魔女とネズミの冒険譚 ~魔法使いの少女と最強最弱のネズミが世界を滅ぼすまで~

ころべえ

文字の大きさ
15 / 48
第1章

第15話 ネズミと魔法

しおりを挟む
リアは剣の訓練をしていない時は、もっぱら例の魔法書を読みふけっていた。
読み進めていくうちに、この書の著者であるヴァン・ランカースという人物がかなりの力を持った魔法使いだったことが分かった。
魔法はその難易度によって、第一位から第八位まで分けられている。
過去の書物には第九位の魔法と思われる記述も見られるらしいが、現在誰も扱える者がいないため、作り話の類ではないかという説が有力だ。
更に魔法は火術、水術、風術、土術、防護術、死霊術、占術、変成術、幻術、心術といった系統も持っている。
魔法の体系はそれだけで一つの学問となり得るほどに複雑なものなのだ。
更に、魔法には神から授かるものがある。
その魔法は神聖術と呼ばれ、過酷な試練に耐えた敬虔な信者のみが扱うことができる。
リアの扱う魔法とは全く別種のものだ。

今リアが目にしている魔法書には、第五位までのほぼ全ての系統の魔法が記載されているようだった。
そして、驚くべきことに第六位の魔法についても二、三の記述がある。
第六位の魔法ともなれば、一瞬で大勢の人間の運命を変えるだけの力を持つ。
リアは手に入れた魔法の恐ろしさに身震いした。
しかし、それと同時に強い力を手にしたことに感動と興奮を覚える。

(まだ使うことはできなけどね)

触媒も魔力も不足しているためすぐに扱うことはできないが、それでも魔法使いである以上いつかは試してみたいと思う。

そんなリアは魔法書の中でも今の状況で使うことができる魔法を片っ端から唱えていた。
第一位から第三位程度の魔法であれば、触媒は周りにある物で事足りる場合が多い。
地面に落ちている石や木の枝、洞窟内を吹き抜ける風、焚き火などを使えばいいのだ。
一つ一つの所作と呪文を確認しながら、順調に扱えることを確認していたリアだったが、ある魔法でつまずくことになる。

「炎の矢」

第一位の火術である。
触媒とした火元から、狙った目標に向かって炎を矢のように飛ばすというものだ。
以前、リアはこの魔法を使った経験があったため、軽い気持ちで唱えてみたのだが……。

(おかしいな……)

何度唱えても、触媒が反応しない。
魔法は失敗することがある。
術者の魔力、所作、触媒、言葉のいづれかが充分でなかった場合だ。
このうち所作は魔力、集中力を高め、魔法の効果を上げるためのものなので、行わなくても魔法は使用できる。
他の三つについては、揃っている必要があるがリアのそれは完璧なものだった。
また、失敗するにしても元となる触媒は何らかの反応を見せるはずだった。

そういえばとリアは思う。
「発火」の魔法を唱えた時に毎回かすかだが違和感を感じていた。
小さな火種を創りだすだけの単純な魔法だが、何故か気持ちが落ち着かなくなり失敗しそうになるのだ。

(そうか、あたしは)

リアは一つの結論に至った。

―――火が怖いんだ。

おそらく村を焼かれた時のことがトラウマとなったのだろう。
炎はリアにとって恐怖の対象となっていた。
心の奥底に潜む感情を制御するのは難しい。
リアは火術の魔法を使うことを無意識に拒否していたのだ。

リアは気持ちを落ち着けるように静かに目を閉じる。
扱えない魔法ができたことはショックだが、「火術」以外にも魔法はたくさんある。
そもそもリアがあまり得意ではなかった系統だ。

「別にいいや」

自分自信に言い聞かせるように、そう呟く。

(そんなことよりも)

彼女はネンコに視線を移す。
リアの澄んだ瞳に必死に金貨を磨く、ネンコの姿が映った。
欲の塊のような姿にリアは苦笑いを浮かべるが、すぐに表情を引き締める。
リアはネンコがゴブリンの魔法に掛かってしまったことがずっと気になっていた。
ネンコは疲労のせいと言ったが果たしてそうだろうか。
リアはそのことを確認する必要があると考えていた。

(嫌な予感がする)

リアはゴブリンの魔法使いが残した蝶の鱗粉をひとつまみして、蝋燭の火を消すように息を吹きかけた。
吐息により鱗粉は宙を舞い、焚き火の灯りに照らされて輝く。
ネンコは大きなくしゃみをしたが、気づいていないようだ。
リアは小声で魔法の言葉を紡ぐ。
魔法が完成した瞬間、ネンコが金貨を抱えたまま横に倒れた。
これによってリアは確信する。

(ネンコさんには魔力がない!)

この世界に存在するものは全て魔力を持つ。
生き物は勿論だが、その辺に転がっている石ころにさえ魔力は存在するのだ。
それが、ネンコには全く感じられなかった。
当初、リアはネンコの強さを魔力によるものと考えていた。
膨大な魔力で身体を強化し、戦っているのだと。
普段は抑えているが、要所要所で魔力を放出しているものと思っていたのだ。
そうでなければ、あの小さな手足であれだけの破壊力を出すことは物理的に不可能だ。
実際に実体の無い精霊や恐るべき力を持つ魔神は、常にその身に魔力を纏い見た目以上の力を出せるという。
人間も変成術を使えば、一時的に肉体を強化することは可能だが、その効果は長くは持たない。
そのため、ネンコの力の源泉は分からないが、そんなことはどうでもいいことだった。
問題は……。

(魔法に対する抵抗力がないから、どんな魔法でもかかっちゃう……)

リアは青ざめる。
生物は外部から魔法を受けた際、身体の中の魔力を活性化させ、害になる魔力に抵抗しようとする。
それにより魔法が効かなかったり、効いたとしても効果を半減させたりといったことができる。
しかし、魔力がない場合はそうはいかず、全ての魔法の影響を完全な形で受けてしまうことになるのだ。
火術、水術などの直接傷を負わせる魔法は、ネンコの生命力があれば死ぬことはないだろう。
だが、変成術や心術、幻術の魔法には心を壊したり、場合によっては死に至らしめる魔法もある。
ヴァン・ランカースの魔法書に書かれている第六位の変成術「存在消去」は物質を原子分解することで消し去ってしまう。
後には死体さえも残らないのだ。
そういった高位の魔法でなくとも、今回の「誘眠」や対象の動きを封じる「束縛」でも確実に無力化されてしまう。
もっとも普通の生活をしていれば、魔法による攻撃などそうそう受けることはない。
そもそも魔法使い自体が珍しいものであるし、魔法を使う魔物などと戦う機会などないからだ。
しかし、今は旅の途中である。
どんな災難に遭うか分からない。

リアは眠っているネンコに駆け寄り、しゃがみ込む。
ネンコはかなり深く眠っているようで全く起きる気配がない。
魔法の効果を完全に受けてしまっている証拠だ。
リアはネンコを起こそうと名前を呼びながら、指で頬をつついた。
しばらくそうしているとネンコが目を覚ました。

「……んあ? 寝てたのか?」

目をこすりながら起き上がる

「どうした? 泣きそうな顔して」

リアはネンコが魔法にかかった時のことをいろいろと考えてしまい、悲しくなってしまったのだ。
リアは自分の想像力の豊かさに呆れながらも、ネンコに魔力がない事実を告げる。
そして、それによる弊害も。

「そうか……」

ネンコも自分に魔力がないことに衝撃を受けているようだった。
リアもそんなネンコが見ていられず顔を伏せる。

「じゃあ、オレは空から星を降らせることができないのか?」

予想外の言葉にリアは顔を上げる。
ネンコは小さな身体を震わせながら言葉を続けた。

「オレは、お前から魔法を教えてもらって、空から落とした星を受け止めたかったんだよ」

「えっと……ネンコさん?」

「どうなんだ? できないのか?」

その目は真剣そのもので、リアは返答に詰まる。

「……う、うん。でも、問題はそこじゃなくてね。魔法に抵抗できないことなんだよ?」

「まあ、それはなんとかなるだろ」

即答するネンコにリアはぽかんと口を開ける。

「だ、だって魔法使われたら、絶対にかかっちゃうんだよ? あっさり死んじゃうかもしれないんだよ?」

ネンコは大きなため息を吐くと、やれやれと呟きながら首を振る。
リアはその態度に軽い苛立ちを覚えたが、黙ってネンコの次の言葉を待つ。

「魔力がなくても魔法なんか効かないし」

「え……でも実際……」

「あれは本気を出してなかったからだ。見てろ」

そう言うとネンコは軽く手を振ってリアに離れるよう促す。
その指示に従い、リアは後ずさるようにしてネンコとの距離を取る。
ある程度離れたところで突然ネンコの身体から凄まじい圧力が発せられた。
ネンコは微動だにしておらず、身体にも何の変化もない。

(魔力じゃない! この力は……!)

気を抜くと意識を失いそうになる。
大気が震え、地面が揺れているのではないかと錯覚する程の圧力だ。
ネンコを中心に見えない力の奔流が巻き起こっているようだ。
リアは近づくこともできない。

「よし、魔法を掛けてみろ」

尊大にネンコが指示を出す。
リアは頷き、『誘眠』の魔法を唱える。
詠唱の途中で何度も意識が飛びそうになるが、どうにか魔法を完成させることができた。
途端に空気が軽くなり、ネンコが横に倒れる。

「……寝ちゃった」



その後、リアはネンコを叩き起こし、説教を始めた。
ネンコも事の重大さに気づいたらしく、オロオロしながら「やべえ」と連呼している。

「これで分かったよね!? どんなに本気を出してもネンコさんは魔法にかかっちゃうの!」

「やべえ!」

「今回は眠らせる魔法だったけど、即死の魔法だったらどうするの!?」

「やべえ!」

「星を受け止める前に、考えないといけないことあるよね!?」

「やべえ!」

傍から見ると会話になっているのか怪しいものだが、ネンコが危機感を持ったは間違いないようだった。
しばらくやり取りを続けた後、リアは水袋の水を一気に煽った。
水は生ぬるく、決して美味しくはなかったが、リアの気持ちを落ち着けるには充分だった。
水袋はゴブリンの一匹が持っていたものだ。
ゴブリンが口を付けたものを使用するのは抵抗があったが、背に腹は変えられない。
ネンコが雨の中、川まで戻って丁寧に洗い、殺菌と称して飲み口を軽く火で焼いているため、おそらく大丈夫だろう。

「まあ、魔法を使う前に倒せば大丈夫だろ」

ネンコも落ち着いたようで、そんなことを口にする。
軽い物言いだが、間違ってはいない。
ネンコの身体能力ならそれが可能だ。
しかし、万全ではないとリアは考える。

(あたしが魔法からネンコさんを守らないと!)

ネンコには魔力も魔法の知識もない。
そんな彼を守れるのは自分だけだ。
リアは再び金貨と戯れ始めたネンコを横目に見ながら、有効な魔法はないかと魔術書をめくる。

この日からリアはこれまで以上に魔法の修練に励むようになる。
強くて優しい小さな友人の命を守るために。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

台風のよる、君ひそやかに、魔女高らかに

にしのくみすた
ファンタジー
【空を飛ぶ魔女たちの、もちもち百合ファンタジー・コメディ!】 台風の夜、魔女はホウキで空を翔け――嵐と戦う! この街で台風と戦うのは、ホウキで飛ぶ魔女の仕事だ。 空を飛ぶ魔女に憧れながらも、魔法が使えない体質のため夢を諦めたモチコ。 台風の夜、嵐に襲われて絶体絶命のピンチに陥ったモチコを救ったのは、 誰よりも速く夜空を飛ぶ“疾風迅雷の魔女”ミライアだった。 ひょんな事からミライアの相方として飛ぶことになったモチコは、 先輩のミライアとともに何度も台風へ挑み、だんだんと成長していく。 ふたりの距離が少しずつ近づいていくなか、 ミライアがあやしい『実験』をしようと言い出して……? 史上最速で空を飛ぶことにこだわる変な先輩と、全く飛べない地味メガネの後輩。 ふたりは夜空に浮かんだホウキの上で、今夜も秘密の『実験』を続けていく――。 空を飛ぶ魔女たちの、もちもち百合ファンタジー・コメディ!

嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います

ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。 懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?

【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~

月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』 恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。 戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。 だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】 導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。 「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」 「誰も本当の私なんて見てくれない」 「私の力は……人を傷つけるだけ」 「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」 傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。 しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。 ――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。 「君たちを、大陸最強にプロデュースする」 「「「「……はぁ!?」」」」 落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。 俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。 ◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜

KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身

にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。  姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。

処理中です...