アンタッチャブル・ツインズ ~転生したら双子の妹に魔力もってかれた~

歩楽 (ホラ)

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中等部・合宿編

32話 倉庫格闘戦 レン vs 鷲尾 

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 1人、倉庫内の中央の通路を進む蓮。

 背中に日本刀を背負い
首を左に傾げ、右手に持つ木刀で右肩を叩き、首筋をほぐしている
ミカを襲った人物を思い出す。

「さっきの、ミカを攻撃した奴、多分、、あいつだろうな
 向こうの世界と同じような容姿だから、召喚されたか?
 でも、あのカッコは、無いよなぁ
 千年前の遊牧民かって!
 今のミカでは、勝てんだろう
 さて、どうするか・・・
 まぁ殺される事は無いだろう
 もしもhがあっても、リルが居るし
 なる様にしかなぁ・・・・」

 ぶつぶつと、念話でもなく、ただの独り言を呟く
すでに、視界には10人程の男達が待ち構えていたが
気にもせず、近づいていくが
狙撃して来ないことから、何らかの意図があるのだろうと予測し
10メートルほど手前で、足を止めた蓮。

「俺様は寛大だ!
 どこかの、ちんちくりんと違って、モブにも優しい
 だからこそ、話を聞いてやろう
 言いたい事があるなら、言ってみろ」

『私は、ちんちくりんじゃありません!』

念話で、リルの少し怒ったような声が聞こえるが、無視である。

 奥で偉そうにしている体格のいい男が数歩進み
腰に左手を添え胸を張り、上から目線で話し出した

「ザコに名告るつもりは無かったが
 その度胸に免じて、名乗ってやろう!
 俺の名前は【鷲尾、護衛チーム、ホワイトイーグルの隊長だ
 知ってるか知らないか分からんが
 お前らの仲間のロングコートの男が倒した、速見と同じ組織だ
 まぁ仇討ちという訳じゃない
 ただ単に、お前らを潰して
 速見の悔しがる顔が見たいだけだがな
 しょせん四条の所の暗部か何かだろう
 部下の実践経験がてら、相手してやろう」

 右手で、大げさにデスチャーしながら、話す鷲尾
その間に、レンは確認していた
この鷲尾と言う人物の前に6人の男が待ち構える
装備品、重心の置き方を見て前衛、魔法格闘、軍隊あがりか?
鷲尾の後ろに控えてる3人は、中・後衛、魔法士だろう・・・

だが!

 フォーがいってた魂の強さに引っかかりもしない奴らなら
相手するだけ無駄なのだろう
それでも、多少は楽しめるか?

蓮「先に言っておくが
 四条家とは何の関係もない! が
 それはどうでもいい!
 お前らに裂く時間は無い、御託はいい! さっさとかかってこい」

「関係ない?捕まえてからじっくり拷問でもするか、涼吾行け」

 前にいた短髪の男が、レンの前に立つ
右手に拳銃、左手にナイフと言うオーソドックスなスタイル

蓮「?、どういうことだ?1人?」

鷲「ザコ相手、部下の1人で十分だろ?」

 呆れる、レンに、当たり前だと、自慢家にいう鷲尾
レンは左手で頭をかきながら、ちらっと、木刀に視線をむける
その魔法刻印付き木刀はすでに数十発の弾丸を粉砕し
その衝撃は蓄積されていて
すでに木刀の刀身はボロボロである
人間を攻撃する時は殺さないように
木刀の背で殴ってはいるが、そろそろ限界であった
そして、木刀を左から右に横に振り右下に構える

蓮「はぁ・・・オイ!
 前にいる6人構えろ、いくぞ」

 レンは、左上半身を前かがみに倒し
一気に加速し目の前にいる、涼吾と呼ばれた男に襲いかかる
右下に構えた木刀を涼吾の身体めがけて打ち上げた。

 すでに、構えていた涼吾はその木刀を逆手に構えていた、ナイフで弾くが
その衝撃で体ごと後ろに持って行かれた
いや、構えていた所に木刀が飛んできたと言うのが正しいだろう
もし構えいなかったら、その初撃で沈んでいただのろう

それを見ていた前衛5人と
攻撃をうけた、涼吾は、やっと本気になる
各自、自分のデバイスを順次起動させる
それは、魔法格闘の基本的な行動でもある
身体強化、速度強化、強化の度合いは個人差はあるが
この男達元軍人兵士で約2倍である
それ以上は、体がもたないのである

そして前に3人、後ろに3人と別れて戦闘態勢を立て直す。

 蓮は、やはり元軍人か、判断が早い
ワザとナイフを狙ったのは、間違いではないな
これなら、少しは楽しめるか? と、更に襲いかかる。

 魔法で身体能力が2倍近く強化された
ホワイトイーグルの6人に対し
レンは魔法等を使用してはいない
唯一、使用しているのは意思加速のみである。


 意思加速による、副産物
肉体加速は出来るものの、これは速度強化ではない。


 この違いは、速度強化とは、常時スピードアップ状態であり
この軍人、又は、鍛えた人間でも、最大でも常時2倍程度が限界だとされている
限界を超えれば、筋肉の繊維がちぎれ、回復には数ヶ月かかるだろう。

 意思加速による、肉体加速とは
意思加速状態での、強靭な精神力を使い
無理やり筋肉の一部を無理やり動かす、瞬間的な筋肉操作の事である
瞬間であるがため、数倍の加速ができる
ちなみに10倍の思考加速ができても、肉体加速は3倍ていどだろう。


 蓮は、右足で地面を蹴り込み
左前方にいる相手向かって攻撃を開始した。

 正面と、左前方にいる男は、ナイフで応戦体制を取り
右前方の男は両手で拳銃を構える
それを確認すると、レンは左脚を支点にして右の男に向けて加速した。

 男は方向をかえ近寄るレンに向けて拳銃を2発打ち込むが
下から打ち上げる木刀に粉砕された
レンは男の拳銃を持つ右腕を木刀を振り下ろし躊躇なく腕の骨を折る。

 残り2人は、すかさず拳銃を構えるが
射線上に仲間が居るため発砲を躊躇う。

 腕の骨を折られた男は後ろに仰け反り、小さく悶絶し
左手に持っていたナイフを手放し、折れた腕を抑え、倒れこもうとしている。

 レンは、その手放したナイフを空中で
すかさず左手で掴み、振り向きざまに投げた。

 それに反応できなかった、左前方に居た男の右脚太腿に突き刺さり
ナイフの勢いで、右脚を後ろに持って行かれた男は前のめりに倒れこもうとしている。

 正面に居た男は、レンが何かを投げた事に反応し首を振り目で追ってしまった
それは仲間の足に刺さりナイフと確認し、レンに向き直すと、すでに姿が無い。

 すでに男の死角に潜り込んでたレンは
男のナイフを持つ左腕を背中で締め上げ
男の右手を取り後ろに控えていた涼吾を含めた3人に男の拳銃を放つ。

 一瞬にして仲間を2人ヤラレ、1人は拘束された
飛び道具は無いと、油断・動揺で反応が遅れる3人
そして、3人とも太腿を打ち抜かれ、その場に膝を付いた。

 蓮は締め上げた男の背中を蹴り横に飛ばす。

そして、6人を一瞥して

「これ以上、向かってくるなら、殺す。」


 その迫力は他者を圧倒するのだった。
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