特務駆逐艦〈ユキカゼ〉の出港

竹岡洋一(yomat)

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接舷移乗と斬り込み隊

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 艦載艇は全長五〇メートル程の多目的宇宙艇である。惑星への降下、離脱能力を備え、兵員や物資を輸送し、限定的ながら兵器運用、電波や光波の中継、観測や科学調査、場合によっては遊覧航行など、何でもござれの便利な小舟だった。流石に次元隧道へ潜行する能力は持たないが、星系内であればある程度長期航行も行える。もちろん、いざという場合には救命艇の一つとして働くことになる。
 その〈ユキカゼ〉所属の艦載艇の、今の役割は突撃艇だった。敵艦に接舷し、ハッチをこじ開け、陸戦隊を突入させる。
 武装した陸戦隊員と自律兵器を搭載して、艦載艇は〈ユキカゼ〉を離れた。
 艦載艇の船内には戦闘用ドローンが積み込まれているほか、兵員用の椅子が取り付けられており、そこに陸戦隊員達が体を固定している。臨時に組織された陸戦隊は艦内の将兵から人員を抽出して編成したものであるが、そもそも最低限の人員で動かしていた平時の駆逐艦であったから、かなり無理をしている。人数は指揮官を入れて一三人。これでも可能な限り集めたのだった。
 内、士官は二名。隊長は和幸が、そして副隊長はカナエが務める。その他ヴェテランの上等兵曹が最先任下士官として兵達を統率する。
 陸戦隊員には戦闘用デヴァイスと相方バディドローン、そして艦内戦闘用の鎧と銃とが交付されていた。鎧は軽装ながら表面に電磁硬化処理、薄偏向フィールドを施された軽歩兵装甲服で、銃は一般的な電磁加速小銃ガウス・ライフルだった。兵士の一人にはレーザー軽機関銃が渡され、分隊支援の役割を期待されていた。
 隊員たちの中で和幸とカナエだけは鎧の形状が異なった。より装甲が厚く、脚や腕にも小型の盾が付き、兜も大型で首までぐるりと守る垂れが付いている。二人が士官だから、というわけではなく、役割の違いだった。二人は突撃隊員の役割を割り振られていた。二人しかいない士官の両方共が同じ役目に割り当てられているのは好ましくはなかったが、他に適切な人員がいないので、やむを得ずこのような配置になっている。
 加速に合わせて、体が座席に押さえ付けられる。
 船内は暗い。非常灯だけが灯る赤黒い室内で、誰も何も言わずに押し黙っている。緊張しているのだ。若い兵士たちにとって、実際の戦闘に参加するのは初めてであったから。艦内戦闘の訓練はもちろん行っていたから、何をするべきかは分かっていたが、それでも、本物の殺し合いに参加するのは胃が押しつぶされるような不快感を発生させた。
 無理もないことだ、と兵たちを見ながら和幸は思う。彼は自分たちの戦力をかなり低く見積もり、決して無理をさせないように気を付けよう、と思った。本来であれば隊を二つに分けて素早く捜索を行うような戦術を採るべきなのだが、必ず一丸で動こうと和幸は心に決めた。

『艦長、対象との通信ですが』
 と、アイシャの声が響いた。和幸だけに話しかけてきている。
『電子妨害が無くなったことで、通りました』
「よし。どんな状況だ?」
『かなり不味そうです。艦橋を占拠され、船の制御が不可能だと』
「乗員は無事なのか?」
『警備兵たちが貴賓室に立て籠もっていて、何とか攻撃を跳ね返しているらしいです。すぐに救援に来て欲しい、と』
 和幸は微笑する。既に向かっているよ、と言いたかった。自分の判断が正しかったと知れるのは嬉しいものだ。
「敵の数は」
『恐らく二〇人程とのことです。戦闘用ドローンが四機か五機、それと多目的ドローンが同じ数くらい』
 ならば何とかなるか、と和幸は考えた。こちらの練度はともかく、装備は良いはずだ。そして敵は船を占拠するのであれば、人をあちこちに薄く配備しなければならないだろう。それを一つずつ潰していけば良い。恐らく最終的には艦橋に追い込むことになるだろうか。
 
『一〇秒後に逆噴射』
 艇長のアナウンスが響く。兵士たちは体を固定するバーを握って備えた。
 予告通り、艦載艇が震えて逆噴射を始める。慣性の法則に従い、体が進行方向へ引っ張られる。それは最初は体の横方向に、次に床方向へと働いた。艦載艇が底面を目標に向けて、相手のハッチ目がけて接近しているのだ。
 敵が軍用艦であれば、ハッチをこじ開ける作業にも手間がかかるのであるが、今回は民間船である。しかも、この船自体は「敵」ではない。ハッチはすぐに開くはずであった。
 体を固定していたバーが外れる。
「移乗準備!」
 最先任下士官が叫んだ。和幸とカナエは素早く立ち上がり、その後で兵達がバタバタと駆け出す。
 艦載艇中央部のハッチに近付いた。既に先導ヴァンガードドローンが陣取っている。警戒ドローンが続き、その後ろに、陸戦隊が列をなす。兵士たちの傍らには相方ドローンが控えており、不安気にそのドローンの手を握っている兵士もいた。
 耳を劈く音が艇内に響く。外部からハッチの非常開閉装置を切った振動の音だ。すぐに、艇内のハッチが開いた。クルーザーと接続された。
「突入!」
 和幸の号令で、陸戦隊はスカハ王室所有のクルーザーへと突入した。



 クルーザー内は人工重力がかかっていた。明るい船内の、優雅な模様の描かれた床を、陸戦隊員たちは無骨な軍靴で踏みにじる。その軍靴には吸着盤と噴射孔が付いており、無重力状態でも自由に機動できるよう設計されていたが、今回は使う必要はなかった。
 まず、先導ドローンが飛び込み安全を確保する。もし何者かが待ち伏せしていたのであれば、最初の犠牲者役はこのドローンが担う。
 続いて警戒ドローンが入り、すぐさま通路を進んで周囲の情報を収集する。
 それから、陸戦隊員たちが相方ドローンと共に乗り込んでいく。
 先導ドローンと警戒ドローンは、球形の見た目で、床の上を転がったり、跳ねたりしながら素早く進む。重力が無ければもっと自由な動きを見せたであろう。敵が現れればその機体を開き、内部に装備された電磁加速銃で追い払うのだった。基本的に両者は同じ機体が流用されており、違うのは搭載されているセンサーと武装だけだった。
 陸戦隊員の隣で戦うのは相方ドローンだ。これは二種類あり、一つは犬のような見た目をした、四足歩行のロボットである。優秀なセンサーを備え、隊列前方で敵を確認しながら、攻撃の際は真っ先に飛び込んでいく。警戒ドローンと本体との間に位置するほか、接近戦を担当する。もう一つはほとんど人間と同じ形をした二足歩行のロボットで、人間が利用するのと同じ電磁加速小銃を持っている。こちらは生身の陸戦隊員と共に火力を構成する。
 各種ドローンに警戒をさせながら、陸戦隊はクルーザー内の通路を進んだ。王室所有のクルーザーであったため、設計図などは手に入らなかったのだが、先導、警戒ドローンの活躍で今まさに船内地図が作られようとしていた。
 と、警戒ドローンの一機から反応が無くなった。船の中心部、恐らく貴賓室方面だろう。
 和幸はすぐに部隊をそちらへと向けた。
 通路を抜けると、その先はホールになっていた。二階吹き抜けの大広間で、中央にはささやかながら噴水が用意されており、その周囲に花壇。小振りではあるが、豪華なクルーザーという印象にぴったりの空間である。
 そこに、自分たちのものではない戦闘用ドローンが確認できた。型落ちした外国軍の軍用無人機で、電磁加速銃を装備している。そのドローンは、広間に入ってきた相方ドローンを発見すると、即座に射撃してきた。相方ドローンは素早く身を躱して射撃を逃れ、柱の後ろに隠れる。が、すぐにその柱の陰を出て、広間を走った。敵のドローンの射撃はそれを追う。
 その動きは、味方から気を逸らす意図のものだった。自分が「狙われる役」であると理解している相方ドローンは、敵の攻撃を引きつけたのだ。
 果たしてその間に、陸戦隊員たちが次々とホールに雪崩れ込んだ。彼女たちはすぐに敵のドローンへと狙いを定める。
「撃てっ!」
 最先任下士官の号令で電磁加速小銃が発砲される。弾丸に叩かれ、敵のドローンは機能不全を起こして床に転がった。
 和幸とカナエは素早くホール内の状況を把握する。ドローン、隊員らのセンサー情報を統合し、ホール内をスキャンする。さらに敵がいた。二階の柱の後ろ、一階の通路の側、そして彫像の陰、その他にも何人かと何機か。
「各自発砲を許可。殲滅しろ」
 その命令で、兵士たちはすぐに手近な目標を定め、攻撃を開始した。最先任下士官が上手く配置していたから、目標が偏ることはなかった。
 敵も反撃をしてくる。電磁加速小銃が撃たれ、弾丸が飛来する。兵士たちは素早く伏せて、あるいは柱や通路の壁を遮蔽物として用い、適切に反撃した。和幸はその光景を見て、口許を綻ばせる。よし、艦内戦の動きは悪くないじゃないか。
 機関銃手がエネルギーパックを抱えた助手と共に準備を完了し、二階をレーザーで薙ぎ払った。柱が切れ、敵の鎧に反射されて跳ね返った光線が天井を焼いた。
 と、一発の銃弾が近くにいた陸戦隊員の胴体に当たった。彼女は仰け反り、その場に倒れる。――そしてすぐに立ち上がると、小銃を拾って反撃した。

 この時代の防禦優位は、陸戦であっても同じだった。軽歩兵用のこんな鎧ですら、主要部位に当たれば電磁加速小銃の銃弾を跳ね返す。レーザーも短時間であれば反射する。もちろん全身をくまなく鎧で被っているわけではないから、例えば手足のような末端部位に命中すれば怪我をして動けなくなってしまうだろうが、それでも、即死するような大怪我はまず負わない。火力より防禦力の方が高い時期だった。
 であれば必然的に、より威力の高い武器をということになるのだが、遠隔武器ではその威力にも限りがある。高出力レーザーを個人で持ち歩くのは現実的でないし、巨大なジェネレータや加速器を搭載したドローンは艦内に入り込むことができない。手榴弾のような兵器は今も利用されるが、船を壊しすぎないように注意しなければならない。宇宙空間は誰に対しても平等に残酷なのだから。
 よって、戦いを最後に決定付ける兵器は、なんと地球の十九世紀の時代にまで回帰していた。

 軍刀と銃剣である。

 火力の不利を悟ったのだろう、敵二人が、二階から飛び降りると、陸戦隊の方へ向かって突撃してきた。放出品らしい薄汚れた鎧を着込み、兜と盾とを装備した重装備の兵隊だった。その挙動には迷いが無く、堂に入った動きであるので、軍人くずれなのかもしれない。
 陸戦隊員たちは発砲するが、銃弾は全て兜と鎧とに弾かれる。彼らは正面に向ける面積をできるだけ狭くして、一直線に向かっていった。手が、腰の柄にかかっている。
「カナエ!」
 和幸は副隊長を呼んで、立ち上がり、敵二人に相対して前に出た。
「はいッ!」
 カナエも同様に立ち上がると、軍刀の柄を握り、相手に向かって駆ける。
 海賊たちと〈ユキカゼ〉の士官たちが向かい合う。お互いをお互いに、敵と定めた。
 敵が目前に来ると、和幸は素早く軍刀を抜いた。相手も同じように、戦斧を振りかぶった。
 レーザー・ブレード同士が接触し、火花を放つ。力強い一撃に、受け止めた和幸は脚を踏ん張って耐えた。敵の男は、渾身の力を込めて繰り出した一撃が弾かれてしまい、右方向にバランスを崩したようだった。
 それを見て和幸は、軍刀を両手で握りつつ一歩踏み込んだ。男が踏み留まり、また斧を構える。だが、和幸が逆袈裟に斬り払う方が速かった。
 刃が装甲服を切り裂く。電磁加速小銃の銃弾を跳ね返す電磁硬化処理もレーザーを逸らす薄偏向フィールドも、直接押し付けられたレーザー・ブレードには敵わない。装甲ですらそうなのだから、その向こう側のタンパク質と水の塊がどうなるかはいうまでもなかった。脇腹から侵入した刃は内蔵と骨とをかき混ぜて焼き焦がしながら押し進み、心臓を燃やし尽くして、首の半ばから反対側へと出た。男は即死だっただろう。
 敵を殺した感触を握り込みながら、和幸は細く息を吐いて残心を取り、視線を隣のカナエへと向けた。彼女の敵はこちらと同じくレーザー・ブレードの剣を持っていた。何度か打ち合ったが、相手が大きく振りかぶった隙を見逃さず、カナエは突きを繰り出して相手の喉を焼き払った。剣を上段に構えたまま、相手は倒れる。
 その二人の敵が、最後の抵抗だった。〈ユキカゼ〉陸戦隊はホールを確保した。
「正面の通路を見張れ。そのドローンは壊せ」
 最先任下士官が指示を行い、ホール内の安全を確保していく。再び警戒ドローン達が探索範囲を広げて、次の目標を探し出していた。
 軍刀を収め、和幸はほっと息を吐く。味方の損害を確認する。最初に突入した警戒ドローンと、相方ドローン一機が被弾したが、修理可能な程度の状況らしい。人員に消耗無し。
 満足すべき結果だった。正規の軍隊とならず者の戦いであれば、こうなることが期待されるとはいえ。

 その時であった。ホール奥の部屋の扉が開いて、一人の鎧を着た人物が現れた。よく見るとその扉は、無理矢理こじ開けようとされたかのように傷付いている。
 兵士たちがその相手に銃を構える。
「待てッ! 君たちは帝国軍だろう?」
 と、鎧の人物が問いかけた。美しいアルト、女性の声だ。
 和幸は兵士達を留めて、前に出る。
「特務駆逐艦〈ユキカゼ〉艦長、藤堂和幸少佐です。護衛の方とお見受けしますが――」
 と言って敬礼する。
「何と、艦長殿自らが……。失礼、ご助力感謝します。自分はスカハ王国国家保安省王室警備警察警衛部の侍衛官、エレン・スカードソーヤ上級警備隊長です」
 相手の兵士、エレンも敬礼した。和幸は彼女の鎧を見つめる。帝国軍などでも使われている実戦用の鎧ではあるが、儀仗任務などにもそのまま使えるように、鮮やかな白と金色のカラーリングに塗られている。同じ鎧でも色使いだけでここまで印象が変わるのだなと、感心した。
「ご無事で何より。……高貴な方はこの奥に?」
 どこまで踏み込んでいいのか判断しかねたので、和幸は少し婉曲な言い方をした。
「はい。無傷でいらっしゃいますが、大変ご不安であらせられるご様子」
 昨日から海賊船に追い回され、取り付かれ、攻撃されて乗り込まれたのだ。いかに高貴な人間であろうと、不安になるのは当然だろうと思われた。
 エレンの話を聞きながら、和幸は艦のデータベースに照会して彼女について調べる。王室警備警察の幹部であったので、容量に限りのある〈ユキカゼ〉のデータベースにも彼女の情報が登録されていた。スカハ王国の王女の護衛責任者であった。なるほどね、と和幸は納得する。船に乗船なされていたのは王女殿下か。
「艦長殿、救出に来て頂いた貴殿らにこちらから申し上げるのは恐縮なのだが、早急に船の安全を確保できればと願います。ご協力頂けますか?」
「もちろん。そのために参りました」
 そう言って和幸は微笑んだが、戦闘用マスクを付けているので表情は見えない。艦内は空気で満ちているのだから外しても良さそうだが、放射線や防毒のことを考えると安全が確保できるまでは装着しているべきであろう。顔が見えないのは相手も同じだった。
「本当にありがとうございます。何とお礼を言って良いか……」
「船を取り返した後で伺いましょう。武井大尉、兵を三名連れてここを守れ」
「はいッ!」
 和幸は最初の方針を転換した。万が一にも貴賓室を落とされるわけにはいかないので、念のために兵を置いた。
「敵を掃討しましょう。上級警備隊長、艦内の見取り図を共有頂けますか?」
「無論です。生き残っている限りのセンサ情報にもアクセス権を付与します」
「お願いします。――先任将校、聞こえたか?」
『はい、艦長。通信士に共有します。チャンネルは……Y-GPN-1271でお願いします』
 それをそのまま、和幸は目の前のエレンに転送した。エレンはそれを、どこかにいるクルーザーの通信士へと流す。
 すぐに、和幸も含めた陸戦隊員たちの端末に、船内見取り図が展開された。銀河の共通形式に則ったファイルであるから、そのまま指揮統制系に読み込ませることができる。そこに監視ドローンからの情報や、船内センサの感知情報が上乗せされる。敵の海賊達たちの位置情報はほとんど丸裸だった。
「よし、片付けていくか。最先任、行くぞ。まずは右舷前方の倉庫を占拠してる連中から……」
「艦長殿、お気を付け下さい」
 と、エレンが声をかけてくる。和幸は微かに眉を動かした。
「ありがとうございます……何か?」
「敵の中に……一人、危険な者がおりまして……」
 エレンは少し言葉を切って、どう表現するか悩んだような様子を見せたが、短く率直に言った。
「恐らく超能力者なのですが」
「なるほど、超能力者」

 超能力は、この時代では一般的に認知されている異能だった。その力を持つ人間の数は多くないし、決して社会を大きく変えるほどの割合ではないが、一部の人間には間違いなくそれが備わっており、普通の人間にはできない様々な現象を発生させることができる、というのは今や常識だ。サイコキネシス、パイロキネシス、テレポーテーション、サイコメトリー。どこの国も政府や軍はこれらの能力を活用しており、特に諜報の分野では超能力者で構築されたチームは重要だった。官だけでなく、民間の大企業にもそういう者たちがいる。とはいえ、役割が役割であるから、具体的にどのような活躍をしているかが表に出ることは少ない。誰それが超能力者である、と分かっていることも多くない。
 そんな貴重な超能力者ではあるが、やはり政府や一般企業のような「ちゃんとした」組織で働けないような者もいる。一人で大人しくしていてくれれば良いのだが、犯罪者として能力を活用されると非常に厄介だった。そして、アウトローな集団になら馴染むことができ、盗賊団や海賊の一味に入って能力を振るうような超能力者も存在する。
 エレンが言っている敵も、そういう手合いなのだろう。

「能力は何です?」
「サイキッカーだと思います。艦橋を奪われた時に、部下が突然跳ね飛ばされました」
 和幸は頷いて、少し考えた。まだ分かりやすい能力で助かった、と思った。超能力の種類やその強さは個人によるが、どんなものでも使用には精神力を消耗するというか、脳が疲れてしまうので、連続して使われることはない。ドローンなどを利用して上手く誘導してやれば良いだろう。何にせよ、事前にその情報が知れたのは大きかった。
「有益な情報です。助かりました」
「本来であれば我々の手で行うべき任ではありますが……艦長殿、どうかよろしくお願いします」
 手早く敬礼して、和幸は部下たちと共にホールを出て行った。
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