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中等部・合宿編
27話 ひょっとこ、かっこよくね?
しおりを挟むリルとファーの
言い争いは、やっと止まったが
蓮が問うてくる・・・うざい!!
ため息がでるが
フォーの髪にドライヤーをかけるながら
紫「フォーあまり時間が無いが、他に聞きたいことないか?」
フ「主シオンに失礼かもしれやせんが
そちらの、お二方の、強さは計り知れないでありんす
まぁ、ちんちくりんは置いといて
主シオンは、その・・・
お二方と比べるとじゃな、多少、いや、ほんの少し・・・
いや、魔力が全てじゃ無いと思うのでありんすが・・・
我に解らぬ何かが、ありやんすか?」
申し訳なさそうに聞いてくる
なら、これは秘密だが
そこまで言うなら、教えてやろう!!
紫「ん? なんも無い!
比べるも無く、天と地ほどの差があるだろう
エルフの目なら見て分かるだろう!
俺は魔力も普通の人間以下
スライムより劣る!
精霊も俺の周りには寄り付かない
無能と呼ぶに相応しい【変態】だ!!!
無い物は無い! もう諦めた!」
フ「そ・・・・そうなんじゃが、それでも何か?ないのかえ?」
紫「まぁ、あるとしたら、生まれついてのスキルが、あるけど・・・・・」
フ「流石は、主シオン
いったいどんなのかえ?我の主なら
指先1つで1つの都市くらい吹き飛ばすくらいのスキルはあるはずでありんすか?」
紫「期待でかいなー、フォーそこの、コップ見ていろ」
そう言って、コップに右手をかざすと
中身はすでに飲み干され、空になったコップが、カタカタと揺れだす
それを、マジマジと見ていたフォーが
フ「なんぞや?」
ふん! 胸を張って言ってやろう!
「スキルだが?
それも物を揺らせるスキルだ!
どうだショボイだろ
ヒャッハッハッハッハ」
核となるスキルは、波 (なみ)であるが
それは、俺だけの秘密であり
蓮もリルも知らないことである
蓮「前より、威力おちたか?」
紫「コップが重いんだって、全力出せば、もうちょいいけるぜ!」
蓮「花瓶でやるか?」
紫「ふ・・・・無理!」
蓮と、そんなやり取りをやっていると
言葉を失った、フォーが振り向いて俺を見つめてくる
そんな、蛆虫を見るような目で見るなよ!
てれるじゃんかぁぁぁ~~
紫「おう、呆れたか?
なら俺を見捨てていいぞ?
この中で1番下じゃなく
この世界でもかなり弱い部類だぞ
俺なんの力もないからな
大体、リルや、蓮が居なかったら、俺なんも出来んしな
アレだったら、蓮の下についてもいいぞ
さっきも言ったがゆっくり考えろ」
フォーの目が俺をぬ睨む様に厳しくなり
フ「我が主と認めたのは、お主じゃ
シオンに力が無かろうが有ろうが我の主は、シオンだけでありんす」
そぉ言うとぷいっと前を向く
蓮「俺も、シオンに惚れた女なんぞいらねえよ」
フ「レンに言われなくても
レンの下につく気はないでありんやす!」
その言葉に反応したのは、ミカだった
言葉を聞くなり、立ち上がり闘気を纏う
それを、レンは制止するが
ナゼ!制止する! と言わんばかりの、リル
俺はそんな姿を見、フォーの頭を「ポン」と叩き
紫「フォーここ居る全員の前世合わせての年齢わかるか?」
フ「年齢?であるか、お主達は、転生して来たのじゃろ?
前世が人間なら、合わせても、100年経ってないのじゃありんすか?
ちんちくりんの年齢は検討がつかないでありやんすが?それが?」
紫「さっきフォー200歳って言ってたよな?」
フ「うぬ、たしか、212歳?じゃったか?」
紫「そうか・・・・
蓮とミカは1000年は超えてるし
リルは覚えてないらしいがそれでも最低でも500年か?
だから、フォーこの中では、お前はまだまだ、おこちゃまだ
ま俺は、こいつらと比べると生まれたての、ヒヨコみたいなものだけれどな
俺やリルはいいが、お前は、レンとミカには敬意を示せ」
フォーは・・・苦虫を噛んだかの様な顔に・・・
たかが人間に敬意を示せと言われても・・・と
だが、主が言うなら。。。。と
フ「失礼いたしもうした
姿からつい、そこいらの人間と同じ扱いになっており
先にシオンから言われたのじゃが
どうも我の覚えてた異世界語は変らしくてな
言葉使いは勘弁してほしいでありんすね
レン様とミカ様でよろしいかえ?」
それが、イヤイヤ言わされている事など
誰が見ても、聞いても分かると言うものだが
蓮は、そんなフォーの姿さえ
変態と比べると、まだまだ可愛いものだと
蓮「いきなり、ミカがすまんな
これは俺への忠誠心の現れと思って許してくれ
さっきレンで良いって言ったしな
だけどミカの手前、さん付けにしてくれ
ミカ事態は呼び捨てでいい
リルも呼び捨てにしてるし、そのほうが、仲良くなるだろし
ミカは自分の事は気にしないからな。」
フ「ありがとうございます
今後共よろしくお願いいたしまする
それにしても、ちんちくりんすら500年以上・・・・・・」
紫「他はないか?」
フォーはすこし振り向き紫音の顔をみる
紫音は優しく笑い首を傾げる
フォーは紫音が、数年で死ぬといっていた事も聞きたいが
それは今聞くことではないと判断する
フ「まだ、ありんすが
後でゆっくりと、主シオンに聞くでありんす
2人で時間のゆくまま気のゆくまま、語らい合うでありんす」
リ「そんな事させません、質問なら私が答えます」
フ「ちんちくりんに、何が答えれましょうに」
リ「しょせん、モブ
今回の事が終われば、あちらの世界に強制転送してあげましてよ」
フ「ちんちくりんが、力を持つ妖精でも
そんな力有る訳がありやせん
背伸びしても、1ミリも大きくなれませんでありんすよ」
リ「そこまで、言うのでしたら
今ここで強制転送してあげてもよいのですよ
名前すら覚える必要のない
明日には皆の記憶から消しさられる、モブなお人」
パンパンパン
フォーの髪を乾かし終えた、シオンは手を叩き、2人を止める
紫「はい!そこまで、仲が良いのもいいが、そろそろ時間だ」
リ「シオン様! 冗談は顔だけにしてください」
フ「よくないでありんす」
声が被る
「イキぴったりだな!2人とも」
リルは、フォーを1回睨みつけると
リ「それでは準備をしてきます
シオン様の上着と仮面も持ってきます」
背を向けたまま、そう言ってふわふわと
この家にある紫音の部屋に飛んでいく
フォーは、シオンが乾かしてくれた自分の髪を両手で触り
嬉しそうにするのだった。
俺はフォーの頭を軽く撫でると
紫「さあ俺たちも準備するか
ミカ悪いが、フォーに似合う服貸してくれないか」
ミ「ほほい、美人さんだから、ティアの服が似合いそうだね
でもとりあえず戦闘服がいいかな?
どうせ、フォーちゃんも行くんでしょ
こっち来て着替えるよ」
そう言ってフォーをミカの部屋に連れて行く
フォーの後ろ姿を見送りながら・・・
はぁ・・・・リルとフォー・・・
何故あの2人は、反りが合わないんだろうか・・・
2人が少しでも仲良くなってくれれば、と
思いながらため息を吐く
リビングに残ってるのは、俺と蓮だけである
蓮は右手の人差し指で、黒い仮面を、くるくる回しながら
蓮「俺は何時でもいけるぞ」
紫「悪いな色々時間くって」
蓮「面白かったからいいさな
新しい仲間できたな、それもあのフレイア一族か、よかったな、で」
レンはシオンの方に身を乗りだし、小声で
蓮「どこまで、やったんだ?ミカより胸でかいんじゃないか?」
紫「内緒!」
そして二人で、大笑いする
蓮の仮面をみて、考える
紫「フォーも行くなら、仮面何にするかな・・・」
蓮「シオン、お前の仮面のセンスはどうにかならないのか?」
紫「え?ひょっとこカッコよくない?
おかめは、リルのだしな、般若にするか!」
蓮「般若って、マジでセンスねぇな!」
紫「そんなに褒めるなら般若だ
リルーーー般若面もってきてーーー」
リ「はーーーいぃ」
そんな話をしていると
レザーパンツ、レザージャケットー姿の、ミカとフォーが着替えて出てきた
そしてミカは、ソファーに座っている、レンに抱きつき
ミ「負けたぁぁーーーー、胸もウエストもーーー」
蓮「やっぱりか!」
ミ「やっぱりって言った!!!!」
そう言って、レンのお腹に頭を押し付けるミカ、まるで子供である
紫「フォー似合ってるな、かっこいいぞ」
フ「そうでありんすか?
かっこいいでありんすか」
始めてする服装に自分の服を眺めている
そんなフォーに、リルが持ってきた、般若のお面をみせる
紫「これどう思う?」
フ「角?オーガ?でありんすか?」
紫「そうくるかぁー」
蓮が大笑いしてやがる!!
いや。。。まて
フォーに、般若面を突きつけ!
紫「かっこよくね? かっこよくない?」
フ「我には、よくわからんが・・・」
リ「シオン様、私はコレが、おすすめです」
そう言って、リルは夜店で売っているような
かわいい【ブタのお面】をだしてきた
いつの間に、そんな、お面をとか思いながら
紫「それなら、いっそ能面の方がよくね?」
蓮「おいおい、言っただろ?センス悪いぞシオン」
紫「マジでぇーーーー
後は、天狗・キツネ・タヌキ・ジェイソン・鬼・キャラクター物か」
リルが、言われた通りの仮面を机に並べていくと、フォーが1つの仮面に興味をしめす
「これの黒色ってありますかえ?」
そして、フォーの仮面も決まり、レンが最後の確認をする
蓮「フォー念話と意思加速はできるか?」
フ「できるでありんす」
蓮「向こう行って、戦闘始まったら
基本的に、念話で意思加速は100倍まで
向こうに着きしだい、ミカは離脱後、広範囲監視、連絡網と監視潰せ
リルも離脱だ、親玉を逃げないように監視
俺とシオンで殲滅
今回は、逃げる敵は見逃せ、歯向かう奴は殺せ
フォーはとりあえず、変態に付いて行け
あと憶測だが
たぶん、面白い物が出てくるだろう
それじゃあ行くか
俺のかわいい桜を襲ったんだ
その報いは命を賭けて償ってもらう」
フ「すまぬ・・・我も手貸しておったんじゃが」
蓮「ん? かまわん
ただ、俺に歯向かうなら、この場で殺してやる・・と言いたいが
俺も、変態を敵に回すほど、脳筋じゃないからな・・」
蓮の視界の中で、リルが、そのモブを殺してしまえと・・・
蓮に訴えかけるが・・・
蓮はそれを笑いながら、リルに命令する
「いくぞ、リル転送だ!」
淡い光が全員を包み、その場から消えていくのだった。
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