不完全燃焼を謳う

著作権

しんど、著作権とかなんなんだよ、いいだろ別に、とたいへん司法の番人(？)に怒られそうな言葉を同級生がぶちまける。俺は諭すべく、立ち上がる。
「大事やで？著作権。海賊版のワンピースとかを守るのは著作権やからな。」
「だけどさぁ、出典とかいる？多すぎて、ガチだるい。」
てか海賊版ワンピースって、海賊版海賊漫画やな、と嬉しそうにする。それくらいのくだらない事が思いつく元気があるなら、出典くらい書けよ、と言いたくなる。
「昔の、著作権なかった時代はさ、気楽だったと思うよ？学問のススメ[出典　十七条の憲法]とか、なかったやろ」
「だろうけど、いらんやろ、十七条の憲法は関係ないねんから」
「そういう問題ちゃうんよ、このままやと、起承転結出典になるで、いややで？そんな学校。」
いややわー、と先程の熱の余韻がまだ残っているのか、ずっといややわーを繰り返している。
「そんなに嫌か？出典書くのが？てか何書いているの？」
「読書感想文」
いや、出典いらないやろー！と、ここ一年で1番のツッコミをしたところで、終わりである。
ネタ切れは、否めない。