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あやとりとその他
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マジで?と大袈裟に驚かれるから、こっちだって驚く。
「あやとりできないの?まじ?正気?」
これだよ?この、ほうきーってやつ。と、紐を指に複雑に絡まらせたものを見せてくる。無論、ほうきと言われてもピンとこない。俺は、いたずらに顔を歪ませる。
「お前、幼稚園で何したてきたの?」
「保育園だけど、まぁ、折り紙と塗り絵と、あと、ワンピース読書。」
いやワンピースは知らないけど苦笑する、「折り紙と塗り絵って何に将来関わるん?」
「あやとりだって何に関わるん?」
「そりゃ、手の器用さに関わる。」
だったら塗り絵も、美的センス云々に関わるのではないのか、という言葉は、呑み込んだ。
「うわー、お前保育園時代無駄に過ごしたわー、もったいねぇ、そんなその他みたいなことに時間を使うなんて。」
「あやとり一本も、似たようなもんだろ。」
「流石に一本じゃねえよ」
「他にもあるのか?だとしたら、そりゃ折り紙と、塗り絵だな。」
と言ったら、口を紡ぎ、黙った。なんだ、折り紙も塗り絵もやってたのか。このくだりは見切り発車だったということだ。あやとりとその他だ。と、不覚にも頭の中でタイトルコールをする。
てことはワンピースで、4対3で、俺の保育園の勝ちだ。と、勝手に勝ちを確信した。
「あやとりできないの?まじ?正気?」
これだよ?この、ほうきーってやつ。と、紐を指に複雑に絡まらせたものを見せてくる。無論、ほうきと言われてもピンとこない。俺は、いたずらに顔を歪ませる。
「お前、幼稚園で何したてきたの?」
「保育園だけど、まぁ、折り紙と塗り絵と、あと、ワンピース読書。」
いやワンピースは知らないけど苦笑する、「折り紙と塗り絵って何に将来関わるん?」
「あやとりだって何に関わるん?」
「そりゃ、手の器用さに関わる。」
だったら塗り絵も、美的センス云々に関わるのではないのか、という言葉は、呑み込んだ。
「うわー、お前保育園時代無駄に過ごしたわー、もったいねぇ、そんなその他みたいなことに時間を使うなんて。」
「あやとり一本も、似たようなもんだろ。」
「流石に一本じゃねえよ」
「他にもあるのか?だとしたら、そりゃ折り紙と、塗り絵だな。」
と言ったら、口を紡ぎ、黙った。なんだ、折り紙も塗り絵もやってたのか。このくだりは見切り発車だったということだ。あやとりとその他だ。と、不覚にも頭の中でタイトルコールをする。
てことはワンピースで、4対3で、俺の保育園の勝ちだ。と、勝手に勝ちを確信した。
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