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流されて※
ジェフリーに抱きかかえられたまま建物の奥へと連れて行かれるつかさ。
しかし、不思議と不安はない。
野生的な横顔を眺めながらふわふわとした気持ちで身を任せているものの、身体の方は大騒ぎだ。
胸の鼓動はトクトクトクトクと速く、体が沸騰しそうなくらいに熱い。中でもお腹の辺りが熱くてじゅんと疼きが止まらずにいる。
(どこまで連れて行かれるのだろう?)
あれだけの客が会場に居たにも関わらず、ひとりもすれ違うことがない。
まだパーティーが続いているのだろうが、スタッフの姿すらないのは流石におかしい。
「あの……」
「どうした?辛いか?」
「いえ……どこへ行くのかと思って……」
ジェフリーの瞳から緊張感が抜けたのか、目尻がわずかに下がったのが見えた。
「邪魔の入らない所だ」
やがてひとつのドアの前でジェフリーは足を止めた。
つかさを抱き上げたまま器用にポケットを探り、金色の鍵を取り出して鍵穴に差し込んだ。つかさが拾った鍵だ。
かちゃ
ぎいいいいいい
鈍い音と共に扉が開いた。
ジェフリーは中に入り、くるりと向きを変えるとこれまた器用に内鍵を閉めていた。
中には小さなテーブルと椅子。
そしてキングサイズのベッドが置かれている。
つかさの心臓が飛び跳ねる。
お腹がじゅん……とまた疼いた。
真っ白なシーツがぴしっと張られたそこに、ジェフリーは静かにつかさを降ろした。
「つかさ……俺の番……」
ジェフリーはつかさに顔を近づけた。
吐く息が触れて、ドキドキがさらに増していくのがはっきりと分かる。
金の瞳は先程の威嚇ではなく、情欲の色に染まっていた。
キスされる、と思ったと同時に唇が重なった。
すぐさま深いものに変わり、激しくなっていく。
舌を差し込まれ、歯列をなぞられ、吐く息すらも奪われる勢いに、飲み込まれそうになる。
茂とのキスは児戯だったのか……と思うくらいに情熱的な口付けを繰り返し、繰り返し贈られて目の前がくらくらしてしまう。
ようやくジェフリーの唇が離れるが、名残惜しそうに銀色の糸が伸びて、ふつりと切れた。
ようやく呼吸が出来るようになったつかさは、懸命に酸素を取り入れようとする。
が、ジェフリーは休ませる気はない。
「脱がせるぞ」
ジェフリーはつかさの服のボタンをひとつひとつ外し始めた。小さなボタンに苦戦しつつも、ひとつ、またひとつと取り去られていく。
素肌が外気に晒されてぶるっと身震いがしたが、ジェフリーは構うことなくセーラーを脱がせる。
顕になっていく肌に唇を当てつつ指先でなぞっていくと、つかさの体が跳ねた。
思わず口から甘い吐息が漏れて、自分でも驚いてしまう。
そしてブラジャーを指で下にずらし、ジェフリーは固くなった頂に口づけた。
「あっ……?!」
ぴりっと電流が体を貫通した。
お腹がさらに熱くなっていくのを感じる。
こんなにもはしたない声が出るのか……とつかさは羞恥に悶えるが、ジェフリーはもう一方の頂を指先で摘んでくりくりと捻ってくるからたまらない。
断続的にくる刺激に身をよじろうとするが、ジェフリーの体によって阻まれてしまっているので、受け入れるしかない。
恥ずかしい。
でも、気持ちがいい。
相反する感情に翻弄されているのを知ってか知らずか、ジェフリーは夢中になってしゃぶりついていく。
息も絶え絶えのつかさは、快楽の波に飲み込まれようとしていた。
ジェフリーの歯がちゅっと甘噛みをした瞬間、目の前が真っ白になった。
どっと汗が吹き出し、身体はガクガクと揺れる。
「達したか」
それを見届けたジェフリーは自分も脱ぎ始める。
前掛けを外し、蝶ネクタイを乱暴に引き抜いて投げ、ワイシャツを脱ぎ捨てた。
「綺麗……」
均整の取れた身体には程よく筋肉が付いており、汗の匂いすらも色香を醸しだす小道具に過ぎない。
ここで初めてふわふわと揺れる尻尾が見えた。
獣耳もそのままで本当に狼獣人なんだ……とぼんやりと眺めていると。
「つかさの方が綺麗だ」
とジェフリーから頬に口付けられる。
恥ずかしくなって胸を隠そうとするが、逆にブラジャーを剥ぎ取られてしまった。
「白くて、滑らかで、柔らかくて……どこも最高だ」
ギラギラとした視線を浴びせられ、綺麗だ、可愛いなどと囁きなから身体のあちこちに触れられて。
時には唇で強く吸われ、時には舌でなぞられ、時には甘噛みされ歯型をつけられる。
それがいちいち気持ちよくてたまらない。
身をよじって逃げようとしても、巧みに攻め手を変えてくるので逃げきれず。
気がつくとスカートは足から抜き取られ、ストッキングは面倒だとばかりに破かれてしまった。
つかさはジェフリーの愛撫に翻弄されっぱなしで、喘ぎ声も止まらない。
(こんなの、私の身体じゃないみたい……!)
茂とも肉体関係を結んでいたが、愛撫は単調だし、挿入してもすぐに果ててしまう。でも、そんなものだと思っていた。
あの時の自分に言ってやりたい。
アイツはSEXが下手なんだ、と。
「余裕だな、考えごとか?」
ジェフリーはニヤリと笑うと人差し指を秘所に差し入れる。
途端に快感が全身を巡り、ひときわ大きな声が出てしまった。
「もうこんなにとろとろになって……だが、中は狭そうだ……しっかりと解さないと」
浅く抜き差しするごとに愛液がこぽりと溢れ、指にまとわりつくことで滑りが良くなって、抜き差しのスピードが上がっていく。
「ここもほころんできたな」
指の動きはそのままに、割れ目の上に慎ましくあった赤い実をパクリとくわえた。
するとそれまでに感じたことのない激しい刺激がつかさを襲った。
背中を仰け反らせ、全身で受け止める。あまりの強烈な刺激に声にならない声が漏れる。
その間も秘部からは止まることなく愛液が湧き出てくる。
それをジェフリーは長い舌で舐めとろうとするが、あまりの多さに口の周りにまで付いてしまった。
べとべとになるのも構わず執拗に熟れた実を舐め、指を出し入れする。
気がつくと二本、三本と指は増え、ぐぽくぼと淫靡な音を響かせていた。
「やっ……だ、だめ……おかしくなる……」
「おかしくなればいい。もっとおかしくなって、快楽に溺れて、俺なしでは生きられないようにしてやる」
言って止まるようなジェフリーではない。
拒もうとすればするほど愛撫は執拗に続き、触れてないところはないくらいに全身に所有の証を刻んでいく。
それがますますつかさの感度を高めていくのだ。
もはや何をやっても気持ちいいにしかならない。
まともな言葉すら発せられず、喘ぐしか出来ずにいた。
「あ……もう、むり……やあああああ!」
何度目かの絶頂を見届けたジェフリーは、自身の呼吸を整えつつようやくズボンを脱ぎ、己が分身を取り出した。
しかし、不思議と不安はない。
野生的な横顔を眺めながらふわふわとした気持ちで身を任せているものの、身体の方は大騒ぎだ。
胸の鼓動はトクトクトクトクと速く、体が沸騰しそうなくらいに熱い。中でもお腹の辺りが熱くてじゅんと疼きが止まらずにいる。
(どこまで連れて行かれるのだろう?)
あれだけの客が会場に居たにも関わらず、ひとりもすれ違うことがない。
まだパーティーが続いているのだろうが、スタッフの姿すらないのは流石におかしい。
「あの……」
「どうした?辛いか?」
「いえ……どこへ行くのかと思って……」
ジェフリーの瞳から緊張感が抜けたのか、目尻がわずかに下がったのが見えた。
「邪魔の入らない所だ」
やがてひとつのドアの前でジェフリーは足を止めた。
つかさを抱き上げたまま器用にポケットを探り、金色の鍵を取り出して鍵穴に差し込んだ。つかさが拾った鍵だ。
かちゃ
ぎいいいいいい
鈍い音と共に扉が開いた。
ジェフリーは中に入り、くるりと向きを変えるとこれまた器用に内鍵を閉めていた。
中には小さなテーブルと椅子。
そしてキングサイズのベッドが置かれている。
つかさの心臓が飛び跳ねる。
お腹がじゅん……とまた疼いた。
真っ白なシーツがぴしっと張られたそこに、ジェフリーは静かにつかさを降ろした。
「つかさ……俺の番……」
ジェフリーはつかさに顔を近づけた。
吐く息が触れて、ドキドキがさらに増していくのがはっきりと分かる。
金の瞳は先程の威嚇ではなく、情欲の色に染まっていた。
キスされる、と思ったと同時に唇が重なった。
すぐさま深いものに変わり、激しくなっていく。
舌を差し込まれ、歯列をなぞられ、吐く息すらも奪われる勢いに、飲み込まれそうになる。
茂とのキスは児戯だったのか……と思うくらいに情熱的な口付けを繰り返し、繰り返し贈られて目の前がくらくらしてしまう。
ようやくジェフリーの唇が離れるが、名残惜しそうに銀色の糸が伸びて、ふつりと切れた。
ようやく呼吸が出来るようになったつかさは、懸命に酸素を取り入れようとする。
が、ジェフリーは休ませる気はない。
「脱がせるぞ」
ジェフリーはつかさの服のボタンをひとつひとつ外し始めた。小さなボタンに苦戦しつつも、ひとつ、またひとつと取り去られていく。
素肌が外気に晒されてぶるっと身震いがしたが、ジェフリーは構うことなくセーラーを脱がせる。
顕になっていく肌に唇を当てつつ指先でなぞっていくと、つかさの体が跳ねた。
思わず口から甘い吐息が漏れて、自分でも驚いてしまう。
そしてブラジャーを指で下にずらし、ジェフリーは固くなった頂に口づけた。
「あっ……?!」
ぴりっと電流が体を貫通した。
お腹がさらに熱くなっていくのを感じる。
こんなにもはしたない声が出るのか……とつかさは羞恥に悶えるが、ジェフリーはもう一方の頂を指先で摘んでくりくりと捻ってくるからたまらない。
断続的にくる刺激に身をよじろうとするが、ジェフリーの体によって阻まれてしまっているので、受け入れるしかない。
恥ずかしい。
でも、気持ちがいい。
相反する感情に翻弄されているのを知ってか知らずか、ジェフリーは夢中になってしゃぶりついていく。
息も絶え絶えのつかさは、快楽の波に飲み込まれようとしていた。
ジェフリーの歯がちゅっと甘噛みをした瞬間、目の前が真っ白になった。
どっと汗が吹き出し、身体はガクガクと揺れる。
「達したか」
それを見届けたジェフリーは自分も脱ぎ始める。
前掛けを外し、蝶ネクタイを乱暴に引き抜いて投げ、ワイシャツを脱ぎ捨てた。
「綺麗……」
均整の取れた身体には程よく筋肉が付いており、汗の匂いすらも色香を醸しだす小道具に過ぎない。
ここで初めてふわふわと揺れる尻尾が見えた。
獣耳もそのままで本当に狼獣人なんだ……とぼんやりと眺めていると。
「つかさの方が綺麗だ」
とジェフリーから頬に口付けられる。
恥ずかしくなって胸を隠そうとするが、逆にブラジャーを剥ぎ取られてしまった。
「白くて、滑らかで、柔らかくて……どこも最高だ」
ギラギラとした視線を浴びせられ、綺麗だ、可愛いなどと囁きなから身体のあちこちに触れられて。
時には唇で強く吸われ、時には舌でなぞられ、時には甘噛みされ歯型をつけられる。
それがいちいち気持ちよくてたまらない。
身をよじって逃げようとしても、巧みに攻め手を変えてくるので逃げきれず。
気がつくとスカートは足から抜き取られ、ストッキングは面倒だとばかりに破かれてしまった。
つかさはジェフリーの愛撫に翻弄されっぱなしで、喘ぎ声も止まらない。
(こんなの、私の身体じゃないみたい……!)
茂とも肉体関係を結んでいたが、愛撫は単調だし、挿入してもすぐに果ててしまう。でも、そんなものだと思っていた。
あの時の自分に言ってやりたい。
アイツはSEXが下手なんだ、と。
「余裕だな、考えごとか?」
ジェフリーはニヤリと笑うと人差し指を秘所に差し入れる。
途端に快感が全身を巡り、ひときわ大きな声が出てしまった。
「もうこんなにとろとろになって……だが、中は狭そうだ……しっかりと解さないと」
浅く抜き差しするごとに愛液がこぽりと溢れ、指にまとわりつくことで滑りが良くなって、抜き差しのスピードが上がっていく。
「ここもほころんできたな」
指の動きはそのままに、割れ目の上に慎ましくあった赤い実をパクリとくわえた。
するとそれまでに感じたことのない激しい刺激がつかさを襲った。
背中を仰け反らせ、全身で受け止める。あまりの強烈な刺激に声にならない声が漏れる。
その間も秘部からは止まることなく愛液が湧き出てくる。
それをジェフリーは長い舌で舐めとろうとするが、あまりの多さに口の周りにまで付いてしまった。
べとべとになるのも構わず執拗に熟れた実を舐め、指を出し入れする。
気がつくと二本、三本と指は増え、ぐぽくぼと淫靡な音を響かせていた。
「やっ……だ、だめ……おかしくなる……」
「おかしくなればいい。もっとおかしくなって、快楽に溺れて、俺なしでは生きられないようにしてやる」
言って止まるようなジェフリーではない。
拒もうとすればするほど愛撫は執拗に続き、触れてないところはないくらいに全身に所有の証を刻んでいく。
それがますますつかさの感度を高めていくのだ。
もはや何をやっても気持ちいいにしかならない。
まともな言葉すら発せられず、喘ぐしか出来ずにいた。
「あ……もう、むり……やあああああ!」
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