好きなんて、ウソつき。

春茶

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最終章

好きなんて嘘つき。

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「いぇーい!」

ちゃんちゃんこを着ながら関村の周りを飛び跳ねるあたし。

「とりあえず落ち着け」

そんなあたしの手をガシッとつかまえて隣に座らせた関村。

「むりだよ。だってだって、もう少しで一年が終わっちゃうんだよ!?」

「そうだなー。なんかあっという間だったな」

今年最後の1日も、関村と一緒に過ごしたくて例の別荘に来ていた。

「ほんと今年はいろいろあったよな」

「うん、あったね。…ありすぎたよ」

関村と出会ってから泣いて、笑って、すれちがって。
おもい返せばキリがないくらいだ。
あたしにとってこの1年は今まで過ごしてきた中で1番濃かったと思う。
…いろんな意味で。

だけど、そんな大きな壁を二人で乗り越えられたから今関村がここにいて、私の手を握ってくれてる。

きっと神様は

あたしたちに試練を与えたのかもしれないね。
その大きな試練を乗り越えられたのは、あの時より2人が成長出来たからなのかな。

今当然のようにあたしの隣には関村がいて
あたしが笑えば関村が嬉しそうに笑って
あたしが悲しんだ時は関村が力強く支えてくれる。

なんだか、今年は関村に支えられてばかりだったなぁ。

だから来年はあたしも、もっと大人になって
彼のことをすべて受け止められる彼女になろう。

「おっ、もうすぐ12時だぞ」

「ほんとだ!3!2!1…」

『あけましておめでとう』

テレビの騒がしい音とともに
どこからか鐘の音がきこえてくる。

「ねぇ関村、初詣いこーよ!」

「はぁ?こんな時間にか」

「うん。いいからいこーよ!だれよりも一番先にいーきーたーい」

「…ほんとお前ってわがままだよな」

「でも好きでしょ?」

「はぁー」

「ねぇねぇ。好きでしょ?」

「さぁな」

「えー。言ってくれないと泣いちゃうよ?新年早々泣いちゃうよ!?」

「泣け泣け」

「ちぇ」

まぁ関村は照れ屋だからしかたないか。

「お前はどうなんだよ?」

「んー?すーっごいだいすきー」

えへへと笑いながら抱きつくと、大きな手があたしの頭をポンポンッと撫でた。

「…ほんと、よくそんなストレートに言えるな」

「今さら何言ってんの?あ…ってことは関村恥ずかしいんだー!」

「お前なぁ」

「ねぇねぇ、聞かせて?」

「なんでそんなに聞きたいんだよ」

「だってー。関村なかなか言ってくれないんだもん。お互いちゃんと気持ち改めて今年を始めたいじゃん?」

理屈をポンポン並べるあたしの顔は緩みまくりだ。

だって、照れてるくせにわざと平然を装う関村が可愛くて仕方がないんだもん。
全然目を合わせてくれないけど、そっぽ向いてるけど
しっかり私の体を抱きしめてくれるんだ。

耳に手を当てて関村の顔に近づく。

するとやれやれとため息をついて離れた彼があたしの身長くらいにかがみ、そっと囁いた。


『キライ』

……。

「おーい!!」

「あはっ」

「嘘でも嫌いって言うな!」

ポカポカ背中を叩くあたしを見て楽しそうな関村。

これからまた新しい1年が始まる。
これまで過ごしてきた1日1日を噛み締めて
また再スタートしよう。
これからも、二人で歩いて行こうね、関村。

あたし達はまだ高校生で
まだまだ大人への道のりは長い。
きっとこの先、乗り越えなければいけない壁はいくらでもやってくる。

でも…大丈夫だよね?
あたしね、関村とならどんなことでも乗り越えていける気がするんだ。

あたしたちの絆は深いもんっ。
関村だって、そー思ってくれてるかな?

…思ってくれてたらいいな。
うそだよと笑った関村があたしを抱きしめた。


『愛してる』


ボンッと赤くなるあたしを見て、なんだか関村も恥ずかしそうにそっぽ向いた。

「え、なに?…なんて?」

だって、だってさ

「もう言わねーぞ」

「ひょーー!!」

愛してるなんて初めて言われたんですけど!?
めちゃくちゃレアなんですけど!?

「ほら、初詣行くんだろ?さっさと支度して行くぞ」

「えへへ~」

ニヤケが止まらないあたしの腕をやれやれと引いてくれた。

彼氏と初詣なんて、初めてだなぁ。
しかもこんなイケメンモテ男と付き合うなんて、入学当時は思いもしなかった。
人生って、ほんと何が起こるかわかんないもんだなぁ~。

「おふっ」

「外寒いからね未菜ちゃん。暖かくしないとお外出しませんよー」

あたしにマフラーを巻き付けて上着を着せてくれた関村。

「何その喋り方」

「今年はこの喋り方でいこうかな」

「やめて気持ち悪い」

「おし行くぞ~」

あたしの大好きな彼の手が、ぎゅっと、あたしの手をとる。

そうやって優しく笑う関村が
こうして一緒にいられることが

すごく、すっごく幸せだよ。

ぶっきらぼうでも、不器用でも
いつもあたしを愛してくれる関村が好き。
温もりから伝わるあなたからの愛が
暖かさをくれるあなたの手が

全部、愛しい。

「うわぁ雪だー!」

ふわふわと降り積もる雪。
あたしと関村の足音は、銀色の世界にかき消される。

「えい!」

「うわっばかやめろ」

「えへへ~。雪合戦だぁ!」

一人でにやけながら雪玉を関村にぶつけて遊んでいると、ほっと小さくため息をついていた。

「やっぱり手袋させといて正解だった…」
.
「なに?なんか言ったー?関村!」

「お前よくこの寒さではしゃげるよなぁ」

「初雪は好きな人と一緒に見たかったの!今年雪降るの遅かったけど、一緒に見れてよかったぁ」

そう言って笑うと、関村も笑顔を見せた。

二人で仲良く手を繋いで神社に向かう。
近づくにつれて人気が多くなってきた。

「人結構いるね!」

「手離すなよー」

「うん!」

大行列に並んでお参りして、二人でお見くじを引いた。

「やったー!大吉だ!」

「おっ、俺も大吉だ」

「今年はいいスタートだね!」

「邪魔がはいらなきゃいいけどなー」

と、関村が呟いた時。

「みーなー!!」

「「!?」」

遠くから名前を呼ばれて関村と二人で振り返る。

笑顔で駆け寄ってくる彼の姿を見て、関村が眉間にシワを寄せた。

「よっ!」

「あー太陽じゃん!久しぶり」

「未菜元気だったかー?冬休みだから会えなくて寂しかったわ~」

「うん!元気だったよぉ」

そんなあたし達のやり取りを見ていた関村が、ふっと笑ってあたしの肩を寄せた。

「ちよっ…」

「少しは大人になったか?クソガキ」

「ちょっと関村っ」

「うわっ…お前もいたのかよ。でも新年早々未菜の顔見れてよかったなぁ~」

「お前あんま調子に乗ると雪の中埋めんぞ」

「それはこっちのセリフ。未菜と付き合ったからって調子のンなよムッツリ野郎」

「ムッ…」

おっ、関村が珍しく太陽に押されてる。

「未菜みたいなイイ女お前みたいなムッツリに譲るのはムカつくけど、幸せにしてやれよ!」

「言われなくてもしてやるわ。お前も変な女にたぶらかされんなよ」

「ばーか、俺見る目だけはあるんだからな!」

「そういえば太陽は誰と来たの?」

あたしがそう尋ねると太陽は少し照れくさそうに後ろを振り返った。
その視線を追うと、少し離れたところで彼のことを待つ小柄な女の子が立っていた。
こっちの視線に気がついて、微笑んで手を振っている。

お、もしかして…

「彼女できたんだー!おめでとう!」

「ん、まぁな!未菜も、幸せになれよ?一応応援してるからな!」

「ばかかお前。この人混みに女一人置いて来んじゃねーよ、早くいけ」

「そうだな!じゃあな!おふたりさん!」

そう言って女の子の元に走る太陽はすごく幸せそうな顔をしていた。

「太陽の彼女さん優しそうな人だったね!」

「んまっ、お前のこと好きになった奴だから見る目だけはあるかもなー」

「ムッツリさんのこと好きになっちゃったけどね~」

「誰がムッツリだよ。」

太陽も、前に歩き出したんだね。
優しい彼のこと、たくさん振り回したし、たくさん苦しめた。
優しすぎる性格からか、どんなに傷ついてもいつもあたしを守ってくれてた。

彼には、一番に幸せになって欲しい。

「寒いからあっちいくぞ」

「あ、うん!」

関村に手を引かれるまま、炎が上がっている方へと歩き出した。

「わぁ~あったかいねぇ」

バチバチと大きく燃え上がる炎の周りには暖まる人達が大勢いた。

「寒かったから丁度よかった。ね?関村」

「………」

「ちょっと、関村?」

どうしちゃったんだろう。
こっちに移動してから、関村は炎をじーっと見つめたまま一言もしゃべらない。
機嫌悪そうでもないけど…。
考え事でもしてるんだろうか。

「おーい。眠たいの?」

「.………」

…ま、いいやっ。

あたしも手を暖めながら炎を見つめた。


「なぁ、未菜」

「ん!?なに?」


彼の視線は、炎のどこか一点を見つめたまま動かない。


「俺、幸せだよ」

「…へ?」

ずっと炎を眺めていた関村が、あたしの目を真っ直ぐに見つめる。

「初めてこんな誰かのこと好きになれた。俺にとって、今お前が隣にいることが一番の幸せだ」

炎の明かりで赤く染まる頬。
胸が熱くなる。

「お前のこと追いかけてほんとに良かった。諦めなくてよかった。こんなに愛した女逃したら絶対後悔してた」

関村がこんなこと言うなんて珍しい。
いつもこんなこと口にしないからこそ、胸に染みて言葉の一つ一つが暖かい。

「お前に出会えてよかった。こんな俺のこと好きになってくれてありがとう。クソみたいな俺のこと変えてくれて、ありがとう」

あたしを見つめて、優しく微笑む彼の笑顔は
明らかに出会った頃とは違ってた。

不良、女あそび、喧嘩
元々学校では浮いた存在で、黒い噂が絶えなかった。
あたしだって、無心な彼の言葉に何回泣かされたかわからない。

『好きなんて言った?』

なんて、言われたことは衝撃的すぎてきっとこの先も忘れないだろう。

そんな人が、
今はこうして、あたしの手を取って隣で微笑んでくれている。

今思えば、彼も彼自身寂しかったのかもしれない。
関村はかっこいいし、モテるけど
その分辛いこともあったんじゃないかな。
女遊びしていたって噂は嘘ではないけど、根はそんな悪い人じゃないよ。
だって今彼はあたしをこんなにも一途に愛してくれている。
そういえばココ最近、関村の悪い噂も聞かなくなったなぁ。

あたし…少しは彼のためになれたかな。

「関村…」

それにしても不意打ちすぎるよ。

「俺…お前に出会うために、生まれてきたのかもな」

人はきっと
大事な誰かのためなら良くも、悪くも変われるんだと思う。

拍子抜けしちゃうよ、本当。
あぁー。ダメだ我慢できない。

「おい、ここで泣くなよ」

「だってっ。関村のせいだ!」

「ごめんごめん、ほらこいっ」

わーんと泣き出すあたしを抱き寄せてヨシヨシと頭を撫でた。

この大きな手も
あたしを抱きしめる力強い腕も
もしあの時離れていたら
他の誰かのものになっていたんだって考えると、ほんとに自分の思うままに進んでよかったと思う。
あたしと関村は何度もすれ違ったし、限界を経験した。
時間は巻き戻らないし、1度言った言葉をなかったことには出来ない。
だから今を生きてるこの一瞬を、大事にしたい。

今あなたといるこの時間を
後悔しないように生きていきたい。
今まで負ってきた傷も、これから先の楽しい思い出で癒えますように。

「おし、そろそろ帰るか」

「うんっ!」

今、関村が隣にいることは当たり前なんかじゃないってことを胸に刻もう。
いつ何が起こるかなんてわからない。
これからの未来にあたしと関村が一緒にいる保証はどこにもない。

でも、そんな先の見えない人生だって、2人で築き上げて行こう。

約束なんてしない。
確信もいらない。

関村が側にいてくれれば、それ以上に求めるものなんてないよ。

だから

ずっと、そばにいて欲しい。

「そういえばさ、覚えてる?あたしが一番傷ついた言葉」

「んー、わかんね。いつの話?」

「まだ付き合いはじめの時に関村があたしに好きなんて言った?って言ったヤツ!あれめちゃくちゃ腹立ったからね」

「あー、んな事言ったなぁ。忘れてたわ」

「…言った方は忘れるんですよ。言われた方の気持ちなんて分かんないでしょうね!」

「あの時はだろ?今はちゃんと言えるよ」

「ふーん?じゃあ今はちゃんとあたしの事、好きなの?」

さっきさんざんこれ以上無いくらいに幸せな言葉をもらったくせに、欲張りなあたし。

だって、好きな人からもらう言葉は何回言われても嬉しいんだもん。

あの時と同じ質問。

少し間を開けて、彼が口を開く。


「俺、好きなんて言った?」


………………は?

ブチギレる寸前のあたしをみて、関村はブッと吹き出し面白そうに笑った。


「その変な顔も大好きだよ」

「変な顔は余計じゃあああ!」





~完~





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