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77.就職
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強い日差しが射し込む季節になり、篠宮の手がけた施設が軌道に乗り新たな試みもなかなかの好調を見せている。
建物の後方に広がる山を利用したアクティビティは特に人気で海外からのツアー客の取り込みも成功している。
今、弥生は図らずも篠宮と一緒に仕事をしている。
保険の手続きに行くと3カ月間何もしないのではなく、求人の検索や講習を受ける必要があると説明を受けて、検索をかけていた時に出てきた求人が、全く受からないと受付が嘆いていたので、受かる必要のない弥生は、それならと応募した結果、面接当日にすでに席が用意されておりニコニコの東堂に迎えられた時にははめられたと思った。
ただ、不思議と不快感はなく、仕方ないなぁくらいだ。
保険もらって悠々自適生活は夢に消えたが、充実した日々は加速度的に時間を進め気が付けばホテルの一件から半年がたっていた。
好きな人と一緒に、そして今までと変わりない友好関係を続けていっているのはひとえに篠宮のおかげだろう。
「弥生さん。」
「社長。」
社長呼びに悲しそうな顔をする篠宮に弥生は妥協しない、今は仕事中で他の人間の目もある。
にっこり微笑み、なんですか?と先を促す。
「これから、少し時間を取りたいんですがスケジュールはどうなっていますか?」
「少々お待ちください。」
手帳を取り出すと前後の予定を確認していく、前後と明日の予定を照らし合わせると
「1時間ほどでしたら、午後2時からとることができると思います。」
「わかりました、それでお願いします。」
弥生はすぐにスケジュールが変更になったことを相手側に伝えていく。
「ちなみに、なんの予定かお伺いしても?」
「ああ、仕事ではないので、弥生さんはその間休憩でもしていてください。」
ああ、これは自分に関する厄介ごとだな。と悟った。
一緒に仕事をするようになって篠宮が弥生の負担になるような仕事から遠ざけているのを感づいて、しっかり話し合った結果。
篠宮は弥生を厄介な事案にも同行を許すようになった。
今回、その悪い癖が出たのか、本当にプライベートで弥生を関わらせたくないのかちょっと不明だ。
「わかりました、その間カフェにいますので御用があればお申し付けください。」
「あっ、いや出かけてきても。」
なるほど、敵は正面から来るのか。
何とか弥生をこの施設から遠ざけようとしているのが丸わかりな態度に、輝くばかりの笑顔を向ける。
「カフェにおります。」
「……はい。」
これ以上いうのは悪手と悟った篠宮はうなだれて黙った。
一仕事終えて、カフェに行くと頼んでもないのに出てきたケーキセットに顔を上げると見知った顔がいた。
アメリカから帰ってきた名取家の長男大成だ。
昔の女の子のようなかわいさはなくなったが、それでも、容姿の良さは変わらない。
彼を目当てにカフェに通う客もいるという。
「大成さん。」
「びっくりした?」
「うん。」
正面の席に座った名取に「いいの?仕事中じゃないの?」と聞くと。
「店長から許可はもらってるから。ちょっと相談したいことがあってさ。」
「何?」
「実はここの病院の方なんだけど。」
「産婦人科と小児科、内科の事?」
「カフェと病院の責任者同士で雰囲気悪くなっちゃってて。」
弥生はよくわからず首をひねる。
設立当初は病院側の希望する食事提供やメニュー開発でお互いずいぶん楽しそうだったが、ここにきて仲たがい?
「理由はわかってるの?」
「俺。」
「え?」
「原因俺なんだよ。」
「なんで?」
性格もよく、仕事もできる大成が何かしたとは考えにくい。
「あ~、ちょっと前にカフェで倒れた客覚えてる?」
「うん。」
確か急性虫垂炎だったはずだ。
その日は運が悪く救急車もドクターヘリも出払っていて、休日だったこともあり施設の3人いる医者は当番のみ、その人も緊急手術が入って患者にかかり切り、休日の医者も呼び出しをかけたが帰ってくるまでに一時間以上かかるという最悪な状態だった。
それを大成がその日手の空いているスタッフに指示を出し、緊急手術を行った。
「俺、こっちでも医師免許持ってる上にあっちでは救急医だけじゃなく内科も外科もやってたから、喉から手が出るほど欲しいらしくて。」
「ああ、もしかしてカフェ側も。」
「最初の話が英語が話せる店員って事だったろ、確かにツアー客って外人多くてしゃべれないときついもんがある。」
そう、そこもネックだ。
最初は翻訳機を導入していたが翻訳までのタイムラグでのトラブルや、翻訳ミス、作動しないトラブルが多発。
どうにかならないかと求人を出したが、なかなか、ネイティブに話せる人間がこんな田舎に来てくれないと嘆いているのを聞いて大成が帰ってきているのを思い出し、バイトならということで入ってもらった経緯がある。
「大成さんくらい話せる人って見つからないよね。」
「普通に募集かけたらな。」
面接時に大成が英語力に自信ありという何人かを試験と称して簡単な会話を試みたがそのほとんどが和製英語を織り交ぜた英語を披露して一人も合格者が出なかった経緯がある。
和製英語の恐ろしいところは本場では相手に不快感を与えたり、下手したらセクハラに当たる言葉が存在する点だ。
そんなものを連発してたら本国に戻ってから訴えを起こされる事態も考えられるとと大成から聞き、採用は見送った。
「ん?普通に?」
「実は姉さんが帰ってきてる。」
「そうなの?」
大成の姉、鈴は世界を渡り歩くバイヤーだ。
「取引国で戦争が始まって引き上げてきた。」
「そっか。」
「そこでだ、英語・ドイツ語だけじゃなく、フランス・スペイン・中国語マスター、バイトで雇ってみねぇ?」
「それは、大歓迎だけど。」
「その代わり俺は病院の方にうつるわ。」
「いいの?病院ってなるとバイトじゃなくて正社員になるよ。」
「おう、おふくろの体調もあんまよくないしな。近くで腰を落ち着かせようと思って。」
「おばさん、悪いの?」
「俺が言ったのは内緒な。治療は続けてるけど肝臓がだいぶ弱ってる。仕事は定年までやるって張り切ってたけどそれも怪しいな。」
ショックが隠し切れない弥生に「そんな顔すんな。」と苦笑いする。
「おふくろも、治療頑張ってるしな。普通に接してやってくれよ。」
「うん。」
「それと、姉さんもバイヤーつっても、直接接客はしたことないかもしれないから、一カ月俺カフェの方にいるわ。」
「わかった、店長には?」
「もういってある。篠宮さんに許可って言ってたけど弥生……柊さんでいいだろ。」
言い直したのは仕事として話をしているからだろう。
にしては砕けた言葉使いがほとんどで、弥生自身もつい普段の言葉使いになってしまっているが、休憩時間だからいいだろう。
「うん、大丈夫。」
「じゃ、よろしくな。」
そういって大成が席を立った。
弥生の好きなオレンジのケーキにマスカットの香り立つ紅茶に舌鼓を打っていると、テーブルをこんこんとノックされ顔を上げる。
「え?」
「ここ、よろしいかな?」
「っ!はい、どうぞ!」
席を立ち、座りやすいように席を引く、懐かしいその人は弥生に武道を指導してくれた恩師だった。
建物の後方に広がる山を利用したアクティビティは特に人気で海外からのツアー客の取り込みも成功している。
今、弥生は図らずも篠宮と一緒に仕事をしている。
保険の手続きに行くと3カ月間何もしないのではなく、求人の検索や講習を受ける必要があると説明を受けて、検索をかけていた時に出てきた求人が、全く受からないと受付が嘆いていたので、受かる必要のない弥生は、それならと応募した結果、面接当日にすでに席が用意されておりニコニコの東堂に迎えられた時にははめられたと思った。
ただ、不思議と不快感はなく、仕方ないなぁくらいだ。
保険もらって悠々自適生活は夢に消えたが、充実した日々は加速度的に時間を進め気が付けばホテルの一件から半年がたっていた。
好きな人と一緒に、そして今までと変わりない友好関係を続けていっているのはひとえに篠宮のおかげだろう。
「弥生さん。」
「社長。」
社長呼びに悲しそうな顔をする篠宮に弥生は妥協しない、今は仕事中で他の人間の目もある。
にっこり微笑み、なんですか?と先を促す。
「これから、少し時間を取りたいんですがスケジュールはどうなっていますか?」
「少々お待ちください。」
手帳を取り出すと前後の予定を確認していく、前後と明日の予定を照らし合わせると
「1時間ほどでしたら、午後2時からとることができると思います。」
「わかりました、それでお願いします。」
弥生はすぐにスケジュールが変更になったことを相手側に伝えていく。
「ちなみに、なんの予定かお伺いしても?」
「ああ、仕事ではないので、弥生さんはその間休憩でもしていてください。」
ああ、これは自分に関する厄介ごとだな。と悟った。
一緒に仕事をするようになって篠宮が弥生の負担になるような仕事から遠ざけているのを感づいて、しっかり話し合った結果。
篠宮は弥生を厄介な事案にも同行を許すようになった。
今回、その悪い癖が出たのか、本当にプライベートで弥生を関わらせたくないのかちょっと不明だ。
「わかりました、その間カフェにいますので御用があればお申し付けください。」
「あっ、いや出かけてきても。」
なるほど、敵は正面から来るのか。
何とか弥生をこの施設から遠ざけようとしているのが丸わかりな態度に、輝くばかりの笑顔を向ける。
「カフェにおります。」
「……はい。」
これ以上いうのは悪手と悟った篠宮はうなだれて黙った。
一仕事終えて、カフェに行くと頼んでもないのに出てきたケーキセットに顔を上げると見知った顔がいた。
アメリカから帰ってきた名取家の長男大成だ。
昔の女の子のようなかわいさはなくなったが、それでも、容姿の良さは変わらない。
彼を目当てにカフェに通う客もいるという。
「大成さん。」
「びっくりした?」
「うん。」
正面の席に座った名取に「いいの?仕事中じゃないの?」と聞くと。
「店長から許可はもらってるから。ちょっと相談したいことがあってさ。」
「何?」
「実はここの病院の方なんだけど。」
「産婦人科と小児科、内科の事?」
「カフェと病院の責任者同士で雰囲気悪くなっちゃってて。」
弥生はよくわからず首をひねる。
設立当初は病院側の希望する食事提供やメニュー開発でお互いずいぶん楽しそうだったが、ここにきて仲たがい?
「理由はわかってるの?」
「俺。」
「え?」
「原因俺なんだよ。」
「なんで?」
性格もよく、仕事もできる大成が何かしたとは考えにくい。
「あ~、ちょっと前にカフェで倒れた客覚えてる?」
「うん。」
確か急性虫垂炎だったはずだ。
その日は運が悪く救急車もドクターヘリも出払っていて、休日だったこともあり施設の3人いる医者は当番のみ、その人も緊急手術が入って患者にかかり切り、休日の医者も呼び出しをかけたが帰ってくるまでに一時間以上かかるという最悪な状態だった。
それを大成がその日手の空いているスタッフに指示を出し、緊急手術を行った。
「俺、こっちでも医師免許持ってる上にあっちでは救急医だけじゃなく内科も外科もやってたから、喉から手が出るほど欲しいらしくて。」
「ああ、もしかしてカフェ側も。」
「最初の話が英語が話せる店員って事だったろ、確かにツアー客って外人多くてしゃべれないときついもんがある。」
そう、そこもネックだ。
最初は翻訳機を導入していたが翻訳までのタイムラグでのトラブルや、翻訳ミス、作動しないトラブルが多発。
どうにかならないかと求人を出したが、なかなか、ネイティブに話せる人間がこんな田舎に来てくれないと嘆いているのを聞いて大成が帰ってきているのを思い出し、バイトならということで入ってもらった経緯がある。
「大成さんくらい話せる人って見つからないよね。」
「普通に募集かけたらな。」
面接時に大成が英語力に自信ありという何人かを試験と称して簡単な会話を試みたがそのほとんどが和製英語を織り交ぜた英語を披露して一人も合格者が出なかった経緯がある。
和製英語の恐ろしいところは本場では相手に不快感を与えたり、下手したらセクハラに当たる言葉が存在する点だ。
そんなものを連発してたら本国に戻ってから訴えを起こされる事態も考えられるとと大成から聞き、採用は見送った。
「ん?普通に?」
「実は姉さんが帰ってきてる。」
「そうなの?」
大成の姉、鈴は世界を渡り歩くバイヤーだ。
「取引国で戦争が始まって引き上げてきた。」
「そっか。」
「そこでだ、英語・ドイツ語だけじゃなく、フランス・スペイン・中国語マスター、バイトで雇ってみねぇ?」
「それは、大歓迎だけど。」
「その代わり俺は病院の方にうつるわ。」
「いいの?病院ってなるとバイトじゃなくて正社員になるよ。」
「おう、おふくろの体調もあんまよくないしな。近くで腰を落ち着かせようと思って。」
「おばさん、悪いの?」
「俺が言ったのは内緒な。治療は続けてるけど肝臓がだいぶ弱ってる。仕事は定年までやるって張り切ってたけどそれも怪しいな。」
ショックが隠し切れない弥生に「そんな顔すんな。」と苦笑いする。
「おふくろも、治療頑張ってるしな。普通に接してやってくれよ。」
「うん。」
「それと、姉さんもバイヤーつっても、直接接客はしたことないかもしれないから、一カ月俺カフェの方にいるわ。」
「わかった、店長には?」
「もういってある。篠宮さんに許可って言ってたけど弥生……柊さんでいいだろ。」
言い直したのは仕事として話をしているからだろう。
にしては砕けた言葉使いがほとんどで、弥生自身もつい普段の言葉使いになってしまっているが、休憩時間だからいいだろう。
「うん、大丈夫。」
「じゃ、よろしくな。」
そういって大成が席を立った。
弥生の好きなオレンジのケーキにマスカットの香り立つ紅茶に舌鼓を打っていると、テーブルをこんこんとノックされ顔を上げる。
「え?」
「ここ、よろしいかな?」
「っ!はい、どうぞ!」
席を立ち、座りやすいように席を引く、懐かしいその人は弥生に武道を指導してくれた恩師だった。
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