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第30章 冬はつとめて(2) ~修4年冬編・後半~
152 厨房の後継者
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「ふっふっふっ。今回は片っ端から空間繋げて海中をスキャンしたですよ。128箇所目で群れを発見して一番大きそうなのを頂いたです」
去年の初夏に、詩織ちゃんが露天風呂のデッキで魚を捕まえた事があった。
今回の魔法はその魔法の応用版らしい。
ただあの時に比べれば随分と短時間で済んでいる。
「魔力の方は大丈夫なのか」
あの時の詩織ちゃんはほぼ魔力切れ状態で、俺のベッドを占拠してさっさと寝てしまったのだが。
「今回はチートグッズを使ったので余裕なのですよ。方法も待ちではなくて広範囲複数箇所同時進行でやったので時間短縮も出来たのです」
「……風遊美、解説頼む」
「私の常識外です」
そういう魔法もあるんだな、という事位しか俺達には理解できない。
「これだけ大きければおかずには充分だろう。帰るぞ」
詩織ちゃん以外、つまり俺を含む3人には微妙に納得のいかない結末だ。
でもまあ獲物が手に入った事を喜ぶとしよう。
直接屋上に乗り付けて俺の魔法で窓の鍵を開け、重くて大きい獲物を運び込む。
「さて、素材は最高だから今回は思い切り色々作るぞ!」
という事で、例によって奈津希さんは風呂場で解体作業を開始。
「それにしても奈津季さんがいなくなると大変ですよね。料理とか今回のような魚を捌くのとか」
「小さいのは私でも出来ますが、流石に大きいのは自信ないです」
風遊美さんも駄目か。
当然俺も出来る気はしない。
「ああ、魚の解体はルイスに伝授済みだ。だから大きいのを釣ったらあいつに任せておけ。ただ味付けとか調理部分は絶対ルイスにさせるなよ。あいつの舌は英国仕込みだ」
舌が英国仕込みとは、どういう意味だろう。
「わかりました。捌くのはお願いしてそれ以降は私か他の人がやる事にします」
今の言葉、EUの魔法特区出身の風遊美さんには通じたらしい。
返事から察するに、どうもあまりいい意味では無いようだ。
「何なら私も調理するですよ」
「詩織と修も調理させるなよ。魔法工学科だけあって妙に機械的な料理になる傾向がある。食べて消化できれば食事だという感覚だからな。
今の面子だと風遊美を除いたら一番有望なのは香緒里だな。ジェニーとソフィーは神の教えとかで麺類以外は作らないし。後は愛希かな。理奈はどうも味より趣味とかネタに凝るタイプと見た。
月見野先輩は多分一通り作れるけれど、お茶菓子以外は作らないと自ら公言している。ロビーと鈴懸台先輩は焼けば何でも食えると信じているし、由香里さんは尊敬すべき先輩だけど口に入るものだけは任せられない」
風遊美さんが笑いを堪えている。
俺に対する評価は別として、まあ半分以上は納得できる評価だ。
「私も作れるですよ」
一方で詩織ちゃんは少し不満そう。
「例えば詩織や修が味噌汁を作ったとする。すると恐らく味噌やや薄め、油揚げとわかめ等具が2品入った出汁無しの味噌汁になるんだ。確かに見かけも材料も栄養価も味噌汁なんだが、飲むと何かどこか物足らない。どうだ覚えはないか」
あ、言われてみれば、確かに……
風遊美さんはついに笑いを堪えられなくなった。
口を押さえて肩をひくひくさせている。
「そういう時は、最初から出汁入り味噌を使うのですよ」
「とまあ、こんな感じなわけだ」
我ながら否定できないのが悲しい。
ちなみに風遊美さんはついに机に突っ伏した。
いくら何でも笑いすぎだろ、風遊美さん。
奈津希さんはそんな冗談を言いながらでも、手を常人の数倍の速度で動かしている。
結果1時間も経たないうちに魚は全て解体済み。
鍋と皿と冷蔵庫に入った状態になっta。
「あ、ご飯炊くのを忘れてた。最近は香緒里がやってくれるからなあ。まあいいか」
米を研いで炊飯器に入れ、電源を入れずに睨みつけて3分間。
熱魔法と風魔法との技術の結晶、3分間炊飯の終了だ。
「今日は刺身と焼き物メインな。内臓の煮付けは量少ないから今日だけ」
内容的に豪華なカンパチ尽くしが並ぶ。
刺身、カルパッチョ、内臓煮付けはまあいつも通り。
今回一番派手なのは焼き物だ。
頭丸ごととカマ部分が塩焼きになって豪快にでっかい皿に鎮座している。
他にご飯とアラ味噌汁。
なお、あら煮も作ってあるが明日以降との事で鍋に入ったまま冷蔵庫で出番待ちだ。
いただきますの唱和の後、例によって戦争が始まる。
皆が最初の刺身争奪戦をやる間、俺は密かに分捕ったカマ部分をキープ。
今日は4人しかいないけれど、戦が厳しくない訳ではない。
詩織ちゃんと奈津希さんは大食いだ。
でも風遊美さんも少食という訳ではない。
それに比べれば俺はきっと少食なのだろう。
普通程度には食べているとおもうのだが。
あれだけあった刺身が瞬く間に半減し、兜が骨格標本に近づいていく。
「鮭もカンパチも目の裏の柔い部分が美味しいのですよ」
「僕は脳天の処の肉が好きだな」
とか言いつつ色々食い尽くされていき……
俺がカマ部分をゆっくりとしゃぶり尽くした頃には、既に後半戦が始まっている。
俺はカマの後は刺身2切れ、そして肉部分が消えた煮付けの汁をご飯にかけて食べる。
俺が一杯目のご飯を食べ終わり味噌汁も飲み干した頃には、既に戦況は掃討戦も終わりという感じになっていた。
うん、皆食べ過ぎだし早食いし過ぎだ。
学校の健康管理本部に見られたら怒られそうだな、きっと。
「うーん、少し物足りないけれど今日はここまでにしておいてやるのです」
「まあ腹八分目と言うからね」
「久しぶりの新鮮な魚で美味しかったです。ごちそうさまでした」
他では合宿所でしか見ないようなでっかい電気炊飯器が空になっている。
確か米は7合は炊いていたよな。
道理で10kg袋の米を買っても買ってもすぐに減る訳だ。
14人生活時は週に3回は10kg袋を買っていたし。
という訳で夕食も終わり、皆で片付けて毎度おなじみ露天風呂タイムとなる。
流石に4人だと、目の毒はいつも程ではない。
俺は樽湯引きこもりに徹するけれど。
去年の初夏に、詩織ちゃんが露天風呂のデッキで魚を捕まえた事があった。
今回の魔法はその魔法の応用版らしい。
ただあの時に比べれば随分と短時間で済んでいる。
「魔力の方は大丈夫なのか」
あの時の詩織ちゃんはほぼ魔力切れ状態で、俺のベッドを占拠してさっさと寝てしまったのだが。
「今回はチートグッズを使ったので余裕なのですよ。方法も待ちではなくて広範囲複数箇所同時進行でやったので時間短縮も出来たのです」
「……風遊美、解説頼む」
「私の常識外です」
そういう魔法もあるんだな、という事位しか俺達には理解できない。
「これだけ大きければおかずには充分だろう。帰るぞ」
詩織ちゃん以外、つまり俺を含む3人には微妙に納得のいかない結末だ。
でもまあ獲物が手に入った事を喜ぶとしよう。
直接屋上に乗り付けて俺の魔法で窓の鍵を開け、重くて大きい獲物を運び込む。
「さて、素材は最高だから今回は思い切り色々作るぞ!」
という事で、例によって奈津希さんは風呂場で解体作業を開始。
「それにしても奈津季さんがいなくなると大変ですよね。料理とか今回のような魚を捌くのとか」
「小さいのは私でも出来ますが、流石に大きいのは自信ないです」
風遊美さんも駄目か。
当然俺も出来る気はしない。
「ああ、魚の解体はルイスに伝授済みだ。だから大きいのを釣ったらあいつに任せておけ。ただ味付けとか調理部分は絶対ルイスにさせるなよ。あいつの舌は英国仕込みだ」
舌が英国仕込みとは、どういう意味だろう。
「わかりました。捌くのはお願いしてそれ以降は私か他の人がやる事にします」
今の言葉、EUの魔法特区出身の風遊美さんには通じたらしい。
返事から察するに、どうもあまりいい意味では無いようだ。
「何なら私も調理するですよ」
「詩織と修も調理させるなよ。魔法工学科だけあって妙に機械的な料理になる傾向がある。食べて消化できれば食事だという感覚だからな。
今の面子だと風遊美を除いたら一番有望なのは香緒里だな。ジェニーとソフィーは神の教えとかで麺類以外は作らないし。後は愛希かな。理奈はどうも味より趣味とかネタに凝るタイプと見た。
月見野先輩は多分一通り作れるけれど、お茶菓子以外は作らないと自ら公言している。ロビーと鈴懸台先輩は焼けば何でも食えると信じているし、由香里さんは尊敬すべき先輩だけど口に入るものだけは任せられない」
風遊美さんが笑いを堪えている。
俺に対する評価は別として、まあ半分以上は納得できる評価だ。
「私も作れるですよ」
一方で詩織ちゃんは少し不満そう。
「例えば詩織や修が味噌汁を作ったとする。すると恐らく味噌やや薄め、油揚げとわかめ等具が2品入った出汁無しの味噌汁になるんだ。確かに見かけも材料も栄養価も味噌汁なんだが、飲むと何かどこか物足らない。どうだ覚えはないか」
あ、言われてみれば、確かに……
風遊美さんはついに笑いを堪えられなくなった。
口を押さえて肩をひくひくさせている。
「そういう時は、最初から出汁入り味噌を使うのですよ」
「とまあ、こんな感じなわけだ」
我ながら否定できないのが悲しい。
ちなみに風遊美さんはついに机に突っ伏した。
いくら何でも笑いすぎだろ、風遊美さん。
奈津希さんはそんな冗談を言いながらでも、手を常人の数倍の速度で動かしている。
結果1時間も経たないうちに魚は全て解体済み。
鍋と皿と冷蔵庫に入った状態になっta。
「あ、ご飯炊くのを忘れてた。最近は香緒里がやってくれるからなあ。まあいいか」
米を研いで炊飯器に入れ、電源を入れずに睨みつけて3分間。
熱魔法と風魔法との技術の結晶、3分間炊飯の終了だ。
「今日は刺身と焼き物メインな。内臓の煮付けは量少ないから今日だけ」
内容的に豪華なカンパチ尽くしが並ぶ。
刺身、カルパッチョ、内臓煮付けはまあいつも通り。
今回一番派手なのは焼き物だ。
頭丸ごととカマ部分が塩焼きになって豪快にでっかい皿に鎮座している。
他にご飯とアラ味噌汁。
なお、あら煮も作ってあるが明日以降との事で鍋に入ったまま冷蔵庫で出番待ちだ。
いただきますの唱和の後、例によって戦争が始まる。
皆が最初の刺身争奪戦をやる間、俺は密かに分捕ったカマ部分をキープ。
今日は4人しかいないけれど、戦が厳しくない訳ではない。
詩織ちゃんと奈津希さんは大食いだ。
でも風遊美さんも少食という訳ではない。
それに比べれば俺はきっと少食なのだろう。
普通程度には食べているとおもうのだが。
あれだけあった刺身が瞬く間に半減し、兜が骨格標本に近づいていく。
「鮭もカンパチも目の裏の柔い部分が美味しいのですよ」
「僕は脳天の処の肉が好きだな」
とか言いつつ色々食い尽くされていき……
俺がカマ部分をゆっくりとしゃぶり尽くした頃には、既に後半戦が始まっている。
俺はカマの後は刺身2切れ、そして肉部分が消えた煮付けの汁をご飯にかけて食べる。
俺が一杯目のご飯を食べ終わり味噌汁も飲み干した頃には、既に戦況は掃討戦も終わりという感じになっていた。
うん、皆食べ過ぎだし早食いし過ぎだ。
学校の健康管理本部に見られたら怒られそうだな、きっと。
「うーん、少し物足りないけれど今日はここまでにしておいてやるのです」
「まあ腹八分目と言うからね」
「久しぶりの新鮮な魚で美味しかったです。ごちそうさまでした」
他では合宿所でしか見ないようなでっかい電気炊飯器が空になっている。
確か米は7合は炊いていたよな。
道理で10kg袋の米を買っても買ってもすぐに減る訳だ。
14人生活時は週に3回は10kg袋を買っていたし。
という訳で夕食も終わり、皆で片付けて毎度おなじみ露天風呂タイムとなる。
流石に4人だと、目の毒はいつも程ではない。
俺は樽湯引きこもりに徹するけれど。
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