アンタッチャブル・ツインズ ~転生したら双子の妹に魔力もってかれた~

歩楽 (ホラ)

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中等部・合宿編

26話 レイ・マーティン

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 本来、ダークエルフにとって
人間は、言葉が話せるだけの下等動物である
知恵や、魔力は、エルフ族に、遠く及ばす
力や、技術は、ドワーフに、遠く及ばない
寿命は、長くても100年いかないだろう、だからこそ、数だけは多いい
あちらの世界では、知的生物の大半が、人間であった
フォーは、所詮、数が多いいだけの下等動物だと、思っていた。

 そんな人間に自己紹介を、するなど・・・・
だけど、目の前にいるのは
天才と呼ばれた自分すら凌駕する、魔力を持つ者たちがいる
それに、我が主シオンが、友と言ったのだ
主シオンの、傍に居ることを誓ったのだから
それなりの礼儀を持って接しないと、いけないだろうと想い

フォーは、軽く息を吐き

 威厳の有る態度で、自己紹介をはじめたのだったが・・・
1人掛の、ソファーに足を組み
ソファーの肘置きに左肘を付き、ふかぶかと腰を据えている
完全なる、上から目線である
しょせん、ダークエルフ
人間(紫音)を主とはしたが、早々性格が変わるはずがない
実際、人間もそんなもんである。

が・・・・・・

 見た目は、ダブダブのジャージの上下
髪をシオンがタオルで乾かしている
そんな姿に、威厳も、上から目線も有りはしなかった。



「我は、フォー・フレイア、でありんす
 知らぬ輩に異世界から召喚され
 このシオンに助けられ
 今は、主シオンに忠誠を誓い仕える身でありんす
 後、見ての通りダークエルフでありんすが・・・
 それにしても、我を見ても驚かないのでありんすな
 我が召喚された時は
 召喚士達は、皆驚いておったのだが
 あ奴らは、この世界には、人間しか居ないと言っておったが?
 お主らの、魔力はどういう事じゃ?
 魔素量もさる事ながら、その魂
 そちらの、おなごは、人間じゃなかろうし」

 ちらっと、リルと俺を見て、すこし、イラつきながら

「少しは大きい魔力があろう?ちんちくりん
 これでは、我が主シオンがまるで、この中で1番下ではないか!」

 ソファーに、もたれていた、レンが、興味を持ったのだろう、前のめりになって

蓮「ほぅ、それが、わかるのか?」

フ「わかりやんす
 これでも純血種のダークエルフじゃ
 オーラと、魂、周りの精霊を見れば
 ある程度の強さは、わかるでありんす」

蓮「ほほぅ・・・・・
 なら、ちゃんと自己紹介するかな
 この世界では、蓮・B・ティオーノと言う、レンでいい
 そして、俺も訳合って異世界からの転生者だ。
 昔は、向こうの世界、そうと言っても、世界に名前がないからな
 最大都市で言えば、プローミスヘイムが有った世界
 そっちでは、

 俺は【レイ・マーティン】と言う名だった

 こっちは、その時の俺の部下の1人、ミカだ
 もう1人いるが、2人とも、同じ世界からの出身だ!
 こいつらは、色々あって今は、仮初 (かりそめ)の肉体なんだよ」

 俺は、ビックリして立ち上がろうとする
フォーの肩を抑えながら髪を乾かす 
そして、フォーが話し出す

フ「そ・・・そうでありんすか
 我も、プローミスヘイムがあった世界にいたでありんす
 それに・・レイ・マーティンとな?
 聞いたことがあるような、ないような?」

蓮「どこにでも、ある名前だしな、きのせいだろう」

 考え込むフォーに、意味深な笑い込めながら、答える蓮
それを聞いて、フォーの髪を丁寧にタオルで拭きながら、紫音が問う

紫「フォーその世界の年号覚えているか?」

フ「確か、魔導歴で4269か70年あたりでありんすか?
 我の村は、スヴァルト山の北の村、ダークエルフの女世帯の隠里でな
 世界の物事とは、あまり関わってないでありんすし・・・
 我は・・・家に篭もりっきりじゃったので・・・
 正確な、年号や・・月日はちとな・・・。」

紫「そうか・・70年か、レンが、71年くらいだったか?」

蓮「ああ、確か72年の冬だった
 後は世界軸か、、目印はなんだ?」

紫「村に籠ってたなら
 世界情勢はきついか
 勇者か?魔王とかは?どうだ?
 フォーお前の世界で、魔王は何人いた?」

フ「魔王でありんすか?
 確か10人だったと思うのじゃが?それが?」

紫「10人?レン、どう思う」

「10人か・・・・・
 俺の世界では、最大で8人だな
 たぶん違う世界軸だろう
 それと
 もしかして、フォーは、スヴァルト山の北の森
 闇の魔術師フレイアの一族じゃないのか?」

紫「なんだと!」

 フォーの頭をタオルで乾かしていた手が止まる

 俺は、前回生きていた世界で
ある呪いか、闇魔法を解いて貰う為
闇魔法に特化した、ダークエルフの集落をずっと探して居たのだが
最後まで見つからなかったのだ。

フ「我を知っておるのか?
 シオンも、あちらの世界の人間か?」

紫「あ・・・・
 あぁ・・・・・
 漆黒のフレイア、ダークエルフ
 最強の闇魔法の使い手だと噂で聞いていたんだ
 それと、俺も転生して、こちらに来た
 多分、蓮と同じ世界軸だ」


フ「そうでありんすか
 シオンもあちらに、居 (お)ったのか・・・・・・
 それは、逢って見たかったでありんすな
 まぁ、闇魔術は得意でありんす
 まぁ小さい時から天才と歌われてはいたが
 世界にそんな噂が流れてたでありんすか
 それと、違う世界軸?
 同じプローミスヘイムじゃないのかえ?
 どういうことじゃ?説明しなさんせ」

紫「ん・・・・・並行世界と言うのは分かるか?」

フ「同じ世界であって、絶対に交わらない違う世界かえ?」

紫「そんなもんだ
 あの世界には、数え切れない程の、並行世界があるわけだ
 俺達の居た世界と、フォーが居た世界は
 並行世界であって、違う世界なんだよ
 もし同じ世界で時間軸が同じなら
 戻してやれると思ったんだが」

フ「もどる?もどれるのか?」

紫「俺達の居た、プローミスヘイムの世界ならな
 フォーの居た、プローミスヘイムには無理だ
 まぁその辺は、ゆっくり考えろ、あとは、リル自己紹介」

 リルは空中で・・・嫌そうな顔をするが・・・
ッチ! と・・軽く舌打ちしながら会釈をし

リ「リトル・L・アンシャン・・・
 愛称は、リル
 あと、そちらのミカと同じで人型にもなれますし
 シオン様の1番の信用のおける存在
 シオン様の妻は私でございます
 そちらのモブが何時の間にか
 シオン様の下僕になったとは聞き捨てなりませんが
 下僕は下僕、モブは今回限りの登場でしょうし
 さっさと消えてしまいなさい。」

フ「あらあら、妻とは
 面白くもない冗談でありんすね
 所詮は、ちんちくりんではありやせんか
 我は主シオンの妻は我でありんすから
 ちんちくりんは、お暇をあげてもよろしくてよ」

 リルと、フォーが、にらみ合い、女同士の火花をちらす
そんな2人をみて笑いながらミカが油に火をそそぐ

ミ「もてる変態は辛いねぇーーーで、どっちが正妻?愛人?」

「ミカお前なんちゅうことを・・・
 (だいたい正妻は【くるみ】しかいないだろ!!)」

ミカの正妻・愛人という言葉に、リルとフォーの言い合いは熱を帯びていく

紫「2人共それくらいで」

リ「シオン様うるさい」

フ「しずかにしてくんなまし」

 唖然とする俺を見て
 蓮とミカが、クスクスとわらう、そして蓮が言う

蓮「さぁどうするシオン?」

紫「くそ、、、リル・フォー、それ以上争うなら約束は無しだ!」

リ「・・・・・・・・・・」
フ「・・・・・・・・・・」

蓮「おおーーで、約束ってなんだ?」

紫「い・・・・言えない・・・・」

言い争いは、やっと止まったが
蓮が問うてくる・・・うざい!!


 
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