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冬
コチョウラン
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***
年明け最初の営業日。
冬の花たちが綺麗に咲いている店内で、
一人黙々と作業を続ける私。
まだ1月だけど、私の中では2月なんです。
バレンタインに向けて、可愛いブーケを製作中。
今流行りのソープフラワー。
『カランカラン』
あ、お客様だ。
「いらっしゃいませ。今年もよろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします。ペンダント、つけてくださっているのですね。とてもお似合いです」
「ありがとうございます!」
「机の上のブーケは…」
「まだ1月ですけど、バレンタイン用のソープフラワーです。つい、夢中になってしまって…」
「手先が器用なんですね」
にっこりと笑った彼にドキドキしてしまう。
その気持ちがバレないように、すぐに顔を背けた。
「お、お一ついかがですか? まだ、試作品ですけど…」
「いいんですか? 嬉しいです!」
彼は子どもみたいにはしゃいでいた。
「…あ、すみません。本当に嬉しくて、つい……ピンクのコチョウランをください」
「いえ、大丈夫ですよ。コチョウランですね。お待ちください」
冷静に答えたつもりだけど、若干声がうわずってしまった。
紳士的でカッコいいのに、子どもみたいな一面もあるなんて……
「お待たせしました。ソープフラワーも一緒にお包みしました。直射日光は避けてくださいね」
「ありがとうございます。大切にします」
「ありがとうございました」
……本当にお花が好きなんだなぁ。
彼が帰った後もずっと、私の胸は高鳴ったままだった。
年明け最初の営業日。
冬の花たちが綺麗に咲いている店内で、
一人黙々と作業を続ける私。
まだ1月だけど、私の中では2月なんです。
バレンタインに向けて、可愛いブーケを製作中。
今流行りのソープフラワー。
『カランカラン』
あ、お客様だ。
「いらっしゃいませ。今年もよろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします。ペンダント、つけてくださっているのですね。とてもお似合いです」
「ありがとうございます!」
「机の上のブーケは…」
「まだ1月ですけど、バレンタイン用のソープフラワーです。つい、夢中になってしまって…」
「手先が器用なんですね」
にっこりと笑った彼にドキドキしてしまう。
その気持ちがバレないように、すぐに顔を背けた。
「お、お一ついかがですか? まだ、試作品ですけど…」
「いいんですか? 嬉しいです!」
彼は子どもみたいにはしゃいでいた。
「…あ、すみません。本当に嬉しくて、つい……ピンクのコチョウランをください」
「いえ、大丈夫ですよ。コチョウランですね。お待ちください」
冷静に答えたつもりだけど、若干声がうわずってしまった。
紳士的でカッコいいのに、子どもみたいな一面もあるなんて……
「お待たせしました。ソープフラワーも一緒にお包みしました。直射日光は避けてくださいね」
「ありがとうございます。大切にします」
「ありがとうございました」
……本当にお花が好きなんだなぁ。
彼が帰った後もずっと、私の胸は高鳴ったままだった。
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