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中等部・合宿編
36話 海上魔術戦 ミカ vs ユーリ
しおりを挟む紫音の指示で、間一髪で魔法を避けたミカ
その魔法を放ったのが
テンガロンハット、デニムのミニスカートという姿の女性である
その魔法使いは、海上から上空にあがり、ミカと対峙する。
その光景を、見ていたのは
倉庫の屋根で監視をしていた男ただ1人であった
そんな事知る由もない2人ではあったが
その魔法使いは、目の前のミカに手を振り話しかけた
それは、彼女がミカに興味を持ったからだ
そう、この世界の住人に自在に空を飛ぶ人間を彼女は知らない
だからこそ、その突飛した女性を
殺すのはもったいないと
できれば仲間にとも思い・・・。
「すごいね、意識外から撃ったんだけど、よくよけれたね?
私は【ユーリ・イバニーズ】ユーリでいいよ」
ミカは、両手で、Vサインを作り、キメポーズをして名告る
紫音の指示がなかったら、当たってたことは内緒である
「ユーリチャァーン、僕だよ、ミカだよ、ユーリちゃん、ユーリちゃんでしょ?でしょ」
何か、、、懐かしいフレーズ・・・・
「あれ?しってるの?あっち(世界)の人?」
「僕だよ僕、レイ・マーティンの部下の、ミカだよ~」
「え!見た目ちがう?けど、話し方は?あれ?同じ?」
「この体は仮初だから~元の身体は、あっちに置いてきた!」
「ええ!?、おいてきた?
どうやって世界を渡ってきたの詳しく教えて!」
「わかりません!」
自信満々に答えるミカに
すこし目を開き、びっくりするも
「そうだった
ミカはそんな子だよね
ミーティアもコッチ来てるの?」
「きてるよ~~
でも今は、他の用事でいない
レイ様は下の倉庫にいるよ~あ!
今はレン様だけどね~」
「レイ様も来てたのかぁ・・・・・・・
どれが、レイ様?」
ユーリは、倉庫に目を向け、オーラを確認するが
あっちの世界で感じた、レイのオーラが確認できないでいた
「レイ様転生してね、弱くなっちゃったの~呼んでこようか?」
「・・・・いや・・・・・いいや、そうなると、う~ん、どうしようかな」
考える素振りのユーリに、ミカは問いかけた
「なにが?」
「え?あのね
ミカ達を捕まえろって
無理なら殺せって、言われてたのよね」
そして、今まさに!思い出す!
「あ~~~~~さっき、僕を殺そうとしたよね!」
「あ・・・・・・・うん」
「まいっか」
こっちに来ても変わってないな、ミカは
「でもなぁー何もしなかったら、しなかったで、怒られるしねぇ~」
「いい方法あるよ」
「なに?なに?」
「手合わせしない?
こっちきて、この体になって、1年ちょっとなのね
まだこの体で全力戦闘したことないから、手合わせして
でも多分戦闘能力は前の半分以下だから
思いっきり、手を抜いてよね!!」
可愛く頼み込むミカ
ユーリは、ミカのアホさ加減に
やっぱミカはミカだと、すこし嬉しくもあった
元居た世界では
ユーリとミカとミーティアは、同格の扱いを受けていた
それは、ユーリの主人と、ミカ・ミーティアの主人、レイ が同格の人物であり
ユーリ、ミカはその腹心であったが為である
実力は、悪魔であった、ミカとミーティアの方が上だったが
それは、仲のいい3人にとって些細なことであった
それにしても
本当なら秘密にしないと、いけないだろう事を、さらっと言ってしまうミカに
ミーティアがいれば
ミカが何回怒られただろうと考えたら笑えてくる
「のった、適当に遊ぼう」
「ほほ~~い」
何も考えていないミカは
言葉通り自分の体の限界を知りたいだけであったが
ユーリは、この状況での情報収集と
ミカの力が以前の半分以下という、その実力に興味があった
そして、転生してきたという
レイ・マーティンの実力も気になる所でもある。
現状の敵対関係の構図に、レイ・ミカ・ミーティアが加わると
状況によるが、いつか本気で敵対する事があるかもしれない
自分の【主】の為、ここはミカの話に乗ることにしただった。
ちなみに、ミカとユーリの話が噛み合うのは
あちらの世界、並行世界と時間軸が同じか?近いか?
ミカが、アホなのか? そのせいなのかは定かではない。
そうして、海上20メートルでの、立ち話も終わり
2人は互いに距離を取る
そして海上での、空中魔術戦が開始された!
先に攻撃を開始したのは、ミカであった
両腕を前に伸ばし、手のひらを開き、ユーリに向ける
とりあえず30%と制御し、魔弾を両手から連射する。
ミカは、言うならば、前衛よりの中衛である
近距離の戦闘もするが、本領は中距離における、魔術戦闘である。
ユーリは左手を前にかざし
前方に魔術の盾を出現させ、迫り来る魔弾を防ぐが
連射され、そして魔弾は徐々に出力が上がってくるのである
徐々に押され魔術の盾が悲鳴をあげる
ここからは、ユーリとミカの念話である
『ちょ!しょっぱなから、それ?結構強くない?』
『こんなもんじゃない?』
『これならどうよ!』
ユーリはその場を一旦離脱し
海上を沖に向かい飛び立った
そして軽く飛んでいるものの
時速は50キロを超えるだろう速さだ
そして右手を器用に動かし
いくつもの炎の玉を出現させ
ミカに向けて打ち出していく。
ミカは、徐々に出力をあげ
魔弾を打ち出すが、盾に防がれ爆炎をあげていた
爆炎の影から沖に向けて飛び立つ、ユーリを追う用に
ミカもその場を飛び立つ
向かってくる炎の玉を避けるも
遠隔で操作された炎の玉は爆発し
その爆風でミカは、横に吹き飛ばされた
その勢いのまま、円を書くように空を舞いあがり
ユーリを追いスピードを上げ、ミカは本領をだす
『いたいぃ~~~~~』
ミカは両腕を左右に広げ
体の周りに、十数個の魔弾を出現させ
拡散させるように、ユーリに向けて縦横無尽に射ちだしていった
その、1つ1つに意思があるかのように
不規則な線を描きユーリに襲いかかる
ミカが得意技の1つ、中距離による乱撃誘導弾である
要は適当に撃てば誘導弾だから勝手に当たるだろう、と言う技である。
ユーリは襲いかかる誘導弾を追撃しながら
ミカに攻撃を繰り返す
そしてミカは、ユーリの攻撃を誘導弾で迎撃していく
だんだん、手合わせも、力の調整もわすれ、白熱していくのだった。
ユーリとミカは
海上20メートル近くで魔術戦を繰り広げていた
相殺された魔力の塊は、空中で炸裂、爆発し、星空を色とりどりに染める
それは、深夜、静寂をを迎えようとしている夜空に繰り広げられる花火のようであった。
そして高速で移動しながらの
魔術戦闘は海上を、数百メートルに渡り照らし出す。
深夜3時、夜空を染める豪華な彩も
観客は倉庫の上に鎮座する男1人だけ。
左から右に繰り広げられる
ナイアガラの滝を想像させる花火そして
月にむかって空に登っていく
高くまで上がったそれは、いっそう大きく弾けた
それは、海面を這い月に向かい登る龍を彷彿させる光景でもあった
夜空を彩る花火はその激しさをましていく。
すでに、空中戦を開始して10分近く経っていたが
久々の魔術戦で、気分が乗ってくるミカが、調子に乗ってくる
それに引き換え相手をしている、ユーリは手を抜いていると言っても
調子に乗って威力をましてくる、ミカに手を拱 (こまね)いていた
『ミカーそろそろやめないーーー?』
『なんでぇぇーーーーーたのしいさーーーー』
『えーーもうーーつかれないーーー?』
『たのしいねーーーーたのしいねーーー』
戦闘の音で、大声で念話をする二人、そして
大空を駆け巡る空中戦闘は
より激しさを迎えようとしていた。
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