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だらけ?
しおりを挟む「僕はセゥスを立派に養いたいので、おやつも食べさせてあげたいので、そこはちょっとお金持ちの人から、お金をもらわなくてはならないのです」
僕はちっちゃな拳をにぎる。
「お金が稼げたら、お金のない苦しい人を助けたいの。僕とセゥスまで倒れちゃったら大変だから!」
「さすがユィリおぼっちゃま、素晴らしい計画です」
にこにこしたカイが、僕の頭をなでなでしてくれる。
「カイは僕が、ひもになるのに反対しないの?」
首をかしげるセゥスに、カイが笑った。
「私もユィリおぼっちゃまの、ひものようなものですから」
しばらくセゥスとカイを見つめていたノゥスが、ぽつりとつぶやく。
「……俺も、ゆーりの、ひもになろうかな……」
のーすちゃんの言葉に、くーちゃんが手をあげた。
「ぼくも! ぼくも、もっちもっちの、ひも!」
「じゃあ俺も」
海くんまで手をあげたよ!
「うぅん、もっちもっち、ひもだらけなの!」
抱きついてくるくーちゃんを抱っこした僕は、ちょっと青くなりそうな、もっちもっちの頬を引きしめる。
「ぼ、僕、つよつよ治癒士になって、皆を養えるように、がんばるよ!」
ちっちゃな胸をたたいてみた!
「いや、皆、働け──!」
王が泣いてる。
「お金持ちからは、お金を巻きあげ……たくさんもらって、苦しい人からはもらわない、つよつよ治癒士ユィリ!」
になるのです!
「さすがユィリ、やさしいね」
セゥスがなでなでしてくれたら、元気百倍!
「そういうわけで、お金持ちで、お金を巻きあ……たくさんくれそうで、ちょこっとしたすり傷で困っている人を紹介してください!」
王に、おねだりしてみた。
おねだりする相手が、ちょっとおっきかったね。権力的な意味でね。
ちいさきものを見る目になった王に、肩を、ぽんぽんされた。
「いないから」
そ、そうなの……!?
やっぱり?
しょんぼりする僕に、セァナが手をあげる。
「知ってる」
「おぉお!」
さすがセァナ殿下、人脈が広い!
「セゥスのおばあちゃん。ちいさな傷ができて困ってるって、このあいだ言ってた」
セゥスの頬が引きつる。
「……おばあさま……」
「フォクト家の当主だ。フォクト家で最も魔力が強い男性で、とってもお金持ちで、とっても厳しい」
セァナの頬も、引きつってる。
……な、なるほど、セァナ殿下を、セゥスを追いつめたのは、お家を存続させようと頑張った当主のおばあちゃんなのかも……?
つよつよ治癒士になると決めたら、最初にラスボスが来たんですけど──!
「ちいさい傷で困っている人で、お金持ちに他に心当たりはない」
セァナの緑の瞳が、心配そうに僕を見る。
「……紹介はできるけれど……その、ユィリくんに、あまり、おすすめできる患者ではないかもしれない。きつい人だから……」
セァナが青い顔をしてる……!
ラスボス降臨に、ぷ、ぷるぷるしちゃうけど……!
つ、つよつよ治癒士は、くじけないんだよ!
愛するひも……伴侶(予定)なセゥスと仲間の皆を養うために!
つよつよもっちもっち、ゆくのです──!
「僕、やってみます!」
────────────────
ずっと読んでくださって、ありがとうございます!
すんごくお気に入り減っちゃうんじゃ……と思っていたセゥスのひも宣言(笑)あたたかく迎えてくださった方、ほんとうに、ほんとうにありがとうございます!
感激でセゥスが泣いています!(笑)
もっちもっちがスパダリに助けられる話ではないのを書きたくて、もっちもっちがスパダリを養う話(笑)に……!(笑)
というわけで、つよつよ希望な、もっちもっちにくっつく(笑)ひもっちセゥスの動画を作ってみました(笑)
こんなひもなら、ひもでいいよみたいな(笑)立派なひもっちセゥスになれたらと……!(笑)
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
体調がほんとに無理なときはお休みさせていただきたいのですが、それ以外のがんばれそうなときは、ぽちぽちユィリのお話を更新できたらと思います。
お気に入りや、いいねや、エールで応援してくださる方、大切なお時間をつくって読んでくださるあなたさまに、感謝の気もちでいっぱいです。
ここまでずっと、ほんとうにありがとうございます!
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