アンタッチャブル・ツインズ ~転生したら双子の妹に魔力もってかれた~

歩楽 (ホラ)

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学園中等部入学編(完全鈴視点)

3 美人さんは、すごい人らしい? で? だから?

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 昨日、学園の中等部入学式も終わって
今日から通常授業と言うか
弁当作ってて昨日から寝て無いから今日っていう感覚が・・・

 まぁいいか
蘭さん(母親)のお弁当に
お父さんのお弁当
私と桜の弁当と、オカズだけの、オカズ弁
最後に、ヤツラのエサ、撒き餌の特大弁当!
準備万端!

 ふふふ
戦だ! 戦だ!
私は知ってるぞ!
世の中にはキャラ弁とか流行ってるのを!
学校に持っていく弁当で
その家の個性をだすって
そして、弁当の味や個性で
生徒のヒエアルキーが発生する
弁当で、イジメが発生するとか・・・

そう、コレは私に対する挑発!

売られた喧嘩(弁当)は買ってやるぞ~~~

彩り優先の、絵が描かれてるけど
冷凍食品や簡易食材ばっかだろ!
そんなキャラ弁に負けてたまるか!

私の弁当は、味優先だ!

 今日から始まる弁当生活の為に
冷めても美味しく頂ける様
全ての料理の素材を見直し、料理手順を計算し直し
新しく制作した
弁当専用レシピ!
私が負けるわけがない!

かかってこいやーーーーーーー

復唱!

「かかってこいやーーーーーーー!!
 弁当の金メダルとったるどぉぉぉ~~~~」


 戦だ!戦~~~♪~~ふふふ~~~ん

鼻歌交じりに
カバンに弁当を詰めていく~~

 家から学校までは、バス通学となる
【私達】は幼な馴染み達と一緒に行く為
待ち合わせ場所に~~
そこで待っててくれた2人の兄妹
1人は同い年の男の子
2つ下の今年学園小等部5年生になった
私の妹みたいな【くーちゃん】!

そう、くーちゃんが
私の顔を見るなり

「りんちゃん、いいことあった?」と聞いてくるから

 周りの皆に聞こえないように
完全遮音の結界で周りを包む
だって、地獄耳の変態が居るから、これくらいは当然!
そして、くーちゃんに耳打ちして・・

「今日から弁当なの~~
 それに、サプライズも用意してるしね~~」

 それだけで、くーちゃんは理解したみたいで
可愛く笑ってくれた。
 
 同じバスで学園に通う学園の生徒は
みんな近所に住む友達ばっかりで
わいわい挨拶しながらバスに乗車!

 
*******


 そして、今日も元気に
教室の入口から

「みんなぁ~~
 おはよぉ~~~~~~」

「りぃ~~~ん、ちゅあぁぁぁぁ~~~~ん~~~~」

 ガシ!!!

 ・・・・・。

さて、腰の、かんなは無視してと・・・。

 今! 私の楽しい学園生活が始まる!
って、昨日始まってた!

 楽しい時間はあっという間!

 お昼です!

そう、お弁当の時間です!!!

かんな「りんちゃん、一緒に弁当たべよ~~~」

うん、そう来るだろうと思ってた!
だから、笑顔でこう返そう

「ことわりま~~~~す!」

か「えぇぇぇぇぇ
 そんなぁぁぁ~~~~~~~」

 うん
もう、誰と食べるかは決めてるの!

 それは
とても同い年とは思えないほどの、すごい美人さん
透き通った白い肌
輝きを内包した白色の美しい髪は白銀色みたいで
腰まで届く真っ直ぐなストレート
整った大人びた顔つきで
すこしキツそうな目に、薄紫の瞳
それに、体全体に染み付いている雰囲気は
冷たそうで冷酷ではあるけど
とても高貴な存在とも言える貴族に似たオーラ・・・

ただ、どこか寂しそう・・・

だから、私はほっとけない!

彼女の机の前に立ち

「私は三千風鈴
 いっしょにお弁当たべるね!」

「かまわないでください。」

 マジでぇぇぇぇぇーーーー!
その返しは、想像してなかったぁぁぁぁ!!!
でも、それくらいでは
諦めないのさぁぁぁ~~~~~

「そんな選択しは私にはなぁぁ~~~~いぃぃ!!」

って、後ろから腕が引っ張られ
私の腕を掴んだ、かんなが・・・

「りんちゃん
 その人は、ダメ
 こっちに来て・・・
 って、こっちに来てって。」

「かんな、うるさい
 私は、昨日から決めてたの!
 この人と一緒にお弁当を食べるって!!
 だから、誰がどう言おうと、一緒に食べるの!」

か「りんちゃん
 本当に、その人だけはダメなんだって
 なつ(夏目)どうにかして」

夏「鈴は、編入組で知らないでしょうけど
 その人は、私達とは事情が違うのよ・・・。」

か「も~~~
 桜なら! 桜、りんちゃんを止めて!」

 ふん!
桜が私のすることを止めるわけ無いでしょ!
だって、桜も一緒に弁当食べるんだからね
それに見ろ! 桜はもう椅子の準備してる!

 ただ、クラスの皆が、私を止めようと動き出したけど・・・
この美人さんって? 何?

と私が頭を捻ってたら
美人さんが立ち上がって

「私に構わないで貰えますか・・・」

ふん!!

「嫌です! 断ります!!
 私は、貴方を1人にしたくないの!
 だから、どれだけ断られても
 一緒に食べるからね!!」

 美人さんの顔がピクっと反応して・・・

「私が誰だか知らないのですか?」

「知らない!
 でも、私の友達!
 そして私の親友になる人!
 そう決めた!
 今、決めたから!
 だから、貴方にどう思われようと、嫌われようと
 もう友達になったからね!
 知らなければ、今から知ればいい!
 貴方の事も、私の事もね
 そして明日には親友になる!」

 静まり返る教室・・・?
桜だけは笑ってるけどねぇ~~って
この人って、有名人か何か?
私テレビとか見ないしなぁ~。

 うん、美人さんも
私と同じく驚いてる~~~
まぁ、何に驚いてるかはしらないけどね。

 美人さんが、何かを思い立ったかのように
私と視線を合わせ

「私の名前は【四条優美 (しじょうゆみ)】
 十士族、四条家の長女です
 ・・・
 分かりましたか?
 私は十士族
 私と関わらないことをおすすめします。」

まっすぐな瞳
ほんとに綺麗だな~~でも
[関わらないことをおすすめします]?
それは、関わってください、と
関わりになりたい、と、言ってるようなもんだ!

「だから!!
 私は【三千風鈴】
 十士族なんて関係ない!
 私は優美ちゃんと友達になるの!!」 

夏「鈴・・
 その人は、本物だから・・・?
 その前に十士族って知ってますよね?」

「十士族?
 日本の司法や政治や企業に
 大きく関わってる人たちでしょ?
 でも一般人の私には関係ないし
 たかが、そんな物で人を判断する方がバカじゃないの?
 私は、そんな肩書きで友達なんて作らないし
 十士族だろうが、王様だろうが関係ない
 自分の目で見た【優美ちゃん】を信じるし
 寂しそうな優美ちゃんを1人にする気はないから!」

 じっと一直線に優美ちゃんの目から視線を外さない!
優美ちゃんの瞳にかすかだけど、液体が溜まり
その瞳は時折揺らいでいた。

 私のうしろで、なっちゃんが
「十士族を・・・【たかが、そんな物】って・・・。」と
まるで怖いもの知らずかの様に私を見てるだろうけど
私にだって怖いものは有るんだから!
それに十士族なんて言っても所詮ただの人間
蘭さん達と比べれば可愛い物だと思うしね。

 優美ちゃんの眉間に皺がよって
すこしキツめの目がより鋭くなって
冷たい表情がより厳しくなって
まるで教室の温度が数度下がったかのように
私と桜を除いて、ピン!と張り詰めていく

まるで、優美ちゃんが、私の事を怒るのかと
皆が怯えているみたいだけど
私からみた優美ちゃんは
ただ単に、戸惑っているだけ
きっと誰も・・・家族でさえ、本気で接してきてなかったから
ちゃんと真正面から接してなかったから
どうしていいのか解らないんだと思う。

 ただね、私が特別なわけじゃない
立場や肩書きや、十士族に関係なく接してくる人は居たはず
桜だって、そんな物なんて気にしないし
優美ちゃんにも原因の1つは有る
他を寄せ付けない態度とかね!

でも、私は
この学園に通う上位クラスの皆みたいに
大企業の社長の子供とか
政治家の子供とか
誰々の子供とか・・
そんな大層な肩書きは要らない

ただ、私は【蘭】さんの子供で
【お父さん】の子供で
【お兄ちゃん】の妹

【三千風鈴】

それだけ有ればいい!

だから私は、ワガママに生きていく!
何をしても蘭さん達は許してくれる!
家族が味方なら恐 (おそれ)る物は無い!
それが、十士族が相手だろうと
世界が相手だろうと
誰にだって喧嘩を売ってやる!

友達1人作るのに反対する【十士族】なら
優美ちゃんを悲しませるなら
【十士族】を潰してやる!!

ふん!
そんな力は御座いませんが!

ふふ、と

私はなぜか、笑いがこみ上げ
ニッコリと笑って
戸惑う優美ちゃんに声を掛ける

「私は、優美ちゃんの友達だから
 どこまでも付き合うよ。
 ね、優美ちゃん
 まずは、座って弁当食べよ
 そして、お話しよ
 優美ちゃんの事、いっぱい知りたいし
 私の事も知ってほしい!
 それに、桜も・・・
 いや、桜は前から優美ちゃんの事を
 友達だと思ってるって!」

 さすが桜!
周りの雰囲気を完全無視で
すでに優美ちゃんの机に自分の椅子を引っ付け座ってるし!

「さ、一緒にたべよ
 優美ちゃん!」

優美「・・・
 好きにしてください・・・。」

 優美ちゃんは静かに腰を落としていく

勝った! 勝ったぞ!

って、違う

これは、ただの前哨戦!

 私の戦いはここからだ!


 
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