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第1章 冒険者へ
第12話 大鬼撃破
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僕は年長者の相棒の剣士が相手をしている 大鬼を次の標的にした。
「助勢します」
僕は相手に言うと、 大鬼へ斬り掛かった。
初めの 大鬼は僕に油断していた為に一瞬で倒すことが出来たが、この大鬼は僕の武器を警戒している為、小柄な僕ではなかなか致命傷が与えられなかった。
「助太刀に感謝する。
私の名はラハール。どうやら私の剣では相手に致命傷は与えられない様だ。
私が隙を作るから君が大鬼を倒してくれ!」
ラハールと名乗った年長者の相棒が大鬼を相手にしながら僕へ言って来た。
「判りました。
僕の名はライル。よろしくお願いします」
僕はラハールさんに応えると、一歩下がって状況を見極める事にした。
とはいえ戦いのすべてをラハールさんに押しつける訳にもいかないので、大鬼の隙を見つけては攻撃に加わり少しづつ相手に傷を負わせながら戦った。
ラハールさんも大鬼の堅い皮膚に傷は付けられないまでも、相手の視覚を旨く僕から外す動きをして僕に攻撃する好機を幾度も作ってくれた。(やはり熟練の冒険者なんだな)
僕はラハールさんの戦い方に感心し、囮役を完全に任せて大鬼に攻撃を続けた。
戦い続けながら、少し離れた場所で戦っているルーク達の方へ視線を向けると、どうやらあちらでは戦いが終わった様だ。
二匹目の大鬼が倒された事に、僕等が相手をしている大鬼は動揺したのか、逃走したところをラハールさんによって行く手を遮られ、動きが止まったところで僕が背中から大鬼の心臓に向かって剣を突き刺した。
僕に心臓を貫かれた大鬼はしばらくしてから自分の胸から生えた刀身へ視線を向けて、そのまま横倒しに倒れて絶命した。
「いやぁ、御見事!
まだお若いのに大した物です。おかげで助かりました」
僕が大鬼から剣を引き抜いたところで、ラハールさんが話し掛けて来た。
「そっちも終わった様だな」
僕が声の方へ振り返ると、ルークが小走りでやってきた。
「そちらも無事で良かったです」
「話しはマイクから聞いた。早速で悪いが魔力付与とやらを頼めるか?」
「はいっ!お二人共剣を貸して下さい」
僕は二人から剣を受け取ると、それぞれの剣に僕の剣と同様の魔力を付与して行った。
「終わりました。
これで残った鬼の王と対等に戦えるはずです」
僕は今までの戦闘に加えて二人の剣に魔力を付与した際の強い虚脱感に襲われながら、二人へ剣を渡した。
「大丈夫か?酷く辛そうだが」
「すみません。お二人は行って下さい。
僕に出来るのはここまでの様です」
僕はルークに事情を説明した。
「判った。お前はここで休んでいろ。
ケイト。ライルの事は頼んだぞ!」
ルークはいつの間にかマリンさんと共にやってきたケイトさんに僕の事を任せると、ラハールさんと共に年長者の下へ走って行った。
僕はルーク達の後ろ姿を見送ったところで、僕の意識はここで一旦闇に落ちて行った。
「助勢します」
僕は相手に言うと、 大鬼へ斬り掛かった。
初めの 大鬼は僕に油断していた為に一瞬で倒すことが出来たが、この大鬼は僕の武器を警戒している為、小柄な僕ではなかなか致命傷が与えられなかった。
「助太刀に感謝する。
私の名はラハール。どうやら私の剣では相手に致命傷は与えられない様だ。
私が隙を作るから君が大鬼を倒してくれ!」
ラハールと名乗った年長者の相棒が大鬼を相手にしながら僕へ言って来た。
「判りました。
僕の名はライル。よろしくお願いします」
僕はラハールさんに応えると、一歩下がって状況を見極める事にした。
とはいえ戦いのすべてをラハールさんに押しつける訳にもいかないので、大鬼の隙を見つけては攻撃に加わり少しづつ相手に傷を負わせながら戦った。
ラハールさんも大鬼の堅い皮膚に傷は付けられないまでも、相手の視覚を旨く僕から外す動きをして僕に攻撃する好機を幾度も作ってくれた。(やはり熟練の冒険者なんだな)
僕はラハールさんの戦い方に感心し、囮役を完全に任せて大鬼に攻撃を続けた。
戦い続けながら、少し離れた場所で戦っているルーク達の方へ視線を向けると、どうやらあちらでは戦いが終わった様だ。
二匹目の大鬼が倒された事に、僕等が相手をしている大鬼は動揺したのか、逃走したところをラハールさんによって行く手を遮られ、動きが止まったところで僕が背中から大鬼の心臓に向かって剣を突き刺した。
僕に心臓を貫かれた大鬼はしばらくしてから自分の胸から生えた刀身へ視線を向けて、そのまま横倒しに倒れて絶命した。
「いやぁ、御見事!
まだお若いのに大した物です。おかげで助かりました」
僕が大鬼から剣を引き抜いたところで、ラハールさんが話し掛けて来た。
「そっちも終わった様だな」
僕が声の方へ振り返ると、ルークが小走りでやってきた。
「そちらも無事で良かったです」
「話しはマイクから聞いた。早速で悪いが魔力付与とやらを頼めるか?」
「はいっ!お二人共剣を貸して下さい」
僕は二人から剣を受け取ると、それぞれの剣に僕の剣と同様の魔力を付与して行った。
「終わりました。
これで残った鬼の王と対等に戦えるはずです」
僕は今までの戦闘に加えて二人の剣に魔力を付与した際の強い虚脱感に襲われながら、二人へ剣を渡した。
「大丈夫か?酷く辛そうだが」
「すみません。お二人は行って下さい。
僕に出来るのはここまでの様です」
僕はルークに事情を説明した。
「判った。お前はここで休んでいろ。
ケイト。ライルの事は頼んだぞ!」
ルークはいつの間にかマリンさんと共にやってきたケイトさんに僕の事を任せると、ラハールさんと共に年長者の下へ走って行った。
僕はルーク達の後ろ姿を見送ったところで、僕の意識はここで一旦闇に落ちて行った。
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