アンタッチャブル・ツインズ ~転生したら双子の妹に魔力もってかれた~

歩楽 (ホラ)

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中等部・合宿編

5話 変態召喚

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「いくよぉ~~ん」

 桜の気の抜けた言葉で、優美は行動にうつる
結界を貼っても攻撃を受ければ
結界にダメージは蓄積され、魔力も消費する
なら消費を少なくするため、全方位から攻撃を受けるより
鈴の言った様に
少しでも壁を背にし攻撃を受ける範囲を狭める為
山道の壁が切り立った部分を背にし
左手を開き地面にかざす。

 優美は考える、3人分の防御の物理防御結界
大きさで言うなら、直径5mあればいい
鈴の話からすると、魔法を使うボーンメイジも、いる可能性もあると
なら、魔法防御結界も貼らなければならないと、考えをまとめ
優美は、すかさず左手首の、2個のブレスレット型デバイスを起動させる

左手を中心に半径5mほどの2つの魔法陣が展開される

「カウント・スリー・ツゥ・ワン・発動!」

近寄るボーンウォーリヤーを撃退していた桜は
その合図で結界に潜り込む

合図と共に展開された防御結界
直径5m魔法陣の上に半球体の2重の薄い結界である
見た目は、床に落ちたシャボン玉だ
半球状の薄い膜だと、思って欲しい。

 実は簡単に結界を貼ったように見えるが、高等技術オンパレードなのだ。
 
  説明すると

 魔法同時使用である ツヴァイ
 同じ場所に結界を同時に張ると
 双方の魔法計算式が干渉しあい発動できないのだ
 そこで、まず直径5mの物理防御結界魔法陣を
 同じ場所にならない様に
 その5mm上に4m99cm魔法防御結界魔法陣を展開し
 カウントで同時発動させたのだ
 普通なら1つの結界魔法を1センチの単位で作るのすら難しいと言うのにだ。
  

 結界に入った3人を襲うかのように
ボーンウォーリヤーが群がってくる
結界を取り囲み
手に持っている朽ちた剣で結界を壊そうと叩いているのだ
3人は結界に入った事により
優美が結界維持出来る限りは、ある程度安全は確保できた
それでも、結界を常に攻撃されれば
いつかは壊されるか、優美の魔力が切れるのだ
また結界の中からも外に向けての攻撃はできないとなる。


 合図で結界に潜り込んだ、鈴は周りを確認する
優美は、片膝を地面につけ左手を下にかざし
前を見据え結界を維持している
そして、徐々に、いつもの冷静さが戻ってきていた。

 桜は、やることが無くなったのか
「ひまぁ~~」とか言いながら
優美の横で両膝を抱えて座ろうとしている
とりあえず警戒をしながら。

 結界の周りには
取り囲む様にボーンウォーリヤーが群がってきている
2重結界も遠目からなら多少は視界効果遮断あった

それを確認した鈴は
二人の背後に隠れ、監視の目をできるだけ遮断する。

鈴は、これから異世界の魔法・呪術・使用する
それを少しでも気付かれないようにと・・・・・。


 さぁ 覚悟を決めろ私
そっと右手を左胸心臓の上に、ゆっくりと息を吸う

意思加速(意識を約100倍に加速させる)そして一気に
魔術回路接合・封印呪術限定解除・魔核炉起動
私の細胞を媒介にしてエリアサーチ・・・サーチ完了
召喚開始・・・・切断
再召喚・・・・・・切断・・・・・
魔素強制リンク
魔核圧を上昇、高圧魔素を使い強制召喚・・・

召喚成功

『またおまえか!!』念話で、いきなり怒鳴られる
鈴『ごめん、監視されてて、力だせないんだもん』
『監視?嫌がらせのために1個残して排除できとるわ!!』
鈴『はや』
『あとで説教な』
鈴『・・・・・・・うん・・・・・』
『ん?  はいだろ』
鈴『はい・・・・』
この間、意思加速させてから1秒もたっていないのであった。


*******


 紫音は、家で夜までゆっくりくつろいでいた
ゴールデンウィークで学校は休み
双子の妹は生徒会主催の課外合宿とかで帰ってこない
そんな中、1つ上の悪友から電話があり

「面白い事が有るんだが、今から遊びに来ないか?」と

俺は、かるく時計を見て

「風呂に入ってから行くわ、どうせあそこだろ?」

と軽く話をした後
お風呂場に向かい、脱衣場で服を脱ぎ裸になる・・・・当たり前である
浴室に入る瞬間、心臓に軽く痛みが走る

そして、意思加速して念話で、リルが話しかけてくる

リ「シオン様、リンさんが、魔核を起動されました」
紫「なんじゃそりゃ??、うわ、召喚されそう」
リ「ことわりますか?」
紫「あぁ、断固拒否する」
リ「わかりました、回線きります・・・再度、回線きります」
紫「うわ、、強制召喚んんんん・・・・・」
リ「わかりました、私も移動します」

そして小さな光が
紫音の後を追うように
空間の狭間に消えていくのだった

 強制召喚された俺は空間の狭間を移動する
その刹那の瞬間であっても
当たり前の様に側につきそう、小さな光、リルである
そんな刹那の瞬間

紫「リル・・・俺の服ってある?」

リ「はい、上着・ジャケット・コートは、ありますが、下着等、パンツは御座いません」

紫「やっぱりか・・・こないだの黒のロングコートだしてくれ」

リ「わかりました、この空間から出次第背中に出現させます」

紫「リル出現位置を10mほど上空にできるか?」

リ「可能です、では、リンさんより10m前方10m上空
 リンさんに背を向ける形でよそしいですか?」

紫「あぁ まかせた」

さすが、リルである、俺の意図を読み、すかさず調整してくる

そして強制召喚され、鈴の居る空間に出現する

出現した瞬間閃光がはしる
リルの演出である、その間にコートを羽織る
そしてすかさず
意思加速の念話が聞こえてくる

『失礼します、シオン様、ミーティアでございます』

紫『おぅ、ティアがいるってことは、レンが言ってた面白い事ってこれか?』

ミ『はい、桜様がおられるので、私が護衛、監視を、あと中継もしております』

紫『げ・・・見てんのかい・・・笑われる・・・・・』

ミ『すでに大笑いしておられます、録画もしております、現状を報告いたします』

紫『マジか!!』

さらっと、とてつもない事を言う、ミーティア
そして紫音の反応を無視し話を続けるのだった

ミ『130体ほどの、ボーンウォーリヤーと思われる魔物に襲われており
 監視デバイス等が、敵味方合わせ13機おり
 3人とも力が出せな状態です
 監視デバイスはすでにロックしており
 破壊はいつでも出来る状態です』

 敵味方、監視デバイス?
すでに全て把握できてるって事か
ざっと、状況を見渡すと、結界の中に鈴と2人の女の子
倒された骨、そして、不死属性だろうか徐々に復活している骨
そして、数機のデバイスが確認できる
大体現状は理解できた
そして数メートル下にも軽く浮遊するデバイスをみつけた

紫『ティア、あのデバイスはどこのだ?』

ミ『9割がた、この骨を操る組織のデバイスだと思われます』

紫『あれ以外全部壊せ、そしてこのエリアに誰も入れるな』

ミ『はい、わかりました』

 ってか!
だいたいだ、ティアが居るなら
俺いらねーーーーじゃん!!

閃光が辺りを包む瞬間の出来事である。

 俺は、自分が要らない子だと認識し
八つ当たり交じりに鈴を怒りながら
両手を頭の上にクロスさせ
腰を回しながら
ゆっくり降りていく
俺様の何も履いてない股間を
残った、ただ1つの監視デバイスのカメラの前に固定するように。

やば!! 全国ネットだったら
流石に恥ずかしいかも、とか思いながら・・・・

後ろでリルが

『久々に拝見するシオン様のアレは、ご立派です
 何を恥ずかしがることが・・・』とか

ティアに

『シオン様の映像をコピーお願いしてもよろしいですか?』とか・・・。

うん・・・聞こえない、聞こえない・・・・


 
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