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お正月~お祭り~
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お父さんとお母さんからお小遣い(お年玉みたい?)を貰って、お姉ちゃんとお兄ちゃんと街に来た。
街はたくさんの出店や人で賑わっていた。
出店や建物は飾り付けてあり、カラフルだ。
出店や普通の店などがほんとに多く数えきれなさそう。
そこかしこからおいしそうな匂いがして、お腹が減ってきた。
近くには肉の串焼きや、焼き菓子などのお店がある。
肉の串焼き!ファンタジーの定番屋台!!これは食べないわけにはいかないよね!
「お兄ちゃん、お姉ちゃん私、あの串焼きが食べたい!」
2人の袖を引いてそう言うと、2人は少しでれっ…ほほえんだ。
「ロザリーからのお願い……。
いいよいいよ。欲しいだけ買っておいで。」
そう言ってお兄ちゃんは私にお金をくれた。
いやいやいや、お兄ちゃんいくらなんでも多すぎだよ!?
何百本買わせるつもりなの!?
「それじゃロザリーお姉ちゃんと買いにいきましょうね?」
何故かとっても御機嫌なお姉ちゃんといっしょに、屋台へ行き1人2本づつの6本を買うことにした。
屋台をしてるのはテンプレ通りおじさんだった。
「おじさん、6本ください!」
「いらっしゃい!お、かわいくて綺麗なお嬢ちゃん達だねぇ~!
いやー、ほんとにべっぴんさんだ!
串焼肉6本だね!お嬢ちゃん達きれいだから3本おまけしちゃうよ!」
お、おぉーとっても元気なおじちゃんだなぁ。
でも、おまけで3本もくれるなんて太っ腹だなぁ!ラッキー!!
お姉ちゃんと一緒に来てよかった!
「おじちゃんありがとう!」
「ありがとうございます。」
2人でお礼を言って少し待ったら、おじちゃんが「はいお待ちどー!熱いから気をつけてな!」と言って紙で包み、袋に入れてくれた。
「お祭りを楽しむのはいいけど、こういうでかい祭りは騒ぎとか問題とか危ないことも増えるから気をつけるんだぞー!」
おじちゃんいい人だなぁ!
その後も、唐揚げ買ったりクレープを買ったり広場での出し物をみたりした。
ぶらぶら歩いてるとかわいいアクセサリーや雑貨を売っている店があった。
かわいいなと思って見ているとお姉ちゃんがそれに気づいて私に聞いてきた。
「あら、ロザリーあのお店が気になるの?アクセサリー類も必要だものね!
あのお店にいきましょう!それで私とおそろいのものを買いましょう?
いいでしょう?」
たしかに貴族のときのアクセサリーはあるけど、庶民のアクセサリーは買ってなかったな。
それにお姉ちゃんとおそろいしたいし、行こうっと!
「うん!私もお姉ちゃんとおそろいのものが欲しいなぁ。」
それを聞いたお兄ちゃんが慌てて私に
「ロザリー僕も!僕もロザリーとおそろいが欲しいな!」
うーん。それじゃあ3人おそろいのものにしようかな。
「わかったー!それじゃあ3人おそろいのものを探そうね!」
私たちは店に入って探し、無事3人おそろいのものを買った。
それとは別に私やお姉ちゃんは2人でおそろいのものと普通に自分が欲しいと思ったものを買った。
おそろいのものはお兄ちゃんにばれないようにこっそり買った。
お兄ちゃんごめんね!
3人おそろいのものは、ピアスとネックレスで、月、星、太陽とモチーフが違うが、だいたいのデザインは同じようなものだ。
月は私で星はお姉ちゃん、太陽がお兄ちゃんだ。
だけどネックレスを、3人で交換しようってなり、私が星でお姉ちゃんが太陽、お兄ちゃんが月になった。
このピアスとネックレスはデザインも好みで、早くもお気に入りになった。
お姉ちゃんとのおそろいはチョーカーと髪飾りにした。
私たちはピアスとネックレスを早速付けて、またお祭りを回ることにした。
しばらくあっちこっち行って、少し広場のベンチで休もうとなり、お兄ちゃんに飲み物を買ってくるから先に言っててと言われ、お姉ちゃんと広場へ向かっていると人が多くなり、私は人にぶつかってしまった。
「あっ、すいません。」
そう言いながらぶつかった方を向くと、そこには獣人の青年がいた。
どうやら耳から見るに狼族のようだ。
「……っ」
「?」なんか少しびっくりされたような気がするけど気のせいかな?
「あ、いえこちらこそすいません。
お怪我はないですか?」
うん、もふもふー!しかもむっちゃいい人だぁ!
「はい。大丈夫です。こんな大きなお祭り初めてでそれに急に人が増えたのでびっくりしました。これから何かあるんですかね?」
「あぁ、そうなんですか。今からは花火や皇族の挨拶などがあるんですよ。
だから人が増えたんです。」
あぁ~なるほど!この国の皇帝の姿が見れるから人が増えたのか。
いや、ほんとに親切な人だなぁ。
「なるほど、そうなんですか。
親切に教えて下さってありがとうございます!」
「いえいえ、では初めてのお祭りを楽しんでくださいね。
それに人がほんとに多いので気をつけて。」
「はい!ありがとうございます。」
そう言って私たちは別れ、私は少し先で私を探しているお姉ちゃんのところへ急いで向かった。
その後は花火や他の屋台を見て回ったりして、宿に帰った。
今日はあの獣人さん以外の種族もたくさん見ることができたし、美味しいものをたべたりおそろいのアクセサリーを買えてほんとに大満足!!
ふふふ。これからの目標は他の種族の人と友達になることにしよう!
あの狼の獣人さんとなりたいけど、また会えるかわからないし、それに女の子の友達が欲しい!!
今年は冒険も友人作りも頑張るぞー!!
街はたくさんの出店や人で賑わっていた。
出店や建物は飾り付けてあり、カラフルだ。
出店や普通の店などがほんとに多く数えきれなさそう。
そこかしこからおいしそうな匂いがして、お腹が減ってきた。
近くには肉の串焼きや、焼き菓子などのお店がある。
肉の串焼き!ファンタジーの定番屋台!!これは食べないわけにはいかないよね!
「お兄ちゃん、お姉ちゃん私、あの串焼きが食べたい!」
2人の袖を引いてそう言うと、2人は少しでれっ…ほほえんだ。
「ロザリーからのお願い……。
いいよいいよ。欲しいだけ買っておいで。」
そう言ってお兄ちゃんは私にお金をくれた。
いやいやいや、お兄ちゃんいくらなんでも多すぎだよ!?
何百本買わせるつもりなの!?
「それじゃロザリーお姉ちゃんと買いにいきましょうね?」
何故かとっても御機嫌なお姉ちゃんといっしょに、屋台へ行き1人2本づつの6本を買うことにした。
屋台をしてるのはテンプレ通りおじさんだった。
「おじさん、6本ください!」
「いらっしゃい!お、かわいくて綺麗なお嬢ちゃん達だねぇ~!
いやー、ほんとにべっぴんさんだ!
串焼肉6本だね!お嬢ちゃん達きれいだから3本おまけしちゃうよ!」
お、おぉーとっても元気なおじちゃんだなぁ。
でも、おまけで3本もくれるなんて太っ腹だなぁ!ラッキー!!
お姉ちゃんと一緒に来てよかった!
「おじちゃんありがとう!」
「ありがとうございます。」
2人でお礼を言って少し待ったら、おじちゃんが「はいお待ちどー!熱いから気をつけてな!」と言って紙で包み、袋に入れてくれた。
「お祭りを楽しむのはいいけど、こういうでかい祭りは騒ぎとか問題とか危ないことも増えるから気をつけるんだぞー!」
おじちゃんいい人だなぁ!
その後も、唐揚げ買ったりクレープを買ったり広場での出し物をみたりした。
ぶらぶら歩いてるとかわいいアクセサリーや雑貨を売っている店があった。
かわいいなと思って見ているとお姉ちゃんがそれに気づいて私に聞いてきた。
「あら、ロザリーあのお店が気になるの?アクセサリー類も必要だものね!
あのお店にいきましょう!それで私とおそろいのものを買いましょう?
いいでしょう?」
たしかに貴族のときのアクセサリーはあるけど、庶民のアクセサリーは買ってなかったな。
それにお姉ちゃんとおそろいしたいし、行こうっと!
「うん!私もお姉ちゃんとおそろいのものが欲しいなぁ。」
それを聞いたお兄ちゃんが慌てて私に
「ロザリー僕も!僕もロザリーとおそろいが欲しいな!」
うーん。それじゃあ3人おそろいのものにしようかな。
「わかったー!それじゃあ3人おそろいのものを探そうね!」
私たちは店に入って探し、無事3人おそろいのものを買った。
それとは別に私やお姉ちゃんは2人でおそろいのものと普通に自分が欲しいと思ったものを買った。
おそろいのものはお兄ちゃんにばれないようにこっそり買った。
お兄ちゃんごめんね!
3人おそろいのものは、ピアスとネックレスで、月、星、太陽とモチーフが違うが、だいたいのデザインは同じようなものだ。
月は私で星はお姉ちゃん、太陽がお兄ちゃんだ。
だけどネックレスを、3人で交換しようってなり、私が星でお姉ちゃんが太陽、お兄ちゃんが月になった。
このピアスとネックレスはデザインも好みで、早くもお気に入りになった。
お姉ちゃんとのおそろいはチョーカーと髪飾りにした。
私たちはピアスとネックレスを早速付けて、またお祭りを回ることにした。
しばらくあっちこっち行って、少し広場のベンチで休もうとなり、お兄ちゃんに飲み物を買ってくるから先に言っててと言われ、お姉ちゃんと広場へ向かっていると人が多くなり、私は人にぶつかってしまった。
「あっ、すいません。」
そう言いながらぶつかった方を向くと、そこには獣人の青年がいた。
どうやら耳から見るに狼族のようだ。
「……っ」
「?」なんか少しびっくりされたような気がするけど気のせいかな?
「あ、いえこちらこそすいません。
お怪我はないですか?」
うん、もふもふー!しかもむっちゃいい人だぁ!
「はい。大丈夫です。こんな大きなお祭り初めてでそれに急に人が増えたのでびっくりしました。これから何かあるんですかね?」
「あぁ、そうなんですか。今からは花火や皇族の挨拶などがあるんですよ。
だから人が増えたんです。」
あぁ~なるほど!この国の皇帝の姿が見れるから人が増えたのか。
いや、ほんとに親切な人だなぁ。
「なるほど、そうなんですか。
親切に教えて下さってありがとうございます!」
「いえいえ、では初めてのお祭りを楽しんでくださいね。
それに人がほんとに多いので気をつけて。」
「はい!ありがとうございます。」
そう言って私たちは別れ、私は少し先で私を探しているお姉ちゃんのところへ急いで向かった。
その後は花火や他の屋台を見て回ったりして、宿に帰った。
今日はあの獣人さん以外の種族もたくさん見ることができたし、美味しいものをたべたりおそろいのアクセサリーを買えてほんとに大満足!!
ふふふ。これからの目標は他の種族の人と友達になることにしよう!
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