私異世界で成り上がる!! ~家出娘が異世界で極貧生活しながら虎視眈々と頂点を目指す~

春風一

文字の大きさ
210 / 363
第6部 飛び立つ勇気

1-2やっぱりラスボスはお母さんだった……

しおりを挟む
 時間は、十ハ時過ぎ。周りはすでに、真っ暗になっていた。玄関には、小さな照明がつき、扉をうっすらと、浮かび上がらせている。車が停まっているので、お母さんも、お父さんも、家にいるはずだ。

 勇気を出して、門をくぐったはずなのに。また、扉の前で、不安が考えが浮かんで来た。今になって、物凄く大事なことを思い出したからだ。

 そういえば、帰って来るって、全く連絡してなかったんだった……。いくら、急に決まったからとはいえ、メールで連絡することもできた。それに、空港に着いた時に、電話で連絡すれば、済んだ話だ。

 あぁ――超マズったー! また、やらかしちゃったよぉ……。

 でも、頭の中で、グルグルと考え事をしていたので、今の今まで、全く気付かなかった。ただでさえ、家出している状態なのに。

 一年の最後に、突然。しかも、こんな時間に帰ってきたら、まずは、そのことを、絶対に怒られるよね――。

 お母さんは、こういう細かいところに、物凄くうるさい性格だ。しかも、年末でくつろいでいるところに、こんな厄介事を持ち込むんだから。非常識、極まりない行為だ。さすがに、私でも、それぐらいは分かる。

 いっそのこと、今日はどこかに泊まって、明日の昼間に、出直した方がいいのではないだろうか……? お金がないから、ネットカフェのオールナイトパックで、時間を潰してもいいし。

 いやいや、ダメだよ、そんなんじゃ! どうせ、日をずらしたって、また同じことを考えて、悩むだけなんだから。そうよ、私はチャレンジャー。何だって、恐れずに挑戦するのが、私じゃない。
 
「ええい、ままよっ!!」
 私は、勢いよくチャイムを鳴らした。

 チャイムが鳴ってすぐに、
「はい」
 インターホンから、声が聞こえてくる。お母さんの声だ。

「や――夜分、遅くにすいません。ふ、風歌です」
 私は、うわずった声で、ぎこちなく答えた。

「……」 
 しばしの沈黙のあと、無言のまま、ガシャッと通話が切れる。
 
 ぐっ――やっぱ、ダメだったの……?

 私は、絶望して額に手を当てた。思わず、涙が出そうになる。だが、ほどなくして、静かに玄関の扉が開く。

 目の前には、お母さんが立っていた。言うまでもないけど、物凄く不機嫌な表情をしている。でも、久しぶりに見る姿に、嬉しさ・不安・恐怖・申し訳なさなど、色んな感情が、ごちゃ混ぜに噴き出してきた。

 私は、その姿を見た瞬間、腰から九十度に曲げ、頭を下げる。

「こんな時間に、ごめんなさい! 今日、急に帰って来ることになって」
 まずは、突っ込まれる前に、遅くなったことを謝った。

「――それにしたって、連絡ぐらいは、出来たんじゃないの?」
「ごめんなさい。帰ってくる間、色々考えていて。なかなか、気持ちの整理ができなくて。本当に、ごめんなさい」

 やっぱり、そこを突っ込まれるよね。でも、間違いなく私が悪いので、ここはもう、誠心誠意、謝るしかない。

「それで、何をしに来たの……?」
 その冷淡な言葉を聴いた瞬間、早くも心が折れそうになる。
 
 でも、ここで引いちゃダメだ。たとえ許してもらえなかったとしても、言うべきことだけは、しっかり伝えておかないと。これから先も、永遠に、引きずり続けることになってしまうから。

「その――私がやった愚かな行為と、間違った言動について、謝罪に来ました。本当に、何から何まで、申し訳ありませんでした」

 私は、ずっと頭を下げたまま、誠心誠意、謝罪する。昔だったら、絶対に言えなかったセリフだ。でも、今は、人に素直に感謝したり、心から謝ることを覚えた。

 別に、妥協して、無理に謝っている訳じゃない。日に日に、自分の過去の行動に、罪悪感を覚えるようになったからだ。

 もっと、他にやりようがあったと思う。それに、普通に話し合うことだって、出来たはずだ。昔は『話を全く聴いてもらえない』と思ってたけど。実際に、話を聴いていなかったのは、私の方だったのかもしれない。

 向こうの世界での、いろんな出来事や失敗を通じて、自分の無力さや、身勝手さが、よく分かったのだ。

 あの温厚なリリーシャさんを、本気で怒らせるぐらいだから。気の短いお母さんが怒ったって、無理もない。いや、お母さんの、気の短さの問題じゃない。私が、全面的に悪かったのだ。

 私の謝罪に、お母さんからは、何の言葉も返って来なかった。なので、両手に持っていたお土産の紙袋を、頭を下げたまま、そっと前に差し出した。

「これは、つまらない物ですが。向こうの世界の、お土産です……」
 こんなもので許されるほど、甘くないのは知っている。でも、無反応なのが、いたたまれなくなって、他に言葉が見つからなかったからだ。

 しかし、意外にも、お土産は、すんなり受け取ってもらえた。私は驚いて、ゆっくりと顔を上げる。すると、お母さんは袋の中を、しげしげと見つめていた。

「少しは、気が回るようになったようね」
 言いながら、お母さんは、小さくため息をついた。

「その、リリーシャさんに、色々と教えてもらって。あと、毎日、お客様の対応しているので、多少は――」

 毎日、リリーシャさんの仕事を見るのは、物凄く勉強になっている。接客や礼儀作法だけではない。人に誠意をもって接すること。時には、謝ったりお礼を言ったり。私にとって、リリーシャさんは、最高のお手本だった。

「まぁ、いいわ。とりあえず、入りなさい。聴きたいことは、山ほどあるから。中で、じっくり聴かせてもらおうかしら」
「……はい」

 とりあえず、中に入ることには、成功した。正直、家に入れて貰えないことも、覚悟していたので、少しホッとする。でも、本当の話し合いは、これからだ。

 家に入ると、廊下には、お父さんが立っていた。玄関に上がった瞬間、ススッと歩み寄って来る。次の瞬間、ギュッと抱きしめられた。

「風歌、お帰り! 元気にしてたのか?」
「う、うん――。お父さん、ただいま。ごめんなさい、心配かけて」
「あぁ、凄く心配したとも。でも、帰って来てくれて、本当に良かった」

 力強く抱きしめてくる腕からは、ぬくもりと優しさが伝わって来た。懐かしさと嬉しさで、目頭が熱くなってくる。やばい、私、泣きそう……。

「ちょっと、お父さん! 後にしてくれない。まだ、認めた訳でも、許したわけでもないのよ。これから、大事な話合いなのだから」
「そ、そうだな――」

 お父さんは、サッと離れる。お父さんも、お母さんには逆らえない。この家での法律は、お母さんだからだ。私も、お母さんの一言で、感動の再会から、一瞬で現実に引き戻された。

「風歌、とりあえず、和室に来なさい」
「はい……」

 和室は、真面目な話し合いをする時に使う部屋だ。私は、覚悟を決めると、静かにお母さんのあとについて、和室に入って行った――。


 ******


 私は、和室にあるテーブルの前に、座布団をしき、背筋を伸ばし正座していた。向かい側には、難しい表情をしたお母さんが、同じく正座している。空気がピリピリと張りつめていた。この感覚は、凄く久しぶりだ。

 お父さんも『一緒に話を聴く』と言っていたけど、お母さんに、追い出されてしまった。お父さんは、渋々リビングで待機している。

 結局、私とお母さんで、話し合うことになった。でも、元々は、私たち二人の喧嘩が、全ての発端だ。だからこそ、二人で話し合うのが、筋だと思う。

 しばしの間、沈黙したまま、時が流れる。とても重い空気の中、先に口を開いたのは、お母さんのほうだった。

「それで、今日は、何をしに来たの?」
「その、過去の自分の間違った行為を、謝りに来ました……」

「何が間違っていたと思うの?」
「それは――。正直、全てです」
「全て? 本当に、何が間違っているか、分かっているの?」

 お母さんの表情が、いっそう険しくなる。

 お母さんが、言わんとしていることは、何となく分かる。昔の私だったら、適当に、そう答えていたと思うから。でも、今は違う。本当に、全てに問題があったと、自覚しているから。

 私は、大きく息を吸い込み、心を落ち着けると、静かに話し始めた。

「家を出て、実際に、一人暮らしをしてみて。一杯、失敗をして、苦労が身に染みて。初めて、自分が何もできないことに、気が付ついて。何もかもが、甘かったことが、よく分かりました」

「昔は、自信ばかり強くて。でも、実際には、何もできてなくて、口ばかりで。世の中の厳しさが、何も見えていませんでした……」

 本当に、何もかもが甘かった。自信も勢いも、悪いことではないと思う。私は、何も考えずに、持ち前の行動力だけで、生きてきた人間だから。

 でも、実力が伴わない自信は、ただの過信だと思う。だから、周りの言葉に、一切、耳を貸そうとしなかったのだ。

「確かに、全てが甘かったわね。自分ことすら、ロクに出来なかったのだから。でも、それについては、常に指摘していたつもりだけど?」

「はい、ごもっともです。ただ、私が、それに気づいていなかったため、聴く耳を持てなかっただけで――。今はもう、全てが正論だと分かります」

「まったく、気付くのが遅すぎるのよ。それで、今はどう変わったの?」
「色んな人の、全てのアドバイスを、真摯に聴くようにしています」

 向こうに行ってから、物凄く素直に、人の話を聴くようになったと思う。知らないことだらけで、そうしないと、生きて行けないのもあった。でも、一番は、自分の無力さを痛感したからだ。

 お母さんは、しばし無言のまま、何かを考えている様子だった。やっぱり、信じて貰えていないのだろうか? まぁ、昔の姿しか知らないお母さんからすれば、簡単には、信じられないよね……。

「それで、風歌はどうしたいの?」
「えっ――?」

「今日は、何か目的があって来たのでしょ? でなければ、こんな暮れに、突然、来る訳がないのだから」

 相変わらず、険しい表情はしているけど、言葉は静かだった。

 そうだ……謝りに来たのもあるけど、一番の目的は、同意書にサインしてもらうことだ。流石は、お母さん。ある程度、事情は察しているのだろう。

 でも、ただ『サインをしてください』で、OKしてくれるはずが無い。まずは、自分の生き方を、認めてもらう必要がある。

「本当は――来年、昇級試験に受かって、一人前になってから、帰って来るつもりでした。ただ、リリーシャさんに、今すぐ同意書をもらってこないと、辞めてもらうと言われて……」

「なるほどね。どうせ、そんなことだと思ったわ」
 お母さんは、小さくため息をつきながら答える。

「でも、それだけじゃないんです。今まで、ずっと毎日、引っ掛かっていました。喧嘩して、家を飛び出したこと。それに、ちゃんと話をせずに、うやむやになっていたこと。私の仕事が、認めて貰えていないこと」

「私はまだ、全てにおいて未熟です。でも、少しでも成長するために、毎日、全力で頑張っています。昔のだらしない態度を見れば、信じられないのも、無理はないと思います」

 私は、腰を浮かせて、少し後方に下がった。

「でも、初めて本気になって、今までの人生で、一番、頑張っています。人生を懸けて、全力でやっています。来年には昇級して、一人前になります。必ず、立派なシルフィードになります」

「なので、私の生き方を、どうか認めてください。口だけではなく、必ず形で示してみせます。どうか、私を信じて下さい」

 私は、そのまま頭を下げて、畳に頭をこすりつけた。

 私には、まだ何の実績もない。それに、お母さんに信じてもらえる材料は、何1つなかった。今はもう、私の可能性を信じてもらうしか、他に方法がない。

「風歌、頭を上げなさい」
 お母さんの静かな声を聴き、私はゆっくりと顔を上げた。

「その言葉に、偽りはないわね?」
「はい、もちろんです」

「もう、次はないわよ。嘘だったら、今度こそ勘当するから」
「はい――」

 お母さんは、スッと立ち上がると、私の横を通り過ぎ、ふすまを開けた。

「同意書にサインするから、リビングに来なさい」
 そのまま、静かに部屋を出て行った。

 次の瞬間、私は全身から力が抜けた。心臓は高鳴り、手も額も汗ばんでいる。おそらく、私の人生の中で、最も緊張した瞬間だったと思う。

 上手く言えたかは、よく分からない。実際には、全てが伝えられた訳ではなかった。でも、とりあえずは、ギリギリ合格点で、認めてくれたのだと思う。

「ありがとう、お母さん。私、今度こそは、全力で頑張って、必ずやり切って見せるから。もう二度と、ダメな娘だなんて、思わせないから。だから、もうしばらくの間、見守っていてください」

 私はそっとつぶやき、決意を新たにするのだった……。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

次回――
『蜃気楼のような生まれ故郷の平和な日常』

 知識や認識とは曖昧なモノだ その現実は幻かもしれない
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
ファンタジー
 毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 連載時、HOT 1位ありがとうございました! その他、多数投稿しています。 こちらもよろしくお願いします! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合

鈴白理人
ファンタジー
北の辺境で雨漏りと格闘中のアーサーは、貧乏領主の長男にして未来の次期辺境伯。 国民には【スキルツリー】という加護があるけれど、鑑定料は銀貨五枚。そんな贅沢、うちには無理。 でも最近──猫が雨漏りポイントを教えてくれたり、鳥やミミズとも会話が成立してる気がする。 これってもしかして【動物スキル?】 笑って働く貧乏大家族と一緒に、雨漏り屋敷から始まる、のんびりほのぼの領地改革物語!

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~

チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!? 魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで! 心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく-- 美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!

酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ

天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。 ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。 そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。 よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。 そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。 こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。

家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜

奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。 パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。 健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。

異世界転生したおっさんが普通に生きる

カジキカジキ
ファンタジー
 第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位 応援頂きありがとうございました!  異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界  主人公のゴウは異世界転生した元冒険者  引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。  知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?

処理中です...