王のはばたき

薄龍

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王の翼

王と使者

王宮の中に入ると白い壁の外からでは想像できないほど金一色に染まっていた。(なんだここは、何もかもが金色に輝いている)あっけにとらわれているソーマを横目にシシ王は客室にソーマを案内した。「ここで待ってろ。準備が出来次第ソンヒョが迎えに行く」静かな低い声で言った。「わかりました。お待ちしております」ソーマがそう言うとシシ王は「では、また後で会おう」といいソーマに背を向けて来た道を戻っていった。扉が閉まるとともにソーマは肩の力が抜けたのを感じもう一度緊張感を呼び戻そうと大きく息を吸って鼻からゆっくり吐いた。そしてソンヒョが来るまでにしなければならないことを一通り思い出した。(まず服を着替えて、その前に風呂に入って、あとなんだっけ?ああ、持って来た品も確認しなくては)まだ頭の中に混乱が少し残っていた。
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