アンタッチャブル・ツインズ ~転生したら双子の妹に魔力もってかれた~

歩楽 (ホラ)

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中等部・合宿編

31話 魂の姿

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 1人だけ、事の起こりを、理解できてない人物がいた
フォーである
この、フォー数日前に、この世界に来たばかりなのだ
元の世界には、拳銃という物がないのだ
飛び道具とは、弓やボウガンなのだ
それは、距離さえあれば、目で追える程度の物なのである
魔法、魔術でも、火の玉や、氷の塊を飛ばすことが有るが
光や雷でなければ、それ自体も目で追えるのだ。

 ミカが狙撃手を無力化し狙撃も終わって
フォーは歩きながら紫音に簡単に説明してもらう
ライフル、初速で音速を超える
初速で言えば秒速1キロ以上の速さで、小さな鉄の玉を飛ばす道具
それを、数百メートル先から、ずっと狙撃されていて
今まで魔法刻印付き木刀で、全て粉砕していたのだと。

 ライフルと言うのは、まだ理解は出来ないが
さっきから、払い除けていた、小さな粉は
意識加速しないと見えない様な早い速さで飛んでくる
鉄の玉を粉砕して出た粉だと言うことは解った
森での戦いで、魔法を粉砕していた、この男シオンならやりかねないと・・。

 拳銃・・・ライフル・・・
この世界には知らない物がおおすぎる
1人1人の能力や魔力は、あの世界と比べると
それこそ人間の子供みたいなものなのだ
それが、科学魔法というもので、飛躍的に強くなっているのだ
これを、私が使えれる用になれば・・・・・・・
まずは、知識だ、知識を・・・・・

「くるぞ、ぼけっとするな!自分の身位、自分で守れ」

フォーは、蓮の言葉に、現実に戻される。

 倉庫入口で、隠れながら拳銃を撃ってる奴らに向かって走り出すレン!
蓮に当たるだろう、弾丸を、魔法刻印付き木刀で全て粉砕しながらである
意思加速で意識を数十倍まで加速させた、蓮には簡単な事であった。

 倉庫入口は、4トントラックが出入りできる程大きさである
シャッターは今は下から2m程まで閉められていた
そこに飛び込んできた、体格のいい男は、木刀を振り回し
1人・1人と戦闘不能にしていくその右手には
段々と力がこもっていく
すでに、倉庫内のメンバーは10数人が、意識不明、戦闘離脱状態である
魔法刻印つき木刀を右手で上から下へと振り下ろし
すこし苛立った声で

「こんな、ものか?もっと強い奴はいないのか?」

 此処に居た戦闘員は
蓮の予想を遥かに下回る、弱さである
それでも、映像で見ていた、シオンと戦った男
速見だったか奴ほどとは行かないまでも
それに近い実力の持ち主さえ、まだ現れない
倒した全員が、蓮の初撃すら躱せてないのだから
苛立ちもしてくるというものである。

 レンの後で、歩いてきた
紫音とフォー、その姿を見ていたフォーが

「レン殿?強い相手が所望かえ?」
「あぁ、こいつら手応え無さ過ぎる」

 すこし苛立ちながら答える、レン
それを確認し、フォーが黒い瞳を閉じ
その艶のある唇で、異世界の言葉を使い詠唱を始める

《我はフレイア血族その血に命ずる
 全てを見透かす瞳となれ、Blood eye of Freya》

 そして目を開けると
黒いキツネ面の下に小さく赤く光る瞳があらわれる
フォーは、シオンと、レンを1度視界にいれ
倉庫全体を眺めて腕をあげ2つの場所を指差した。

「魂の強さでありんすなら、右手奥に1人おいではる
 又、魔力、エネルギーの大きさなら
 中央左に3つ、大型の魔物のようでありんすね。」

 それを聞いた、蓮は、ニヤリと笑い、木刀を肩に担ぎなおすと。

蓮「なら俺は、魔物もらうぞ」

紫「なら、右いくか
 フォーその魔法見たことないな、なんだ?それ?」

フ「血族魔法でありんす
 フレイアの血に刻まれた魔法で血によって
 受け継がれる魔法でありんすよ
 普段でも、魂や精霊は見えるでありんすが
 それの上位魔法みたいな物でありんす」

紫「そうか、誰でも使える魔法じゃないのか」

 そういい紫音は
好奇心の赴くまま、フォーの仮面の奥の赤き瞳を覗き込む
それは普段の黒目より、少し小さく
真紅のルビーの様な輝きをもった瞳
心を引き込まれる、透き通った瞳であった。


 この魔法は、見えるもの視点を
物質界から精霊界、精神界にする事で
物質は薄い半透明になり
物質に遮られる事なく数十メートル先まで見渡せ
そして、精霊や魂の、形、強さがよくわかるのだ
その代わり、肉体が見えにくい為
人物の判断が困難になるという弊害もある
シオン・レンの魂を再確認する為
先に二人を視界にいれていたフォーだった。

 レン、隠してはいるが
この瞳で見える、本来の魔力その大きさ、エネルギー量、共に計り知れない
いうならば、人(エルフ)の身を超える、勇者、魔王に近し存在
周りには雷系統の精霊が多く集まる
精霊に好かれている事がすぐに分かろう魂であった。

 シオン・・・隠すまでもなく
その内積する魔力は、微量・・・それなのに
何者にも揺るがない研ぎ澄まさてた魂
そして、何かに巻き込まれたくないように精霊達は近づこうとしない
初めて見る、異質・異常・想像外の魂であった。

 それを確認した、フォーは
もう一度瞳を閉じ魔法を切り、ゆっくり瞳をあける
そして、ビックリして、1歩後ずさる
自分の顔の前に、主シオンの顔があったのだ

「な、なんどすか?」
「いや、綺麗な瞳だなと」

 不意の一言、背筋から頭の先に血が上り
一瞬にして体温が2度ほど上がる感覚
血が上りすぎて、顔から火が吹きそうで
このままシオンの胸に顔をうずめ・・・

「侵入者諸君
 お前たちはすでに袋の鼠だ
 今投降するなら命だけは助けてやろう」

 倉庫内奥のスピーカーから流れる声
そこに目をやると倉庫奥、2階部屋の窓から人影がちらつく
倉庫入口の3人を見下すように
窓辺でスピーカーのマイクを持ち話しかけてくる姿が見て取れた。

 ただ、フォーは・・・
(今、いいとこだったのに・・・。)と
フォーは仮面の下で眉間にシワを寄せ見上げる。

「臼井を殺したそうだな
 速見から話は聞いた、奴は下っ端だ、俺達は奴の倍は強いぞ」

 その言葉に苛立ちを顕 (あらわ)にするは、蓮である。

「ザコが!お前らこそ、アイツ等を襲った報いはうけてもらう」

 腹の底からでた、ドスの聞いた大きな声が、倉庫全体に響き渡る
そして、一瞬の静寂が流れようとしたとき。

『ミカ、横に飛べ!』

 意思加速、そして念話にて、紫音が、ミカに命令した!
ミカは、姿を消した状態で倉庫前の20メートル程上空で、待機していた
警戒はしていたが倉庫内の会話に気を取られていたのだ
ミカは、シオンの命令に何の疑いもなく
真横15mの場所に、空間移動する。

 そして、紫音の声で
ミカ・レン・フォーは、突如出現した、大きな魔力の放出に気が付く

 赤と青の魔力の塊が
お互いを巻き込む用に螺旋状に渦を巻き回転しながら
ミカの居た場所を通り過ぎ、星空に消えていった
もし直撃すれば、ミカの仮初の肉体は消滅していただろう。

 それは倉庫奥2階にいた、高津からも魔法の攻撃が見えていた
高津は絶句する、自分の部下にそんな魔法を使える人間はいない
なら、ある組織からの客分2人の内、どちらかだろう
1人は、風貌から魔法使いでは無い
そいつのテンガロハットは下の倉庫に確認できる
もう1人は、未だ姿を見せてない、すでに居無い者と認識していた
だが、その者だとすれば
その客分の実力とは、想像を絶するものかも知れない
そんな、人物のいる組織とは・・・・・と。

 ミカが魔法が放たれた場所
海上に浮遊する人影を見据える
その人影は、大きめのテンガロハット、デニムのミニスカート
茶系の革の胸当てと、ウエスタンブーツ
見た目カーボーイスタイルの髪の長い女性である
ミカは久々の戦いの予感に

ミ『レン様、こいつは僕のだから、とらないでよ』

蓮『あぁ、だが、そいつは、お前より格上だぞ
 死ぬことは許さん、死ぬ前に逃げろよ』

ミ『オッケー、この体で戦闘限界ためしてみたかったから、丁度いいや』

蓮『俺は魔物退治としゃれこむか!』

そう言って、蓮は、もう一度フォーに魔物の位置を確認し
倉庫中央の通路を1人歩く。

 倉庫の外では
空中で、ミカと、肌の露出の多いい、カーボーイスタイルの女性が対峙するが
自分の相手でなはいその存在など気にもとめず紫音は

紫「さて俺達も行くか」

フ「わかったで、ありんす。」

 紫音は倉庫の右にある細い通路に足を向け進んでいく
その後を、追いかけるように着いていくフォーだった。


 紫音は、リルから報告を受ける
十士族の1人、九重家長女らしき人物が拉致され、閉じ込められていると
今は手出し無用、その場で待機、危険なら、リルの判断で保護しろと伝える。

 また、フォーに、レンの行動から目を離すなと伝える
魔法の形跡が見えるフォーに
蓮が、どんな魔法を使っているか確認するためである。

 紫音と、蓮、お互い付き合いは長いものの
手の内は二人共隠しているのは事実である
現状の、レンの強さも確認する為にも、必要なことであった。

 リルと、フォーは自分のする事を確認し

紫音と、蓮は、自分の相手を探し足を進める

ミカは、対峙した敵と戦闘を開始する

今まさに、本当の倉庫格闘戦の始まりであった。


 
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