで押せるので、どちらかのルートを選んでいいねを、お願いしますー!


 インスタやYoutubeで投票してくださった分は、いつも見てくださる方への感謝をこめて! いいね換算で1票20いいねとして、いいね結果に足そうと思います!


 だいふくユィリの未来を決めましょうー!


 ユィリ「わー! どきどきする! もしよかったら、おきがるに、ぽちぽちしてくださいねー!」

 セゥス「お待ちしてます♡」

 カイ「次のお話が『完結』その次のお話が『のんびり連載』です」

 海「おきがるにどうぞです!」





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