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弱虫くんと騎士さま
強がり
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***
「隼人、起きて」
「……おはよう。優那」
隼人は朝が弱い。
だから毎朝こうして僕が起こしている。
この時だけは僕の方が強い、なんてね。
「土曜なのに学校って気分下がるよな」
「まあ、午前だけだし……休日も会長にならないといけないのは苦痛だけど」
今日は土曜授業。午前中だけ学校に行く。
文化祭が近いから授業ではなく準備だ。
授業よりはマシだけど、生徒会の仕事は忙しくて大変だから辛い。
「今日は文化祭の買い出しに行くんだっけ?」
「うん。会議終わってからだけど」
「じゃあ、早めに会議終わらせるか」
「そうだね」
僕自身のためにも……
***
「買い物はこれで終わり?」
「終わりだよ」
「生徒会長自ら買い出しとは…よくやるよねー」
馬鹿にしたような隼人の口調にむっとした僕は「どうしてこんなことしてるかわかってるくせに!」と、いつもより強く言った。
そんな僕に対して隼人は余裕の笑みを浮かべる。
「“学校に居たくないから”だろ?」
「そうだよ! 会長でいる時間を少しでも短くしたいから!」
「優那ってストレスやばそうだよな」
「……んー、隼人がいるからなんとかなってる」
「そうですか」
「…なんだよ」
「別にー」
隼人が敬語になるときは何かある証拠。
その“何か”はわからない。
「そろそろ着くけど」
「うん」
「あと少し。頑張れ」
「“頑張れ”って言われるの嫌いって知ってるでしょ?」
「知ってる。でも、俺に言われるのは嫌いじゃないってことも知ってるよ」
「うるさい」
「素直になれって」
隼人は僕の頭を軽くぽんぽんっとたたいて、やさしく微笑んだ。
「隼人、起きて」
「……おはよう。優那」
隼人は朝が弱い。
だから毎朝こうして僕が起こしている。
この時だけは僕の方が強い、なんてね。
「土曜なのに学校って気分下がるよな」
「まあ、午前だけだし……休日も会長にならないといけないのは苦痛だけど」
今日は土曜授業。午前中だけ学校に行く。
文化祭が近いから授業ではなく準備だ。
授業よりはマシだけど、生徒会の仕事は忙しくて大変だから辛い。
「今日は文化祭の買い出しに行くんだっけ?」
「うん。会議終わってからだけど」
「じゃあ、早めに会議終わらせるか」
「そうだね」
僕自身のためにも……
***
「買い物はこれで終わり?」
「終わりだよ」
「生徒会長自ら買い出しとは…よくやるよねー」
馬鹿にしたような隼人の口調にむっとした僕は「どうしてこんなことしてるかわかってるくせに!」と、いつもより強く言った。
そんな僕に対して隼人は余裕の笑みを浮かべる。
「“学校に居たくないから”だろ?」
「そうだよ! 会長でいる時間を少しでも短くしたいから!」
「優那ってストレスやばそうだよな」
「……んー、隼人がいるからなんとかなってる」
「そうですか」
「…なんだよ」
「別にー」
隼人が敬語になるときは何かある証拠。
その“何か”はわからない。
「そろそろ着くけど」
「うん」
「あと少し。頑張れ」
「“頑張れ”って言われるの嫌いって知ってるでしょ?」
「知ってる。でも、俺に言われるのは嫌いじゃないってことも知ってるよ」
「うるさい」
「素直になれって」
隼人は僕の頭を軽くぽんぽんっとたたいて、やさしく微笑んだ。
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