アンタッチャブル・ツインズ ~転生したら双子の妹に魔力もってかれた~

歩楽 (ホラ)

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中等部・合宿編

14話 独裁政権 中等部生徒会

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 夜の山道に
楽しく会話をしながら歩いている三人の少女がいる。

鈴「だからーここは優美ちゃんが星が見たいと言って3人で出かけたとー」
優「私は、そんなにワガママではないのですが・・・」
鈴「えぇ~けっこう、わがままだよぉぉ~」
優「それなら、桜がクマと御相撲したいと森に入ったと言ったほうが皆信じると?」
鈴「あぁーありかも」
桜「さくらはぁ~女の子だよぉぉ~クマとぉ~相撲かわいくないぃぃぃやだぁぁ~」
優「でも桜なら、クマにも勝てそうですね。」
桜「くまなんてぇ~お兄ちゃんとくらべたらぁ~ぬいぐるみぃ~~♪」
鈴「ぬいぐるみって、なによ」

 そんな、たわいもない会話で3人で大笑いしながら
合宿を抜け出した、言い訳を考えるのだった。




 すこし時間をもどそう




 国立関東天童魔法学園  

中等部・生徒会主催・課外合宿

 これは、毎年5月の連休に神奈川県のキャンプ場で開かれる
次代の中等部生徒会、又は、各委員会役員を背負って立つ人材を養う
二泊三日の課外合宿である。

 参加者は

引率の先生・7名
現中等部生徒会・5名
現中等部風紀委員・4名
中等部2年生 40名
中等部1年生 30名

 2年生・1年生から、成績優秀者や
先生・委員会からの推薦者が参加しているのである。

 ちなみに去年は、鈴・優美・桜の3人は参加していない
鈴は、中等部からの編入組とあって誘われてない
桜は、めんどくさいので断った
優美に至っては、四条家と言う事もあり再三の誘いがあったのだが全て断っていた。

 今年に至っては、優美は、現生徒会
生徒会長の柊朱莉 (ひいらぎしゅり)の強い推薦もあって参加したのだが
最大の理由は、今年は、鈴は成績優秀者として、桜は運動部連盟から推薦があって
合宿参加が決まっていたからに他ならない。


 そして、合宿初日
学園の専用駐車場で、仁王立ちしている優美の姿があった。


 先程まで、柊朱莉に捕まって
今からでも生徒会に入らないかと勧誘をうけていた
朱莉は、柊財閥のご令嬢であり
四条家とは古くから付き合いがあり、優美とは幼馴染であった。

 数年前まで、朱莉の存在は
優美にとって、姉であり、友であり、信頼のおける人物であったが
朱莉が小学生の時、小等部生徒会長になった事により
柊財閥のご令嬢が小等部代表になったいうことで
周りが朱莉を持ち上げすぎたのだ
その家柄で与えられた仮初の権力に溺れた朱莉は
中学になっても権力を握るのに躍起になっていた。

 今では、我儘、頑固、自己中、であり
常に自分の事しか考えてないのである
今のその姿に、優美も相手をしたくない人間の一人でもあるが
そろそろ集合時間であり
主催者側で打ち合わせにいって、優美は開放されたのだ。

 それにしても、合宿参加者の鈴と桜がまだ来ないのである
優美の横には、クラスメイトの、かんなと、夏目がいる

【山代かんな】は、茶髪のポニーテールがトレードマークの
桜と違い、空気を読めるムードメーカーで、明るい性格の美人である
ちっちゃ可愛い物が好きで、鈴にラブラブである。

【小早川夏目】は、シートヘアの
いつも一歩引いた視線から物事を考える、知的美人である
かんなとは、小学4年からの付き合いで、
会った瞬間に歯車が合ったように仲良くなったのだ
温和な性格で何時も、ニコニコ微笑んでいる
ただコンプレックスは目が細い事と胸が・・・・。

 そんな3人の会話

か「やっぱ、桜の事だから遅刻だよね!」
夏「いえ鈴がいるんだから時間1分前にはくるはず」
か「え~桜だよ?時間ギリで風呂はいってそおじゃん?優美ちゃんどう想う?」

そんな話を優美に振る、かんな

「・・・遅刻なら説教・・・合宿不参加なら、お尻ペンペンです!」

 優美は少し溜めて答える
実際はそんな事しないのだけれど先程、朱莉に付きまとわれ
多少不機嫌である。

か・夏「「うっわぁぁ~~」」
か「今時、お尻ペンペンてどうよ?」
夏「優美って、妙な所で、古風というか・・・。」

クスクスと笑い、3人で会話を続ける

 実は遅刻魔の桜、いつも迎えに行く慣れている鈴
そして10分以上前には来ている優美である
10分以上前に来るのは、自分がそうしたいから
桜達が多少遅刻するのは、結果であって優美は気にしない
鈴が居るから、桜の遅刻は数分であるし
すでに時間ギリギリになると、鈴から連絡はあったのだ
そんな時、時間ギリギリで駐車場に入ってくる車がある
優美達の前で止まり、2人の少女が降りてくる

「セェ~~フゥゥ~~~」

桜色の髪の毛を揺らしながら
右手でピースサインをしながら降りてくるのは桜である。

「ミカさん、送ってくれてありがと~
 桜、時間ないから荷物さっさと降ろして」と

 鈴は、運転手の寝起きデスカ!?とも言えるラフな姿の女性に
お礼を言い、桜をせかす。

「りぃぃ~~~~~~ん」

 かんなは、鈴の名前を呼びながら、鈴を抱き上げ、くるくると回転する
かんなのポニーテールも、遠心力で、くるくるとなびく

か「いつ見ても、りんは、ちっちゃくて、かわいいねぇぇ~~」

鈴「ちっちゃいていうなぁぁぁああああああ」

鈴がもがきながら叫ぶ

 いつもの光景であるので気にせず桜は自分の荷物をおろす
優美は呆れ顔で鈴の荷物をおろしていく
いつもの用に騒いでいると、2-Bの、マスコットである鈴の周りには
仲のいい同級生が集まってきて大騒ぎになってくる
合宿と言う事もあり、皆が何時もより、テンション高めな為だろう。

「はーい、全員集合!」

 引率の、江田先生の軽い声で、あわてて移動する学生達
30歳前半で顔は怖そうであるが
適当主義を通している、先生らしからぬ先生である
鈴達2-Bの担任で、なぜか2年の学年主任でもある
その軽い性格から一部の学生には絶大の人気を誇っている先生だった。

 扇状に集まった学生達を座らせ、江田先生は、話し出す

「全員いるかぁ~?いない者いるか~?
 よし!いないな、え~と今回の課外合宿は・・・・まぁみんな楽しめや
 で、バスは1号車が1年と生徒会と風紀の奴らと先生
 2号車が2年と、、俺かな
 おわり、それじゃぁ乗車解散」

適当である、それがゆえ、生徒には笑顔がこぼる、人気があるはずである

「え・・江田先生!!」

 スラッとした、ロングスカートにジャケットを着た女性が止めにはいる
すでに、ジャージ姿の、江田先生とは対照的である
止めに入ったのは、3-Aの担任と生徒会顧問の綾部みどり先生である
通称【みどりちゃん】25歳

み「適当すぎます」
江「そう?」

 楽しそうに返事をする、江田先生、これも毎回の行われるコントである

みどり先生は、ため息をついて
「説明し直します」

そして生徒達は、みどり先生に注目する

・・・・・・・・・・

「せ・・生徒会長 柊さん おねがいします」

人見知りの、みどり先生、1・2年の生徒に見つめられ顔を真っ赤にする
そして江田先生の後ろに隠れるように移動するのだった。


「生徒会長の、柊朱莉です
 本日は毎年恒例の生徒会主催の二泊三日課外合宿・・・・・・」

 朱莉は、丁寧に説明していく
さすが生徒会長であった
説明は終わり、解散させバスに乗り込む用に指示を出す

各自立ち上がり、荷物をもって移動を始めるが・・・
朱莉の視界に・・・ある存在が入る

「ちょっとまって」

全員が立ち止まり、朱莉に振り向く



「今日は、生徒会主催の合宿で
 学園行事ではないですが
 小学生の妹(兄弟)を連れてきたの誰ですか?
 中等部の合宿に、小学生連れて来てはダメですよ」

 それは、自己申告、身長130cmの少女に視線を向けた朱莉の言葉だった。


 
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