婚約破棄されたので、論破して旅に出させて頂きます!

桜アリス

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手紙を…って、ちょっ…!?

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私はお父様達に、思ったことを話して時間をもらった。 

リリアナのことを話すと、お父様もお母様も考えこんでしまった。

なにか心当たりとかでもあるのかな?

お兄様とお姉様は、あんなことされたのになんて優しいの!と言うと、その後2人でなんかよく分からないことを言っていたので放置&無視した。

「なので、ルーカスの所に誰か手紙を持って行くのをお願いしたいんだけど…。誰か行ってくれる??」

私が手紙を書き終えてそう言うと、使用人のほとんどがはいっ!!と手を挙げた。

いやいや、なんでこんなにいるの?
そんなに手紙を届けるのしたいのかな?
って、お兄様とお姉様までなんで手を挙げてるの!?
いや、さすがにお兄様とお姉様にはお願いしないよ!?
だめだからね?!

「ローザリン、手紙にあれはいれたのかい?」  

「あっ!忘れてました!
あれを入れないと手紙が届きませんね!
危ない危ない。お父様ありがとうございます!」

お父様と私が言うあれとは、最近私が作った小型の転送魔道具だ。

手紙やそんなに大きくない箱なら、対になっている魔道具に送れるものだ。

ただ、まだ対の物(1対1)にしか送れないので、複数でもできるように開発中である。

「ローザちゃん、その子爵家令嬢について調べてもらうのはいいけど、あの子は罰を受けたりとか大丈夫なの?
その罰の内容によっては会えなくなったりするんじゃなくて?」

お母様がふと私に聞いてきた。

「あ、そうですね。罰によっては調べられないじゃないですか!!
あわわわ、どうしましょう!?
えっと、えっと、とりあえず子爵家にも罰を与えたりするならその事は今は保留にして欲しい件をつたえなくては!
それと、ルーカスが安全な状態で会えるようにもしてもらわないとだし……。」

私が軽くパニックになっていると、お父様が苦笑しながら私の頭を撫でつつ提案してくれた。

「その件はお父様に任せなさい。
ついでに、その女のことについても幾つか尋ねておこう。」

「分かりました!お父様ありがとうございます!」

ふーとりあえずこのくらいかな?
あっちはお父様にお願いするとして、ルーカスはしてくれるかな?
もし忙しかったり、したくないって言われたらどうしようかな。
別の神官の人にお願い…してもきいてくれるかな?
国を出ちゃうし。

まっ、その時に考えよっと!
今は旅を楽しまないとね!
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