2 / 84
プロローグ 神は、降り立った
2 はじめての収穫
しおりを挟む
それでは、最初になにをしようか。
水が足りないなら、ため池を作るべきだろうか。
『その前に、まずは生活基盤、具体的には衣食住を確保することをお勧めします』
確かに人間ならば、その必要があるだろう。
特に飲み水の確保なんてのは最重要課題だ。
しかし今の私は神だ。
その辺は必要ないと思うのだけれど、違うのだろうか。
『土地神は人間形態の肉体を持っています。勿論神力を使えば飲食無しでも生存可能ですが、現在は真素が足りない状態です。ですのでより長く生存するには、出来るだけ人間に近い様式で生活する事をお勧めします』
なるほど。
そう思って、そして改めて自分の姿を見てみる。
うん、高松で公務員をしていた頃、そのままだ。
服も中身も。
『本来は土地神としての名前と外見は、神本人の意向を元に、ある程度相談して決めるものです。ですがシナリスは、そういった面倒な作業を全て無視しました。ですので現在、神としての名前が無く、外見及び肉体も、貴方が大西彩花であった頃のものをそのまま使用しています』
職場と老母看護でへろへろの、限界アラサー公務員のままか。
どう考えても、神としてありがたく無さそうな姿だ。
そこはやっぱり、神としてありがたく、自分も満足出来そうな姿にイメチェンしたいところだけれども……
『その前に衣食住、衣は当座はそのままとして、食と住です!』
全知に言われてしまった。
それにしてもこいつ、全知という能力の癖に、何か人間っぽい。
『それも本来は設定するべきところです。ですがシナリスですから、当然そんな細かい作業はしていません。ですので大西彩花さんの記憶にある、ファンタジーものに出てくるサポートAI風のイメージをとらせていただきました』
なるほど。これはこれで便利な気がするので、このままでいいだろう。
会話する相手にもなりそうだし。
孤独で会話すらできないと、精神が病みそうな気がするから。
さて、それはそうと食と住だ。
そして一番優先順位が高いのは、飲み水。
飲み水が簡単に得られそうな場所はないだろうか。
『ケカハの地の平野部分は、そのままでは水利はありません。川も伏流水として地下を流れている状態です。ですのでそういった地を掘って水場を作るか、山間部のまだ川が伏流していない辺りへと出向くことになります』
確か自分の土地なら、自由に移動が出来る筈だよな。
なら今は山間部に行って、水を確保しておけばいいか。
でも移動すると、神力とやらを使って、寿命を縮めないだろうか。
『神が治める土地全てに在るというのは、根本的な在り様です。一柱だけの顕現なら、神力を消費するという事はありません』
なら必要があれば、水がある場所へ移動するでOKだ。
では次、食べる物。
まずは食べられる野草はないかという事で、枯葉色の草原を見てみる。
『現在は平原の食物のほとんどが、収穫の時期に入っています。この草原も、かつて此処で栽培されていた小麦や豆類が野生化したものです』
小麦と、豆か。もちろん全力で採取だ。
多分これも、神の権能である全在で何とかなるのだろう。
『その通りです。収穫から脱穀、製粉まで可能です。ですがこの地に生息する小動物の貴重な食料でもあります。また来年の種となる分も残して下さい』
確かにその辺は、考慮する必要があるだろう。
それに収納の問題がある。
『収納は気にする必要はありません。幾らでも、時間を停止した状態での収納が可能です。これも土地神の権能『全在』の能力です』
何というか神、無茶苦茶チートだ。
収納無限で時間停止のアイテムボックスなんて、それだけでとんでもないチートだろう。
『貴方は既に人では無く、神です。人と比べて遙かに高い能力を持っていて当然です』
そうだった。私はラノベに出てくる勇者より賢者より遙かに格が上の、神様なのだ。
ならチートであって、むしろ当然。
なら遠慮無く収穫をするとしよう。
そう思ったが、やり方がわからないので、『全知』に聞いてみる。
『なら此処に住まう動物が数を減らさない程度で、かつ来年も同じ位の収穫が期待出来る分量の種が残る程度に、ここから見える範囲の麦と豆を収穫し、収納したいんだけれど、どうすればいい?』
『そう在れ。そう望むだけで可能です』
神様、やっぱりチートだ。
でもそれなら、念じてみよう。
『収穫!』
風景が変化した。
一瞬過ぎて、次の瞬間には以前からこのままだったのではないかと思う位の早さで。
しかしよく見ると、生えている麦から穂の部分が減っている。
そして私の知覚が、麦粒と見知らぬ膨らんだ鞘入りの豆を大量に収納していると、訴えている。
ただこの膨らんでいて長さが短い鞘の豆は、はじめて見た。
落花生よりもっと短くて、全体にぷっくりしている。
『この豆は、地球でヒヨコ豆と呼ばれていたものに近い品種です。乾燥に強い為、この地でも生き残っています』
ヒヨコ豆か。
名前は聞いたことがあるけれど、料理した記憶は無い。
何処かで食べたサラダに入っていて記憶があるから、煮豆で食べられるとは思うけれど。
そして小麦。小麦と言っても、種類は色々ある。
個人的には、グルテンの含有量が気になるところだ。
『グルテンの保有量は、9.7%程度となります』
おお、それはほぼ中力粉、それも『さぬきの夢2023※』と同程度だ。
そして海があるなら、塩も作れる。
水があり中力粉があり塩があるなら、もう主食は決まったも同然だ。
取り敢えず収穫した小麦は、小麦粉にしよう。
念じれば出来るらしいから、急がなくてもいいけれど。
それでは次は海で、食塩を採取だ。
歩いてもいいけれど、ここは神の権能を試すべきだろう。
移動したいと念じてみる。
頭の中に、私の土地のものらしい地図が思い浮かんだ。
地図上の地点を思い浮かべると、そこの風景が別の脳内画面に表示される。
なるほど、これは便利だ。
それならという事で、海流がそこそこあって、綺麗そうな海岸を選んで、移動と念じる。
※ さぬきの夢シリーズ
香川県のオリジナル小麦品種の総称。香川県農業試験場が、よりうどんに適した品種となるよう改良を繰り返した結果、『さぬきの夢2000』『さぬきの夢2009』『さぬきの夢2023』と進化している。
※ 本物語に出てくる讃岐うどん語りへの注意
この物語に出てくる大西彩花さんの意見は、あくまで一個人としての意見で、絶対的なものではありません。正しい意見でも、一般的な意見でもありません、多分。誤解しないようお願い致します。
水が足りないなら、ため池を作るべきだろうか。
『その前に、まずは生活基盤、具体的には衣食住を確保することをお勧めします』
確かに人間ならば、その必要があるだろう。
特に飲み水の確保なんてのは最重要課題だ。
しかし今の私は神だ。
その辺は必要ないと思うのだけれど、違うのだろうか。
『土地神は人間形態の肉体を持っています。勿論神力を使えば飲食無しでも生存可能ですが、現在は真素が足りない状態です。ですのでより長く生存するには、出来るだけ人間に近い様式で生活する事をお勧めします』
なるほど。
そう思って、そして改めて自分の姿を見てみる。
うん、高松で公務員をしていた頃、そのままだ。
服も中身も。
『本来は土地神としての名前と外見は、神本人の意向を元に、ある程度相談して決めるものです。ですがシナリスは、そういった面倒な作業を全て無視しました。ですので現在、神としての名前が無く、外見及び肉体も、貴方が大西彩花であった頃のものをそのまま使用しています』
職場と老母看護でへろへろの、限界アラサー公務員のままか。
どう考えても、神としてありがたく無さそうな姿だ。
そこはやっぱり、神としてありがたく、自分も満足出来そうな姿にイメチェンしたいところだけれども……
『その前に衣食住、衣は当座はそのままとして、食と住です!』
全知に言われてしまった。
それにしてもこいつ、全知という能力の癖に、何か人間っぽい。
『それも本来は設定するべきところです。ですがシナリスですから、当然そんな細かい作業はしていません。ですので大西彩花さんの記憶にある、ファンタジーものに出てくるサポートAI風のイメージをとらせていただきました』
なるほど。これはこれで便利な気がするので、このままでいいだろう。
会話する相手にもなりそうだし。
孤独で会話すらできないと、精神が病みそうな気がするから。
さて、それはそうと食と住だ。
そして一番優先順位が高いのは、飲み水。
飲み水が簡単に得られそうな場所はないだろうか。
『ケカハの地の平野部分は、そのままでは水利はありません。川も伏流水として地下を流れている状態です。ですのでそういった地を掘って水場を作るか、山間部のまだ川が伏流していない辺りへと出向くことになります』
確か自分の土地なら、自由に移動が出来る筈だよな。
なら今は山間部に行って、水を確保しておけばいいか。
でも移動すると、神力とやらを使って、寿命を縮めないだろうか。
『神が治める土地全てに在るというのは、根本的な在り様です。一柱だけの顕現なら、神力を消費するという事はありません』
なら必要があれば、水がある場所へ移動するでOKだ。
では次、食べる物。
まずは食べられる野草はないかという事で、枯葉色の草原を見てみる。
『現在は平原の食物のほとんどが、収穫の時期に入っています。この草原も、かつて此処で栽培されていた小麦や豆類が野生化したものです』
小麦と、豆か。もちろん全力で採取だ。
多分これも、神の権能である全在で何とかなるのだろう。
『その通りです。収穫から脱穀、製粉まで可能です。ですがこの地に生息する小動物の貴重な食料でもあります。また来年の種となる分も残して下さい』
確かにその辺は、考慮する必要があるだろう。
それに収納の問題がある。
『収納は気にする必要はありません。幾らでも、時間を停止した状態での収納が可能です。これも土地神の権能『全在』の能力です』
何というか神、無茶苦茶チートだ。
収納無限で時間停止のアイテムボックスなんて、それだけでとんでもないチートだろう。
『貴方は既に人では無く、神です。人と比べて遙かに高い能力を持っていて当然です』
そうだった。私はラノベに出てくる勇者より賢者より遙かに格が上の、神様なのだ。
ならチートであって、むしろ当然。
なら遠慮無く収穫をするとしよう。
そう思ったが、やり方がわからないので、『全知』に聞いてみる。
『なら此処に住まう動物が数を減らさない程度で、かつ来年も同じ位の収穫が期待出来る分量の種が残る程度に、ここから見える範囲の麦と豆を収穫し、収納したいんだけれど、どうすればいい?』
『そう在れ。そう望むだけで可能です』
神様、やっぱりチートだ。
でもそれなら、念じてみよう。
『収穫!』
風景が変化した。
一瞬過ぎて、次の瞬間には以前からこのままだったのではないかと思う位の早さで。
しかしよく見ると、生えている麦から穂の部分が減っている。
そして私の知覚が、麦粒と見知らぬ膨らんだ鞘入りの豆を大量に収納していると、訴えている。
ただこの膨らんでいて長さが短い鞘の豆は、はじめて見た。
落花生よりもっと短くて、全体にぷっくりしている。
『この豆は、地球でヒヨコ豆と呼ばれていたものに近い品種です。乾燥に強い為、この地でも生き残っています』
ヒヨコ豆か。
名前は聞いたことがあるけれど、料理した記憶は無い。
何処かで食べたサラダに入っていて記憶があるから、煮豆で食べられるとは思うけれど。
そして小麦。小麦と言っても、種類は色々ある。
個人的には、グルテンの含有量が気になるところだ。
『グルテンの保有量は、9.7%程度となります』
おお、それはほぼ中力粉、それも『さぬきの夢2023※』と同程度だ。
そして海があるなら、塩も作れる。
水があり中力粉があり塩があるなら、もう主食は決まったも同然だ。
取り敢えず収穫した小麦は、小麦粉にしよう。
念じれば出来るらしいから、急がなくてもいいけれど。
それでは次は海で、食塩を採取だ。
歩いてもいいけれど、ここは神の権能を試すべきだろう。
移動したいと念じてみる。
頭の中に、私の土地のものらしい地図が思い浮かんだ。
地図上の地点を思い浮かべると、そこの風景が別の脳内画面に表示される。
なるほど、これは便利だ。
それならという事で、海流がそこそこあって、綺麗そうな海岸を選んで、移動と念じる。
※ さぬきの夢シリーズ
香川県のオリジナル小麦品種の総称。香川県農業試験場が、よりうどんに適した品種となるよう改良を繰り返した結果、『さぬきの夢2000』『さぬきの夢2009』『さぬきの夢2023』と進化している。
※ 本物語に出てくる讃岐うどん語りへの注意
この物語に出てくる大西彩花さんの意見は、あくまで一個人としての意見で、絶対的なものではありません。正しい意見でも、一般的な意見でもありません、多分。誤解しないようお願い致します。
87
あなたにおすすめの小説
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
冒険者パーティから追放された俺、万物創生スキルをもらい、楽園でスローライフを送る
六志麻あさ
ファンタジー
とある出来事をきっかけに仲間から戦力外通告を突きつけられ、パーティを追放された冒険者カイル。
だが、以前に善行を施した神様から『万物創生』のスキルをもらい、人生が一変する。
それは、便利な家具から大規模な土木工事、果てはモンスター退治用のチート武器までなんでも作ることができるスキルだった。
世界から見捨てられた『呪われた村』にたどり着いたカイルは、スキルを使って、美味しい料理や便利な道具、インフラ整備からモンスター撃退などを次々とこなす。
快適な楽園となっていく村で、カイルのスローライフが幕を開ける──。
●表紙画像は、ツギクル様のイラストプレゼント企画で阿倍野ちゃこ先生が描いてくださったヒロインのノエルです。大きな画像は1章4「呪われた村1」の末尾に載せてあります。(c)Tugikuru Corp. ※転載等はご遠慮ください。
『しろくま通りのピノ屋さん 〜転生モブは今日もお菓子を焼く〜』
miigumi
ファンタジー
前世では病弱で、病室の窓から空を見上げることしかできなかった私。
そんな私が転生したのは、魔法と剣があるファンタジーの世界。
……とはいえ、勇者でも聖女でもなく、物語に出てこない“モブキャラ”でした。
貴族の家に生まれるも馴染めず、破門されて放り出された私は、街の片隅――
「しろくま通り」で、小さなお菓子屋さんを開くことにしました。
相棒は、拾ったまんまるのペンギンの魔物“ピノ”。
季節の果物を使って、前世の記憶を頼りに焼いたお菓子は、
気づけばちょっぴり評判に。
できれば平和に暮らしたいのに、
なぜか最近よく現れるやさしげな騎士さん――
……って、もしかして勇者パーティーの人なんじゃ?!
静かに暮らしたい元病弱転生モブと、
彼女の焼き菓子に癒される人々の、ちょっと甘くて、ほんのり騒がしい日々の物語。
『追放令嬢は薬草(ハーブ)に夢中 ~前世の知識でポーションを作っていたら、聖女様より崇められ、私を捨てた王太子が泣きついてきました~』
とびぃ
ファンタジー
追放悪役令嬢の薬学スローライフ ~断罪されたら、そこは未知の薬草宝庫(ランクS)でした。知識チートでポーション作ってたら、王都のパンデミックを救う羽目に~
-第二部(11章~20章)追加しました-
【あらすじ】
「貴様を追放する! 魔物の巣窟『霧深き森』で、朽ち果てるがいい!」
王太子の婚約者ソフィアは、卒業パーティーで断罪された。 しかし、その顔に絶望はなかった。なぜなら、その「断罪劇」こそが、彼女の完璧な計画だったからだ。
彼女の魂は、前世で薬学研究に没頭し過労死した、日本の研究者。 王妃の座も権力闘争も、彼女には退屈な枷でしかない。 彼女が求めたのはただ一つ——誰にも邪魔されず、未知の植物を研究できる「アトリエ」だった。
追放先『霧深き森』は「死の土地」。 だが、チート能力【植物図鑑インターフェイス】を持つソフィアにとって、そこは未知の薬草が群生する、最高の「研究フィールド(ランクS)」だった!
石造りの廃屋を「アトリエ」に改造し、ガラクタから蒸留器を自作。村人を救い、薬師様と慕われ、理想のスローライフ(研究生活)が始まる。 だが、その平穏は長く続かない。 王都では、王宮薬師長の陰謀により、聖女の奇跡すら効かないパンデミック『紫死病』が発生していた。 ソフィアが開発した『特製回復ポーション』の噂が王都に届くとき、彼女の「研究成果」を巡る、新たな戦いが幕を開ける——。
【主な登場人物】
ソフィア・フォン・クライネルト 本作の主人公。元・侯爵令嬢。魂は日本の薬学研究者。 合理的かつ冷徹な思考で、スローライフ(研究)を妨げる障害を「薬学」で排除する。未知の薬草の解析が至上の喜び。
ギルバート・ヴァイス 王宮魔術師団・研究室所属の魔術師。 ソフィアの「科学(薬学)」に魅了され、助手(兼・共同研究者)としてアトリエに入り浸る知的な理解者。
アルベルト王太子 ソフィアの元婚約者。愚かな「正義」でソフィアを追放した張本人。王都の危機に際し、薬を強奪しに来るが……。
リリア 無力な「聖女」。アルベルトに庇護されるが、本物の災厄の前では無力な「駒」。
ロイド・バルトロメウス 『天秤と剣(スケイル&ソード)商会』の会頭。ソフィアに命を救われ、彼女の「薬学」の価値を見抜くビジネスパートナー。
【読みどころ】
「悪役令嬢追放」から始まる、痛快な「ざまぁ」展開! そして、知識チートを駆使した本格的な「薬学(ものづくり)」と、理想の「アトリエ」開拓。 科学と魔法が融合し、パンデミックというシリアスな災厄に立ち向かう、読み応え抜群の薬学ファンタジーをお楽しみください。
転生したけど平民でした!もふもふ達と楽しく暮らす予定です。
まゆら
ファンタジー
回収が出来ていないフラグがある中、一応完結しているというツッコミどころ満載な初めて書いたファンタジー小説です。
温かい気持ちでお読み頂けたら幸い至極であります。
異世界に転生したのはいいけど悪役令嬢とかヒロインとかになれなかった私。平民でチートもないらしい‥どうやったら楽しく異世界で暮らせますか?
魔力があるかはわかりませんが何故か神様から守護獣が遣わされたようです。
平民なんですがもしかして私って聖女候補?
脳筋美女と愛猫が繰り広げる行きあたりばったりファンタジー!なのか?
常に何処かで大食いバトルが開催中!
登場人物ほぼ甘党!
ファンタジー要素薄め!?かもしれない?
母ミレディアが実は隣国出身の聖女だとわかったので、私も聖女にならないか?とお誘いがくるとか、こないとか‥
◇◇◇◇
現在、ジュビア王国とアーライ神国のお話を見やすくなるよう改稿しております。
しばらくは、桜庵のお話が中心となりますが影の薄いヒロインを忘れないで下さい!
転生もふもふのスピンオフ!
アーライ神国のお話は、国外に追放された聖女は隣国で…
母ミレディアの娘時代のお話は、婚約破棄され国外追放になった姫は最強冒険者になり転生者の嫁になり溺愛される
こちらもよろしくお願いします。
屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです(完結)
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる