Rainbow〜幸せの国編〜そらの大冒険

Wisteria

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Rainbow〜幸せの国編〜そらの大冒険㉕

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それから、僕は幸せの国の使者達と抱き合ってお別れをした。中でもフォルターとジャックとの別れは、一緒に色を塗った仲間だったから、やっぱり名残惜しかった。

『そらと一緒に過した事忘れないよ。ブヒッ』

フォルターが涙ながらに言ってくれる。

『元の世界で困ってたら、幸せの使者として助けに行くよ』

ジャックも大きな瞳を潤ませて言った。

『うん。ありがとう。でも、この世界で努力する事の大事さを学んだから。構わないよ。きっと大丈夫!』

そこにランディがやって来て

『本当にありがとう。そら』

と言って、大きな舌で顔中舐められた。

『もう!ヨダレだらけじゃないか!あはは』

それを見た皆が笑った。

(笑い声がとても心地いい!本当にここに来て良かった!皆に会えて良かった!僕の方こそありがとう!)
 
皆とのお別れを済まし、僕は真実の泉にやって来た。どうやら、真実の泉の中に入れば元の世界に戻れるらしい。

『さよなら。みんな大好きだよ。ありがとう!』

僕はそう言って真実の泉の中に入った。最初に入った時は明らかに違っていたように感じた。澄んだ泉の中は心地良く、とても安らかな気持ちのまま、僕はまた白い光に導かれるように泉の奥深くに沈んでいった。

気が付くと僕は池の畔にいた。全身ずぶ濡れで、何だかクタクタだ。

(何で僕はここにいるんだろう?)

そう思いながら、フラフラとお家に帰った。そして、そのまま、サラちゃんと一緒に眠り始めた。

(温かい。サラちゃんの匂いがする。)

目がとろんとして意識がぼんやりした。すると、どこからか声が聞こえてきた。

『そら、お礼だよ』

『ううん?何が?僕とっても眠いんだ。』

曖昧に僕は答えた。

『サラちゃんとお喋りしたかったんだろう?』

『うん。とっても·····』

『幸せの国の皆からのプレゼントだよ。』

『幸せの国の皆?·····何だかよく分からなけど、ありがとう』

ぼんやり何かが見える。青と黄色の目の白猫、羽の生えたブタ、クリクリお目目のリス、ライオン、フクロウ、オレンジと黄色と緑の派手なクモ、他にも沢山の生き物達·····

よく分からないけど
懐かしいような·····
嬉しいような·····
そんな気がする。

『プレゼント?ううん·····ありがとう····おやすみ·····』

僕はそのまま深い深い眠りに落ちた。
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