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12、私たち、付き合い始めました
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次の日。私はワクワクして、いつもより1時間も早く起きてしまった。だって今日から、玄関開けたら聖夜くんがいるんだよ!楽しみでしょうがない!
昨日、家に帰ってから、お母さんに彼氏ができたことを伝えた。お母さんは、「よかったじゃない!ちゃんと、彼を大切にしなさいね。」と言ってくれた。ちゃんと、聖夜くんのことも話した。オッドアイのこと、その代わりの、生まれつきの能力のこと、誕生日と趣味が同じだったこと、前に助けてくれたこと、今日から一緒に学校に行くこと………。そしたら、「もう、ラブラブじゃない!今度、うちに連れて来なさいよ~?」と言われてしまった。
あ、もう時間だ!行かなきゃ!
ガチャッ!
ドアを開けると、聖夜くんがいた。
「聖夜くん!おはよう!」
私がそう言うと、聖夜くんは優しく笑った。
「おはよ、ゆめ。行こっか。」
私は差し出された手に自分の手を重ねた。すると、聖夜くんは、指を絡ませた。
「………こっちがいい……」
「……これって………!」
……恋人繋ぎ…………!
「………これも、強制ね……。」
聖夜くんは少し赤くなって、そう言った。
「じゃあ、行こっか………。」
ちょっと照れて赤くなってる聖夜くんは、ホントに可愛い。いつもはカッコいいから、ギャップ萌えしちゃう………。これが私だけの特権だと思うと、もう最高!
登校中、同じ学年の人、同じクラスの人にジロジロ見られた。私は、少し気になっていた。
「……ゆめ、やっぱり気になる………?」
「あ、うん、少し………。」
「じゃあ___」
「で、でも、このままがいい……。」
「大丈夫……?」
「うん。あの、こんな風にみんなに見られるのは初めてだからちょっと恥ずかしいの……。だけど、それ以上に、聖夜くんと手を繋ぎながら歩いてるのが、すごい嬉しくて………。」
「……それなら、良かった…。」
学校に着いてからも、席に着くまでずっと手を繋いだままだった。出席番号が隣だから、靴箱は隣だし、席も、今は隣だから。
鞄を片付けた後、先に来ていた仲良し組の、千鶴に呼ばれた。
「ちょっとゆめ~、ラブラブじゃ~ん!」
「昨日は上手くいったみたいね、ゆめ。」
「教室まで手を離さないなんて………歩美もそんな恋がした~い!」
「ゆめちゃん、本当におめでとうございます!」
「12月になったし、クリスマスとかお正月とか、イベント沢山あるじゃん!もっと仲が良くなれるよ~!」
みんなが口々に祝ってくれた。
「みんな、ホントに色々ありがとう!みんなのおかげだよ~!」
みんながいなかったら、きっとこんな勇気は出なかった。
「ホントにお似合いだよ~!」
「ね、朝は一緒に登校することになったの?」
よくぞ聞いてくれました!
「うん、そうなの!待ち合わせの場所はね、私の家の前なの!」
「えぇ~~‼︎何で何で?」
「聖夜くんが、私が家を出てから一番最初に目を合わせるのが自分がいい、って言って、強制的にそうなったの。」
「へぇ~、やるじゃん!」
私はエヘヘ、と笑った。
「あ、そうだ!」
「どうした、千鶴?」
千鶴が声を小さくした。
「ゆめ、キスした?」
私は危うく大きな声を出しそうになり、手で口を押さえた。
「う、うん………」
自分でも、顔が赤くなっているのがわかる。
「ゆめったら、赤くなっちゃって可愛いなー」
「ゆめちゃん、本当にすごいです………!」
「どっちからしたの?」
「え………っと、どっちも………?」
………で、いいんだよね……?どっちからもしたから……。
みんな目をまるくしていた。
「え、え、ゆめからもしたってこと⁉︎」
「うん………されたから、したの………。」
「へぇ~~………!」
「ゆめちゃん、私は心から感服します………!」
「ゆめってば~!すごいじゃん!」
みんながそう言ってくれて、嬉しかった。
その時………。
「あの、河合さん……。」
「アイツと付き合い始めたって、本当………?」
クラスの男の子たちが、私に聞きに来た。
「うん。実は昨日から………!」
「……そ、そう……なんだ………。」
「でも、アイツなんかでいいの……?」
「そうだよ、アイツ暗いし、前髪で右目隠してるし、何故か体育だけ出ないし、何より笑わねぇ___」
「__違う……。聖夜くんは………。」
「………え……?」
意識とは別に、口が動いた。
「聖夜くんは、すごく優しい……。聖夜くんは、いつもは隠している右目を、私には見せてくれる。体育に出ない理由も教えてくれた。私の前では、笑ってくれる。私は、そんな聖夜くんが好きなの………。」
「……っそ、そんなの、き、きっと今だけだよ!少し考え直してみたら?河合さんには、もっとふさわしい人がいるって!」
「ちょっと、男子!ゆめが、川上くんが好きだって言ってるんだから、いい加減諦めなさいよ!」
「あんたたちじゃあ、川上くんに敵わないと思うけど?」
歩美と千鶴が、男の子たちに対抗してくれた。
「うるせーなー。テメーらには関係ねえだろ?」
「オレたちは、河合さんに聞いてんの!」
その男の子たちが、私を見た。
「ねぇ河合さん、少し、考え直してみようよ。」
「あんな根暗ほっといてさ、オレたちと___」
「___悪いけど」
私と男の子たちの間に、誰かが割って入って来た。
「俺の彼女に手出さないでくれる………?」
「せ、聖夜くん………⁉︎」
「ゆめが可愛いのはわかるけど、男でゆめに触れられるのは、俺だけの特権だから。」
その時、ちょうど休み時間終了のチャイムが鳴った。
「ちょっと~!さっきの、すごいじゃん!」
「ゆめをスッと守って、カッコよかった~!」
授業が終わって、席を離れて仲良し組で話している。
「エヘヘ……。守ってくれる時、カッコよすぎてホントにすごいの………!」
「本当にカッコいいですね………!私も、思わず見惚れてしまうところでした………。」
「っていうか、ゆめって聖夜くんの秘密、全部知ってるんだね!」
「うん。私からは、梨乃たちにも言えないんだけどね………。いつか、聖夜くんが自分から打ち明けられるようになるのを待つの。私は、それを手伝う役目なの………。」
「うん、気になるけど、ちゃんと待つよ。」
「起立、礼」
『さよーならー』
「ゆめ、帰ろ。」
私がうなずくと、聖夜くんは少し笑った。
昨日、家に帰ってから、お母さんに彼氏ができたことを伝えた。お母さんは、「よかったじゃない!ちゃんと、彼を大切にしなさいね。」と言ってくれた。ちゃんと、聖夜くんのことも話した。オッドアイのこと、その代わりの、生まれつきの能力のこと、誕生日と趣味が同じだったこと、前に助けてくれたこと、今日から一緒に学校に行くこと………。そしたら、「もう、ラブラブじゃない!今度、うちに連れて来なさいよ~?」と言われてしまった。
あ、もう時間だ!行かなきゃ!
ガチャッ!
ドアを開けると、聖夜くんがいた。
「聖夜くん!おはよう!」
私がそう言うと、聖夜くんは優しく笑った。
「おはよ、ゆめ。行こっか。」
私は差し出された手に自分の手を重ねた。すると、聖夜くんは、指を絡ませた。
「………こっちがいい……」
「……これって………!」
……恋人繋ぎ…………!
「………これも、強制ね……。」
聖夜くんは少し赤くなって、そう言った。
「じゃあ、行こっか………。」
ちょっと照れて赤くなってる聖夜くんは、ホントに可愛い。いつもはカッコいいから、ギャップ萌えしちゃう………。これが私だけの特権だと思うと、もう最高!
登校中、同じ学年の人、同じクラスの人にジロジロ見られた。私は、少し気になっていた。
「……ゆめ、やっぱり気になる………?」
「あ、うん、少し………。」
「じゃあ___」
「で、でも、このままがいい……。」
「大丈夫……?」
「うん。あの、こんな風にみんなに見られるのは初めてだからちょっと恥ずかしいの……。だけど、それ以上に、聖夜くんと手を繋ぎながら歩いてるのが、すごい嬉しくて………。」
「……それなら、良かった…。」
学校に着いてからも、席に着くまでずっと手を繋いだままだった。出席番号が隣だから、靴箱は隣だし、席も、今は隣だから。
鞄を片付けた後、先に来ていた仲良し組の、千鶴に呼ばれた。
「ちょっとゆめ~、ラブラブじゃ~ん!」
「昨日は上手くいったみたいね、ゆめ。」
「教室まで手を離さないなんて………歩美もそんな恋がした~い!」
「ゆめちゃん、本当におめでとうございます!」
「12月になったし、クリスマスとかお正月とか、イベント沢山あるじゃん!もっと仲が良くなれるよ~!」
みんなが口々に祝ってくれた。
「みんな、ホントに色々ありがとう!みんなのおかげだよ~!」
みんながいなかったら、きっとこんな勇気は出なかった。
「ホントにお似合いだよ~!」
「ね、朝は一緒に登校することになったの?」
よくぞ聞いてくれました!
「うん、そうなの!待ち合わせの場所はね、私の家の前なの!」
「えぇ~~‼︎何で何で?」
「聖夜くんが、私が家を出てから一番最初に目を合わせるのが自分がいい、って言って、強制的にそうなったの。」
「へぇ~、やるじゃん!」
私はエヘヘ、と笑った。
「あ、そうだ!」
「どうした、千鶴?」
千鶴が声を小さくした。
「ゆめ、キスした?」
私は危うく大きな声を出しそうになり、手で口を押さえた。
「う、うん………」
自分でも、顔が赤くなっているのがわかる。
「ゆめったら、赤くなっちゃって可愛いなー」
「ゆめちゃん、本当にすごいです………!」
「どっちからしたの?」
「え………っと、どっちも………?」
………で、いいんだよね……?どっちからもしたから……。
みんな目をまるくしていた。
「え、え、ゆめからもしたってこと⁉︎」
「うん………されたから、したの………。」
「へぇ~~………!」
「ゆめちゃん、私は心から感服します………!」
「ゆめってば~!すごいじゃん!」
みんながそう言ってくれて、嬉しかった。
その時………。
「あの、河合さん……。」
「アイツと付き合い始めたって、本当………?」
クラスの男の子たちが、私に聞きに来た。
「うん。実は昨日から………!」
「……そ、そう……なんだ………。」
「でも、アイツなんかでいいの……?」
「そうだよ、アイツ暗いし、前髪で右目隠してるし、何故か体育だけ出ないし、何より笑わねぇ___」
「__違う……。聖夜くんは………。」
「………え……?」
意識とは別に、口が動いた。
「聖夜くんは、すごく優しい……。聖夜くんは、いつもは隠している右目を、私には見せてくれる。体育に出ない理由も教えてくれた。私の前では、笑ってくれる。私は、そんな聖夜くんが好きなの………。」
「……っそ、そんなの、き、きっと今だけだよ!少し考え直してみたら?河合さんには、もっとふさわしい人がいるって!」
「ちょっと、男子!ゆめが、川上くんが好きだって言ってるんだから、いい加減諦めなさいよ!」
「あんたたちじゃあ、川上くんに敵わないと思うけど?」
歩美と千鶴が、男の子たちに対抗してくれた。
「うるせーなー。テメーらには関係ねえだろ?」
「オレたちは、河合さんに聞いてんの!」
その男の子たちが、私を見た。
「ねぇ河合さん、少し、考え直してみようよ。」
「あんな根暗ほっといてさ、オレたちと___」
「___悪いけど」
私と男の子たちの間に、誰かが割って入って来た。
「俺の彼女に手出さないでくれる………?」
「せ、聖夜くん………⁉︎」
「ゆめが可愛いのはわかるけど、男でゆめに触れられるのは、俺だけの特権だから。」
その時、ちょうど休み時間終了のチャイムが鳴った。
「ちょっと~!さっきの、すごいじゃん!」
「ゆめをスッと守って、カッコよかった~!」
授業が終わって、席を離れて仲良し組で話している。
「エヘヘ……。守ってくれる時、カッコよすぎてホントにすごいの………!」
「本当にカッコいいですね………!私も、思わず見惚れてしまうところでした………。」
「っていうか、ゆめって聖夜くんの秘密、全部知ってるんだね!」
「うん。私からは、梨乃たちにも言えないんだけどね………。いつか、聖夜くんが自分から打ち明けられるようになるのを待つの。私は、それを手伝う役目なの………。」
「うん、気になるけど、ちゃんと待つよ。」
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