ネトゲーマーが引きこもりだと思うなよ

第3章～気持ちの変化～

雑談会

パーティ対戦可能になり1週間後の夜。
その日、俺の家には人はいなかった。母さんも編集部に持っていったらしい。
父さんはいつも通り。

俺もいつも通りに雑談交じりにボス周回していたら、トワが言った。

「ねぇ？皆でオフ会しない？」

「いいねぇ！私もしたい！皆に会いたい！」

「そうですね。久々に外に出るのも良いかもしれません。」

おいおい待てよ。お前ら全員、女だろ？
俺、あったらプルプルするぞ？
どうしようか。最悪バーチャルの延長線上だと思えば良いが。

「スノ？どうするー？」

つい考えこんでしまった。
「あ、良いと思うぞ。」

言ってしまった。

「そっかー！皆口調からして関東の人だよね？私埼玉だけど、皆どこなの？」

埼玉か。バスケの試合で言ったことがあるな。まぁ、東京に比べたら少し静かな所だとは思った。

「俺東京。」

俺が言うと、トワとヒマノが言った。

「トワも一緒だよ！」

「私もです。」

こうなると、埼玉のナミが不利になるが……

「なんだー皆東京かー！」

と能天気な感じだ。そして、俺が気になる事は……

「トワ。お前家出ても良いのかよ？謹慎中だろ？」

「んー？良いんじゃない？」

軽い。非常に軽い。

「んじゃあ！池袋駅でいい？」

おっ、最寄り駅だ。
「俺はいいぞ！」

「私もです。」

「トーワもっ！」

「それじゃ、えーと、私達3人暇だけど、スノ学校あるよね。」

「うん。休み見てみようか？」

俺は、部活のスケジュールを見た。
んー、結構先になるな。

「3週間後の土曜だな。朝から開いてる。」

「オッケー！それじゃその日にハチ公前に、朝10時集合ね！」

そうして俺達は会うことになった。