アンタッチャブル・ツインズ ~転生したら双子の妹に魔力もってかれた~

歩楽 (ホラ)

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学園中等部入学編(完全鈴視点)

5 母ヘの報告

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 蘭さん、元気してますか?
ちゃんと睡眠とってますか?

 私は中学生になって、もう1月もたちました。
学園生活もどうにか慣れてきました
桜達とも仲良くやってます。

 それに、新しい友達もたくさん出来ました。

 そして、大切な親友も1人増えました
いつしか蘭さんに紹介したいです。



「こんな出だしでいいかなぁ・・・・
 後は、ライバルの事・・・や
 てっちゃんに彼女が・・・」


 私はスマホの画面と睨めっこしながら
蘭さんに送る、メールを確認してる

 書きたいことは、いっぱいあるけど
長くなると、蘭さんに迷惑だし
簡潔に・・・・


 でも、蘭さん
いっぱい楽しい事があるの
新しい親友の【優美】ちゃんは
なんと、アノ十士族の【四条】家の長女だって
なんかまだ、私と話すのが、ぎこちないけど
徐々に心を開いてくれてる
見た目は美人さんだけど
とっても可愛いの!!


それに、新しい料理の先生・・・ライバルな弁当先生!


 そう! 新しいライバル(弁当先生)が出来ました!
姿の見えない・・・新しい親友の家のコックさん!
ライバルが作る優美ちゃんの弁当
とっても美味しいんだよ! 弁当の味もだけど
あの色彩豊かな見た目は私には無いものだ!

 ライバルは私に
味を盗め! 色彩を見て盗め! と毎回技術を披露してくる!
ただ、舐めるな!
そのうち、完膚なきまでに追い抜いてやる!
貴方なんて手の届く、先人の料理人!
私の(料理の)師匠と比べれば 
まだまだ、ひよっこ!!

世界を知れ!

私の師匠の和食は、そして魚料理は、世界一!!!

ライバルよ! 首を洗って待っていろ

いつしか、教えを請いに遊びに行ってやる!

そして、色んな事を教えてください!

お願いします!

よし!

今日の弁当完成?!

う~ん・・・もうちょっと、赤っぽい色を入れたいけど
弁当を彩る為に、変なもん入れると
味が落ちるって言われるし
あせた赤や、濁った赤は論外
トマトは綺麗な赤だけど、汁がでるのも弁当には向かないし
むずかしいなぁぁ~~~

でも、もう家出ないと・・・

うう・・・名残惜しいが今日はこれまで!


 家の近くに住む幼馴染の兄妹と待ち合わせ
それから、ドナドナ~ド~ナ~~ドォォ~~ナァァ~~と
バスに揺られて学園に
馬鹿な2人を捨てて
一足先に、くーちゃんと手をつないで学園に~~

 学園の中等部と小等部は基本入口が別だけど
中等部の入口から小等部に続く道もあるので
くーちゃんと一緒に校門をくぐり
その道まで、くーちゃんと行くのが
私とくーちゃんの朝の一コマだったはずが。

 くーちゃんが、いきなり私の手を払って
逃げるように早歩きになって、小等部がある方に逃げていく・・・

なんで? 私なにか悪いことした?・・・・


 ガシ!!!


・・・・・


腰にまとわり付く・・・・これ・・・


 視線を後方に向けると
嬉しそうな、かんなが・・・・

「バカんな!!
 驚かすから
 くーちゃんが行っちゃったじゃない!!」

か「くーちゃん?
 さっきの子?
 仲良さそうに手つないでたから・・・
 こう、私も抱きつかないと!! って・・・」

かんなの後ろから、ゆっくり近づく、なっちゃん(夏目)が

「鈴が来る時間を調べたいって
 この・・・
 バカンナが、言い出してね
 鈴を見つけたと思ったら
 もう走り出してて止め様にも
 一歩、遅れてしまってね。」

・・・うん、嘘だ
あの細い目が、面白そうだから見逃したって言ってる!
だいぶん、なっちゃんの性格もわかってきた
初めは、面白いことが好きなだけかと思ってたけど
あれは、他人が困る姿が好きなだけの
イジワルとも言える
他人を、からかって楽しむ人間の【細い目】だ!!

・・・まぁ、家に居る、アレ達に比べれば可愛いもんだけど・・・。

「でも、かんな!!
 くーちゃんが驚くから
 くーちゃんが居るとき同じことしたら
 本気で怒るよ!!」

「私より、あの子が大事なの!!」

なにそれ!
まるで捨てられた愛人みたいな言い回しは!

「100倍・・・
 いや、1万倍大事!
 くーちゃんの為なら、世界だって滅ぼしてやる!!!」

か「そんなぁぁぁ~~~・・・」

夏「四条さんに・・・
 躊躇なく突撃する鈴が言うと
 本気で世界に喧嘩を売りそうですね・・・
 かんな、本気で嫌われたくなければ
 言う事を聞きなさいよ。」

か「でも~~~~~」

涙目で私に視線を送っても無駄!!
くーちゃんは幼馴染だけど
私の大事な家族でもあるの!
私は蘭さんや、くーちゃんを傷つける人は絶対に許さない!

夏「諦めなさい
 すでに、かんなが鈴(の腰)に抱きつく事ですら
 ほぼ犯罪行為に近いのに
 それを許してくれているだけで我慢なさい。」

 あ、抱きつかれてた・・・
最近ずっとだから、慣れが・・・・
うっぅぅぅ、なれって怖いな・・・。

「それで、わざわざ私が来る時間を調べてたの?
 言えば教えたのに?」

か「サプラーーイズ!!」

鈴「別に嬉しくも無い!
 くーちゃんが驚いて、挨拶もなしでいっちゃたじゃない!!
 挨拶はとっとも大事なのに!」

夏「ごめんなさいね
 でも、この時間帯に来ているとは・・・。」

「ん?
 この時間って何かあるの?」

夏「知らないのですか?
 この時間帯は、アレが通る時間だと・・・。」

「アレ?」

何が通るんだろ?
金持ちが神輿にのって登校するとか?
いやいや、天下の天童学園!
ヘリで登校?
なら通るじゃないか?
あ!
仲良し軍団が、20人くらいで手を繋いで横断するとか!!

夏「まったく嬉しそうな顔して・・・
 期待を裏切るようですが
 良い物では無いですよ」

か「そうそう・・・
 ちょっと、噂が広まって
 この時間帯をズラす人が増えたとか・・・。」

「?」

夏「説明するより・・・
 見たほうが早いでしょう
 それに、そろそろですね。」

なっちゃんの視線が校門に向いたので
私も校門に視線を向ける
中等部と高等部は同じ校門なので
本来、朝の登校時間は混雑してるし
私の登校時間も、山のように人がいるけど
だんだん、人が少なく・・・
って言っても、さっきの半分ほどだけど・・・。

夏「来たわ」

 そう【アレ】が来た・・・んだけど・・・?

か「うわぁ~~・・・・
 噂では聞いてたけど
 ほんと気持ち悪いな・・・」

夏「今年から中等部に転入してきた学生らしいけど
 噂どおり
 その姿を見ただけで
 他人に不快感を与えるだなんて
 ほんと、最低ランクの人種・・・
 なぜ学園は、あんな生ゴミを入学させたのでしょうか?」

かんなも、なっちゃんも
とても嫌そうな顔で・・・【ソレ】睨んでます

 そう、2人の視線の先には、【アレ】が存在した

そこだけ時間に取り残された様に
ゆっくりと、ゆっくりと歩く存在
ひこずる様に足を動かし
足を運ぶリズムとは相容れないリズムで
猫背の上半身を左右に揺らす
不気味な雰囲気で歩き
訳の分からないオーラとも言える
不快な物を撒き散らす

普通の人間社会とはまったく異なる場所に居る異質な存在。

 私も一切関わりたくない
【アレ】とは会話すらしようとは思わない・・・。

私達3人の前を
堂々と・・・言うには語弊はあるけど
周りの人間の事などお構いなしで
まったく他人の視線など気にする?事もなく
【ソレ】は、私の視線すら無視し
目の前を通り過ぎていった・・・。


 ソレより・・・・


 【アレ】の後に校門から入ってきた
私の幼馴染の男の子
てっちゃんと一緒に歩いてる人・・?
人? ロボット? 鎧?

「なっちゃん
 あの鎧?の人って?」

夏「え?
 あぁ、あの人は私達の同年代では
 四条さんと、同じくらいに有名人の1人
 【アリス】さんですね
 甲冑組と呼ばれる
 和鎧から西洋鎧を好む人達の1人ですが・・
 小等部の頃から常に西洋のフルプレートで
 その素顔を知る人は、あまりいないとか?」

ふ~~~ん・・・アリスさんね~
帰ったら、てっちゃんを、からかうか!

夏「それで、隣の男の子は

「そっちは、どうでもいいや」

 てっちゃんの事は、なっちゃん達より良く知ってるし
今晩夕食に、てっちゃんと、くーちゃん呼んで
根掘り葉掘り聞き出してやる!

おっぱい大好きな、てっちゃんに春が!!

これは色々聞きだして、絶対、蘭さんに報告します
まっててください!


そんな感じで
みんな楽しくやってます

蘭さんが、帰ってくるのが待ちどうしいです。


 
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