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第30章 冬はつとめて(2) ~修4年冬編・後半~
153 約束
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無難に風呂から出て自室で杖設計をやっていると、背後のベッドに気配を感じた。
振り返るまでもない。
「詩織ちゃんは、すぐ向こうに自分の部屋があるだろ」
「このベッドが一番落ち着くのです」
待て、それは俺のベッドだ。
「何なら詩織ちゃんの自室のベッドと交換してやろうか」
「それじゃ意味が無いのです。ここにある事に意味があるのです」
詩織ちゃん以外にこんな会話を言われたらかなりヤバイ状況だが、生憎俺は詩織ちゃん耐性がついている。
「まあ広いからいいけどさ」
「ありがとうなのです」
自分の枕を持ってきて、さらにジェニー特製抱きまくらまでセットしだす。
まあいいけど。いい加減慣れたから。
俺はパソコンに向かい直し、杖の設計を再開する。
これはあくまで比較用の杖。
ただ現時点では最高の杖になる予定ではある。
そうでなければ新理論の比較相手に相応しくない。
新理論で作成する予定の杖がプログレスなら、こっちはヘリテージとでも名付けようか。
複数水晶による多重増幅、複数魔力導線による共鳴管、収束率調整機構、複数魔石の並列配置による属性を選ばない特性、複合多層魔法陣の配置等、今現在の理論で想定できる全てを審査魔法でシミュレートしながら配置していく。
コスト的に通常の杖の数十倍かかる品になるが、それ位は今の俺ならなんとかなる。
それにかけたコストに見合った性能は出るだろう。
今までの理論を代表するに相応しい、知識集積の遺産に。
「とんでもない物を設計しているですね」
後ろから詩織ちゃんが覗き込む。
「でもこれは通過点の予定なんだ。目標は新理論でこの杖の性能を打ち破る事」
「でもこの杖の時点で、もう修先輩しか作る人はいないです」
まあ実際、そうなんだろう。
しかしだ。
「でもこの杖はあくまで俺以外の人が考えた理論を元にしているんだ。目標は俺自身の考えた理論でそれを乗り越える事。この杖はあくまで俺自身の理論に対する対比用だ。でもそれだからこそ、今までの理論を元に史上最高最強の逸品にする」
「超えられるですか」
詩織ちゃんの声。
「ああ、超えてみせる」
「なら、お願いがあるのです」
何だろう。微妙にいつもの詩織ちゃんと雰囲気が違う気がする。
でも俺はあえて気にしない。
「何だ?」
「その新しい杖の2本目を私に譲って欲しいのです。1本目は修先輩が使うなり研究用なり大事な人用だったりするので、2本目でいいのです。力が欲しいのです。まだ足りないのです」
何が違うのか、俺はこの時点で気がついた。
詩織ちゃんの台詞に、いつもの遊びが無いのだと。
「身に余る力は身を滅ぼすとも言うけどな。それに詩織ちゃんの魔力は現時点で魔法使い最強級だろ」
あえて俺は軽めに答える。
でも言っている事そのものは本気だ。
「わかっているのです。それでもまだまだ力が足りないのです。例えばこの前借りたキーホルダーと私の改造したアミュレット、あれを同時に使えば瞬間的に20倍近く増幅出来るのです。でも、それでも足りない世界があるのです」
俺はもう気づいている。
今の詩織ちゃんは真剣だ。
「危険な道に俺には思えるけれどな」
「それは承知しているのです。わかっているのです。それでも、それだからこそ圧倒的な力が欲しいのです」
何に使うか何のために必要なのか俺は聞かない。
詩織ちゃん自身については俺は完全に信用している。
変人だけど、詩織ちゃんはきっと俺より痛みがわかっている人間だ。
常識も怪しいけれど、本当にやっていい事とやっていけない事はわかっている人間だ。
ただ心配なのは詩織ちゃん自身の身の安全。
何せ以前、自害しかけてまで俺と香緒里ちゃんが誘拐されるのを阻止しようとした位だ。
あの時一撃で自分にとどめを刺さず、わざと苦しいままに意識を残した理由もわかっている。
俺と香緒里ちゃんを不安定な空間からそれなりに安全な場所へと退避させるため。
現にあの砂浜に着いた後、自分にとどめを刺そうとしていたし。
そういう詩織ちゃんだからこそ、信頼していると同時に不安なのだ。
だから少し考えて、俺は条件をつける。
「譲渡はしない。ただ貸出しならいいだろう。条件は1つ、必要なくなったら必ず俺に詩織ちゃん自身が杖を返しに来る事。そしてその時はちゃんと五体満足でいること。
その条件なら完成次第貸し出してやるし、常に最新最強の杖を用意してやる。あとこの件については口外無用。これでいいか」
ちょっとの間。そして。
「うーん。仕方ないからそれで妥協してやるのです」
普段の調子に戻った。よしよし。
「という訳で、現時点最強の魔道具を寄こすのです」
あ、戻りすぎたなこいつめ。
「残念ながらお前の持っている招き猫が今の最強だ。不服なら返してもらう」
「なら仕方ないから完成までこれで我慢してあげるのです」
ちなみに招き猫はデータロガーを内蔵したままだ。
ついでに詩織ちゃんの魔法データも解析して杖作りの参考にしてやる。
なにせ俺の身近にいる最強魔力保有者。
魔力の少ない俺にとっては貴重なサンプルでもある。
「さあ、そういう訳なのでさっさと新製品を作るです」
「まだ基礎設計段階。早くとも3月位かな、完成は」
「なら、仕方ないので寝て待つのです。ベッドは借りるのです」
おいおい、と思いつつも俺は詩織ちゃんをそのままにしておく。
詩織ちゃんは香緒里ちゃんとは違う意味でやっぱり俺の妹分なのだ。
なのでベッドの横で寝てようがある意味構わない。
以前あった全裸出現だけは勘弁してほしいけれど。
次の4日は雨だったのでだらだらと室内で過ごす。
翌5日、関係者一同が帰ってきて勢揃いし、料理で食べ過ぎるまでがお約束。
学習しない北米組と鈴懸台先輩がトド化して露天風呂の寝湯に倒れるのもお約束。
そしてその翌々日7日から学校は始まり、いつもの生活がスタートする。
振り返るまでもない。
「詩織ちゃんは、すぐ向こうに自分の部屋があるだろ」
「このベッドが一番落ち着くのです」
待て、それは俺のベッドだ。
「何なら詩織ちゃんの自室のベッドと交換してやろうか」
「それじゃ意味が無いのです。ここにある事に意味があるのです」
詩織ちゃん以外にこんな会話を言われたらかなりヤバイ状況だが、生憎俺は詩織ちゃん耐性がついている。
「まあ広いからいいけどさ」
「ありがとうなのです」
自分の枕を持ってきて、さらにジェニー特製抱きまくらまでセットしだす。
まあいいけど。いい加減慣れたから。
俺はパソコンに向かい直し、杖の設計を再開する。
これはあくまで比較用の杖。
ただ現時点では最高の杖になる予定ではある。
そうでなければ新理論の比較相手に相応しくない。
新理論で作成する予定の杖がプログレスなら、こっちはヘリテージとでも名付けようか。
複数水晶による多重増幅、複数魔力導線による共鳴管、収束率調整機構、複数魔石の並列配置による属性を選ばない特性、複合多層魔法陣の配置等、今現在の理論で想定できる全てを審査魔法でシミュレートしながら配置していく。
コスト的に通常の杖の数十倍かかる品になるが、それ位は今の俺ならなんとかなる。
それにかけたコストに見合った性能は出るだろう。
今までの理論を代表するに相応しい、知識集積の遺産に。
「とんでもない物を設計しているですね」
後ろから詩織ちゃんが覗き込む。
「でもこれは通過点の予定なんだ。目標は新理論でこの杖の性能を打ち破る事」
「でもこの杖の時点で、もう修先輩しか作る人はいないです」
まあ実際、そうなんだろう。
しかしだ。
「でもこの杖はあくまで俺以外の人が考えた理論を元にしているんだ。目標は俺自身の考えた理論でそれを乗り越える事。この杖はあくまで俺自身の理論に対する対比用だ。でもそれだからこそ、今までの理論を元に史上最高最強の逸品にする」
「超えられるですか」
詩織ちゃんの声。
「ああ、超えてみせる」
「なら、お願いがあるのです」
何だろう。微妙にいつもの詩織ちゃんと雰囲気が違う気がする。
でも俺はあえて気にしない。
「何だ?」
「その新しい杖の2本目を私に譲って欲しいのです。1本目は修先輩が使うなり研究用なり大事な人用だったりするので、2本目でいいのです。力が欲しいのです。まだ足りないのです」
何が違うのか、俺はこの時点で気がついた。
詩織ちゃんの台詞に、いつもの遊びが無いのだと。
「身に余る力は身を滅ぼすとも言うけどな。それに詩織ちゃんの魔力は現時点で魔法使い最強級だろ」
あえて俺は軽めに答える。
でも言っている事そのものは本気だ。
「わかっているのです。それでもまだまだ力が足りないのです。例えばこの前借りたキーホルダーと私の改造したアミュレット、あれを同時に使えば瞬間的に20倍近く増幅出来るのです。でも、それでも足りない世界があるのです」
俺はもう気づいている。
今の詩織ちゃんは真剣だ。
「危険な道に俺には思えるけれどな」
「それは承知しているのです。わかっているのです。それでも、それだからこそ圧倒的な力が欲しいのです」
何に使うか何のために必要なのか俺は聞かない。
詩織ちゃん自身については俺は完全に信用している。
変人だけど、詩織ちゃんはきっと俺より痛みがわかっている人間だ。
常識も怪しいけれど、本当にやっていい事とやっていけない事はわかっている人間だ。
ただ心配なのは詩織ちゃん自身の身の安全。
何せ以前、自害しかけてまで俺と香緒里ちゃんが誘拐されるのを阻止しようとした位だ。
あの時一撃で自分にとどめを刺さず、わざと苦しいままに意識を残した理由もわかっている。
俺と香緒里ちゃんを不安定な空間からそれなりに安全な場所へと退避させるため。
現にあの砂浜に着いた後、自分にとどめを刺そうとしていたし。
そういう詩織ちゃんだからこそ、信頼していると同時に不安なのだ。
だから少し考えて、俺は条件をつける。
「譲渡はしない。ただ貸出しならいいだろう。条件は1つ、必要なくなったら必ず俺に詩織ちゃん自身が杖を返しに来る事。そしてその時はちゃんと五体満足でいること。
その条件なら完成次第貸し出してやるし、常に最新最強の杖を用意してやる。あとこの件については口外無用。これでいいか」
ちょっとの間。そして。
「うーん。仕方ないからそれで妥協してやるのです」
普段の調子に戻った。よしよし。
「という訳で、現時点最強の魔道具を寄こすのです」
あ、戻りすぎたなこいつめ。
「残念ながらお前の持っている招き猫が今の最強だ。不服なら返してもらう」
「なら仕方ないから完成までこれで我慢してあげるのです」
ちなみに招き猫はデータロガーを内蔵したままだ。
ついでに詩織ちゃんの魔法データも解析して杖作りの参考にしてやる。
なにせ俺の身近にいる最強魔力保有者。
魔力の少ない俺にとっては貴重なサンプルでもある。
「さあ、そういう訳なのでさっさと新製品を作るです」
「まだ基礎設計段階。早くとも3月位かな、完成は」
「なら、仕方ないので寝て待つのです。ベッドは借りるのです」
おいおい、と思いつつも俺は詩織ちゃんをそのままにしておく。
詩織ちゃんは香緒里ちゃんとは違う意味でやっぱり俺の妹分なのだ。
なのでベッドの横で寝てようがある意味構わない。
以前あった全裸出現だけは勘弁してほしいけれど。
次の4日は雨だったのでだらだらと室内で過ごす。
翌5日、関係者一同が帰ってきて勢揃いし、料理で食べ過ぎるまでがお約束。
学習しない北米組と鈴懸台先輩がトド化して露天風呂の寝湯に倒れるのもお約束。
そしてその翌々日7日から学校は始まり、いつもの生活がスタートする。
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