220 / 226
幸せになりましょう
王になる理由でした
しおりを挟む
次の王は、第四王女シルヴィー・トゥーロン。
このバカげた提案に誰も異を唱えないし、笑い飛ばすこともない。
え? マジで?
「なんで、そんなとんでもないことに? ヴィクトル兄様がいるじゃないの」
恨めし気にレイモン氏をギロリと睨むと、レイモン氏は肩を竦めた。
「私は最適な答えだと思っていますよ。もちろん、ヴィクトル殿下もね」
そんな、まさかである。
ヴィクトル兄様は、トゥーロン王国の将来を憂えて異母弟のユベールを牽制し王太子を目指した。
王となったら亜人差別を撤廃、亜人奴隷の解放を実行するために、王都の冒険者ギルドマスターロドリスさんやリシュリュー辺境伯家と協力し、水面下で活動。
おまけに、王城の敷地の端の端に追いやられていた、みそっかす王女にまで心を配る完璧王子だよ?
しかも、王位簒奪を狙うザンマルタン家の暴行から逃れ、他国に渡り、この度見事に悪を倒し表舞台にカムバックしたというのに。
なんで、こんなちびっ子に王冠を奪われなきゃいかんのだっ!
「シルヴィー。俺も納得しているんだよ。むしろ、こんな重役をシルヴィーに押し付けることになって心苦しい」
ヴィクトル兄様! いい人すぎる! ちょっと王様業に向いてないかも・・・て不安になったのは内緒。
「でもでも、ヴィクトル兄様が王様にならないと・・・そのう・・・えっとお・・・」
私にはトゥーロン王家の血が一滴も流れていないのです! てカミングアウトしてオッケーな場面なのかな?
どうしようと思って、後ろに立つアルベールへと顔を向けた私が見たのは、慈愛の微笑みを浮かべている珍しいアルベールの姿と、驚愕に顎が外れるんじゃ? という顔をしたリュシアンだった。
「もしかして・・・知ってた? アルベール」
「ええ。レイモンたちに相談されて、私は賛成しました」
「なんで? 私が王様になったら冒険できなくなるよ? 他の国に行ったりダンジョン攻略したりとかできないよ?」
ついでに、気軽に厨房に行って異世界料理を作りまくって食べまくることもできないのよ?
「ヴィー。貴方が王冠を被りその座に即くのは、十年間です」
「へ?」
レイモン氏を見ると彼もコクリと頷き、ヴィクトル兄様もうんうんと頷いてみせた。
「十年間。シルヴィー殿下にお願いしたいのは、その期間玉座を守っていただきたい」
十年の間にヴィクトル兄様を立派な王様にするために鍛え上げるそうだ。
トゥーロン王国としての帝王教育はされていたが、鎖国状態の国の帝王教育、傀儡国としての帝王教育は百害あって一利なしと判断された。
ミシェル陛下とアンティーブ国の協力で、ヴィクトル兄様には改めて教育がなされる。
その間は、私の摂政としての役割もあるけど。
「王様やりながら勉強するのではダメなの? 私なんて教育もマトモに受けてませんが?」
この世界、この国での教育なんて、受けてないですよ。
強いて言えば、逃亡中のリシュリュー辺境伯でのオルタンス様から受けた淑女教育だな。
「・・・一番の目的は、民の目を逸らすことです。ヴィクトル殿下が今回の旗頭としてザンマルタン家の粛清と亜人奴隷の解放を成されましたが、トゥーロン王家の一人として憎まれることは避けられません」
ザンマルタン家に苦しめられた人たちや解放された亜人奴隷たちは、今回の戦で先頭に立ったヴィクトル兄様に対しては好意的だと思う。
でも、今までミュールズ国の言いなりになって亜人奴隷を帝国に売り飛ばしていた王家の一員として、嫌悪されることも否めない。
でも、王女の私も同じ条件なのでは?
「いいえ。シルヴィー殿下は王都の民すらもその存在を知られず、王城の外れで使用人たちにいびられて過ごしていた幼い少女・・・と同情を誘う噂をばら撒きます」
なんつー宣伝戦略。
つまり、ヴィクトル兄様をそのまま王座に即けるよりも、国民や外国の同情を誘うため、王女としては不遇だった私を利用するのね?
そりゃ、母親は父親とミュールズ国滞在中に、トゥーロン王国に無理やり連れて来られて愛妾にされるし。
産まれたら産まれたで、王位継承権のない王女だし、王様は愛妾の母親にも興味が無くなって、王城の外れの屋敷に母子で捨て置かれ。
母親が亡くなってからは、意地悪な使用人に虐められながらなんとか七歳まで育った、みそっかすな王女。
確かに死ななかったけど、ひもじい思いもしたし満足に身だしなみも整えられなかった最低な生活だわ。
「王族の誰からも、臣下からも、民からも忘れられた王女が、奴隷と手を取り合って国外に脱出!」
そのあと、アンティーブ国に渡り、アンティーブ国王弟に助力を願い、ミュールズ国の野望を砕き、兄であるヴィクトル殿下と共にザンマルタン家を潰した。
まだ、八歳の少女が亜人たちと一緒に、トゥーロン王国のために命をかけて戦った。
「・・・え?」
私、トゥーロン王国のためになんて、これっぽちも思ってませんけど?
今回のザンマルタン家をぶっ飛ばせ! は、ヴィクトル兄様のことが心配で助太刀しましたが? トゥーロン王国のために行動したことないよ?
「いいのですよ。嘘でもなんでも。民たちはそんな健気な王女に王冠を被せたいと思うでしょうし、他国はそんな女王に無碍な要求はしにくいでしょう?」
「・・・私を使うつもりね?」
ギロッと再びレイモン氏を睨んだけど、彼はニッコリ笑ったあとスウーッと表情を消した。
「わかています。貴方にこんなことを頼むのが、どれだけ厚顔無恥なことなのか。でもね、トゥーロン王国のために私はどんな策を練っても貴方に玉座に座ってもらいます」
「私たちに勝てるつもり?」
モルガン様たちが強いのはわかっているけど、私のチート能力を舐めんじゃないわよっ。
「ヴィー」
アルベールが私の肩をやんわりと掴む。
「アルベール?」
なんで、止めるの?
「十年間。その間だけ女王としてこの国に留まりなさい。貴方はまだ幼い。できるなら、もう少し・・・子供のままでいなさい」
「子供って・・・」
いや、女王様って子供の遊びじゃないよ?
「正直、シルヴィー殿下だけでなく、貴方の仲間にも協力して欲しいのです。ノアイユ公爵とベルナールの教育は私だけでは厳しい。アルベールにも携わってほしい」
レイモン氏は、リュシアンにはモルガン様と一緒に騎士団の育成に関わって欲しい。
商業ギルドからの要望としては、セヴランがトゥーロン王国との窓口になること。
オルタンス様からも私の淑女教育の続きと、ルネのメイド教育の延長が希望されていた。
「・・・あと、リオネルですが、今回同行しているカミーユ先生をこちらに引き込みたい」
カミーユさんって、やっぱり高名な魔獣博士らしく、低ランクしか生息していないピエーニュの森の調査とダンジョンの発見を依頼したい。
「彼の依頼を受ける条件が・・・」
チラリとリオネルを盗み見るレイモン氏。
「そりゃ、この国がこれから立て直すことを考えたら大変だと思うわよ? ヴィクトル兄様のことを助けたい気持ちはあるわよ? でも私なんかが女王って・・・」
女王になるのを渋るのは、私が子供なのも理由だけど、前国王の血なんて一滴も入ってませんけど?
それに、いくらリュシアンたち亜人と協力して悪い奴らをやっつけて国を取り戻したとしても、人族に見える私じゃ周りからのバッシングは強いのではなかろうか。
「ヴィー。気にしなくてもいいですよ。こうすればいいのです」
アルベールが私の胸に飾られた針金ブローチを外してしまう。
「あっ!」
それを外すと・・・瞳の色が茶色から元の金色になってしまうのですが?
このバカげた提案に誰も異を唱えないし、笑い飛ばすこともない。
え? マジで?
「なんで、そんなとんでもないことに? ヴィクトル兄様がいるじゃないの」
恨めし気にレイモン氏をギロリと睨むと、レイモン氏は肩を竦めた。
「私は最適な答えだと思っていますよ。もちろん、ヴィクトル殿下もね」
そんな、まさかである。
ヴィクトル兄様は、トゥーロン王国の将来を憂えて異母弟のユベールを牽制し王太子を目指した。
王となったら亜人差別を撤廃、亜人奴隷の解放を実行するために、王都の冒険者ギルドマスターロドリスさんやリシュリュー辺境伯家と協力し、水面下で活動。
おまけに、王城の敷地の端の端に追いやられていた、みそっかす王女にまで心を配る完璧王子だよ?
しかも、王位簒奪を狙うザンマルタン家の暴行から逃れ、他国に渡り、この度見事に悪を倒し表舞台にカムバックしたというのに。
なんで、こんなちびっ子に王冠を奪われなきゃいかんのだっ!
「シルヴィー。俺も納得しているんだよ。むしろ、こんな重役をシルヴィーに押し付けることになって心苦しい」
ヴィクトル兄様! いい人すぎる! ちょっと王様業に向いてないかも・・・て不安になったのは内緒。
「でもでも、ヴィクトル兄様が王様にならないと・・・そのう・・・えっとお・・・」
私にはトゥーロン王家の血が一滴も流れていないのです! てカミングアウトしてオッケーな場面なのかな?
どうしようと思って、後ろに立つアルベールへと顔を向けた私が見たのは、慈愛の微笑みを浮かべている珍しいアルベールの姿と、驚愕に顎が外れるんじゃ? という顔をしたリュシアンだった。
「もしかして・・・知ってた? アルベール」
「ええ。レイモンたちに相談されて、私は賛成しました」
「なんで? 私が王様になったら冒険できなくなるよ? 他の国に行ったりダンジョン攻略したりとかできないよ?」
ついでに、気軽に厨房に行って異世界料理を作りまくって食べまくることもできないのよ?
「ヴィー。貴方が王冠を被りその座に即くのは、十年間です」
「へ?」
レイモン氏を見ると彼もコクリと頷き、ヴィクトル兄様もうんうんと頷いてみせた。
「十年間。シルヴィー殿下にお願いしたいのは、その期間玉座を守っていただきたい」
十年の間にヴィクトル兄様を立派な王様にするために鍛え上げるそうだ。
トゥーロン王国としての帝王教育はされていたが、鎖国状態の国の帝王教育、傀儡国としての帝王教育は百害あって一利なしと判断された。
ミシェル陛下とアンティーブ国の協力で、ヴィクトル兄様には改めて教育がなされる。
その間は、私の摂政としての役割もあるけど。
「王様やりながら勉強するのではダメなの? 私なんて教育もマトモに受けてませんが?」
この世界、この国での教育なんて、受けてないですよ。
強いて言えば、逃亡中のリシュリュー辺境伯でのオルタンス様から受けた淑女教育だな。
「・・・一番の目的は、民の目を逸らすことです。ヴィクトル殿下が今回の旗頭としてザンマルタン家の粛清と亜人奴隷の解放を成されましたが、トゥーロン王家の一人として憎まれることは避けられません」
ザンマルタン家に苦しめられた人たちや解放された亜人奴隷たちは、今回の戦で先頭に立ったヴィクトル兄様に対しては好意的だと思う。
でも、今までミュールズ国の言いなりになって亜人奴隷を帝国に売り飛ばしていた王家の一員として、嫌悪されることも否めない。
でも、王女の私も同じ条件なのでは?
「いいえ。シルヴィー殿下は王都の民すらもその存在を知られず、王城の外れで使用人たちにいびられて過ごしていた幼い少女・・・と同情を誘う噂をばら撒きます」
なんつー宣伝戦略。
つまり、ヴィクトル兄様をそのまま王座に即けるよりも、国民や外国の同情を誘うため、王女としては不遇だった私を利用するのね?
そりゃ、母親は父親とミュールズ国滞在中に、トゥーロン王国に無理やり連れて来られて愛妾にされるし。
産まれたら産まれたで、王位継承権のない王女だし、王様は愛妾の母親にも興味が無くなって、王城の外れの屋敷に母子で捨て置かれ。
母親が亡くなってからは、意地悪な使用人に虐められながらなんとか七歳まで育った、みそっかすな王女。
確かに死ななかったけど、ひもじい思いもしたし満足に身だしなみも整えられなかった最低な生活だわ。
「王族の誰からも、臣下からも、民からも忘れられた王女が、奴隷と手を取り合って国外に脱出!」
そのあと、アンティーブ国に渡り、アンティーブ国王弟に助力を願い、ミュールズ国の野望を砕き、兄であるヴィクトル殿下と共にザンマルタン家を潰した。
まだ、八歳の少女が亜人たちと一緒に、トゥーロン王国のために命をかけて戦った。
「・・・え?」
私、トゥーロン王国のためになんて、これっぽちも思ってませんけど?
今回のザンマルタン家をぶっ飛ばせ! は、ヴィクトル兄様のことが心配で助太刀しましたが? トゥーロン王国のために行動したことないよ?
「いいのですよ。嘘でもなんでも。民たちはそんな健気な王女に王冠を被せたいと思うでしょうし、他国はそんな女王に無碍な要求はしにくいでしょう?」
「・・・私を使うつもりね?」
ギロッと再びレイモン氏を睨んだけど、彼はニッコリ笑ったあとスウーッと表情を消した。
「わかています。貴方にこんなことを頼むのが、どれだけ厚顔無恥なことなのか。でもね、トゥーロン王国のために私はどんな策を練っても貴方に玉座に座ってもらいます」
「私たちに勝てるつもり?」
モルガン様たちが強いのはわかっているけど、私のチート能力を舐めんじゃないわよっ。
「ヴィー」
アルベールが私の肩をやんわりと掴む。
「アルベール?」
なんで、止めるの?
「十年間。その間だけ女王としてこの国に留まりなさい。貴方はまだ幼い。できるなら、もう少し・・・子供のままでいなさい」
「子供って・・・」
いや、女王様って子供の遊びじゃないよ?
「正直、シルヴィー殿下だけでなく、貴方の仲間にも協力して欲しいのです。ノアイユ公爵とベルナールの教育は私だけでは厳しい。アルベールにも携わってほしい」
レイモン氏は、リュシアンにはモルガン様と一緒に騎士団の育成に関わって欲しい。
商業ギルドからの要望としては、セヴランがトゥーロン王国との窓口になること。
オルタンス様からも私の淑女教育の続きと、ルネのメイド教育の延長が希望されていた。
「・・・あと、リオネルですが、今回同行しているカミーユ先生をこちらに引き込みたい」
カミーユさんって、やっぱり高名な魔獣博士らしく、低ランクしか生息していないピエーニュの森の調査とダンジョンの発見を依頼したい。
「彼の依頼を受ける条件が・・・」
チラリとリオネルを盗み見るレイモン氏。
「そりゃ、この国がこれから立て直すことを考えたら大変だと思うわよ? ヴィクトル兄様のことを助けたい気持ちはあるわよ? でも私なんかが女王って・・・」
女王になるのを渋るのは、私が子供なのも理由だけど、前国王の血なんて一滴も入ってませんけど?
それに、いくらリュシアンたち亜人と協力して悪い奴らをやっつけて国を取り戻したとしても、人族に見える私じゃ周りからのバッシングは強いのではなかろうか。
「ヴィー。気にしなくてもいいですよ。こうすればいいのです」
アルベールが私の胸に飾られた針金ブローチを外してしまう。
「あっ!」
それを外すと・・・瞳の色が茶色から元の金色になってしまうのですが?
358
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
わたくしがお父様に疎まれている?いいえ、目に入れても痛くない程溺愛されております。
織り子
ファンタジー
王国貴族院の卒業記念パーティーの場で、大公家の令嬢ルクレツィア・アーヴェントは王太子エドワードから突然の婚約破棄を告げられる。
父であるアーヴェント大公に疎まれている――
噂を知った王太子は、彼女を公衆の面前で侮辱する。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。