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第一章
十話 婿養子、雑用する
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腰に手を当て後ろに反らせる。
「クッ、クッゥーー!!」
バキバキに固まった腰を伸ばして思わず声を上げてしまう。
元々道場を継ぐ為に、日頃から厳しい稽古に励んできた事に加え、この世界に来てからのレベルアップの恩恵もあり、少々の事は大丈夫だと思ってた時期がありました。
それと婿養子ジョブだからなのか、鎌を使って草刈りなんて経験はないのに、随分と手際よく出来たと思う。
だけどね…………
うん、いつ終わるか分からない広いスペースを、同じ姿勢で草を刈り続けるのは辛かったです。
〔鎌術スキルを習得しました〕
だろうね。途中から草を刈るスピードが上がってたしな。
でも、草刈りで鎌術スキルなのか?
昨日、暗くなって途中だった草刈りを、早朝から再開し、昼前には何とか100坪くらいの面積は刈れたと思う。
僕が鎌を手に草と格闘していた時、お義父さんは、周辺の探索をする片手間に、手頃な木を一本伐採すると、地面を固める道具を作っていた。
丸太に持ち手を付けて、持ち上げては落としを繰り返して、地面を固める原始的な道具だ。
「修二君、なかなか手際よく出来たようだね。次は土地の整地を頼む。私は周辺の探索に出て来るからね。ああ、一応、魔物除けの結界は設置していくが、気配を探る鍛錬を並行して行うように」
「……はい。了解しました」
草刈りの次は、整地作業をするらしい。しかも、周辺の気配を探りながら……
ドンッ! ドンッ!
レベルアップの恩恵で、力仕事が捗るのはいいのだけど、これって魔法で出来ないのかな。折角魔法のある世界なんだから、後で練習してみようか。
ダンジョンで土魔法のスキルスクロールを手に入れたんだけど、皐月に取られたからな。
皐月曰く「私は後衛職だから、スクロールは私が貰うわ」だそうだ。
なら、皐月が整地作業を土魔法ですれば良いと思うのだけど、皐月は地味な工事に魔法を使うイメージがし難いらしい。
石槍(ロックランス)や石杭(ロックパイル)、石飛礫(ロックバレット)、土壁(アースウォール)などの戦闘用の魔法は嬉しそうに試していたけど、穴を掘ったり竃を作ったりは苦手みたいだ。
そこそこのスペースを整地し、休憩しているとお義父さんが戻って来た。
「修二君、テントの設営を頼む」
「あ、はい。分かりました」
何日も窮屈な車で寝泊まりするのも限界がある。お義父さんがテントの設営を言うのも分かる。
昨日までは車で寝ていたが、収納の中には大きなテントがあるみたいだからな。本格的な家が建つまで、今日から暫くはテントを使っての寝泊まりがになるだろう。その方が体も楽だろうしな。
無限収納の中に手を突っ込むと、頭の中に収納物のリストが表示される。
「確かリストに有ったよな」
無限収納に入っていたテントを取り出す。
「これは……テントなのか?」
テントといえばよくある三角のテントを想像していたのだが、目の前に取り出されたテントは、屋根は三角だけど、三畳くらいの大きさで、入り口に木製の扉まである、テントとは呼び難い代物だった。
怖々、扉を開けて中を覗き見、比喩的表現でなく、僕は口をポカンと開けて呆然と数秒立ち尽くしていた。
外から見たテントは三畳程度で、お義父さんとお義母さん用に、もう一張りテントを設営しないといけないと思っていた。
だけど…………
「どうしたの修ちゃん」
「パパ、これなぁに?」
「皐月、佐那、中を見てごらん」
僕がテントの中を見て立ち尽くしていたのを、不審に思った皐月に声を掛けられた。
佐那はテントを初めて見たのだろう。興味津々で僕の足に抱きついてきて、テントを指差し何かを聞いてきた。
「まぁ!? 修ちゃん、凄い……」
「あっ、ひろーい!」
何時もマイペースで動じない皐月も、流石に言葉がないみたいだ。
佐那は、テントの中に駆け込んで行き、高級そうなソファーにダイブした。
そう、外から見れば三畳程度のテントの中は、ソファーの置かれた二十畳はあるリビングがあった。更にテントの壁面とは思えない壁には、扉が四つあるのが確認できる。
皐月と佐那を連れてテントの中を調べると、ツーベッドルームに、ダイニングキッチン、最後の扉はトイレとバスルームに続く扉だった。
「もっと早く調べておけば良かったわね」
「そうだな。クリーンの魔法で汚れは落とせるけど、お風呂には入りたかったしな」
「私やお母さんは、トイレが有り難いわよ」
テントの中にあるトイレは魔法が使われているようで、出した物を魔法で分解して清潔に保てるようだ。
バスルームにはシャワーもあり、お湯は魔力を流す事でためれる。
「あらあら、凄いじゃない」
「ほぉ、テントの中はこうなってたのか」
「あ、お義父さん、お義母さん」
ひと通り確認し終えた僕達がリビングに戻って来ると、お義父さんとお義母さんもテントの中に入って来た。
「不思議なものだな」
「はい。最初に無限収納の中を確認しておくべきでした」
「良いのよ修二君。皆んなで車の中で寝るなんて、私は楽しかったわよ」
「何事も経験だ、修二君」
「はい」
お義父さんとお義母さんも珍しくはしゃいでいるようで、扉を一つ一つ開けて見て回っている。
お義母さんもお風呂とトイレには凄く喜んだ。
肩までお湯に体を浸ける。
「あゔぅぅ~~っ…………」
五日ぶりのお風呂に、思わずおっさん臭い声が出てしまう。
今日は、草刈りと整地に頑張った僕に、一番風呂に入る権利が貰えた。
とはいえ、佐那をお風呂に入れて、頭や体を洗ってひとしきり遊び、皐月に佐那を渡してから、やっと一人のんびりとお湯に浸かっているんだけどな。
目を瞑り、自分のステータスを改めて確認してみる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前 千葉 修二(32歳)
種族 人族
Lv. 20
Job 婿養子 lv.3 2nd Job 剣士 lv.6
A skill 剣術 lv.4 槍術 lv.3 体術 lv.4
鎌術 v.1 new
気功 lv.2 算術 lv.4 工作 lv.3
大工 lv.1 new
基礎魔法 lv.1
P skill 健康 状態異常無効 魔力感知 lv.1
身体制御 lv.2 new
u skill 鑑定 無限収納 言語理解
加護 星の女神の加護 武神の加護 太陽神の加護
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
レベルは上がるのは分かる。同田貫のお陰で苦戦はしないけど、それなりのランクの魔物を何度か倒しているからな。
婿養子ジョブと剣士ジョブの成長速度の差は、ジョブごとに違うと理解するしかないだろう。
鎌術はいい。大工ってなんだよ。地面を突き固めているのが大工なのか? まぁ、確かに、途中から地面が平らになるスピードが上がった気がしたからな。
身体制御は、延々と走ってたからだ。これはスキルを習得してからの恩恵を自覚している。あきらかに走るスピードが上がり、しかもあまり疲れなかった。
明日からの事を考えると、家を建てる作業と平行して、魔法の訓練もした方がいいだろうな。
特に土魔法は、家を建てるのに使えると思う。
井戸も欲しいし、川から水路を引くにも、人力では限界があるだろうし……皐月がスクロールを譲ってくれたらなぁ。
魔法のスクロールは、とても貴重なものだ。
ダンジョンの宝箱から稀に得る事が出来る、売れば十年は食べていける程の大金になると、キシャール様から頂いた知識で知っている。
適性さえあれば、訓練も無しにその属性の基本的な魔法が使えるようになるのだから、貴族や豪商なら大金を積むだろう。
まぁ、今更だな。僕に土魔法の適性がある事を祈ろう。
「クッ、クッゥーー!!」
バキバキに固まった腰を伸ばして思わず声を上げてしまう。
元々道場を継ぐ為に、日頃から厳しい稽古に励んできた事に加え、この世界に来てからのレベルアップの恩恵もあり、少々の事は大丈夫だと思ってた時期がありました。
それと婿養子ジョブだからなのか、鎌を使って草刈りなんて経験はないのに、随分と手際よく出来たと思う。
だけどね…………
うん、いつ終わるか分からない広いスペースを、同じ姿勢で草を刈り続けるのは辛かったです。
〔鎌術スキルを習得しました〕
だろうね。途中から草を刈るスピードが上がってたしな。
でも、草刈りで鎌術スキルなのか?
昨日、暗くなって途中だった草刈りを、早朝から再開し、昼前には何とか100坪くらいの面積は刈れたと思う。
僕が鎌を手に草と格闘していた時、お義父さんは、周辺の探索をする片手間に、手頃な木を一本伐採すると、地面を固める道具を作っていた。
丸太に持ち手を付けて、持ち上げては落としを繰り返して、地面を固める原始的な道具だ。
「修二君、なかなか手際よく出来たようだね。次は土地の整地を頼む。私は周辺の探索に出て来るからね。ああ、一応、魔物除けの結界は設置していくが、気配を探る鍛錬を並行して行うように」
「……はい。了解しました」
草刈りの次は、整地作業をするらしい。しかも、周辺の気配を探りながら……
ドンッ! ドンッ!
レベルアップの恩恵で、力仕事が捗るのはいいのだけど、これって魔法で出来ないのかな。折角魔法のある世界なんだから、後で練習してみようか。
ダンジョンで土魔法のスキルスクロールを手に入れたんだけど、皐月に取られたからな。
皐月曰く「私は後衛職だから、スクロールは私が貰うわ」だそうだ。
なら、皐月が整地作業を土魔法ですれば良いと思うのだけど、皐月は地味な工事に魔法を使うイメージがし難いらしい。
石槍(ロックランス)や石杭(ロックパイル)、石飛礫(ロックバレット)、土壁(アースウォール)などの戦闘用の魔法は嬉しそうに試していたけど、穴を掘ったり竃を作ったりは苦手みたいだ。
そこそこのスペースを整地し、休憩しているとお義父さんが戻って来た。
「修二君、テントの設営を頼む」
「あ、はい。分かりました」
何日も窮屈な車で寝泊まりするのも限界がある。お義父さんがテントの設営を言うのも分かる。
昨日までは車で寝ていたが、収納の中には大きなテントがあるみたいだからな。本格的な家が建つまで、今日から暫くはテントを使っての寝泊まりがになるだろう。その方が体も楽だろうしな。
無限収納の中に手を突っ込むと、頭の中に収納物のリストが表示される。
「確かリストに有ったよな」
無限収納に入っていたテントを取り出す。
「これは……テントなのか?」
テントといえばよくある三角のテントを想像していたのだが、目の前に取り出されたテントは、屋根は三角だけど、三畳くらいの大きさで、入り口に木製の扉まである、テントとは呼び難い代物だった。
怖々、扉を開けて中を覗き見、比喩的表現でなく、僕は口をポカンと開けて呆然と数秒立ち尽くしていた。
外から見たテントは三畳程度で、お義父さんとお義母さん用に、もう一張りテントを設営しないといけないと思っていた。
だけど…………
「どうしたの修ちゃん」
「パパ、これなぁに?」
「皐月、佐那、中を見てごらん」
僕がテントの中を見て立ち尽くしていたのを、不審に思った皐月に声を掛けられた。
佐那はテントを初めて見たのだろう。興味津々で僕の足に抱きついてきて、テントを指差し何かを聞いてきた。
「まぁ!? 修ちゃん、凄い……」
「あっ、ひろーい!」
何時もマイペースで動じない皐月も、流石に言葉がないみたいだ。
佐那は、テントの中に駆け込んで行き、高級そうなソファーにダイブした。
そう、外から見れば三畳程度のテントの中は、ソファーの置かれた二十畳はあるリビングがあった。更にテントの壁面とは思えない壁には、扉が四つあるのが確認できる。
皐月と佐那を連れてテントの中を調べると、ツーベッドルームに、ダイニングキッチン、最後の扉はトイレとバスルームに続く扉だった。
「もっと早く調べておけば良かったわね」
「そうだな。クリーンの魔法で汚れは落とせるけど、お風呂には入りたかったしな」
「私やお母さんは、トイレが有り難いわよ」
テントの中にあるトイレは魔法が使われているようで、出した物を魔法で分解して清潔に保てるようだ。
バスルームにはシャワーもあり、お湯は魔力を流す事でためれる。
「あらあら、凄いじゃない」
「ほぉ、テントの中はこうなってたのか」
「あ、お義父さん、お義母さん」
ひと通り確認し終えた僕達がリビングに戻って来ると、お義父さんとお義母さんもテントの中に入って来た。
「不思議なものだな」
「はい。最初に無限収納の中を確認しておくべきでした」
「良いのよ修二君。皆んなで車の中で寝るなんて、私は楽しかったわよ」
「何事も経験だ、修二君」
「はい」
お義父さんとお義母さんも珍しくはしゃいでいるようで、扉を一つ一つ開けて見て回っている。
お義母さんもお風呂とトイレには凄く喜んだ。
肩までお湯に体を浸ける。
「あゔぅぅ~~っ…………」
五日ぶりのお風呂に、思わずおっさん臭い声が出てしまう。
今日は、草刈りと整地に頑張った僕に、一番風呂に入る権利が貰えた。
とはいえ、佐那をお風呂に入れて、頭や体を洗ってひとしきり遊び、皐月に佐那を渡してから、やっと一人のんびりとお湯に浸かっているんだけどな。
目を瞑り、自分のステータスを改めて確認してみる。
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名前 千葉 修二(32歳)
種族 人族
Lv. 20
Job 婿養子 lv.3 2nd Job 剣士 lv.6
A skill 剣術 lv.4 槍術 lv.3 体術 lv.4
鎌術 v.1 new
気功 lv.2 算術 lv.4 工作 lv.3
大工 lv.1 new
基礎魔法 lv.1
P skill 健康 状態異常無効 魔力感知 lv.1
身体制御 lv.2 new
u skill 鑑定 無限収納 言語理解
加護 星の女神の加護 武神の加護 太陽神の加護
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レベルは上がるのは分かる。同田貫のお陰で苦戦はしないけど、それなりのランクの魔物を何度か倒しているからな。
婿養子ジョブと剣士ジョブの成長速度の差は、ジョブごとに違うと理解するしかないだろう。
鎌術はいい。大工ってなんだよ。地面を突き固めているのが大工なのか? まぁ、確かに、途中から地面が平らになるスピードが上がった気がしたからな。
身体制御は、延々と走ってたからだ。これはスキルを習得してからの恩恵を自覚している。あきらかに走るスピードが上がり、しかもあまり疲れなかった。
明日からの事を考えると、家を建てる作業と平行して、魔法の訓練もした方がいいだろうな。
特に土魔法は、家を建てるのに使えると思う。
井戸も欲しいし、川から水路を引くにも、人力では限界があるだろうし……皐月がスクロールを譲ってくれたらなぁ。
魔法のスクロールは、とても貴重なものだ。
ダンジョンの宝箱から稀に得る事が出来る、売れば十年は食べていける程の大金になると、キシャール様から頂いた知識で知っている。
適性さえあれば、訓練も無しにその属性の基本的な魔法が使えるようになるのだから、貴族や豪商なら大金を積むだろう。
まぁ、今更だな。僕に土魔法の適性がある事を祈ろう。
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