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アレクサンドル、リリアナ視点
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(アレクサンドル視点)
なぜだ!なぜ、俺がこんな目に合わなければならないんだ!
俺は間違っていないはずだ!
あの女が悪いのに、みんな騙されているんだ!
そう、そうだ、あの女が悪い。
あの女が全部悪いんだ。
こうなったのもあいつのせいだ!
父上も母上もあの女とその家族に騙されているに違いない!
父上達はもう耄碌してしまったのか!
あぁ、なんていうことだ!
だから、あの女を庇うようなことを言ったんだな。
あの女があることないこと父上達に俺とリリアナのことを吹き込んだに違いない!
だから、あんな怒って俺やリリアナを侮辱するようなことを言ったのか!
そうでなければ、第一王子である俺にあんなことを父上達が言うわけがないしな!
まぁ、でもそのうち冷静になって、俺の言ったことが正しいと分かって、ここから出してくれるだろう。
そして、俺に王位を将来渡してくれるはずだ!
俺の横には王妃になったリリアナがいて、2人でいい国にするんだ!
あぁ、リリアナをめいいっぱい可愛がってやらないとな。
ドレスや靴、アクセサリーも買ってやって、甘いものやご馳走を一緒に食べて、あ!離宮を作るのもいいな!
リリアナ、リリアナに会いたい。
くそっ、リリアナと会うのもダメだなんて!
まぁ、仕方ない。
本当はすぐにでも会いたいし、何日も会えないなんて辛いが、1週間~2週間くらいの我慢だろう。
もしかするともっと早くなるかもな。
リリアナも心細いだろうな。
くそっ、そばにいてやりたい。
リリアナ、少しの辛抱だ。
待っててくれ……!!
(リリアナ視点)
はぁ……。
なんでこうなったんだろう。
パーティーまでは上手くいったのに。
嫌がらせとかをローザリンがしたように捏造したり、あの馬鹿なアレクサンドルにそれを信じさせたりはすんなりいったのに。
帰ってきたら、家族に怒られるし、まるで蔑むように、馬鹿にする様に見てくるし。
なんで、私がそんな目で見られないといけないのよ!
私はヒロインなのよっ!?
乙女ゲームのシナリオとだいたい同じようにしたのに、なんでこんな目に会わないといけないのよ!
私はみんなから愛されて、王妃になる運命の、そして王妃にふさわしいはずなのに!!
なんで、うまくいかないの!?
そうだわ!あの女がシナリオ通りに動かなかったからよ!!
あの女が嫌がらせをしてこないから、こうなったのよ。
だってそうじゃなければ、ヒロインである私は今頃ハッピーエンドになってるはずだもの!
この世界はヒロインである私のためにあるんでしょう?
神様が私のために与えてくれた、ゲームの世界のはずだもの。
そのはず、いや、そうじゃなければおかしいし、ありえない、許さない!
あの女を不幸に…というか、処罰したらみんなもこの国も平和になるのに!
このままじゃ、平和にならないじゃないの!
それに、なんでローザリンではなくて私が部屋に閉じ込められてるの!?
おかしいでしょ!
ヒロインである私にこんなことしていいと思ってるの!?
こんなことして酷い目にあっても知らないんだから!
逆に、酷い目に会えばいいんだわ!
はぁ、本当は逆ハーしたかったのに、4人しか私に惚れないなんてありえない!!
攻略対象はみんな、私を好きになるはずなのに……!
そのために乙女ゲーム通りに、イベントもクリアしたし、シナリオ通りに進めたのに!!
それに、なんで攻略対象者であるローザリンの兄、アルフォンスが学園にいないのよ!
あと、隠しキャラである他国の王子のフェルナンドもいないし!
もう、ほんとにわけわかんない!
アレクサンドルでも、セルヒオでもアーロンでもジェラルドでもいいから助けに来てよ!!
それにしてもあの女絶対に許さないんだから!!
酷い目に合わせて復讐してやる!!
許さないゆるさないゆるさないゆるさないゆるさないゆるさないゆるさないユルサナイゆルさなイ。
ヒロインであるこの私をこんな目にあわせたこと後悔させてやるわ。
あはは、ははは、ははははははは、あはははははははははははははははは、あはあは、あはは、ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハはははハハハ
あんな女、消えればいいのに。
そうだわ、死ねばいい。
消えろ消えろ消えろ消えろきえろきえろきえろきえろ消えろきえろきえろ消えろ消えろきえろ消えろ消えろ消えろ消えろキエロキエロキエロキエロ消エロきエろ消えろきえろ消えろ消えろキえろきえろ消えろキエロ消えろ消えろキエロ
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネしネ死ネ。
ふふふ、あーっはははは。
そうよ、簡単なことじゃない、あいつが消えれば全部うまくいく。
ぜーんぶあいつのせいなのよ!
あいつが、消えたら私はみーんなに愛されたヒロインなんだから、幸せになれるのよ。
嫌われ者のあいつはさっさと退場させなきゃよね。
ついでに、私を馬鹿にした家族や傲慢な女達も消さないとよね?
邪魔してきそうだし、私が幸せになれないじゃない。
でしょう?
私はヒロイン、主人公なんだものなんとかなるわ。
だってそうじゃないと、いけないし、そうなってるんだもの。
私は何をしても許されるの。
当たり前よね、私はこの世界の主人公(ヒロイン)なんだから。
なぜだ!なぜ、俺がこんな目に合わなければならないんだ!
俺は間違っていないはずだ!
あの女が悪いのに、みんな騙されているんだ!
そう、そうだ、あの女が悪い。
あの女が全部悪いんだ。
こうなったのもあいつのせいだ!
父上も母上もあの女とその家族に騙されているに違いない!
父上達はもう耄碌してしまったのか!
あぁ、なんていうことだ!
だから、あの女を庇うようなことを言ったんだな。
あの女があることないこと父上達に俺とリリアナのことを吹き込んだに違いない!
だから、あんな怒って俺やリリアナを侮辱するようなことを言ったのか!
そうでなければ、第一王子である俺にあんなことを父上達が言うわけがないしな!
まぁ、でもそのうち冷静になって、俺の言ったことが正しいと分かって、ここから出してくれるだろう。
そして、俺に王位を将来渡してくれるはずだ!
俺の横には王妃になったリリアナがいて、2人でいい国にするんだ!
あぁ、リリアナをめいいっぱい可愛がってやらないとな。
ドレスや靴、アクセサリーも買ってやって、甘いものやご馳走を一緒に食べて、あ!離宮を作るのもいいな!
リリアナ、リリアナに会いたい。
くそっ、リリアナと会うのもダメだなんて!
まぁ、仕方ない。
本当はすぐにでも会いたいし、何日も会えないなんて辛いが、1週間~2週間くらいの我慢だろう。
もしかするともっと早くなるかもな。
リリアナも心細いだろうな。
くそっ、そばにいてやりたい。
リリアナ、少しの辛抱だ。
待っててくれ……!!
(リリアナ視点)
はぁ……。
なんでこうなったんだろう。
パーティーまでは上手くいったのに。
嫌がらせとかをローザリンがしたように捏造したり、あの馬鹿なアレクサンドルにそれを信じさせたりはすんなりいったのに。
帰ってきたら、家族に怒られるし、まるで蔑むように、馬鹿にする様に見てくるし。
なんで、私がそんな目で見られないといけないのよ!
私はヒロインなのよっ!?
乙女ゲームのシナリオとだいたい同じようにしたのに、なんでこんな目に会わないといけないのよ!
私はみんなから愛されて、王妃になる運命の、そして王妃にふさわしいはずなのに!!
なんで、うまくいかないの!?
そうだわ!あの女がシナリオ通りに動かなかったからよ!!
あの女が嫌がらせをしてこないから、こうなったのよ。
だってそうじゃなければ、ヒロインである私は今頃ハッピーエンドになってるはずだもの!
この世界はヒロインである私のためにあるんでしょう?
神様が私のために与えてくれた、ゲームの世界のはずだもの。
そのはず、いや、そうじゃなければおかしいし、ありえない、許さない!
あの女を不幸に…というか、処罰したらみんなもこの国も平和になるのに!
このままじゃ、平和にならないじゃないの!
それに、なんでローザリンではなくて私が部屋に閉じ込められてるの!?
おかしいでしょ!
ヒロインである私にこんなことしていいと思ってるの!?
こんなことして酷い目にあっても知らないんだから!
逆に、酷い目に会えばいいんだわ!
はぁ、本当は逆ハーしたかったのに、4人しか私に惚れないなんてありえない!!
攻略対象はみんな、私を好きになるはずなのに……!
そのために乙女ゲーム通りに、イベントもクリアしたし、シナリオ通りに進めたのに!!
それに、なんで攻略対象者であるローザリンの兄、アルフォンスが学園にいないのよ!
あと、隠しキャラである他国の王子のフェルナンドもいないし!
もう、ほんとにわけわかんない!
アレクサンドルでも、セルヒオでもアーロンでもジェラルドでもいいから助けに来てよ!!
それにしてもあの女絶対に許さないんだから!!
酷い目に合わせて復讐してやる!!
許さないゆるさないゆるさないゆるさないゆるさないゆるさないゆるさないユルサナイゆルさなイ。
ヒロインであるこの私をこんな目にあわせたこと後悔させてやるわ。
あはは、ははは、ははははははは、あはははははははははははははははは、あはあは、あはは、ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハはははハハハ
あんな女、消えればいいのに。
そうだわ、死ねばいい。
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そうよ、簡単なことじゃない、あいつが消えれば全部うまくいく。
ぜーんぶあいつのせいなのよ!
あいつが、消えたら私はみーんなに愛されたヒロインなんだから、幸せになれるのよ。
嫌われ者のあいつはさっさと退場させなきゃよね。
ついでに、私を馬鹿にした家族や傲慢な女達も消さないとよね?
邪魔してきそうだし、私が幸せになれないじゃない。
でしょう?
私はヒロイン、主人公なんだものなんとかなるわ。
だってそうじゃないと、いけないし、そうなってるんだもの。
私は何をしても許されるの。
当たり前よね、私はこの世界の主人公(ヒロイン)なんだから。
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