17 / 53
一章
16,投げ掛けられた問い
しおりを挟む「……お前を抱きたくて仕方なかった」
「紫攸様、お待ち……んぁっ…んんっ…」
寝所に入ると、そのまま寝台に寝かせられる。
静止を求める前に陛下は、紅雪の秘部に中指を差し入れ親指で赤く熟した突起を撫でた。
甘美な刺激が紅雪を襲い、淫靡な声が出てしまう。
先程、絶頂する寸前で止められてしまった熱が再び躯を走り抜け、耐えきる間もなく躯を震わせて絶頂した。
「ふっ、早いな…。指もお前の密で光っている…」
「……汚いでっ…す…から」
「紅雪のこの密が汚い訳無いだろ。甘く香しい美酒な味が俺を誘う…。二度とお前の密から抜け出せないな…」
秘部から指を引き抜くと、紅雪の密が陛下の掌まで流れ彼の手が濡れる。
余韻に浸る彼女の目の前で、陛下は密で濡れた指を舐めた。
紅雪が止めようと手を伸ばすよりも、先に陛下に手を掴まれてしまい布団に戻される。
甘い言葉を囁きながら、顔が近付いて来て、
「……ちゅっ。痛んでいた髪に艶が戻ったな…」
「似合わなかったでしょうか?」
音を立てて、接吻する。
いつの間にか陛下は、紅雪の白銀の横髪を一房手に持ち口付けをした。
初見の髪色を思い出して、冗談半分で問い掛けると、陛下の眉間に深々と皺が寄る。
「…気を悪くして申し訳――っ……ンッ」
「お前に怒った訳では無い。朱津の固執した価値観に苛っときただけだ…。気を取り直して、――お前を抱かせてくれ」
慌てて謝罪を口にしようとするが、陛下の唇で塞がれてしまい言葉を続ける事が出来ない。
唇に隙間が出来た途端、陛下の舌が咥内に侵入し紅雪の舌を絡め取る。
甘い刺激に、また躯が熱くなり、頭がぼうっとしてきた。
もっと、と躯が陛下を求めたとき、唇が離れる。
不機嫌になった理由を述べた陛下は、囁きながらもう一度優しい接吻をした。
***
「……で、関に何をされた?」
「何も…されておりません…」
「俺がお前の変化を見逃すと思うのか?」
余韻に浸る紅雪の髪に触れながら横になっている陛下が問い掛ける。
忘れていなかったらしい質問に紅雪は先程と同じ回答を述べた。
素直に答えない寵妃の返事に僅かに不満を漏らし、戸惑う様子の紅雪を見つめる。
宰相の事を伝えてしまえば、紅雪は自分の秘密をも述べなくてはいけなくなる。
そして、知られてしまえば朱津の皇太子の事も伝えなくてはいけなくなる。
それで、陛下に拒絶されれば紅雪は生きていられないだろう。
それ程に、今されている質問は紅雪の生死を分けていたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます
沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
肉食御曹司の独占愛で極甘懐妊しそうです
沖田弥子
恋愛
過去のトラウマから恋愛と結婚を避けて生きている、二十六歳のさやか。そんなある日、飲み会の帰り際、イケメン上司で会社の御曹司でもある久我凌河に二人きりの二次会に誘われる。ホテルの最上階にある豪華なバーで呑むことになったさやか。お酒の勢いもあって、さやかが強く抱いている『とある願望』を彼に話したところ、なんと彼と一夜を過ごすことになり、しかも恋人になってしまった!? 彼は自分を女除けとして使っているだけだ、と考えるさやかだったが、少しずつ彼に恋心を覚えるようになっていき……。肉食でイケメンな彼にとろとろに蕩かされる、極甘濃密ラブ・ロマンス!
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる