ネトゲーマーが引きこもりだと思うなよ

惠諳

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第1章~仲間とゲームクリア~

メンバーの素性

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午後8時。帰宅し、勉強を1時間したのち、風呂に入り、ゲームの用意をする。

『プレゼントboxにアイテムがあります。』

メニューを開き、プレゼントboxを開く。

『ナミさんからのプレゼントです。』

ダイヤチケット×3       受け取る←


ダイヤか。課金者か?
受け取っておく。

ピロン

『プレゼント受け取って貰えましたか?ダイヤチケットです!何枚かほど余ってたので皆に配布しているんです!』

「ありがとう。受け取っておくよ。」
すでに受け取ってるけど。

プルルル…プルルル…

『ナミさん他2名からボイスチャットです。』

参加する  ←

拒否する

拒否する理由もないしいいよな。

「こんばんわー」

「こんばんわー!昨日はもう少し早くなかったですか?」

「昨日は特別。皆は今日何時から?」

「トワは、朝からいるよ。」

「私もです。トワと竜回ってました。」

朝から。
「ナミさんは何時から?」

ナミさんはもう正常じゃないからな。
それは分かってるんだ。

「私は、5時からいますよ!昨日の。」

うん。
5時か。昨日の。
は?

「昨日の!?ログアウトしてないの?」

「ていうか、スノ以外はログアウトは日付変わってからだよ?私はオールだけど。」

こいつ等全員、引きこもりだ。
今確信した。

「んで?ナミさんは、ネットストーカーだろ?ヒマノとトワは?」

「私は、ネットストーカーじゃなくて、ハッカーです。面白いですよ。人の秘密暴くだけで、お金もらえるんですから!」

この人。だめな人だ。修道士の方なのにダメな人だ。

「うん分かった。トワは?」

「トワは、現役中学生の引きこもりだよ?トワは只今自宅謹慎中!少し問題起こしちゃって。」

まさかのいじめっ子キャラか。

「そーいうスノはどーなの?」

「俺は……。」

ここで引きこもりでは無い事を言うべきだろうか。もしくは嘘をついたほうが良いのだろうか?


「俺は、バスケ部の高校生で、PCルームの主。」

……これでいいんだ!多分。

「引きこもってないのにこんなにも凄いの!?スノはゲームが好きなんだね。」

意外にあっさりだな。おい。

そこはさ『えー!』とか、『あっ、そっか。違う次元の人か。』とかあるだろう!

何が『ゲームが好きなんだね。』だ!
好きに決まってるだろ!大大大大好きだ!

「スノ。それで今日はどうするの?」

「ごめん。今日は疲れたわ。落ちます。おやすみなさい。」




ログアウト




ダメだ。あの人たち。

ストーカーにハッカーに、いじめっ子!

果たして俺は、耐えられるだろうか。


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