野猿な悪役令嬢

ルナルオ

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番外編 IF 野猿な囚人 27ー1.(セリウスルート)セリウスの敵

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 ルクレナが、主にリーリアの不始末などの面倒な案件を片付けている一方で、すぐにもランダード王国に帰国予定であったセリウスは、バーナルのスカウトを始めとする、リーリアをこちら側に取り込もうとする作戦を考えていたが、なかなか困難を極めていた。

 まず、セリウスは、毒殺料理人バーナルのことがわかっていなかった。

 セリウスの指示を受けた部下達が、バーナルのことを探し出し、スカウトに行ったが、全員、しびれ薬で返り討ちにされた。
 バーナルは、アルーテ王国の者が捕まえにきたのか、もしくはどこかの組織の罠かと勘違いをしたためであった。バーナルに初めからセリウスの部下になれると伝えれば、一つ返事でなってもらえたものを……。そして、バーナルは、身の危険を感じて、ほとぼりがさめるまでと、ランダード王国に逃亡してしまった。
 結局、セリウスはバーナルの勧誘にも失敗し、リーリアとは帰国後に「キャロルの店」のお菓子を奢るから、一緒に食べようという約束だけしかできなかった。
 リーリアとしては、幼馴染以上の接触しかしない、距離感を保ってくれるセリウスに、ほっとしていた。

 後日、ルクレナは、依頼された事件の後始末も無事に終わり、ランダード王国に帰国することが決まった。
 アルーテ王国の名産品やお菓子を購入したがったリーリアであったが、ルクレナが駄目というので、今回は大人しくあきらめた。

 行き以上に無事に、ランダード王国に戻ってくることができたリーリア達であったが、レイスリーア王妃から、王宮に向かう途中で、別の仕事をするように 指示がルクレナに届いた。

「野猿、王宮にすぐに戻るはずだったが、新たな仕事が入った。
 主にお前がやる仕事だが……」
「はい!どんなお仕事ですか?」
「……まだ辛いかも知れないが、アウスフォーデュ修道院での仕事だ」
「え?まさか……」
「いや、囚人達とは極力接触しないで済むようにするから、大丈夫だ。
 ただ、お前が壊した修道院の結界に、更にもう一重の結界を外側に張るように指示された。
 できれば、お前がしたような全消しができないようにしろとの指示だ」
「うわ~、辛いというより、心が痛いです。
 本当に申し訳なかったです……。
 心から反省して、最上のものを張らせていただきます!」
「ん。仕事はきっちりやれよ。でも、まあ、辛い気持ちになり過ぎずに、無理するなよ。
 辛かったら、私に吐き出していいんだぞ……」
「……はい、ルクレナ様。ありがとうございます」

 基本、リーリアは食に関すること以外は素直で、ルクレナは、何とかうまくリーリアを制御できていると思っていた。
 リーリア達は、かつて脱獄犯でもあったが、あれは王妃からの任務に伴う行動として黙認されていたので、囚人達に接触さえしなければ、その現場の作業でも問題はなかった。
 リーリアにとって、悪い意味で思い出深いアウスフォーデュ修道院の周囲をめぐり、一通り結界の強化と張り直しをして、完璧に仕事をこなした。
 リーリア達の作業が、丁度、職員の賄いの時間までかかったので、院長の好意で、リーリア達は食事をご馳走になることになった。
 そして、リーリアが、看守が渡してくれた賄いを口にした時であった。

(こ、この味は!?私の忘れられない……)

 食事中に、ガタッと席を立つリーリア。

「どうした、野猿?何か不味いものでも入っていたか?」とルクレナが聞くが、返事もせずに、リーリアは、修道院の厨房に向かって一直線に走り出した。

「おい!どこに行くんだ、野猿!?待て!」

 ルクレナが止めるが、食に関しての野猿は、止まれない。
 リーリアは、ルクレナや看守の制止も、ものとはせずに、修道院の厨房に飛び込んだ。
 そこには、リーリアの予想通りの人物がいた。
 リーリアは、鍋をかき回していた金髪の男性調理員に声をかけた。

「バ、バーナル!!バーナルよね?」
「へ?ええ!?」
「バーナル~、会いたかったよ~~」
「え、ちょっと、何で野猿ちゃんがこんなところへ?
 いや、それより、シー!」
「?」

 バーナルは、リーリアの耳元でこそこそ話す。

「私、今はロレンツィオって名乗っているのよ。
 前のご主人様からもらっておいた紹介状で、ここに勤めているの。
 だから、本名で呼ばないで!」
「う、うん、わかった。
 ごめんね。ロレンツィオ?」
「うふ、いいのよ~。それより、よく私がここにいるってわかったわね~」
「今、ルクレナ様と、ここの結界のお仕事をしていたのだけど、お礼にここのお食事をいただいて、その味でわかったの。
 いつ食べても、バーナルの作る料理は、本当に美味しいわね!」
「まあ、そうだったのね~、嬉しいわ!」

 リーリアが久しぶりに会えたバーナルに興奮していたところ、リーリアを追った看守のシスターが、追いついて厨房にやってきた。。

「おい!いくら客人でも、勝手にここに入るな!
 ……知り合いか?」
「あ、はい、申し訳ございません。知り合いがこちちらに働いていることに気づき、気が急いて……。
 どうかお願いです。少しで良いので、彼とお話させてください!」

 リーリアは必死にその看守にお願いしてみた。
 その看守は、運良く、リーリアと面識のない看守であり、一応、リーリアのことを施設内の結界の修繕にきている王妃の部下と聞いているため、あまり無碍な態度はできないと考える。

「そうか。しかし、修道院内の勝手な行動は慎んでもらおう」

 そう言った看守であったが、厨房の管理者に声をかけて、バーナルがリーリアと話す時間を与えるように話を通してくれた。

「そこの調理員は、15分休憩にはいりなさい」
「はい、ありがとうございます」

 リーリアは、何とかバーナルと少しだけ話をすることができることになった。
 誰もいない、調理員用の休憩室に移動して話をするリーリアとバーナル。

「あらためて、野猿ちゃん、久しぶり~、元気そうね!
 でも、どうしてここにいるの?
 買われずに、せっかく助けられたのに、お家に帰らないの?」
「あのね、今、私はレイスリーヤ王妃様の部下になって働いているのよ。
 今回も、ここに王妃様のお仕事で来ていて、たまたまバーナルを見つけたの。家には帰りたいのだけど……」
「まあ、凄いのね!王妃と知り合いなの?あ、でも、そういえば貴族令嬢だったわね~」
「うん。王妃様には小さい頃から、実の娘のように可愛がってもらっていてね」
「へえ~、じゃあ、野猿ちゃんって高位貴族なのね……。
 王妃様の親戚だったり?
 そもそも、野猿ちゃんって何者で、本当のお名前は?」
「あ、そっか。私、本当の名前も教えてなかったわね。
 リーリア・メナードよ。メナード公爵家の娘よ」
「へ?また~、嘘ばっかり~。
 私はもう、裏の世界からは離れているから、用心して嘘つかなくていいのよ?」
「嘘じゃないわ!本当よ」
「だって、リーリア・メナードなら、確かこの国の第2王子の婚約者で、雲の上の存在よ~。
 間違っても、王妃の部下でこんなところに……」
「……セリウス殿下とは、『元』、婚約者よ」
「やだ!そういえば、さっき、王妃様に娘のように可愛がってもらっていたって言ったわね?」
「ええ。おかげで、今は部下にしてもらえたの。
 あ、バーナルはルクレナ様をご存知?」
「ちょっと、待ちなさい!ルクレナって黒髪で、隻眼の男装の女?」
「えっと、男装していたかな?
 でも、確かに黒髪で、本当は見えているけど、眼帯はしているよ~。
 やっぱり知り合い?」
「いや~、その~、何、野猿ちゃんは、今の直属の上司がルクレナだって言わないわよね?」
「おお、さすが、バーナル!まさに、そうよ!!」
「は~」とため息をついたバーナルは、目に手をあてて、俯いた。
「う~ん、野猿ちゃん、ただ者じゃないとわかっていたけど、ここまでとは……」

 ぶつぶつ言いだしたバーナルに、リーリアは「バーナル、どうしたの~?大丈夫?」と心配していた。
 そして、本題に入るリーリア。

「あの、それでね。
 バーナル、やっぱり私の仲間になって欲しいの。駄目?」
「えっと、今、こんな監獄みたいなところだけど、きちんと真っ当に働けているのよね~。
 そのうち、移動するつもりだけど、今はまだ大人しくしていようと思って。
 それに、ルクレナと関わるのはちょっと……」
「え!?そんなルクレナ様、とっても良い方ですよ~」
「まあ、野猿ちゃんにはね……」
「お給料、ここ以上に払うから!」
「……野猿ちゃん、私の本業をルクレナから聞いていないの?」
「もちろん、教えたぞ」

 そこへ、話を遮るように、ルクレナが険しい顔でリーリア達のいる休憩室に入ってきた。

「おいおい、こんなところに潜伏していたのか、毒殺料理人?」
「あら~、お久しぶりで、随分なご挨拶ね~、この高慢男女!
 あんたこそ、どっかにとっ捕まったって聞いていたのに、こんなところにいて大丈夫?」
「は!情報が遅いな。任務で潜伏していただけだ」
「へ~、あらそうなの~。まあ、あんたには興味ないけど~?」
「そりゃよかった。
 ……まあ、うちの野猿が迷惑かけたな。回収するわ。
 いくぞ、野猿!」
「え、その、ルクレナ様!せっかくバーナルに会えたので……」
「いいから、こいつに関わるな!」
「……ちょっと、待ちなさいよ。
 今、野猿ちゃんにスカウトしてもらっているところなの~。
 邪魔しないでくれる?」
「バーナル!話を受けてくれるの!?」
「そうねえ~」

 バーナルは、ちらっとルクレナの方を見る。

「ルクレナにはね、ルイスっていう、セリウス王子様並みのハンサムな弟がいて、私、彼が気に入っているの~。
 彼とお近づきになれるなら、仲間になることを考えてもいいわ!」
「貴様!まだそんなこと言っているのか!?ルイスにもかまうな!」

 ルクレナとバーナルがルイスというルクレナの弟のことで、喧嘩を始めてしまい、どうするべきか、おろおろするリーリア。
 そこで、「ハンサム」、「王子」のキーワードから、リーリアは良いことを思いついた。

「あのね、バーナル。
 そのルイス様より、本物のハンサムな王子様とお近づきになりたくない?
 もしかしたら、私と一緒だと、セリウス様とお知り合いになれるかもよ?」
「え?本物のセリウス殿下と?」
「うん。セリウス様とは婚約は解消したけど、今は、幼馴染として仲良くなれそうなの。
 この前も『キャロルの店』でお菓子を奢ってもらう約束したから、その時に、セリウス様へバーナルを紹介できるかも?」
「まあ、まあ、あのセリウス殿下と~!?
 さすが、元婚約者!いいわ。王妃様の許可がいるだろうけど、あなたの部下になってあげるわ~」
「おい!まずは私の許可が必要だぞ!!」

 勝手に話を進められて、怒るルクレナであったが、ふと、ルクレナはバーナルの有用な使い道を思いついた。

「くくく、野猿、お前良いこと言ったな。
 そうだな~、バーナル。
 お前がルイスに手を出さないと誓うなら、部下にしてやらんでもないぞ?
 ああ、あと、私と野猿、他の部下達にも毒盛ったりとか危害を加えないと誓えよ?」
「……それはいいけど、何か企んでんの?」
「あのな……」

 ごにょごにょとバーナルに耳打ちするルクレナに、バーナルの表情は驚きの表情に変わってきた。
 リーリアには詳しい内容は教えてもらえずに、(何々~?私には秘密なの?それより、喧嘩して仲が悪いのかと思ってけど、二人は実は仲良しなの!?)とちょっとしょんぼりした。
 ルクレナの耳打ちの後、バーナルの目は今までで一番、きらきらと輝いてきている。

「やだ~!ルクレナってば、話がわかる人だったのね~!
 いいわ!心から忠誠を誓っちゃうわ~。
 もちろん、お役に立てるように頑張るわよ!!」
「そうか!期待しているぞ!!
 いや~、王妃様からも王子対策を考えるように言われていたからな。くくく」

 突然、満面の笑みで忠誠を誓うバーナルに、首を傾げるリーリア。
 ルクレナは悪い微笑みを浮かべ、バーナルとがっちり握手をする。
 こうして、バーナルとルクレナの間に協定が結ばれて、アウスフォーデュ修道院からのバーナルの引き抜きは、王妃様の名前を使って問題なくできて、バーナルは無事にルクレナの部下になり、リーリア達と一緒にいくことになった。
 協定の詳細は、知らされていないリーリアであったが、これからもバーナルのご飯が食べれるという事実に、とりあえず、リーリアも喜んでおくことにした。
 その後、バーナルを含めたルクレナ達一行は、ルクレナの弟であるルイスと、王宮に到着前に落ち合う予定になっていた。
 しかし、ルイスとの待ち合わせ場所に現れたのは……。

「リーリア!また会えて嬉しいよ!!」
「セリウス様!?」
「いや~ん、ほ、本物のセリウス殿下なの~!?」
「……何故、ルイスでなく殿下が?」

 予定よりも早く再開したセリウスに、バーナルは大喜びしたが、ルクレナ達は首を傾げた。

「セリウス殿下。ルイスに何かあったのでしょうか?」とルイスを心配するルクレナ。
「いや、ルイスには別件を任せたので、代わりに僕が来たのだ。
 ああ。ルイスがリーリアの管理者になる件だが、ルイスには重要任務が多いので、管理者から外れることになったよ」

 そう言って、セリウスは国王陛下の署名が入った正式な書類をルクレナに見せた。

「リーリアの管理には、ルクレナ、君と僕とリーリアの兄アーサー・メナードの3人体制で管理していくことになったから」
「……王妃様のご意見は?」
「国王陛下の意見の方が優先だからね。
 ルイスは本当に有能だから、リーリアの管理をしている場合じゃないから」
「あなたこそ、野猿の管理者なんてやっている場合ではないのでは?」
「いや?僕には、アリーシアの事件でしばらく、重要な仕事からは外すというペナルティーが発生しているから、以前より余裕がある。それはアーサーもね。
 あと、僕の主な仕事と関わる案件をリーリアには、やってもらうことになったから当然といえば、当然の処置だよ?」
「……あなたの本音は、ルイスと野猿を会わせないためなのでは?」

 ルクレナからそう指摘されたセリウスは、先日のルクレナに負けない位の黒い微笑みを浮かべた。
 今のセリウスは、リーリアへの執着をあらわにしていた。
 セリウスは、前回までかけていたリーリアへの想いを閉じ込める自己洗脳術は、今回は解いていたので、セクハラがまた始まり、リーリアは残念に思いながらちょっと引いていた。

「リーリア!新しいお仕事のお話をするからこちらに来てね~」

 そういって、リーリアを話し合いのテーブルとソファに誘導したセリウスは、自分の左隣にリーリアを座らせ、右に持った書類の説明をしながら、さりげなく左手をリーリアの腰に回そうとする。

 ベシッ

 ルクレナが、そのセリウスの不埒な手をソファの後ろから叩き落とす。

「野猿、こっちに座れ」
「はい!」

 ルクレナは、セリウスと向かいの席に座るように言ってくれて、リーリアも素早く移動する。

「おい、不敬だぞ、貴様!」
「……王妃様からの指示で~す」
「くっ」

 しばらく、セリウスは、昔、アーサーともよくやっていたリーリアの取り合いを、ルクレナとやっていたが、仕事の話が進まないため、一時休止することにした。
 しかし、それでも我が儘を言うセリウス。

「おい、落ち着け!話が進まないぞ?」
「誰のせいですか?そちらこそ、落ち着いてくださいな。
 こんな低レベルなやり取りに、こちらもうんざりです」
「本当に、貴様、不敬だぞ!」
「今のあなたは、敬う必要がないと判断しましたが?」
「ああ、もういい加減、お互い妥協しようじゃないか!」
「そうおっしゃいますと?」
「妥協案として、今、ここでリーリアが僕の頬に口づけをしてくれたら、今日は1日、もうリーリアに一切、ちょっかいださないと誓う。おまけに、この仕事の振り分けを、そちらに選ばせてやろう」
「頬に口づけって……。全然、妥協しておりませんが?」
「このままだと、話が進まないぞ?仕事の振り分けも、面倒なのをやってもらうぞ?」
「何なんだ、この腐れ王子は……。
 洗脳のし過ぎで、脳が低レベル化しているのか?」と本気で心配するルクレナ。

 ルクレナが疲れているのを見て、リリーアもさすがに口を挟んだ。
「……別にいいですよ、それくらい。
 子供の頃から婚約破棄までは、よくやらされたことですから、何とも思っていません」
「ほら!リーリアもこう言っていることだし?」

 嬉しそうにするセリウスを細目で見下しながら、ルクレナは、リーリアとバーナルに耳打ちをする。
 二人ともコクと頷くと行動に出ることにした。

「セリウス様?ちょっと恥ずかしいので、目を閉じて頂けますか?」
「え、うん、わかった~。何なら唇にしてもいいよ~」
「いえ、後悔するのでやめた方がいいですよ?」
「ええ~?まあ、頬で今日は我慢するから、早く!」
「はい、では!」

 ぶっちゅ~!

 セリウスは、頬に濃厚な口づけをされた。
 もちろん、バーナルに。
 てっきりリーリアにキスされるものと思っていたセリウスは、ひどい衝撃を受けた。

「ギャー!!」と叫ぶセリウス。
「やった~!我が人生に悔いなし!!
 野猿ちゃんについてきて、本当に良かったわ~。
 きゃ~!麗しの王子様にキスができるなんて、夢が一つ叶っちゃった~」と狂喜するバーナル。
「このっ!貴様、殺すぞ!?」

 本気のセリウスの殺気を浴びても、手練れのバーナルにはへっちゃらで、リーリアの後ろに隠れて、「きゃっ、野猿ちゃ~ん、王子様がこわ~い!」と野次るバーナル。
 リーリアは、全面的にバーナルの味方のため、「彼をいじめないでください、セリウス様!」と冷たくリーリアから言われ、セリウスはショックを受ける。
 さすがのセリウスも、バーナルへの攻撃はリーリアの見えないところでやらないと、自分の立場がますます不利になるので、手が出しにくい状況であった。

「これでわかりましたか、セリウス殿下?
 あなたがリーリア嬢に要求したことは、今、あなたがやられて不快だと思うことと、同じことを要求したのですよ?いい加減、正気(?)に戻ってください」

 セリウスの従者マルセルにまで、セリウスは諭されるように説教され、バーナルのキスによるダメージが大きかったせいか、がっくりと項垂れ、やっと大人しくなるセリウス。
 この後も、セリウスがリーリアにセクハラしようとすると、バーナルという最強兵器がルクレナから投入されるようになった。
 セリウスは、リーリアを狙う以前に、自分の貞操が危なくなり、おかげで、リーリアの身は当分の間、セクハラから守られることになった。そして……。

「バーナル?あいつは敵だ!
 間違いなく敵だ~!!」とセリウスがよく叫ぶようになったとか……。
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