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ぼくの夢はサッカー選手
6.ぼくのせいで負けた
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「大夢、検査にいろいろ、よくがんばったな。」
お父さんが帰る前に褒めてくれた。ぼくは、何もないと歩けないから車いすと松葉杖を借りて帰った。家に帰る前に、誉の家に寄って、叶翔を連れて帰るって。ぼくの車の乗り降りは、お父さんが手伝ってくれた。まだ痛くて一人じゃ歩けないよ。誉の家に着いて、ぼくは車から簡単には降りられないから、お母さんが叶翔を迎えに行っている間、後部座席にいたんだ。そうしたら、誉が来た。
「大夢、大丈夫か。」
「うん、まあ。」
「そうか、良かった。心配したぞ。」
「それより、試合はどうなった?」
誉が少ししょんぼりしているように見えたけど、試合の結果が気になって訊いてしまった。
「あの後、しばらくして試合再開したんだ。ぼくたちのチームもがんばって攻めたけど、相手のエースストライカーに2点入れられたんだ。ぼくがゴールを守れなかったから。ごめん。」
誉が泣き出した。負けたのか。やっぱりぼくがいなかったからか。
「いや、みんながんばったんだろ。それなら仕方ない。ぼくがこんなことになったから。ごめん」
「いや違うんだ。ぼくがゴールを…うん。」
泣いている誉を見ると、ぼくまで泣けてきた。今日、いろいろなことがあって、感情がぐちゃぐちゃだ。試合、負けちゃったか。なんてことだ。ぼくがいなかったからだ。ぼくがケガさえしなければ良かったのに。
「今度の夏にリーグ戦があるだろう。次は絶対勝とうな。」
誉と約束した。リーグ戦では今日負けたチームとの対戦もある。だから、絶対、次のリーグ戦までにはサッカーできるようにならないといけない。
「負けちゃったけど、二人ともよくがんばった。」
運転席にいたお父さんが聞いていたみたい。
「大夢はシュートを決めて点を取ったし、誉くんはゴールを守った。二人ともよくがんばったよ。また、次の試合でがんばればいいさ。」
叶翔とお母さんが来た。
「お兄ちゃん。」
叶翔が走ってきた。
「大丈夫?足がパンパンだよ。」
叶翔が心配している。車に乗る前にぼくの足を見た。
「大丈夫だよ。なんてことない。すぐに治るよ。」
「そう?そしたら、またぼくとサッカーの練習しようね。」
叶翔が後部座席に乗って、ぼくの腕にくっつく。心配かけてごめんな。
家に着いた。お腹が空いて、みんなで宅配ピザを食べた。お母さんが作ってくれたお弁当を、試合の後でチームメイトたちと一緒に食べたかったな。からあげおいしそうだったもんなぁ。誉泣いていたな。ゴールを守れなかったって。あんなにたくさん二人で練習したのにな。やっぱり、ぼくがいないとダメだったのか。
「誉、行くぞ。」
ぼくがシュートをする。誉に止められた。悔しい。二人で一緒に練習した時を思い出す。試合前によく二人で自主練をしたなぁ。チームに入った1年生の時から、ドリブルやヘディング、走り込みの練習を二人で始めた。その後も、いつも二人で練習をしたな。今年4月からのエースストライカーを決める選抜の前にも、シュートの練習をたくさんした。ぼくがエースストライカーになれたのは、誉のおかげだな。
今日の試合、負けちゃったか。悔しいな。去年も負けちゃったし。ぼくがこんなことになってしまったから。ぼくがこんな目に合わなければ。ケガさえしなければ、勝っていたのに。早くまたみんなとサッカーをしたいなぁ。この時のぼくは、すぐに手術をして、すぐにサッカーができると信じていたんだ。
お父さんが帰る前に褒めてくれた。ぼくは、何もないと歩けないから車いすと松葉杖を借りて帰った。家に帰る前に、誉の家に寄って、叶翔を連れて帰るって。ぼくの車の乗り降りは、お父さんが手伝ってくれた。まだ痛くて一人じゃ歩けないよ。誉の家に着いて、ぼくは車から簡単には降りられないから、お母さんが叶翔を迎えに行っている間、後部座席にいたんだ。そうしたら、誉が来た。
「大夢、大丈夫か。」
「うん、まあ。」
「そうか、良かった。心配したぞ。」
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「あの後、しばらくして試合再開したんだ。ぼくたちのチームもがんばって攻めたけど、相手のエースストライカーに2点入れられたんだ。ぼくがゴールを守れなかったから。ごめん。」
誉が泣き出した。負けたのか。やっぱりぼくがいなかったからか。
「いや、みんながんばったんだろ。それなら仕方ない。ぼくがこんなことになったから。ごめん」
「いや違うんだ。ぼくがゴールを…うん。」
泣いている誉を見ると、ぼくまで泣けてきた。今日、いろいろなことがあって、感情がぐちゃぐちゃだ。試合、負けちゃったか。なんてことだ。ぼくがいなかったからだ。ぼくがケガさえしなければ良かったのに。
「今度の夏にリーグ戦があるだろう。次は絶対勝とうな。」
誉と約束した。リーグ戦では今日負けたチームとの対戦もある。だから、絶対、次のリーグ戦までにはサッカーできるようにならないといけない。
「負けちゃったけど、二人ともよくがんばった。」
運転席にいたお父さんが聞いていたみたい。
「大夢はシュートを決めて点を取ったし、誉くんはゴールを守った。二人ともよくがんばったよ。また、次の試合でがんばればいいさ。」
叶翔とお母さんが来た。
「お兄ちゃん。」
叶翔が走ってきた。
「大丈夫?足がパンパンだよ。」
叶翔が心配している。車に乗る前にぼくの足を見た。
「大丈夫だよ。なんてことない。すぐに治るよ。」
「そう?そしたら、またぼくとサッカーの練習しようね。」
叶翔が後部座席に乗って、ぼくの腕にくっつく。心配かけてごめんな。
家に着いた。お腹が空いて、みんなで宅配ピザを食べた。お母さんが作ってくれたお弁当を、試合の後でチームメイトたちと一緒に食べたかったな。からあげおいしそうだったもんなぁ。誉泣いていたな。ゴールを守れなかったって。あんなにたくさん二人で練習したのにな。やっぱり、ぼくがいないとダメだったのか。
「誉、行くぞ。」
ぼくがシュートをする。誉に止められた。悔しい。二人で一緒に練習した時を思い出す。試合前によく二人で自主練をしたなぁ。チームに入った1年生の時から、ドリブルやヘディング、走り込みの練習を二人で始めた。その後も、いつも二人で練習をしたな。今年4月からのエースストライカーを決める選抜の前にも、シュートの練習をたくさんした。ぼくがエースストライカーになれたのは、誉のおかげだな。
今日の試合、負けちゃったか。悔しいな。去年も負けちゃったし。ぼくがこんなことになってしまったから。ぼくがこんな目に合わなければ。ケガさえしなければ、勝っていたのに。早くまたみんなとサッカーをしたいなぁ。この時のぼくは、すぐに手術をして、すぐにサッカーができると信じていたんだ。
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