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13とんかつ
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雷門でさんざん飲み食いした後、知る人ぞ知るとんかつ店太陽に移動してから弥生は目の前に置かれたとんかつに絶望していた。
佐藤が行きたがるだけあってとんかつは史上最高のものが目の前に用意された。
ビジュアルは美しい。
薄くまとわせたキメの細かい衣は食欲をそそる黄金色
均等に切りそろえられ、見える断面は薄っすらピンク色でしっとりとして柔らかさが見ただけでわかる上等な肉。
どどーんという音響がついてきそうな肉の厚み………3cm以上4cm未満………
お腹さえ空いていれば!
そう、お腹さえ空いていれば!
目の前で倍以上の量を食べている2人の健啖ぶりに引きまくりながら、観光地はよく調べて行くべきだったと心底後悔した。
「あれ、弥生さんあんまり進んでないですね。」
「佐藤君……、実は歳を取ると胃の調子が……。」
佐藤はお腹をさする弥生を見て呆れた様に「何言ってるんです?まだ32歳じゃないですか。」といわれてしまった。
まだ20代の佐藤にはわからないつらさだと思う。
「そうだよ弥生、私より一回り以上下じゃないか。」
「えっ!?」
「おや、知らなかったのかい?」
「知りませんよ、弥生さん知ってたんですか?」
「何言ってんの?佐藤君、板垣さんは元見合い相手だよプロフィール位見てるし。」
ただ、佐藤君の気持ちもわかるっちゃわかる。
最初に会った時から変わらないどころか、どんどん美人度上がって、ますます年齢不詳になっている。
唖然としている佐藤の皿にこっそり食べられないとんかつを移す。
結局、弥生のとんかつは佐藤が平らげたところで移動となりどこへ行こうか?となった。
「さて、これからどうします?弥生さん限界みたいだしこのままホテル直行ですかね?」
確かに限界と言えば限界だけどお腹が一杯なだけで体調が悪いわけじゃない。
と言うよりこのままホテルに帰ると、ブタさん直行コースに突入する、要は太る。
一般的には、アルファとオメガは容姿端麗な者が多く体質的に太らない、と思われがちだが人体の構造はベータと変わらない。
実際に太っているアルファもオメガも存在する。
弥生だって、ここ最近代謝が落ちてきたのか少しお腹辺りがぷにぷにと………。
「……少し運動がしたいかな。」
おなかに手を当てて主張してみる。
それに異議を唱えたのは佐藤だった。
「えー、散々歩き回ったじゃないですか!!」
「いやいや!それを上回る摂取カロリーだったと思うんだけど?!」
佐藤は早くホテルに帰りたいのか、それとも歩きたくないのかわからないが行き先はホテル一択のようだった。
ホテル~、ホテル~と呪文の様に繰り返す佐藤に弥生は折れた。
「なら、ホテルに24時間のジムがあったよね?」
「ああ確か、上位クラスの宿泊プランにはあるね、予約を入れようか?」
板垣が予約用のアプリで予約を取っているのを見て信じられないと弥生を見る。
「え?マジで運動するんですか?」
「佐藤君、人間食っちゃ寝してたらいつか豚になり、そのうち牛になるんだよ、知らないの?」
「弥生さんこそ知ってます?それって迷信なんですよ、人間どんなに食っちゃ寝してても豚にも牛にもならないんです。」
佐藤は至極真面目に反論してくるが、弥生の決意は変わらない。
ホテルに帰ったらジムに行く、もし予約が空いていなくても散歩でもして部屋には戻らないようにしなければ、スレンダーなおなかが2段になり3段になる未来しか見えない。
「佐藤君……、俺は君が丸太のようになって奥さんに介助されないとトイレにも行けなくなる未来が見えてしまったよ。」
佐藤は頬を引きつらせた。
「いいんです~!いいんですぅ~~!俺の愛しいハニーは喜んでお世話してくれます!そんなことにはならないですけどね!!」
「弥生、予約が取れたんだが空きが1時間しかないらしい。」
「ありがとうございます、一時間あれば体が温まるので後は部屋で運動します。」
というわけで、ホテルに移動することになったが、佐藤はジムに行くのを最後まで嫌がっていた。
運動するのは弥生なのに。
ジムでは運動の為のスウェットやタオル、水分補給の水が用意されているので手ぶらで行っても問題なく利用できる。
ただ、弥生の口にするものは板垣が用意してくれているので、今回はスウェットとタオルのみのレンタルになった。
弥生の着替えを待つ間に佐藤は今晩からの人員の補充手配をしていた。
「ずいぶん忙しそうだ。」
「あなた、彼を見て何も思わないんですか?」
「何もとは?」
佐藤は忌々しそうに板垣を睨む、そこには先ほどまでのフレンドリーな様子はなくどちらかというと剣呑な感じだった。
「雷門で俺が離れている間に何かありましたね。」
「何かか、あったと言えばあったな。」
「遠回しにしなくていいですよ、来ましたね西園寺。」
「さすが、番犬君気がついていたか。」
「接近禁止だと言っておいたのに、勝手なことを。」
通知音がなり、スマホを確認すると、ちっと舌打ちして電話をかけ始める。
声を抑えているとはいえ、苛立ち、怒りといった感情は抑えきれずダダ漏れだ。
おそらく、弥生が出てくればそんな気配は消え失せるんだろうが。
「何か、問題でも?」
「問題だらけですよ、西園寺が動いてます。」
「ほお、あの若造が。」
はぁ、とため息を漏らすと「違いますよ、本家の方です。」
「確か、絶縁状態だったと思ったが?」
「今回の件が会長の耳に入ったらしく、2人のマッチングを改めてごり押ししてきました。護衛の件も知っていて自分のところから出すからと。」
弥生には本人にはわからない様に、国からもMからも専門の知識と技術を持った護衛がつけられている。
弥生に張り付く護衛は体術重視というより社会的に地位が高い者が選ばれる。
それは、相手に権力があった場合でも対応できなければいけないからだ。
その事も知った上での護衛派遣の申し出。
「……それはやっかいだね。」
あちらの手勢が入るということは、下手をすれば連れ去られて二度と戻ってこれなくなる可能性が高い。
いや、間違いなく初めて蒼紫が気にかけたオメガを手に入れようとするだろう。
何せ現状蒼紫は絶縁状態とはいえ、西園寺の事業の采配は彼がしているといっても過言ではない状態なのだ。
「それに加えて弥生さんのあの状態ですよ。」
佐藤がいらつく真の理由に板垣はつい笑みがこぼれた。
「素晴らしいだろう。」
「何が素晴らしいですが、危険度MAXですよ。」
今思い出しても素晴らしい光景だった。
弥生自身は初めての想い、初めての衝動に戸惑っている感じだったが、西園寺に触れた瞬間に一気に華やいだ。
「光がこぼれるようだったよ。」
「光?」
「西園寺に触れた瞬間を君にも見せたかった。」
「俺がいれば接触なんてさせてませんよ。」
「ははは、確かに。君も既婚者なら覚えはないかい?オメガが花咲く瞬間を。」
佐藤はなにもいえなかった。
自分が運命と出会って恋したオメガに、心開かれ彼女からも恋慕を寄せられた瞬間のあの素晴らしい奇跡を経験していたから。
ほころび、花開いたオメガは輝きを増す。
美しくまるで大輪の花のように。
すぐに伴侶として結ばれれば問題ないが、今の弥生はまるで誘蛾灯の様に周りを引きつける。
「しかし、遅いな。」
佐藤と板垣は顔を見合わせると更衣室の方に急いだ。
弥生の利用している更衣室は指定個室で他の人間は利用出来ない。
しかし、部屋にたどり着くまでの廊下には他の利用者も部屋に行くのに往来がある。
嫌な予感が2人を焦らせた。
佐藤が行きたがるだけあってとんかつは史上最高のものが目の前に用意された。
ビジュアルは美しい。
薄くまとわせたキメの細かい衣は食欲をそそる黄金色
均等に切りそろえられ、見える断面は薄っすらピンク色でしっとりとして柔らかさが見ただけでわかる上等な肉。
どどーんという音響がついてきそうな肉の厚み………3cm以上4cm未満………
お腹さえ空いていれば!
そう、お腹さえ空いていれば!
目の前で倍以上の量を食べている2人の健啖ぶりに引きまくりながら、観光地はよく調べて行くべきだったと心底後悔した。
「あれ、弥生さんあんまり進んでないですね。」
「佐藤君……、実は歳を取ると胃の調子が……。」
佐藤はお腹をさする弥生を見て呆れた様に「何言ってるんです?まだ32歳じゃないですか。」といわれてしまった。
まだ20代の佐藤にはわからないつらさだと思う。
「そうだよ弥生、私より一回り以上下じゃないか。」
「えっ!?」
「おや、知らなかったのかい?」
「知りませんよ、弥生さん知ってたんですか?」
「何言ってんの?佐藤君、板垣さんは元見合い相手だよプロフィール位見てるし。」
ただ、佐藤君の気持ちもわかるっちゃわかる。
最初に会った時から変わらないどころか、どんどん美人度上がって、ますます年齢不詳になっている。
唖然としている佐藤の皿にこっそり食べられないとんかつを移す。
結局、弥生のとんかつは佐藤が平らげたところで移動となりどこへ行こうか?となった。
「さて、これからどうします?弥生さん限界みたいだしこのままホテル直行ですかね?」
確かに限界と言えば限界だけどお腹が一杯なだけで体調が悪いわけじゃない。
と言うよりこのままホテルに帰ると、ブタさん直行コースに突入する、要は太る。
一般的には、アルファとオメガは容姿端麗な者が多く体質的に太らない、と思われがちだが人体の構造はベータと変わらない。
実際に太っているアルファもオメガも存在する。
弥生だって、ここ最近代謝が落ちてきたのか少しお腹辺りがぷにぷにと………。
「……少し運動がしたいかな。」
おなかに手を当てて主張してみる。
それに異議を唱えたのは佐藤だった。
「えー、散々歩き回ったじゃないですか!!」
「いやいや!それを上回る摂取カロリーだったと思うんだけど?!」
佐藤は早くホテルに帰りたいのか、それとも歩きたくないのかわからないが行き先はホテル一択のようだった。
ホテル~、ホテル~と呪文の様に繰り返す佐藤に弥生は折れた。
「なら、ホテルに24時間のジムがあったよね?」
「ああ確か、上位クラスの宿泊プランにはあるね、予約を入れようか?」
板垣が予約用のアプリで予約を取っているのを見て信じられないと弥生を見る。
「え?マジで運動するんですか?」
「佐藤君、人間食っちゃ寝してたらいつか豚になり、そのうち牛になるんだよ、知らないの?」
「弥生さんこそ知ってます?それって迷信なんですよ、人間どんなに食っちゃ寝してても豚にも牛にもならないんです。」
佐藤は至極真面目に反論してくるが、弥生の決意は変わらない。
ホテルに帰ったらジムに行く、もし予約が空いていなくても散歩でもして部屋には戻らないようにしなければ、スレンダーなおなかが2段になり3段になる未来しか見えない。
「佐藤君……、俺は君が丸太のようになって奥さんに介助されないとトイレにも行けなくなる未来が見えてしまったよ。」
佐藤は頬を引きつらせた。
「いいんです~!いいんですぅ~~!俺の愛しいハニーは喜んでお世話してくれます!そんなことにはならないですけどね!!」
「弥生、予約が取れたんだが空きが1時間しかないらしい。」
「ありがとうございます、一時間あれば体が温まるので後は部屋で運動します。」
というわけで、ホテルに移動することになったが、佐藤はジムに行くのを最後まで嫌がっていた。
運動するのは弥生なのに。
ジムでは運動の為のスウェットやタオル、水分補給の水が用意されているので手ぶらで行っても問題なく利用できる。
ただ、弥生の口にするものは板垣が用意してくれているので、今回はスウェットとタオルのみのレンタルになった。
弥生の着替えを待つ間に佐藤は今晩からの人員の補充手配をしていた。
「ずいぶん忙しそうだ。」
「あなた、彼を見て何も思わないんですか?」
「何もとは?」
佐藤は忌々しそうに板垣を睨む、そこには先ほどまでのフレンドリーな様子はなくどちらかというと剣呑な感じだった。
「雷門で俺が離れている間に何かありましたね。」
「何かか、あったと言えばあったな。」
「遠回しにしなくていいですよ、来ましたね西園寺。」
「さすが、番犬君気がついていたか。」
「接近禁止だと言っておいたのに、勝手なことを。」
通知音がなり、スマホを確認すると、ちっと舌打ちして電話をかけ始める。
声を抑えているとはいえ、苛立ち、怒りといった感情は抑えきれずダダ漏れだ。
おそらく、弥生が出てくればそんな気配は消え失せるんだろうが。
「何か、問題でも?」
「問題だらけですよ、西園寺が動いてます。」
「ほお、あの若造が。」
はぁ、とため息を漏らすと「違いますよ、本家の方です。」
「確か、絶縁状態だったと思ったが?」
「今回の件が会長の耳に入ったらしく、2人のマッチングを改めてごり押ししてきました。護衛の件も知っていて自分のところから出すからと。」
弥生には本人にはわからない様に、国からもMからも専門の知識と技術を持った護衛がつけられている。
弥生に張り付く護衛は体術重視というより社会的に地位が高い者が選ばれる。
それは、相手に権力があった場合でも対応できなければいけないからだ。
その事も知った上での護衛派遣の申し出。
「……それはやっかいだね。」
あちらの手勢が入るということは、下手をすれば連れ去られて二度と戻ってこれなくなる可能性が高い。
いや、間違いなく初めて蒼紫が気にかけたオメガを手に入れようとするだろう。
何せ現状蒼紫は絶縁状態とはいえ、西園寺の事業の采配は彼がしているといっても過言ではない状態なのだ。
「それに加えて弥生さんのあの状態ですよ。」
佐藤がいらつく真の理由に板垣はつい笑みがこぼれた。
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今思い出しても素晴らしい光景だった。
弥生自身は初めての想い、初めての衝動に戸惑っている感じだったが、西園寺に触れた瞬間に一気に華やいだ。
「光がこぼれるようだったよ。」
「光?」
「西園寺に触れた瞬間を君にも見せたかった。」
「俺がいれば接触なんてさせてませんよ。」
「ははは、確かに。君も既婚者なら覚えはないかい?オメガが花咲く瞬間を。」
佐藤はなにもいえなかった。
自分が運命と出会って恋したオメガに、心開かれ彼女からも恋慕を寄せられた瞬間のあの素晴らしい奇跡を経験していたから。
ほころび、花開いたオメガは輝きを増す。
美しくまるで大輪の花のように。
すぐに伴侶として結ばれれば問題ないが、今の弥生はまるで誘蛾灯の様に周りを引きつける。
「しかし、遅いな。」
佐藤と板垣は顔を見合わせると更衣室の方に急いだ。
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