16 / 202
第4章 香緒里の魔法開発記
16 流石に教授はプロだった
しおりを挟む
運がいい事に田奈先生の在室札は表向き。
だから俺は研究室のドアをノックした。
「すみません、魔法工学科の長津田と薊野です」
「開いてるぞ」
入っていいという事なので、俺はまだ状況を完全に理解していない香緒里ちゃんを連れて入室する。
「どうした、また笑える物を作ったか」
そういう教授席付近にも、色々怪しげな機械や道具が色々置かれている。
田奈先生は教官で主任教授職にもついてはいるが、根本的にはもの作り屋だ。
いくつも魔道具等のパテントを自ら持っていて、不労所得だけでも生活できると豪語している。
その不労所得で色々工作機械等を買い込んでは奥様に怒られているそうだ。
「今回、後輩にとんでもない物を作らせてしまったので、ご報告にまいりました」
「またお前が変な手伝いでもしたんじゃないのか」
俺の色々問題はあるけれど完成度の高い品々を受け取って、採点してきた先生だ。
その分俺に対して余分な知見も持っている。
「今回はあくまで薊野さんの功績です。俺は魔法製品の依頼を薊野さんにして、受け取った物で実証装置を作っただけです」
実証装置を先生の机の上に置き、コントローラーのコンセントを入れる。
「見ていただければ理解いただけるかと思います」
俺はコントローラーを少しだけ動かす。
実証装置が3割位長さを増した。
「成程、ちょっと鑑定するぞ」
田奈先生は目を細めて実証装置を見る。
「モーター類は勿論電磁石等は使っていない。電圧はミリボルト単位、電流もミリアンペア単位か。微弱電流は駆動力というより物性を変化させる為に使用しているな。内側のバネは絶縁されているから外側のバネを変化させている。変化させているのはヤング率とか弾性係数。違うか」
さすが先生。
実証装置を1回動かしただけで見破った。
「駆動できる力は電力依存ではなくバネ依存。だから相当大きい力も微弱電流で制御可能。使った魔法も魔法付与による永続魔法。だから魔法使いでなくても使用できる。おそらく全世界で使用可能。応用範囲はかなり広い。とんでもない物を持ち込んだな」
先生は俺が持ち込んだものの意味を、全て理解してくれたようだ。
「それで先生に折り入ってお願いが」
「パテントの先行出願、品物見本と先行見本品の製作依頼、それに伴う義足の課題の提出遅延許可だろう。違うか」
流石田奈先生だ。
「話が早くて助かります」
「一応お前の担当教官やっているんだ。それくらい察せなくてどうする」
田奈先生はにやりと笑う。
「課題は夏休み直前まで遅延を認めてやろう。先行見本品用のバネはこっちでメーカーに発注、取り寄せたバネに魔法をかけてもらう形にする。先行見本品の物理特性等はセンターに依頼を出そう。その分の手数料は引かれるが大したことはない」
話が早い、早過ぎる。俺は慌ててメモを出す。
「先行見本品は1,000個程作る。魔法をかける薊野は心の準備をしておけよ。その後は魔法をかけるバネの現物を送付してもらい、魔法をかけて返送することにしよう。月あたり個数限定の予約制でだ。それなら学業の邪魔にならないし生活費以上は稼げるだろう」
あっさりと田奈先生はこの件に対する対処をまとめた。
さすがプロだ。
何をどう、どれだけすべきか、あっという間に返答してきやがった。
「そんなに作るんですか」
一方で香緒里ちゃんは、自分が作り出した物の価値にまだ気づいていないようだ。
田奈先生もその事に気づいたのだろう。
香緒里ちゃんに向かってゆっくりと教える。
「例えばこの部屋位の大きさのバネを作ってこの装置の巨大版を作ったとしよう。それでも装置を伸び縮みさせるのには大した電気はいならい。鉄の電気抵抗などしれたものだからな。電池1本もあれば数時間駆動させるのも難しくない。それは理解できるな」
香緒里ちゃんは頷く。
「さて、その装置のバネの片方を固定して、もう片方をクランクに繋いで円運動を取り出す。電流を断続的にうまく流してやれば円運動がつくれるよな。ついでだから適当に歯車を噛ませて回転数を調節して発電機につないでやろう。そうすればどうなるか、もう想像はつくな」
香緒里ちゃんは少し考えて答える。
「……電池1個の電力と付近の魔力から、電池を上回る電気を発電出来ます」
「その通り。魔法使いがいないと使えない筈の魔力が、一般人でも利用できるようになるんだ。量産すれば産業革命級の衝撃を与える可能性がある。それだけの代物だという事は自覚しろ」
やっと香緒里ちゃんにも状況が理解できたらしい。
「それってひょっとしたら、相当凄いことなんじゃ」
田奈先生はにやりと笑う。
「そこの悪い先輩には感謝しとけ。常にしょうもない物を作っては教授会を笑わせている悪い学生だが、見る目と工作能力は確かだ。ただそこの悪い先輩、この実証装置には少々言いたいことがある。分かるな」
「内側のバネの更に内側にシリンダを入れてバネが曲がらないようにする。両方のバネを絶縁する。そんなところですか」
田奈先生はフンと鼻息で笑う。
「どうせ出来たもの可能性に目がくらんで、勢いだけで実証装置まで作ってしまったんだろう。違うか」
「その通りです」
言われたとおりだ。一言も無い。
「ただその可能性にすぐ気づいたセンスは褒めてやる。この件はまかせろ。あとパテントの名義は薊野でいいな」
「お願いします」
「長津田先輩は?」
俺と香緒里ちゃんが同時に別の返答をする。
田奈先生は笑って香緒里ちゃんに話しかけた。
「確かに有用性を見つけたのは長津田だろうし、この実証装置を作ったのも長津田だろう。それにこの物質を生み出したのも長津田がきっかけかもしれん。しかしこの物質を魔法で作り出したのは薊野だし、今後作っていくのも薊野だ。だからパテントの名義は薊野名義だ。それにな」
田奈先生は俺の方を見る。
「お前はこれを作ったのが薊野だと認めるんだろ」
「当然です」
先生は笑って頷く。
「こいつはこんな奴だ。物を作るという意識とそれに関する誇りが人一倍強い。だからこの物質のパテントをこいつにも渡す事は侮辱になる。だから薊野の単独名義にしておけ。どうしてもこいつに金を払いたいなら、飯でもおごってやるかヒモにでもして飼ってやれ。どうせ製作環境さえあればこいつは文句は言わない」
何か色々言われているが、概ね当たっているので文句は言わない。
「わかりました。ではそれでお願いします」
「任せろ!」
俺達はもう一度礼をして、そして研究室を去る。
だから俺は研究室のドアをノックした。
「すみません、魔法工学科の長津田と薊野です」
「開いてるぞ」
入っていいという事なので、俺はまだ状況を完全に理解していない香緒里ちゃんを連れて入室する。
「どうした、また笑える物を作ったか」
そういう教授席付近にも、色々怪しげな機械や道具が色々置かれている。
田奈先生は教官で主任教授職にもついてはいるが、根本的にはもの作り屋だ。
いくつも魔道具等のパテントを自ら持っていて、不労所得だけでも生活できると豪語している。
その不労所得で色々工作機械等を買い込んでは奥様に怒られているそうだ。
「今回、後輩にとんでもない物を作らせてしまったので、ご報告にまいりました」
「またお前が変な手伝いでもしたんじゃないのか」
俺の色々問題はあるけれど完成度の高い品々を受け取って、採点してきた先生だ。
その分俺に対して余分な知見も持っている。
「今回はあくまで薊野さんの功績です。俺は魔法製品の依頼を薊野さんにして、受け取った物で実証装置を作っただけです」
実証装置を先生の机の上に置き、コントローラーのコンセントを入れる。
「見ていただければ理解いただけるかと思います」
俺はコントローラーを少しだけ動かす。
実証装置が3割位長さを増した。
「成程、ちょっと鑑定するぞ」
田奈先生は目を細めて実証装置を見る。
「モーター類は勿論電磁石等は使っていない。電圧はミリボルト単位、電流もミリアンペア単位か。微弱電流は駆動力というより物性を変化させる為に使用しているな。内側のバネは絶縁されているから外側のバネを変化させている。変化させているのはヤング率とか弾性係数。違うか」
さすが先生。
実証装置を1回動かしただけで見破った。
「駆動できる力は電力依存ではなくバネ依存。だから相当大きい力も微弱電流で制御可能。使った魔法も魔法付与による永続魔法。だから魔法使いでなくても使用できる。おそらく全世界で使用可能。応用範囲はかなり広い。とんでもない物を持ち込んだな」
先生は俺が持ち込んだものの意味を、全て理解してくれたようだ。
「それで先生に折り入ってお願いが」
「パテントの先行出願、品物見本と先行見本品の製作依頼、それに伴う義足の課題の提出遅延許可だろう。違うか」
流石田奈先生だ。
「話が早くて助かります」
「一応お前の担当教官やっているんだ。それくらい察せなくてどうする」
田奈先生はにやりと笑う。
「課題は夏休み直前まで遅延を認めてやろう。先行見本品用のバネはこっちでメーカーに発注、取り寄せたバネに魔法をかけてもらう形にする。先行見本品の物理特性等はセンターに依頼を出そう。その分の手数料は引かれるが大したことはない」
話が早い、早過ぎる。俺は慌ててメモを出す。
「先行見本品は1,000個程作る。魔法をかける薊野は心の準備をしておけよ。その後は魔法をかけるバネの現物を送付してもらい、魔法をかけて返送することにしよう。月あたり個数限定の予約制でだ。それなら学業の邪魔にならないし生活費以上は稼げるだろう」
あっさりと田奈先生はこの件に対する対処をまとめた。
さすがプロだ。
何をどう、どれだけすべきか、あっという間に返答してきやがった。
「そんなに作るんですか」
一方で香緒里ちゃんは、自分が作り出した物の価値にまだ気づいていないようだ。
田奈先生もその事に気づいたのだろう。
香緒里ちゃんに向かってゆっくりと教える。
「例えばこの部屋位の大きさのバネを作ってこの装置の巨大版を作ったとしよう。それでも装置を伸び縮みさせるのには大した電気はいならい。鉄の電気抵抗などしれたものだからな。電池1本もあれば数時間駆動させるのも難しくない。それは理解できるな」
香緒里ちゃんは頷く。
「さて、その装置のバネの片方を固定して、もう片方をクランクに繋いで円運動を取り出す。電流を断続的にうまく流してやれば円運動がつくれるよな。ついでだから適当に歯車を噛ませて回転数を調節して発電機につないでやろう。そうすればどうなるか、もう想像はつくな」
香緒里ちゃんは少し考えて答える。
「……電池1個の電力と付近の魔力から、電池を上回る電気を発電出来ます」
「その通り。魔法使いがいないと使えない筈の魔力が、一般人でも利用できるようになるんだ。量産すれば産業革命級の衝撃を与える可能性がある。それだけの代物だという事は自覚しろ」
やっと香緒里ちゃんにも状況が理解できたらしい。
「それってひょっとしたら、相当凄いことなんじゃ」
田奈先生はにやりと笑う。
「そこの悪い先輩には感謝しとけ。常にしょうもない物を作っては教授会を笑わせている悪い学生だが、見る目と工作能力は確かだ。ただそこの悪い先輩、この実証装置には少々言いたいことがある。分かるな」
「内側のバネの更に内側にシリンダを入れてバネが曲がらないようにする。両方のバネを絶縁する。そんなところですか」
田奈先生はフンと鼻息で笑う。
「どうせ出来たもの可能性に目がくらんで、勢いだけで実証装置まで作ってしまったんだろう。違うか」
「その通りです」
言われたとおりだ。一言も無い。
「ただその可能性にすぐ気づいたセンスは褒めてやる。この件はまかせろ。あとパテントの名義は薊野でいいな」
「お願いします」
「長津田先輩は?」
俺と香緒里ちゃんが同時に別の返答をする。
田奈先生は笑って香緒里ちゃんに話しかけた。
「確かに有用性を見つけたのは長津田だろうし、この実証装置を作ったのも長津田だろう。それにこの物質を生み出したのも長津田がきっかけかもしれん。しかしこの物質を魔法で作り出したのは薊野だし、今後作っていくのも薊野だ。だからパテントの名義は薊野名義だ。それにな」
田奈先生は俺の方を見る。
「お前はこれを作ったのが薊野だと認めるんだろ」
「当然です」
先生は笑って頷く。
「こいつはこんな奴だ。物を作るという意識とそれに関する誇りが人一倍強い。だからこの物質のパテントをこいつにも渡す事は侮辱になる。だから薊野の単独名義にしておけ。どうしてもこいつに金を払いたいなら、飯でもおごってやるかヒモにでもして飼ってやれ。どうせ製作環境さえあればこいつは文句は言わない」
何か色々言われているが、概ね当たっているので文句は言わない。
「わかりました。ではそれでお願いします」
「任せろ!」
俺達はもう一度礼をして、そして研究室を去る。
60
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~
紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。
マンションのオーナーは十六歳の不思議な青年 〜マンションの特別室は何故か女性で埋まってしまう〜
美鈴
ファンタジー
ホットランキング上位ありがとうございます😊
ストーカーの被害に遭うアイドル歌羽根天音。彼女は警察に真っ先に相談する事にしたのだが…結果を言えば解決には至っていない。途方にくれる天音。久しぶりに会った親友の美樹子に「──なんかあった?」と、聞かれてその件を伝える事に…。すると彼女から「なんでもっと早く言ってくれなかったの!?」と、そんな言葉とともに彼女は誰かに電話を掛け始め…
※カクヨム様にも投稿しています
※イラストはAIイラストを使用しています
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~
みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった!
無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。
追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる