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第17話 裏切り Side:ルーナ
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◆Side:ルーナ
なによ、なによ、なによ……!
お姉様は……イリスは死んでしまえば良かったのに!
そもそも、あの猛毒を体内に取り込んで死なないってどういうことよ! 意味わかんない! 不死身じゃあるまいし、ありえないでしょ!!
あれはもうお姉様ではないわ。
そうよ、お姉様は死んだ……死んだのよ。
そうか、分かった。
あのイリスは、アレクが作り上げたニセモノよ。
でなければ説明がつかない。
ありえないのよ。
ていうか、お父様もなんであのニセモノに味方してんのよ。ふざけてるわ。……いっそ、お父様も毒殺してしまえばよかったわ。
でもいい。
運よく逃げ切ることができた。
アレクの大切な馬を奪うことも出来たし、今はこれで十分。
またやり直せばいい。
次は毒ではなく“暗殺”してしまえばいいのよ。
最近、風の噂に聞く伝説の大悪党ダモクレスノイドルに依頼すれば……きっと請け負ってくれるはず。
けれど、彼の存在はまるで夢のよう。
どこにいて、どこから現れるのか誰も知らない。
そんな曖昧な存在を見つけることなど出来るのだろうかと懸念がある。けれど、私の“闇ルート”を使えば、きっと辿り着けるはず。
おかげで今回は、死の商人イングリッド・バーンシュタインと繋がることができたのだから。
裏の世界へ足を踏み入れれば、お金でなんでも解決できる。
幸い、お父様の莫大な富を少しずつ引き出し、私は“隠し資産”を構築していた。
今や遊んで暮らせるほどはある。
でも、お金だけでは私は満足できない。
愛する人、私を愛してくれるパートナーが欲しい。
でなければ人生が満たされない。
私はずっとお姉様の陰。
闇の中で生き、輝けなかった存在。
だから、ずっとキラキラとしていたイリスお姉様を羨んでもいたし、疎んでもいた。そして、最近では憎悪するばかり。
なぜ、イリスばかり愛されるの?
お母様にお父様、そしてアレク。
どうして、みんなあのイリスばかり……!
悔しい思いと共に、私は馬を走らせていく。
静かな森へ入って誰もいないルートを辿っていく。ここから先は“闇ルート”へ繋がる暗黒街がある。
犯罪者か犯罪者に依頼する者しか立ち入らない、まさに闇しかない街。
私のような貴族は直ぐに奴隷にされてしまう。その前に、変装をする。
ある場所に小屋がある。そこに隠した変装の為の衣装を取りに行く。
ゆっくりと慎重に向かう。
やがて小屋が見えてきた。
ここね。
下着の中に忍ばせてあるカギを取り出す。
扉を開け、中へ。
ドレスを脱ぎ、商人の服装に着替えた。これで変装完了。もう貴族だとは気づかれない。
小屋を出てそのまま暗黒街へ向かう。
ここから先は馬は使えない。
徒歩で向かうしかない。
ひたすら危険な森を歩き、空が暗くなっていく。
やがて、黒き森と呼ばれる暗黒街へ通ずる“出入口”に到着。そこには街を守る番人が二人。巨漢の男が立っていた。
この二人には通行料を支払えばいい。
私はそれを知っていた。
「金貨でお願いします」
「いいだろう。通れ」
価値の高い金貨を渡し、私は門を突破。
少し歩くと直ぐに嫌な臭いが漂う。
なにかのケムリ。人の腐ったような臭気。とても衛生的とは言えない通路。
普段なら、絶対に近寄りたくない。
けれど、あのニセモノを暗殺する為よ。
我慢しなきゃ。
口元を押さえながら、私は奥にある『闇ギルド』へ入った。
そこは暗殺を専門にしている集団がいる。
ゆっくりと中へ入ると薄暗くて視界が悪かった。……怖い。
「あ、あの……お邪魔します」
「……おや、珍しい。その声は女だね」
闇の中から怪しい老婆が現れ、席につくよう促される。私は渋々ながらも席へ。
「あなたに暗殺を依頼したいんです」
「ほう。見たところお嬢さんはかなり若いようだね。そんなに殺したい相手がいるのかな」
「はい。どうしても消したい人がいるんです」
「相手は誰だい? 平民なら金貨百枚でいいけどね」
「貴族です。それもレオンハルト伯の娘です」
「レオンハルト伯だって? おいおい、あんた正気かね。あの方は、この辺りでは強大な力を持つ。最近ではノイベルン家との親交も深いという」
ノイベルン家……って、アレクの家のことね。
でも、なんで?
お父様は、アレクのことを毛嫌いしていたはず。いつも悪口を零していた。親交? どういうこと?
いえ、細かいことはどうでもいいわ。
「金貨なら、倍の二百枚出します」
「に、二百……」
「不服はないでしょう?」
「少なすぎる」
「え……」
「平民ならともかく、相手は大貴族のレオンハルト伯。その娘とはいえ、リスクが大きすぎる。下手すればヴァイスヴァルト帝国最大の『シュヴァルツローゼン騎士団』が黙っちゃいない。この暗黒街は壊滅させられる」
なるほど、それほどまでに貴族を相手にするというのは骨が折れるわけね。だから、料金も高くなると。当然か。
「分かりました。では、三百枚で」
「……フム。もう一声欲しいね」
「よ、四百。これ以上は厳しいです」
「まあ……いいだろう」
私は料金を支払った。
金貨四百枚もあれば、小さな城が建つ。そんな大金を叩いてまでも、私はニセモノを消し去りたい。
これでお姉様は、おしまい……!
数日もすれば、変わり果てた姿で発見される。
フフ、フフフ……アハハハハハハハハ!!!
闇ギルドを出て、私は上機嫌に歩く。
最高の気分だわ!
この世からお姉様が消え去るだなんて夢のよう!
次は毒ではない。
毒以上に厄介な殺し屋がやってくるわ!
「ざまぁみなさい、イリス! これで……これで幸せは私の――」
グシャリ。
そんな肉を引き裂くような音がした。
「…………」
あれ、おかしいな。
わ、私の胸から血が……。
「え……なんで…………」
胸元には刃が貫通していた。
剣か何かで刺されたみたい。
その場に倒れ、視線を上に上げると……そこには先ほどの老婆が。
「あんたもレオンハルト伯の娘だろう。言葉がまずかったねえ」
「…………うそ、なんで」
老婆はいきなり、顔の皮膚をめくった。
な、なんなの……?
いや、あれは『変装』だったんだ。
その顔は……。
でも、きっと彼は……ああ、そうか。
最初から、私は……見抜かれていたんだ。
「……気づいたかな、お嬢さん」
「そう、あなただったのね……死の商人イングリッド・バーンシュタイン……! この裏切者……!」
「私……いや、僕こそがダモクレスノイドルさ」
伝説の大悪党ダモクレスノイドル……。
本当に存在していたの……!
……全部、コイツが…………うぅ、血が……たくさん流れ……意識が……。
「く、くたばれ……」
「君がね、ルーナ。君はさ、お姉さんに酷いことをしたよね。毒を盛るなんて本当の兄妹のすることじゃない。君はイリスの幸せをぶちこわそうとした極悪人だ」
どっちが!!
猛毒を売ったのは、あんたでしょう!
……くっ、叫ぼうとしても、もう力が……。
「…………っ」
「ん? ああ、カブトギクかい。いいかい、あの草は使い方次第では毒にも薬にもなるんだよ。普通の人はそれを知らない。でも、アレクは解毒剤を開発した。これは凄いことだよ」
「……ぁ」
「カブトギクは本来、適正に扱えば万能薬になるんだ。僕はね、医学の為に使うと信じて君に売ったんだ。なのに酷いじゃないか。だから裏切った」
…………もう、ダメ。力が尽きる。
「た、す……て……」
「それは無理な相談だ。僕が助けられるのは可哀想な人達だけ。貴族は特に嫌いだ。例外もいるけどね。……さあ、執行の時間だ。カブトギクをお食べ」
イングリッドは、私の口の中に大量のカブトギクを押し込んできた。
……ぐ、はぁ……。く、くるしい……! こ、これが……死。
どうして……わたしが、こんな、目に……。
なによ、なによ、なによ……!
お姉様は……イリスは死んでしまえば良かったのに!
そもそも、あの猛毒を体内に取り込んで死なないってどういうことよ! 意味わかんない! 不死身じゃあるまいし、ありえないでしょ!!
あれはもうお姉様ではないわ。
そうよ、お姉様は死んだ……死んだのよ。
そうか、分かった。
あのイリスは、アレクが作り上げたニセモノよ。
でなければ説明がつかない。
ありえないのよ。
ていうか、お父様もなんであのニセモノに味方してんのよ。ふざけてるわ。……いっそ、お父様も毒殺してしまえばよかったわ。
でもいい。
運よく逃げ切ることができた。
アレクの大切な馬を奪うことも出来たし、今はこれで十分。
またやり直せばいい。
次は毒ではなく“暗殺”してしまえばいいのよ。
最近、風の噂に聞く伝説の大悪党ダモクレスノイドルに依頼すれば……きっと請け負ってくれるはず。
けれど、彼の存在はまるで夢のよう。
どこにいて、どこから現れるのか誰も知らない。
そんな曖昧な存在を見つけることなど出来るのだろうかと懸念がある。けれど、私の“闇ルート”を使えば、きっと辿り着けるはず。
おかげで今回は、死の商人イングリッド・バーンシュタインと繋がることができたのだから。
裏の世界へ足を踏み入れれば、お金でなんでも解決できる。
幸い、お父様の莫大な富を少しずつ引き出し、私は“隠し資産”を構築していた。
今や遊んで暮らせるほどはある。
でも、お金だけでは私は満足できない。
愛する人、私を愛してくれるパートナーが欲しい。
でなければ人生が満たされない。
私はずっとお姉様の陰。
闇の中で生き、輝けなかった存在。
だから、ずっとキラキラとしていたイリスお姉様を羨んでもいたし、疎んでもいた。そして、最近では憎悪するばかり。
なぜ、イリスばかり愛されるの?
お母様にお父様、そしてアレク。
どうして、みんなあのイリスばかり……!
悔しい思いと共に、私は馬を走らせていく。
静かな森へ入って誰もいないルートを辿っていく。ここから先は“闇ルート”へ繋がる暗黒街がある。
犯罪者か犯罪者に依頼する者しか立ち入らない、まさに闇しかない街。
私のような貴族は直ぐに奴隷にされてしまう。その前に、変装をする。
ある場所に小屋がある。そこに隠した変装の為の衣装を取りに行く。
ゆっくりと慎重に向かう。
やがて小屋が見えてきた。
ここね。
下着の中に忍ばせてあるカギを取り出す。
扉を開け、中へ。
ドレスを脱ぎ、商人の服装に着替えた。これで変装完了。もう貴族だとは気づかれない。
小屋を出てそのまま暗黒街へ向かう。
ここから先は馬は使えない。
徒歩で向かうしかない。
ひたすら危険な森を歩き、空が暗くなっていく。
やがて、黒き森と呼ばれる暗黒街へ通ずる“出入口”に到着。そこには街を守る番人が二人。巨漢の男が立っていた。
この二人には通行料を支払えばいい。
私はそれを知っていた。
「金貨でお願いします」
「いいだろう。通れ」
価値の高い金貨を渡し、私は門を突破。
少し歩くと直ぐに嫌な臭いが漂う。
なにかのケムリ。人の腐ったような臭気。とても衛生的とは言えない通路。
普段なら、絶対に近寄りたくない。
けれど、あのニセモノを暗殺する為よ。
我慢しなきゃ。
口元を押さえながら、私は奥にある『闇ギルド』へ入った。
そこは暗殺を専門にしている集団がいる。
ゆっくりと中へ入ると薄暗くて視界が悪かった。……怖い。
「あ、あの……お邪魔します」
「……おや、珍しい。その声は女だね」
闇の中から怪しい老婆が現れ、席につくよう促される。私は渋々ながらも席へ。
「あなたに暗殺を依頼したいんです」
「ほう。見たところお嬢さんはかなり若いようだね。そんなに殺したい相手がいるのかな」
「はい。どうしても消したい人がいるんです」
「相手は誰だい? 平民なら金貨百枚でいいけどね」
「貴族です。それもレオンハルト伯の娘です」
「レオンハルト伯だって? おいおい、あんた正気かね。あの方は、この辺りでは強大な力を持つ。最近ではノイベルン家との親交も深いという」
ノイベルン家……って、アレクの家のことね。
でも、なんで?
お父様は、アレクのことを毛嫌いしていたはず。いつも悪口を零していた。親交? どういうこと?
いえ、細かいことはどうでもいいわ。
「金貨なら、倍の二百枚出します」
「に、二百……」
「不服はないでしょう?」
「少なすぎる」
「え……」
「平民ならともかく、相手は大貴族のレオンハルト伯。その娘とはいえ、リスクが大きすぎる。下手すればヴァイスヴァルト帝国最大の『シュヴァルツローゼン騎士団』が黙っちゃいない。この暗黒街は壊滅させられる」
なるほど、それほどまでに貴族を相手にするというのは骨が折れるわけね。だから、料金も高くなると。当然か。
「分かりました。では、三百枚で」
「……フム。もう一声欲しいね」
「よ、四百。これ以上は厳しいです」
「まあ……いいだろう」
私は料金を支払った。
金貨四百枚もあれば、小さな城が建つ。そんな大金を叩いてまでも、私はニセモノを消し去りたい。
これでお姉様は、おしまい……!
数日もすれば、変わり果てた姿で発見される。
フフ、フフフ……アハハハハハハハハ!!!
闇ギルドを出て、私は上機嫌に歩く。
最高の気分だわ!
この世からお姉様が消え去るだなんて夢のよう!
次は毒ではない。
毒以上に厄介な殺し屋がやってくるわ!
「ざまぁみなさい、イリス! これで……これで幸せは私の――」
グシャリ。
そんな肉を引き裂くような音がした。
「…………」
あれ、おかしいな。
わ、私の胸から血が……。
「え……なんで…………」
胸元には刃が貫通していた。
剣か何かで刺されたみたい。
その場に倒れ、視線を上に上げると……そこには先ほどの老婆が。
「あんたもレオンハルト伯の娘だろう。言葉がまずかったねえ」
「…………うそ、なんで」
老婆はいきなり、顔の皮膚をめくった。
な、なんなの……?
いや、あれは『変装』だったんだ。
その顔は……。
でも、きっと彼は……ああ、そうか。
最初から、私は……見抜かれていたんだ。
「……気づいたかな、お嬢さん」
「そう、あなただったのね……死の商人イングリッド・バーンシュタイン……! この裏切者……!」
「私……いや、僕こそがダモクレスノイドルさ」
伝説の大悪党ダモクレスノイドル……。
本当に存在していたの……!
……全部、コイツが…………うぅ、血が……たくさん流れ……意識が……。
「く、くたばれ……」
「君がね、ルーナ。君はさ、お姉さんに酷いことをしたよね。毒を盛るなんて本当の兄妹のすることじゃない。君はイリスの幸せをぶちこわそうとした極悪人だ」
どっちが!!
猛毒を売ったのは、あんたでしょう!
……くっ、叫ぼうとしても、もう力が……。
「…………っ」
「ん? ああ、カブトギクかい。いいかい、あの草は使い方次第では毒にも薬にもなるんだよ。普通の人はそれを知らない。でも、アレクは解毒剤を開発した。これは凄いことだよ」
「……ぁ」
「カブトギクは本来、適正に扱えば万能薬になるんだ。僕はね、医学の為に使うと信じて君に売ったんだ。なのに酷いじゃないか。だから裏切った」
…………もう、ダメ。力が尽きる。
「た、す……て……」
「それは無理な相談だ。僕が助けられるのは可哀想な人達だけ。貴族は特に嫌いだ。例外もいるけどね。……さあ、執行の時間だ。カブトギクをお食べ」
イングリッドは、私の口の中に大量のカブトギクを押し込んできた。
……ぐ、はぁ……。く、くるしい……! こ、これが……死。
どうして……わたしが、こんな、目に……。
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