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運命の鐘を鳴らしましょう
今までの話をしました
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アンティーブ国の国王陛下の私室・・・ではないけど、ごく親しい人たちと語らう応接室みたいな部屋に通されました。
いや・・・普通の屋敷の応接室の3倍ぐらい広いけど・・・ね。
参加者は、アンティーブ国からは国王陛下と王弟クリストフさんと宰相さん。
宰相さんは、鼻眼鏡をちょこんと乗せたネズミ系?うーんと・・・、あ・・・モグラの獣人だわ。
あとは護衛の近衛騎士が数名。
トゥーロン王国からはヴィクトル兄様と兄様の従者のユーグ。
彼は狼獣人らしいけど、神狼族のリュシアンが気になるみたいで、チラチラと盗み見てます。
私たちは全員参加で、カミーユさんも。
みんなの前には、温かい紅茶と一口ケーキ、プチフールが各種。
ルネとリオネルは、いただきますした後すぐに手を伸ばし、あぐあぐと堪能してますな。
「ふむ。トゥーロン王国では、そのようなことが起きていたのか」
流石にトゥーロン王国の広間で起きたあの惨状を、当事者のヴィクトル兄様に説明させるのは非道かなぁと思い、アルベールに頼みました。
いや、従者のユーグ君に頼んでもよかったんだけど、彼もあのときあの場所に居たらしいから、でもねぇ。
「すみません!自分はそのとき・・・あのぅ・・・気になる気配つーか匂いを追って、殿下のお側を離れていまして・・・何がなんだかわかりませんでした!」
と元気よく告白してくれました。
役立たずめ!
ちなみに、その気配?匂い?って神狼族のリュシアンのことかな?
こっそりリュシアンを指差してみせると、ユーグ君はちょっと青い顔でコクコクと頷いた。
「そして、ザンマルタンたちの目を搔い潜り、私たちは王宮にあった奴隷魔法陣を壊して逃走しました」
あー、話し疲れたとアルベールはグビグビ紅茶を飲む。
でも、その言葉の破壊力は凄まじく、みんなが、「えっ!?」と驚いた顔でフリーズしてますよ?
「そうよ。トゥーロン王国の王族が所有していた亜人奴隷は全員解放されたわ。あとは貴族や金持ちが個人所有している亜人だけよ。ちなみにリシュリュー辺境伯の奴隷兵団は辺境伯と奴隷契約を結んでいない自由な亜人たちよ」
主に獣人騎士団だが、オルタンス様の話だと魔法が得意なエルフ族を中心にした魔法兵団や、武器を作ったりメンテナンスをするドワーフ族の鍛冶集団もあるらしい。
「それと、王都の冒険者ギルドには複数の亜人たちが匿われていて、そこのギルドマスターロドルフを中心に亜人奴隷解放軍は動いているぜ」
「・・・・・・」
トゥーロン王国の王族のほとんどが亡くなっている状態も想像できなかったんでしょうけど、まさか亜人奴隷の実質的解放がされているなんて思わなかったんでしょうね。
「ただ・・・、王宮で解放された亜人の中には逃げるより反撃に出た奴もいた。そいつらは・・・たぶん。あとは、状況が分からずにミュールズ国へと逃げていたら、まあ・・・最悪ビーストの素材になってるな」
またまた、ビクンと反応する私たち以外の人。
アルベールがプチフールに舌鼓をうつのを止めて、またまた説明をし出す。
今度は、トゥーロン王国とミュールズ国の関係と、帝国に売りさばいていた亜人奴隷のシステムについて。
いやぁ、話が長くなっちゃうね!
「待て!待て待て!え?何がどうなっているんだ!」
バァーン!とテーブルを両手で叩いて、思わず立ち上がってしまうクリストフさん。
陛下も頭を抱えて唸っている。
正直、ルネとリオネルと何故か兄様の従者のユーグ君だけが、美味しそうにプチフールを呑気に食べて続けている。
あ、私もか!
「・・・やっぱり、ミュールズ国は、我が国を利用していたのか・・・」
ヴィクトル兄様の苦し気な声・・・でも呟いた内容は無視できませんよ?
「兄様は知ってたの?ミュールズ国が亜人奴隷売買の元締めだって?」
俯けていた顔を少し上げて、話すかどうか僅かな時間、逡巡する。
「そうだね。もう全て話してしまおうか・・・。情報以外にアンティーブ国に差し出せる物が無いし、ベルナールからの援護は期待できないし」
そうして、ミュールズ国の内情を、私たちも知らなかった内情を話し出した。
ミュールズ国の最大権力者は退位した元王様で次が息子であり現王様のふたり。
このふたりは、どうも悪人面らしくあまり国民に人気がないそうだ。
でも、ミュールズ国は貧困国に援助したり、少数民族の保護を申し出たり、孤児院なんかも国営で多く運営していると、周辺国からはとても評価の高い国だ。
連合国や他の小国とも同盟を結び、大国としての責務を十二分に果たしている・・・と思われている。
実際、国力では拮抗しているアンティーブ国は、ミュールズ国に対して尊敬の念は持っていたっぽい。
ただ、かの国の高位貴族や王族からは度々「人族第一主義」の言動が見られ、警戒はしていたらしい。
まさしく、その対応で大正解!野性の勘かしら?
「私の意見ではないが、前国王は金満家で贅沢に塗れ、現国王は吝嗇化で陰険陰湿の質らしい。見かけもそれらしく、前国王は肥満で現国王は痩身とタイプが違う。共通しているのは・・・人族第一主義だ」
「そう言われれば、ミュールズ国の王族と高位貴族は人族しかいねぇな」
顎を摩りながらクリストフさんが、陛下に同意を求めると、陛下は重々しく頷く。
このアンティーブ国は獣人が人口の7割以上を占めるのに、獣人の貴族は半数もいないんだって。
高位貴族には、人族もエルフ族もドワーフ族もいるし、騎士団には鬼人族もいるってあとで教えてもらったわ。
クリストフさんが「獣人は面倒を嫌がるからな、貴族なんてやる奴は滅多にいないんだよ」と肩を落としていたけど、貴方も王族嫌って冒険者してましたよね?
「ヴィクトル殿下は、随分とミュールズ国にお詳しいのですね?ザンマルタン家との癒着は知っていましたが・・・なぜ?」
「・・・。異母姉のエロイーズがミュールズ国との縁談を断り、私の妹であるリリアーヌがミュールズ国の第2王子と婚約することになりました。その縁で王子ふたりと交流を持つようになりました」
ミュールズ国からの婚約打診を断るって、エロイーズってバカなの?
ユベールの姉はバカなの?バカ王子の姉はバカ王女なの?
ミュールズ国の傀儡であるトゥーロン王国の王族が、「断る」って・・・できるわけないじゃん。
「いや、エロイーズは結婚する第2王子が臣籍降下するのが気に入らなくてね。王族でいたいって我儘を言ってミュールズ国の王太子と婚約させろって騒いだんだよ。だから、ミュールズ国からリリアーヌに変更するよう命じられてね」
おぉう、悪逆非道なミュールズ国もバカ王女はいらないって?そりゃそうだ。
「じゃあ・・・そのミュールズ国の王子ふたりって言うのが、ヴィクトル兄様の切り札なのね?」
核心には、ズバーッと切り込ませていただきますよ!
まだまだ、密談は続くんだから。
いや・・・普通の屋敷の応接室の3倍ぐらい広いけど・・・ね。
参加者は、アンティーブ国からは国王陛下と王弟クリストフさんと宰相さん。
宰相さんは、鼻眼鏡をちょこんと乗せたネズミ系?うーんと・・・、あ・・・モグラの獣人だわ。
あとは護衛の近衛騎士が数名。
トゥーロン王国からはヴィクトル兄様と兄様の従者のユーグ。
彼は狼獣人らしいけど、神狼族のリュシアンが気になるみたいで、チラチラと盗み見てます。
私たちは全員参加で、カミーユさんも。
みんなの前には、温かい紅茶と一口ケーキ、プチフールが各種。
ルネとリオネルは、いただきますした後すぐに手を伸ばし、あぐあぐと堪能してますな。
「ふむ。トゥーロン王国では、そのようなことが起きていたのか」
流石にトゥーロン王国の広間で起きたあの惨状を、当事者のヴィクトル兄様に説明させるのは非道かなぁと思い、アルベールに頼みました。
いや、従者のユーグ君に頼んでもよかったんだけど、彼もあのときあの場所に居たらしいから、でもねぇ。
「すみません!自分はそのとき・・・あのぅ・・・気になる気配つーか匂いを追って、殿下のお側を離れていまして・・・何がなんだかわかりませんでした!」
と元気よく告白してくれました。
役立たずめ!
ちなみに、その気配?匂い?って神狼族のリュシアンのことかな?
こっそりリュシアンを指差してみせると、ユーグ君はちょっと青い顔でコクコクと頷いた。
「そして、ザンマルタンたちの目を搔い潜り、私たちは王宮にあった奴隷魔法陣を壊して逃走しました」
あー、話し疲れたとアルベールはグビグビ紅茶を飲む。
でも、その言葉の破壊力は凄まじく、みんなが、「えっ!?」と驚いた顔でフリーズしてますよ?
「そうよ。トゥーロン王国の王族が所有していた亜人奴隷は全員解放されたわ。あとは貴族や金持ちが個人所有している亜人だけよ。ちなみにリシュリュー辺境伯の奴隷兵団は辺境伯と奴隷契約を結んでいない自由な亜人たちよ」
主に獣人騎士団だが、オルタンス様の話だと魔法が得意なエルフ族を中心にした魔法兵団や、武器を作ったりメンテナンスをするドワーフ族の鍛冶集団もあるらしい。
「それと、王都の冒険者ギルドには複数の亜人たちが匿われていて、そこのギルドマスターロドルフを中心に亜人奴隷解放軍は動いているぜ」
「・・・・・・」
トゥーロン王国の王族のほとんどが亡くなっている状態も想像できなかったんでしょうけど、まさか亜人奴隷の実質的解放がされているなんて思わなかったんでしょうね。
「ただ・・・、王宮で解放された亜人の中には逃げるより反撃に出た奴もいた。そいつらは・・・たぶん。あとは、状況が分からずにミュールズ国へと逃げていたら、まあ・・・最悪ビーストの素材になってるな」
またまた、ビクンと反応する私たち以外の人。
アルベールがプチフールに舌鼓をうつのを止めて、またまた説明をし出す。
今度は、トゥーロン王国とミュールズ国の関係と、帝国に売りさばいていた亜人奴隷のシステムについて。
いやぁ、話が長くなっちゃうね!
「待て!待て待て!え?何がどうなっているんだ!」
バァーン!とテーブルを両手で叩いて、思わず立ち上がってしまうクリストフさん。
陛下も頭を抱えて唸っている。
正直、ルネとリオネルと何故か兄様の従者のユーグ君だけが、美味しそうにプチフールを呑気に食べて続けている。
あ、私もか!
「・・・やっぱり、ミュールズ国は、我が国を利用していたのか・・・」
ヴィクトル兄様の苦し気な声・・・でも呟いた内容は無視できませんよ?
「兄様は知ってたの?ミュールズ国が亜人奴隷売買の元締めだって?」
俯けていた顔を少し上げて、話すかどうか僅かな時間、逡巡する。
「そうだね。もう全て話してしまおうか・・・。情報以外にアンティーブ国に差し出せる物が無いし、ベルナールからの援護は期待できないし」
そうして、ミュールズ国の内情を、私たちも知らなかった内情を話し出した。
ミュールズ国の最大権力者は退位した元王様で次が息子であり現王様のふたり。
このふたりは、どうも悪人面らしくあまり国民に人気がないそうだ。
でも、ミュールズ国は貧困国に援助したり、少数民族の保護を申し出たり、孤児院なんかも国営で多く運営していると、周辺国からはとても評価の高い国だ。
連合国や他の小国とも同盟を結び、大国としての責務を十二分に果たしている・・・と思われている。
実際、国力では拮抗しているアンティーブ国は、ミュールズ国に対して尊敬の念は持っていたっぽい。
ただ、かの国の高位貴族や王族からは度々「人族第一主義」の言動が見られ、警戒はしていたらしい。
まさしく、その対応で大正解!野性の勘かしら?
「私の意見ではないが、前国王は金満家で贅沢に塗れ、現国王は吝嗇化で陰険陰湿の質らしい。見かけもそれらしく、前国王は肥満で現国王は痩身とタイプが違う。共通しているのは・・・人族第一主義だ」
「そう言われれば、ミュールズ国の王族と高位貴族は人族しかいねぇな」
顎を摩りながらクリストフさんが、陛下に同意を求めると、陛下は重々しく頷く。
このアンティーブ国は獣人が人口の7割以上を占めるのに、獣人の貴族は半数もいないんだって。
高位貴族には、人族もエルフ族もドワーフ族もいるし、騎士団には鬼人族もいるってあとで教えてもらったわ。
クリストフさんが「獣人は面倒を嫌がるからな、貴族なんてやる奴は滅多にいないんだよ」と肩を落としていたけど、貴方も王族嫌って冒険者してましたよね?
「ヴィクトル殿下は、随分とミュールズ国にお詳しいのですね?ザンマルタン家との癒着は知っていましたが・・・なぜ?」
「・・・。異母姉のエロイーズがミュールズ国との縁談を断り、私の妹であるリリアーヌがミュールズ国の第2王子と婚約することになりました。その縁で王子ふたりと交流を持つようになりました」
ミュールズ国からの婚約打診を断るって、エロイーズってバカなの?
ユベールの姉はバカなの?バカ王子の姉はバカ王女なの?
ミュールズ国の傀儡であるトゥーロン王国の王族が、「断る」って・・・できるわけないじゃん。
「いや、エロイーズは結婚する第2王子が臣籍降下するのが気に入らなくてね。王族でいたいって我儘を言ってミュールズ国の王太子と婚約させろって騒いだんだよ。だから、ミュールズ国からリリアーヌに変更するよう命じられてね」
おぉう、悪逆非道なミュールズ国もバカ王女はいらないって?そりゃそうだ。
「じゃあ・・・そのミュールズ国の王子ふたりって言うのが、ヴィクトル兄様の切り札なのね?」
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まだまだ、密談は続くんだから。
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