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運命の鐘を鳴らしましょう
愛があふれた人でした
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なんだか、ベルナール様のお母様って剛毅な方だったんですねぇ・・・と私たちは他人事なのでそんな感想で終わるが、当の息子であるベルナール様は信じられないのか、口をパッカーンと・・・。
「コホン。お姉様は、幼少の頃より帝王学より騎士に混じって剣を振るうことに熱心でして。今後のアンティーブ国のことを考えて内政に適した者数名を婚約者候補に選んだのですが、それを厭い・・・出奔されたのです」
シーン・・・。
なんか、何とも言えない空気に広間が包まれたわ。
そのとき、壁に控えていた侍女らしき年配の女性がそそっと前に出た。
「あのう・・・よろしいですか?」
右手を控えめに上げて陛下に発言の許可を求めると、陛下は重々しく頷かれた。
「私は、国王陛下の姉姫であるジャンヌ様の乳母でございます」
ペコリとベルナール様にお辞儀をして、また2歩、3歩と彼に近づいていく。
「実は、陛下にもお話しておりませんでしたが・・・私はジャンヌ様から、国を出た後に何度かお手紙を頂戴しておりました」
「なにっ!」
クリストフさんが目を大きく開いて驚く。
「・・・黙っていて申し訳ございません。罰は後ほど如何様にもお受けいたします。ただ・・・ジャンヌ様が内密にと」
そして語ったジャンヌ様の伴侶探しの道中記は・・・本当にお姫様なの?と疑う内容だった。
父王が用意した婚約者候補から、ひとり王配となる相手を選ぶように言われたジャンヌ様は、思い悩むこともなく即決で国を出ることを決めたそうだ。
それこそ、「そうだ!国を出よう」みたいなノリで。
「・・・朝、ジャンヌ様のお部屋に行きますと壁一面に、国を出て伴侶を探してくる。私より弱い者と結婚したくない。必ず世界中を探して自分より強い伴侶を得る!と書きなぐられていました」
しかも、その前日の深夜に当時の宰相の家に忍び込み、半ば脅迫して王位継承権を放棄する書類を作らせ、嬉々としてサインしたそうだ。
宰相が号泣しながら、父王に土下座していた姿が忘れられないと言う。
しかも騎士団からは、早朝にジャンヌ様が幼少の頃に卵から孵して調教していた、ペットのワイバーンに乗ってどこかへ行ってしまったとの報告もあり、慌てて捜索隊を出したが、とうとう行方はわからなかったという。
「・・・心配は心配でしたが、ジャンヌ様はそのう・・・少しばかり貴族子女とは違う活発なお姫様でしたので、そっちの心配はしませんでしたが・・・」
じゃあ、なんの心配をしたんだろう?
まさか、他国で暴れすぎて外交問題を心配したとか?
あはははは・・・ありえそう。
「冒険者ギルドから手紙が届くようになったのは、父王様がジャンヌ様を諦め陛下を王太子にされた頃でした。その内容はほとんど武勇伝ばかりで、伴侶を探しているようには思えませんでしたが・・・」
どこでどれぐらい強い魔獣を倒したかとか、どんな難しいダンジョンを攻略したとかの内容がほとんどで、たまに愚痴のようにAランク冒険者と剣を交えたが瞬殺だったとか書かれていたそうだ。
そして、とうとう・・・。
「ミュールズ国でも強い方に巡り会えず。獣人ともエルフ族ともドワーフ族、巨人族と色々な種族の方とも手合わせしたが無駄だったと。帝国まで足を伸ばすしかないかと恐ろしいことが書かれていた手紙の結びに・・・」
ミュールズ国の噂でトゥーロン王国のリシュリュー辺境伯は強いらしいと聞き、興味が湧いたと。
その後、最後の手紙に・・・。
「ど・・・奴隷商人に頼んでリシュリュー辺境伯まで連れて行ってもらうことにしたと・・・。私はそんな悪名高い国に獣人であるジャンヌ様が向かわれるなんて、恐ろしくて恐ろしくて・・・すぐにお止めする手紙を書きました」
けれど、冒険者ギルド経由で出された手紙は、ジャンヌ様に届くことがなかった。
トゥーロン王国は亜人に対する非道さで各ギルドは撤退しており、他国とのギルドとの連携は取れていない。
だから、手紙のやりとりはできないのだ。
乳母の語りが彼女の啜り泣きで静かに終わった後、ベルナール様は俯き立ち尽くしていた。
やや、後ろに控えていた獣人従者たちの落ち着きのなさが、嘘がバレて動揺しいてるようにも見える。
陛下やクリストフさんたち王族の方たちは、沈痛な表情で何とも言えない感情を噛み殺しているようだった。
「・・・ベルナール様と、仰いましたか?」
コクリと小さく頷く。
「ジャンヌ様は、ベルナール様が仰っられたように美しく強い女性でした。そしてとても優しく・・・優しい姫だったのです。姫様はご自分のため無責任に国を出て、伴侶を探しに行かれたのではありません。ただ、この乳母の願いのために、そのために国まで出られたのです」
決意を込めた強い瞳でベルナール様を見つめた乳母は、そっとその手を小さな自分の両手で包んだ。
「姫様は、私の姫様の子供も私が抱き上げて育てたいという望みを叶えるために、伴侶を探しに行かれたのです!本当はそんなに急いで結婚をするつもりなどなかったのに」
乳母の両目からは、涙が溢れ止まらない。
彼女が言うには、もともとジャンヌ様は自分に王となる資質が無いことを自覚しており、時期を見て弟に譲るつもりだったこと。
自分には武力しかないから、いずれはアンティーブ国の騎士団に所属するつもりだったこと。
「・・・結婚を急ぐ必要などなかったのに、そのとき私は少し体を壊しておりまして・・・職を辞することになったのです。だから、ジャンヌ様は・・・」
涙声で引き攣りながらも、彼女は老いた体を折り曲げてベルナール様に謝り続ける。
ベルナール様はどうしたらいいのかわからない風に自由な左手を上に下に動かしていたが、その後、ぎこちなく母の乳母だった彼女の震える背中を摩りだした。
「ベルナール様・・・」
「・・・・・・」
彼の怒りでピンと立っていた耳と尻尾は、力無く垂れている。
「ベルナール様。お願いがございます。どうか・・・どうか・・・、ジャンヌ様の代わりとまでは申しません。どうか・・・抱きしめさせてください・・・」
乳母はそう言うと、ベルナール様の返事を待たずに、ぎゅっと彼を抱きしめた。
「ジャンヌ様・・・。ジャンヌ様・・・」
「・・・・・・っ」
ベルナール様は、自分の体に巻き付いた腕を振り払うこともできず、居た堪れないように身動きをしていたが、やがて静かに力を抜いた。
そして、乳母が控えていた場所に一緒に立っていた従者などの使用人が一斉にベルナール様たちへと近づき、次々とベルナール様に声を掛けながら頭を撫でたり背中を撫でたりと・・・愛でているんですけど?
みんな目を真っ赤にして、鼻を啜りながら「私はジャンヌ様の執事で・・・」とか、「私はメイドでした」とか自己紹介をしてますが・・・ジャンヌ様は使用人たちに大人気だったのですね?
お母様の知り合いに囲まれて、ちょっと困惑気味のベルナール様。
「・・・もう、よかろう。ベルナール殿とは場所を移して、存分に姉上の話をするがいい。この場を離れることを許す」
玉座に肘を付いて呆れながらも、微笑ましくこの光景を見守っていた陛下の言葉に、使用人たちは綺麗な礼を見せた後、ベルナール様を連れて奥の扉から出て行ってしまった。
しかも・・・妹姫様と王妃様まで、嬉しそうに退場してしまいましたが?
「おっと、お前たちはそっちじゃないぜ」
クリストフさんは、いつのまにか騎士たちを連れて、ベルナール様の従者たちをぐるりと囲んでいました。
「・・・ほお、懐かしい顔が混じっていたな・・・。お前は姉上の婚約者候補だったシャロント伯爵家の者じゃねぇか。なんで姉上の御子のベルナール殿と一緒にいるんだ?・・・お前、奴に何を吹き込みやがった」
ギロリと従者のひとりを睨みつけるその眼差しに含まれる殺気は、こちらまで縮み上がるほどの苛烈さだった。
あの人・・・終わったな。
なーむー。
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「私は、国王陛下の姉姫であるジャンヌ様の乳母でございます」
ペコリとベルナール様にお辞儀をして、また2歩、3歩と彼に近づいていく。
「実は、陛下にもお話しておりませんでしたが・・・私はジャンヌ様から、国を出た後に何度かお手紙を頂戴しておりました」
「なにっ!」
クリストフさんが目を大きく開いて驚く。
「・・・黙っていて申し訳ございません。罰は後ほど如何様にもお受けいたします。ただ・・・ジャンヌ様が内密にと」
そして語ったジャンヌ様の伴侶探しの道中記は・・・本当にお姫様なの?と疑う内容だった。
父王が用意した婚約者候補から、ひとり王配となる相手を選ぶように言われたジャンヌ様は、思い悩むこともなく即決で国を出ることを決めたそうだ。
それこそ、「そうだ!国を出よう」みたいなノリで。
「・・・朝、ジャンヌ様のお部屋に行きますと壁一面に、国を出て伴侶を探してくる。私より弱い者と結婚したくない。必ず世界中を探して自分より強い伴侶を得る!と書きなぐられていました」
しかも、その前日の深夜に当時の宰相の家に忍び込み、半ば脅迫して王位継承権を放棄する書類を作らせ、嬉々としてサインしたそうだ。
宰相が号泣しながら、父王に土下座していた姿が忘れられないと言う。
しかも騎士団からは、早朝にジャンヌ様が幼少の頃に卵から孵して調教していた、ペットのワイバーンに乗ってどこかへ行ってしまったとの報告もあり、慌てて捜索隊を出したが、とうとう行方はわからなかったという。
「・・・心配は心配でしたが、ジャンヌ様はそのう・・・少しばかり貴族子女とは違う活発なお姫様でしたので、そっちの心配はしませんでしたが・・・」
じゃあ、なんの心配をしたんだろう?
まさか、他国で暴れすぎて外交問題を心配したとか?
あはははは・・・ありえそう。
「冒険者ギルドから手紙が届くようになったのは、父王様がジャンヌ様を諦め陛下を王太子にされた頃でした。その内容はほとんど武勇伝ばかりで、伴侶を探しているようには思えませんでしたが・・・」
どこでどれぐらい強い魔獣を倒したかとか、どんな難しいダンジョンを攻略したとかの内容がほとんどで、たまに愚痴のようにAランク冒険者と剣を交えたが瞬殺だったとか書かれていたそうだ。
そして、とうとう・・・。
「ミュールズ国でも強い方に巡り会えず。獣人ともエルフ族ともドワーフ族、巨人族と色々な種族の方とも手合わせしたが無駄だったと。帝国まで足を伸ばすしかないかと恐ろしいことが書かれていた手紙の結びに・・・」
ミュールズ国の噂でトゥーロン王国のリシュリュー辺境伯は強いらしいと聞き、興味が湧いたと。
その後、最後の手紙に・・・。
「ど・・・奴隷商人に頼んでリシュリュー辺境伯まで連れて行ってもらうことにしたと・・・。私はそんな悪名高い国に獣人であるジャンヌ様が向かわれるなんて、恐ろしくて恐ろしくて・・・すぐにお止めする手紙を書きました」
けれど、冒険者ギルド経由で出された手紙は、ジャンヌ様に届くことがなかった。
トゥーロン王国は亜人に対する非道さで各ギルドは撤退しており、他国とのギルドとの連携は取れていない。
だから、手紙のやりとりはできないのだ。
乳母の語りが彼女の啜り泣きで静かに終わった後、ベルナール様は俯き立ち尽くしていた。
やや、後ろに控えていた獣人従者たちの落ち着きのなさが、嘘がバレて動揺しいてるようにも見える。
陛下やクリストフさんたち王族の方たちは、沈痛な表情で何とも言えない感情を噛み殺しているようだった。
「・・・ベルナール様と、仰いましたか?」
コクリと小さく頷く。
「ジャンヌ様は、ベルナール様が仰っられたように美しく強い女性でした。そしてとても優しく・・・優しい姫だったのです。姫様はご自分のため無責任に国を出て、伴侶を探しに行かれたのではありません。ただ、この乳母の願いのために、そのために国まで出られたのです」
決意を込めた強い瞳でベルナール様を見つめた乳母は、そっとその手を小さな自分の両手で包んだ。
「姫様は、私の姫様の子供も私が抱き上げて育てたいという望みを叶えるために、伴侶を探しに行かれたのです!本当はそんなに急いで結婚をするつもりなどなかったのに」
乳母の両目からは、涙が溢れ止まらない。
彼女が言うには、もともとジャンヌ様は自分に王となる資質が無いことを自覚しており、時期を見て弟に譲るつもりだったこと。
自分には武力しかないから、いずれはアンティーブ国の騎士団に所属するつもりだったこと。
「・・・結婚を急ぐ必要などなかったのに、そのとき私は少し体を壊しておりまして・・・職を辞することになったのです。だから、ジャンヌ様は・・・」
涙声で引き攣りながらも、彼女は老いた体を折り曲げてベルナール様に謝り続ける。
ベルナール様はどうしたらいいのかわからない風に自由な左手を上に下に動かしていたが、その後、ぎこちなく母の乳母だった彼女の震える背中を摩りだした。
「ベルナール様・・・」
「・・・・・・」
彼の怒りでピンと立っていた耳と尻尾は、力無く垂れている。
「ベルナール様。お願いがございます。どうか・・・どうか・・・、ジャンヌ様の代わりとまでは申しません。どうか・・・抱きしめさせてください・・・」
乳母はそう言うと、ベルナール様の返事を待たずに、ぎゅっと彼を抱きしめた。
「ジャンヌ様・・・。ジャンヌ様・・・」
「・・・・・・っ」
ベルナール様は、自分の体に巻き付いた腕を振り払うこともできず、居た堪れないように身動きをしていたが、やがて静かに力を抜いた。
そして、乳母が控えていた場所に一緒に立っていた従者などの使用人が一斉にベルナール様たちへと近づき、次々とベルナール様に声を掛けながら頭を撫でたり背中を撫でたりと・・・愛でているんですけど?
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お母様の知り合いに囲まれて、ちょっと困惑気味のベルナール様。
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しかも・・・妹姫様と王妃様まで、嬉しそうに退場してしまいましたが?
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クリストフさんは、いつのまにか騎士たちを連れて、ベルナール様の従者たちをぐるりと囲んでいました。
「・・・ほお、懐かしい顔が混じっていたな・・・。お前は姉上の婚約者候補だったシャロント伯爵家の者じゃねぇか。なんで姉上の御子のベルナール殿と一緒にいるんだ?・・・お前、奴に何を吹き込みやがった」
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