13 / 32
第2章
13
しおりを挟む
「ラウルくん。まずは体作りから始めていこう。そうだな・・・・・・・とりあえず体幹と持久力をつけないとな。剣を触るのはそれが大分身についてからだ。」
エトムントはそう言うと大きな手をパンっとならした。
「よし!まず10分だけでいいから毎日走ってみよう。それでもう少し時間を伸ばせるならだんだんと伸ばしていって、最終的な目標は1時間のランニングができることだ。」
(1・・・・・・1時間・・・・・前はすこし体を鍛えてた程度で1時間も走ったことがないから心配だ。まぁ最初は10分だし余裕だろ)
そう意気込んでいたラウルだったが、5歳の体力で魔法に頼らず走るのはとても苦痛でしかなかった。
(はぁはぁ。・・・・・・・・キツすぎる・・・・・・・・これを1時間?絶対無理だろ。俺このまま一生剣を触ることなく走って終えるんじゃないか?)
10分のランニングを終えて、膝に手をつき汗を流すラウルにエトムントは
「いやぁ。すごいぞラウルくん。途中で諦めると思っていたんだがまさか走り切るとは。根性があるじゃないか!とりあえず少し休憩しよう。」
(しんどいときにこの声量は本気できつすぎる。声のボリュームもう少し落としてくれ)
♦︎
休憩を終えて庭を見渡すと、エトムントが屋敷から水の入ったカップをもって来た。
「君の父からカップを借りて来た。これをおでこに乗せて50メートル歩きその場でスクワットを20回。これを今日は3セット頑張ろう」
「え・・・・・・・・誰のカップっていいました?」
「君の父フリードリッヒのお気に入りのカップだ。割らないようにな」
(は?このおっさん正気なのか?)
「なんでお父様のですか?他のカップはなかったのですか?」
「まぁ・・・・・・・・いわゆる嫌がらせだ。大丈夫。君が割らなければバレないんだから」
ラウルは目の前にいるエトムントに強力な魔法を打ち込みたかったが、初日から問題を起こすのはまずいと思い心を頑張って沈めた。
(くそッ!あのおっさん絶対に楽しんでやがる。体がぶれないように集中力もいるし、なんと言ってもスクワットがしんどすぎる・・・・・・・・)
結局その日カップを無事割らずにトレーニングを終え、精神的にも肉体的にも少し鍛えられたラウルだった。
エトムントはそう言うと大きな手をパンっとならした。
「よし!まず10分だけでいいから毎日走ってみよう。それでもう少し時間を伸ばせるならだんだんと伸ばしていって、最終的な目標は1時間のランニングができることだ。」
(1・・・・・・1時間・・・・・前はすこし体を鍛えてた程度で1時間も走ったことがないから心配だ。まぁ最初は10分だし余裕だろ)
そう意気込んでいたラウルだったが、5歳の体力で魔法に頼らず走るのはとても苦痛でしかなかった。
(はぁはぁ。・・・・・・・・キツすぎる・・・・・・・・これを1時間?絶対無理だろ。俺このまま一生剣を触ることなく走って終えるんじゃないか?)
10分のランニングを終えて、膝に手をつき汗を流すラウルにエトムントは
「いやぁ。すごいぞラウルくん。途中で諦めると思っていたんだがまさか走り切るとは。根性があるじゃないか!とりあえず少し休憩しよう。」
(しんどいときにこの声量は本気できつすぎる。声のボリュームもう少し落としてくれ)
♦︎
休憩を終えて庭を見渡すと、エトムントが屋敷から水の入ったカップをもって来た。
「君の父からカップを借りて来た。これをおでこに乗せて50メートル歩きその場でスクワットを20回。これを今日は3セット頑張ろう」
「え・・・・・・・・誰のカップっていいました?」
「君の父フリードリッヒのお気に入りのカップだ。割らないようにな」
(は?このおっさん正気なのか?)
「なんでお父様のですか?他のカップはなかったのですか?」
「まぁ・・・・・・・・いわゆる嫌がらせだ。大丈夫。君が割らなければバレないんだから」
ラウルは目の前にいるエトムントに強力な魔法を打ち込みたかったが、初日から問題を起こすのはまずいと思い心を頑張って沈めた。
(くそッ!あのおっさん絶対に楽しんでやがる。体がぶれないように集中力もいるし、なんと言ってもスクワットがしんどすぎる・・・・・・・・)
結局その日カップを無事割らずにトレーニングを終え、精神的にも肉体的にも少し鍛えられたラウルだった。
240
あなたにおすすめの小説
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
寂しいを分け与えた
こじらせた処女
BL
いつものように家に帰ったら、母さんが居なかった。最初は何か厄介ごとに巻き込まれたのかと思ったが、部屋が荒れた形跡もないからそうではないらしい。米も、味噌も、指輪も着物も全部が綺麗になくなっていて、代わりに手紙が置いてあった。
昔の恋人が帰ってきた、だからその人の故郷に行く、と。いくらガキの俺でも分かる。俺は捨てられたってことだ。
傷跡傭兵の強制結婚-実子かどうかはどうでもいいので義理の息子を溺愛します-
同軸
BL
前の世界で凄惨な死を迎えた傭兵であった自分、シラー・イーグルズアイは神の使徒として異世界に転移してしまう。
現地の法令の元、有力貴族であるロアイト公爵との結婚を強引にも取り付けられ急な結婚生活が始まるが、傷んだ食事を出されたり冷遇されたりと歓迎されていない様子。でも誰も殺そうとしてこないし良いか。
義理の息子が成人するまではしっかり面倒をみてその後に家を出ようと画策するが、ロアイト公爵の様子がどうにもおかしくなってきて……?
贖罪公爵長男とのんきな俺
侑希
BL
異世界転生したら子爵家に生まれたけれど自分以外一家全滅という惨事に見舞われたレオン。
貴族生活に恐れ慄いたレオンは自分を死んだことにして平民のリオとして生きることにした。
一方公爵家の長男であるフレドリックは当時流行っていた児童小説の影響で、公爵家に身を寄せていたレオンにひどい言葉をぶつけてしまう。その後すぐにレオンが死んだと知らされたフレドリックは、以降十年、ひたすらそのことを悔いて生活していた。
そして十年後、二人はフレドリックとリオとして再会することになる。
・フレドリック視点は重め、レオン及びリオ視点は軽め
・異世界転生がちょいちょい発生する世界。色々な世界の色々な時代からの転生者の影響で文明が若干ちぐはぐ。
・世界観ふんわり 細かいことは気にしないで読んでください。
・CP固定・ご都合主義・ハピエン
・他サイト掲載予定あり
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
【完結】名前のない皇后 −記憶を失ったSubオメガはもう一度愛を知る−
社菘
BL
息子を産んで3年。
瀕死の状態で見つかったエリアスは、それ以前の記憶をすっかり失っていた。
自分の名前も覚えていなかったが唯一所持品のハンカチに刺繍されていた名前を名乗り、森の中にひっそりと存在する地図上から消された村で医師として働く人間と竜の混血種。
ある日、診療所に運ばれてきた重病人との出会いがエリアスの止まっていた時を動かすことになる。
「――お前が俺の元から逃げたからだ、エリアス!」
「本当に、本当になにも覚えていないんだっ!」
「ととさま、かかさまをいじめちゃメッ!」
破滅を歩む純白竜の皇帝《Domアルファ》× 記憶がない混血竜《Subオメガ》
「俺の皇后……」
――前の俺?それとも、今の俺?
俺は一体、何者なのだろうか?
※オメガバース、ドムサブユニバース特殊設定あり(かなり好き勝手に詳細設定をしています)
※本作では第二性→オメガバース、第三性(稀)→ドムサブユニバース、二つをまとめてSubオメガ、などの総称にしています
※作中のセリフで「〈〉」この中のセリフはコマンドになります。読みやすいよう、コマンドは英語表記ではなく、本作では言葉として表記しています
※性的な描写がある話数に*をつけています
✧毎日7時40分+17時40分に更新予定✧
✧お気に入り登録・各話♡・エール📣作者大歓喜します✧
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる